ブログ

校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「青かったっけ?」

 この歳(60歳)になっても世の中には知らないことがたくさんあるものです。「春の交通安全週間」にちなんで、先週信号について書きました。改めて文字にしてみると一つの疑問が沸いてきました。「青信号って緑だよな…」「なんで緑じゃなく青信号なんだろう?」という疑問です。そう思い始めると次から次へとさらなる疑問が襲ってきます。「青汁って緑だよな」とか「青リンゴ」「青葉」など緑色なのに青と呼んでいる物ってどういうことだろうか?

 調べたところ、もともと昭和5年に初めて登場した信号は今と同じ緑色で「緑信号」と言われていたそうです。ただ、古くから我が国には「緑色」という概念が薄く、緑色の物も広義で青と呼んでいた文化があったそうです。そう言われると「青葉」や「青リンゴ」など昔からあるものを「青」といっているのも理解できる気がします。それなら信号が登場した当時に「緑信号」と呼ばれていたにもかかわらず、なぜ「青信号」で定着したかというと、登場したての信号を紹介した新聞記事に「青信号」という昔ながらの言い回しが残ってしまい、それ以来「青信号」が定着したのだろうと言われています。ならばいっそのこと「緑ではなく青にしてしまえば」と思ってしまいます。ごくまれに「緑ではなく青」の信号も存在しているようですが、青い空でも見やすく、また諸外国にも合わせ、青ではなく緑が主流なのだそうです。

校長室のひとりごと「赤は止まれ!黄色は?」

 今日も「春の交通安全運動」にちなんだ話です。当然皆さんは「赤信号」の意味をご存じですよね。そうです「止まれ」です。では「青信号」は?「進め」と答えがちですが、そうではありません。「進むことができる」です。歩行車や他の車を確認した上で進めるようなら進んで良いという意味だそうです。では「黄色信号」はどうでしょう。黄色信号は「止まれ」だと知っていましたか?自動車なら信号手前に「停止線」がありますが、安全に停止線手前で止まれるなら「止まれ」、それが難しいときには「注意して進んで良い」とされています。では「それが難しいとき」とはどんなときなのか、例えば後続車に追突されてしまいそうなとき、急ブレーキをかけなければ止まれそうもないときなどが「それが難しいとき」にあたるそうです。

 ちなみに夜間や早朝に「赤の点滅信号」「黄色の点滅信号」の場所もありますが、この点滅信号についても触れておきます。「黄色の点滅信号」は歩行車や他の交通に注意して進むことができる。で、「赤の点滅」は歩行車は注意して進むことができ、車両は停止線で一旦停止し他の交通に注意して進むことができる、となっています。

黄色は「注意して進め!」ではないんですね。意外とわかっているつもりでも、正確ではないことってあるんですね。気をつけましょう!

校長室のひとりごと「いつも以上に慎重に」

 新年度になり10日、学生であれば進級や進学、我々大人でおれば配属部署の異動や転勤など、この4月は生活様態が変わった人も少なくありません。それを実感するのが毎朝の出勤です。毎朝私は車で通勤していますが、これまで「〇〇分に家を出れば〇〇分頃学校に到着する」と大凡の時間を読むことができましたが、ここ数日は同じ時間に家を出発しても学校到着時間はバラバラです。初心者マークが頻繁に目につくことからも、恐らく新生活になり新たに通勤ルートに加わった人や、通勤ルートが変わった人などの出入りがあることも関係しているかもしれません。

 さて、そんなこともあり今年もこの時期「全国春の交通安全運動」が始まっています。新入生にとっては慣れない登下校、早速自転車通学も始まりました。慣れない人の車での通勤などこれまで以上に交通安全には気をつけたいと改めて感じます。


*保護者の皆さん(特に新1年生)お子さんを車で送る場合、郵便局から突き当たり、左への道路はスクールゾーンのため朝の7時から8時半まで通行できませんのでご注意ください。

校長室のひとりごと「中学校で心がけてほしいこと」

 おとといは、西武台千葉中学校・高等学校の入学式に参列し、昨日は本校の入学式、そして今日はこの後、尾崎小学校の入学式に参列してきます。高校、中学校、小学校と異なる3校の入学式を経験できるのは、教育者として実にためになります。小学1年生から高校1年生までの、いわゆる義務教育の9年間での心身の成長が一目でわかり、改めて「人を育てる」という教職の「責任の重さ」や「働きがい」を実感することができるからです。

 さて、昨日の入学式の式辞の中で新入生に対して、中学校生活で心がけてほしいことを3点話しました。1点目は「決して諦めないこと」、最初から諦めるのではなく、どうしたらできるかを考え知恵を絞り頑張ることで、仮にできなくても自分の中には何かが残る、という話。2点目は「失敗を恐れずチャレンジしよう」、学校は失敗し、その失敗から学ぶ場、何もしないよりチャレンジすることで多くのことを学ぶことができる、という話。そして3点目は「多くの人と関わること」、仲の良い人同士の限られた人間関係だけではなく、たくさんの人と関わることで、自分と違う考え方や価値観などを知ることができ心を耕すことができる。という話です。

 どれだけ新入生の心に届いたかわかりませんが、この3点を意識して中学校生活を充実した3年間にしてほしいと願っています。それでは、小学1年生の初めての学校、かわいい姿を見に行ってきます。

校長室のひとりごと「入学式」

 今日は「入学式」です。3月の卒業式以来、1.2年生(現2.3年生)だけの生活でしたが、今日新たに新入生を迎え、本格的に令和7年度をスタートします。

 本校の創立は昭和22年、全校生徒257名でした。それから年を追うごとに生徒数が増加し、昭和61年度には774名にまで膨れ上がりましたが、平成に入ると今度は徐々に生徒数は減少を続け、昨年度は創立以来最少の245名での学校生活でした。3月に91名の卒業生を送り出し、今日入学してくる新入生は70名、2.3年生と合わせて全校生徒224名と、最少人数を更新します。3年生は3学級、2年生は2学級、新1年生も2学級、特別支援学級2学級と学級数でも創立以来最少での令和7年度のスタートです。

 だからといって生徒数や学級数が少ないことをマイナスだとは思っていません。少ないからこそのフットワークを生かして、この令和7年度の川間中学校は更に発展向上できるように様々な工夫を凝らした本校独自の、本校だからできる教育活動を展開していこうと目論んでいるところです。

 入学式は14:00開式です。今から初々しい新入生との出会いが楽しみです。