学校の様子

学校の様子

校長室より【9月13日】プログラミング1年生!

小学校のプログラミング教育は、2020年から始まりました!文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引き」には、以下のように書かれています!

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 今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生活を便利で豊かなものにしています。

 コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えること が「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくな り、より主体的に活用することにつながります。

 プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。 プログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮して、起業する若者や特許を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の 社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。・・・・・・

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 今日は1年2組の子どもたちが、初めてTOIOというプログラミングを学ぶ教材を使って行う授業の日です!1年生の子どもたちにとっては、プログラミングの機器が置いてある専用室に初めて入れる日でもあります!たくさんの新しい教材のパーツに触れるので、応援の職員もたくさん入っています!子どもたちの前に置かれているのは、ゲーム機に似た形状のTOIOと呼ばれる電子機器です。子どもたちはワクワクが止まらない様子!

 1年2組の先生は今年2年目の教員です!おそらく昨年の学級では、導入の際、理科大学の学生の支援があったのでしょう。今回は自分が説明しなければなりませんので、かなり緊張の様子で、ひとつひとつ手順を子どもたちに確認していきます!電源を繋いで、たくさんあるスイッチを間違えないように順番に操作しながら、子どもたちも準備をしていきます。子どものプログラミンングを受け付けるのは、ミニミニのボットのキューブちゃん!「命令を始める」「1歩前に進む」「命令を終わる」というようなカードの上をキューブちゃんにトレースさせることでキューブちゃんに動きを命令していきます。自分の命令がしっかりキューブちゃんに伝わると、キューブちゃんはちゃんとその通りに動いて、「よくできたでしょう!」というようにプルプルかわいく震えて喜びます!これには子どもたちもにっこにこで大喜び!

校長室より【9月12日】3年目 これまでの成果を見せる時!

 本日、3年生の学級で、教員になって3年目のK先生による公開授業が行われました!これは千葉県の教職員の研修計画による基づく公式な研修です!人は誰もがそうですが、自分の姿は自分では直接見ることができませんので、他者から見た自分の姿を教えてもらうことで、さまざまな気づきや成長があるのです。教職員も授業を他の教職員に公開し、見ていただき指導を受けることで、自分では気づかないさまざまな改善点や成長のきっかけがつかめるというわけです。また、小学校教員となった初任者は、まず「担任をする」ことが求められており、子どもたちにどう声かけし、どのように居心地の良いあたたかな教室を作っているか?ということも他の教職員に見てもらうポイントになります。

 さて、K先生はどうでしょう?みんなに見てもらうのに選んだ教科は算数です!本校は今の図工になる前に3年間算数の研究をしてきており、K先生もしっかり学んでいましたから、その成果が出せるかな?教室に入ってみるとちょっと先生緊張しているみたい。初任の時の指導教員だったS先生も駆けつけて、心配そうに見守っています!そして、子どもたちは大好きな先生をアシストしようとちょっと力んでしまっているのか、先生の緊張が伝わってしまったか、なんかいつもと違うかも?!

 いえいえ、ご心配には及びません!子どもたちの考える力、ノートに自分の考えを表現する力、友だちに自分の意見を発信する力、いいところがたくさん出せていました!子どもたちも、先生も、頑張りました!

 

校長室より【9月11日】スタンプペッタン!造形遊びとは?

 1年生が班ごとに大きな模造紙を広げ、教室いっぱいに散らばって、全身を使った動きで元気よくプラカップの縁を利用したスタンプ遊びをしています!何をしているのでしょうか?これは「スタンプペッタン」という図画工作の授業を行なっているのです!

 これを読んでいるみなさんも私も、小学生の時に図画工作を学びました。図画工作とは以前はその名の通り図画と工作の制作を通して、造形的な資質能力を身につけるものでした。図画や工作では、あらかじめどんなものを作るかが決まっています。ゴールが決まっているといってもいいでしょう。一方、造形遊びはその名の通り遊びを通して資質能力を身に付けようとしています。作品を作り上げるというゴールではなく、そのプロセスをとても大事にしています!遊びながら働く資質や能力が重要です。例えば、子どもたちは、大きな模造紙に向かい、思い思いのプラカップでお気に入りの色のスタンプを押したり、カップを転がしたりと使い方をも工夫しながら「きれい」や「いい感じ」を見つけています。そして、もっとそれを「きれい」に「いい感じ」にしようと挑戦します。それは大人的に言うと「補色の組み合わせ」「バランスの追求」などの試みです。また、子どもたちは、自分の手の動きや変化する様そのものが大事で、それ自体を飽きもせず繰り返します。それは「行為そのものへの没入」で、そこから「発見」が生まれたりするのです。色や形に向き合って「夢中になる時間そのものが学び」ですので、作品として成り立たなかったり、形に残らないことは問題となりません!

 

 

 

校長室より【9月10日】運河に灯す行燈をつくる!

 本日、利根運河シアターナイト2024の実行委員会ワークショップ班のみなさん(東京理科大学の学生さん)が本校にやってきて、シアターナイト2024を彩る行燈を子どもたちと一緒に作り上げる活動を行いました。利根運河シアターナイトとは、2012年より続く、東京理科大学の有志の学生が中心となって地域の方々と作る官学民協働による水と光の祭典です!今年はふれあい橋から眺望の丘にかけて「tunagu」をテーマに10月19日(土)に行われます!そのイベントの一環として、子供達と共に作品を制作し、ともにシアターナイトを作り上げていこうということです。

 初めは、子どもたちも私も、画用紙や牛乳パックが最終的にどのように行燈になっていくのか、行っている作業が全体の中のなんの作業なのかがよくわからなくて戸惑っていましたが、次第に頭の中の霧が晴れるようにわかってきて、子ども達も喜んでそれぞれの持ち味を持ち寄って行燈の模様づくりを行いました!

校長室より【9月10日】おはなし大好き!

 本日は、2学期最初の「おはなしふくろう」がありました!「おはなしふくろう」は本校の保護者の会であるくろもり会の皆様や地域の皆様による読み聞かせチームの名称であり、朝学習の時間に読み聞かせを行うことを「おはなしふくろうがある」という言い方で職員も子どもたちも使っています。開校して4年経ち、メンバーの調整も地域支援コーディネーターの佐藤様に行ってもらっているので、「おはなしふくろう」もだいぶ軌道に乗ってきました。

 いくつかの教室をのぞいてみましょう!ここは1年6組です。こぶとり爺さんを読んだあと、谷川俊太郎さんの「せんそうしない」が始まりました。

ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない
きんぎょと きんぎょも せんそうしない
くじらと くじらは せんそうしない
すずめと かもめは せんそうしない
すみれと ひまわり せんそうしない・・・

繰り返しで書かれているので、次第に子どもたちは、読み手が前半を読むと。声を合わせて「せんそうしない」と答えるようになっていきます。始まってすぐに「戦争ってなあに?」と素朴な質問が飛んだくらいですから、日常の中で、子どもたちに戦争のこと、平和の大切さを伝えていくことはなかなか難しいことかもしれません。けれど、伝えるべきことは、ほんとうにシンプルなことなのだと気づかされます。最小限のことばで語られる詩人の谷川俊太郎さんのひとことひとことは、しっかりとした重さをもって子どもたちの心にゆっくりとしみこんでいくようでした。

 2年3組では「パパのしごとはわるものです」という絵本が読まれていました。読んでいるのは赤ちゃんを抱えたお母さんです!なんと次春に入学くらいのお嬢さんもちょこんと隣に座っています!お子さん2人を連れての読み聞かせなのです!小学校の中では小さな2年生ですが、こうして赤ちゃんや未就学のお子さんが教室にいると、お兄さんお姉さんらしくしなくっちゃ!と思うみたいで、色々な人に出入りしてもらえるのはとても素敵なこと!

 「パパのしごとはわるものです」はお父さんがなんと悪役プロレスラーだった!というお話です。ある日、主人公に、お父さんの仕事を調べてくるという学校の宿題が出されます。きんにくモリモリのぼくのパパ。だけどパパがどんな仕事をしているか知らない。そっとパパの車にのりこんで後をついていくと、大きな体育館に入っていった。そこで主人公が見たのは、かっこいい男の人ドラゴン・ジョージとマスクをかぶったゴキブリマスクとのにらみあい。怖い姿で、ずるいことばかりをして。正義の味方にやっつけられている悪役レスラーが、まさか!?・・・

 私は勝手にじんわり感動していましたが、若い担任の林先生はどうだったかな?子どもたちは、それぞれ自分の大切なひとを思い浮かべていたと思います!

 

 

校長室より【9月9日】科学作品展入賞おめでとう!

 今年度の流山市科学作品展が、この土日で開催されました!本校からも、校内の予備審査を経た多くの作品が作品展の審査に向かいました。先週の金曜日、市内の理科担当者や管理職の代表及び教育委員会の担当者など多くの人の目によって行われ、入賞作品が決定され、作品展の開催となりました。本校の入賞作品3点についてご紹介いたします!

 まず、最初の作品は、3年生の齋藤さんの「イロイロクレーンゲーム」です!以前もクレーンゲームを作ったことがあるそうですが、もっと丈夫なよりよいものを作りたいということで始めたそうです。針金生のクレーンが3本の糸によってクレーンの動きをするように調整してあり、そろりそろりと狙いを定め、うまく引き上げると鶴や指輪?が持ち上がってくるという楽しい仕組みになっています!齋藤さん、優秀賞おめでとうございます!

 次の作品は、同じく3年生の山田さんの作品、「パイプで音かいを作ろう」です。山田さんは沖縄こどもの国ワンダーミュージアムに行った時に、たたくと音が出る大きなドレミパイプを体験したそうです。そして、自分でも同じものを作ってみようということで、身近にある材料を工夫しながら、音階の出るパイプを作り上げました。作り上げたあとも、どうしたらもっといい音が出るんだろう?と追究の気持ちを持続させ、パイプを浮かせたり、マットを敷いたり、叩くものの材質を試したりと頑張りました!山田さん、優秀賞おめでとうございます!

 最後に紹介する作品は、4年生の佐藤さんの作品、「めざせ!金メダル」です。パリオリンピックの棒高跳びの選手の姿に感動し、工作でその感動を再現したいということで工作が始まったそうです。とんで行った人形が、ビニール袋の上に安全に着地させることが難しく、人形の重さや竹籤の長さ、角度の調整には根気強い工夫と長い時間がかかったそうです。見事に高跳びする選手も素晴らしいですが、応援の人々がいかにもオリンピックの多国籍な感じと明るく仲良く応援している雰囲気がとてもよく出ていて素敵です!佐藤さん、優秀賞おめでとうございます!