学校からのお知らせ
5年生 環境創造センター見学学習
9月7日、5年生の児童は、福島県環境創造センターに見学学習に行ってきました。
ここは、放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めていくための施設です。
子どもたちは、身の回りの放射線量を測定したり、霧箱の実験をしたりと、体験を通して、放射線への理解を深めることができました。
子どもたちにとって、最も印象に残ったのは、外からの放射線をさえぎる3つの方法です。1つ目は、離れるです。遠ければ遠いほど放射線の影響は弱まります。2つ目は、間に重い物を置くです。建物の中に入ることで放射線の影響を減らせます。3つ目は、近くにいる時間を短くするです。すばやく避難することで放射線の影響を減らせます。このような学習を通して、放射線についての正しい知識を身につけ、きちんと判断する力を育てていくことが大切です。
東日本大震災の時に0歳であった5年生は、直接的に震災の経験はありません。今後、震災を全く知らない子どもたちは増えていきます。そのため、震災の教訓を未来に伝えていくことが大切になります。今回の学びを今後の学校生活に生かし、福島県のよりよい未来に向けて自分にできることは何かを考えることができる子どもたちを育てていきたいと考えています。
4年生 社会科
4年生の社会科では、自然災害に備えてどのような準備が大切なのか、実際起きてしまったらどのような行動が大切なのかについて調べ、考える学習をしています。川内村は令和元年東日本台風により大きな被害を受けました。約2年経った現在でも、学校西側の河川工事が行われています。豊かな自然に囲まれた地域だからこそ、いざという時の備えはとても大切です。
子どもたちは、川内村役場が自然災害に備えてどのような準備をしているのか、自然災害が発生してしまったら、どのような行動をすればよいのかという疑問をもち、役場の方々から話を聞いたり、防災備蓄倉庫を見学したりすることで、役場の備えや対処について理解することができました。
実際に避難所に設営される段ボールベッドに寝かせてもらいました。顔の部分が大きな段ボールでおおわれています。避難所では、周りの光や音が気になって眠れない方もいるため、工夫されています。また、役場で保管している非常用の食料も見せてもらいました。防災備蓄倉庫には、村の方々が3日間は避難所で生活できるようにたくさんの食料や水、その他の必要な物資を備えていることが分かりました。
見学を通して、わたしたちの安心は、役場の方々の努力に支えられていることが分かりました。しかし、実際の災害では、夜間や大雨時には避難所へは行かず、自宅の安全な場所で待機した方が良い場合もあります。それだけ、避難の判断は難しいものです。自分や家族、地域の人の命を守るためには、「雨雲レーダー」や「キキクル」から危険を察知し、すばやく判断することが大切になります。今後、秋にかけて、台風の発生が増えます。家庭でも災害時を想定して、避難場所や避難方法、防災リュックなどの備蓄品を確認するなど、防災への意識を高めていただければと思います。
前期課程 水泳記録会
9月3日、校内水泳記録会が開催されました。6月のプール開きから記録会当日まで、子どもたちは自分の目標を持って水泳学習に取り組んできました。
種目ごとに記録会の様子を紹介します。
13mビート板です。しっかりとバタ足をして前に進んでいます。
13m自由形・13m平泳ぎです。手で水を上手にかけるようになりました。
フラフープくぐりや宝拾いにチャレンジしました。最初は、水に顔をつけることができなかった子どもも、がんばることができました。
25m自由形・平泳ぎです。学年が上がるにつれて、泳ぎ方も上手になり、スイスイと進んでいます。
50m自由形・平泳ぎです。その速さに応援の声も大きくなります。
100m個人メドレーにチャレンジする子どももいました。バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールと上手な泳ぎを見せてくれました。泳ぎ終えると、大きな拍手が送られました。
記録会では、長く泳げるようになった子や速く泳げるようになった子、水を怖がらずに顔をしっかりつけられるようになった子、初めて25m泳げるようになった子、平泳ぎができるようになった子、休まずに水泳学習に取り組めた子など、一人ひとりの成長の足跡が見られました。水泳学習でのがんばりを今後の学校生活にも生かし、さらなる成長へとつなげて参ります。
ステップ期・ジャンプ期 キャリア教育
5年生から9年生までの児童生徒が、来週のキャリア教育ワークショップを前に、講演をいただく講師の先生について調べている様子です。9年生の生徒を中心にグループごとに「どんな人なのか」「どんな仕事をしているのか」など調べ、講師の先生に質問してみたいことを考えました。事前に講師の先生について調べることで、「どんな人なのか詳しく知りたい。」「なぜ、その職業を選んだのかを知りたい。」など探究への意欲が高まりました。
キャリア教育とは、よりよく生きるために、必要な心や知識などを学ぶことです。そして、学んだことを生かして、自分の力で将来を切り開いていきます。
子どもたちが自立した大人へと成長する過程において、多くの大人との関わりはとても大切です。その人の人生や仕事への思いを知ることで、多様な生き方や価値観に触れることができます。そして、「自分もやってみたい」と憧れをもつことで、将来の職業選択に大きな影響を与える出会いもあることでしょう。子どもたちが、自分の将来に向けて夢や希望をもって努力できるように、学校が一丸となって支援して参ります。
3・4年生 図工「ふき上がる 風にのせて」
3・4年生は、ビニール袋に、ペンやすずらんテープなどを使って、飾りつけをして、クラゲなどの生き物をイメージした作品やおばけをイメージした作品を作ることができました。子どもたちは、どんな作品を空中に浮かべたら楽しいかをイメージして、意欲的に創作活動に取り組んでいました。
友だち同士で作品を鑑賞する場面では、扇風機や送風機の風の力を利用して、作品がひらひらと空中に舞い上がる様子を互いに見ることができました。友だちの作品がひらひらと舞い上がると、大きな歓声が上がりました。