2020年10月の記事一覧
10月が終わります
早いもので、9月の残暑が終わり、10月は涼しく、過ごしやすくなりましたが、明日の土曜日でその10月も終わります。昨日は、1年生のウォークラリー、3年生の進路学習会と大変お世話になりました。本年度の後半は、引き続き、社会情勢と生徒の発達段階に応じた、学年ごとの取り組みを行ってまいります。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。(10月30日 校長)
3年生進路学習会
本日午後、3年生の進路学習会が体育館で行われ、多くの保護者の方々にもご参加いただきました。お忙しいところご参加いただきましたことに改めましてお礼申し上げます。ありがとうございました。11月10日から全校三者面談が予定されており、3年生は進路の具体的な話になります。どうぞよろしくお願いします。なお、担任を窓口といたしますので、面談時でなくても、進路についてご不明な点がございましたら、遠慮なさらずにお問い合わせくださいますようお願いします。(10月29日 校長)
秋空の下、笑顔いっぱいのウォークラリー ~飯中生はアウトドアでも多くのことを学ぶ~
雲一つない秋空の下、一年生112名が元気いっぱいにウォークラリーに出発しました。さすが飯中生、朝の出発式では、この半年間での成長を感じる、一年生としては満点以上の集団行動ができ、さらに実行委員の各生徒達が、素晴らしい進行とそれぞれの分担のスピーチをしました。
12時20分頃最後の班が学校に到着しました。正門前で「おかえりなさい」という校長に対し、どの生徒達も「ただいま帰りました」と笑顔でこたえてくれました。帰校式では、教頭先生から、こんな話がありました。班ごとに公園に到着した生徒達は、道中、班のみんなで楽しく会話することができました。と声を揃えて言っていました。また、公園を出発するときに、学年主任の一條先生に、ジュースを用意してくださりありがとうございましたと言えた生徒がいたと。また、武田先生からの話では、チャイムの鳴らない屋外で、生徒のみなさんが伸び伸びと過ごしている姿に癒されました。行事っていいなと改めて思いましたと。帰校式が温かい雰囲気に包まれました。秋の日にとても良い行事ができたことに、校長から、生徒、教職員、保護者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(10月29日 校長)
自立と自律
いま、1年生の廊下には、「自律」という掲示物が貼られています。「じりつ」という言葉を耳にしたときに、みなさんは、「自律」という漢字を思い浮かべますか。私はどちらかというと、「自立」です。飯沼中学校の教育の最終目標は、みなさんを自立させることです。自分で立つ、つまり自分の力で生きていくということです。飯沼中学校の学校教育目標は、「自主実行」ですが、それと同じくらい大切なものとして、校長が毎年示す、先生方の教育活動における合言葉みたいなものがあります。それは、「生徒一人一人が輝き、夢を育て、自信を持って未来の社会に生徒を送り出す学校」です。この中の、後半部分にある、「未来の社会に生徒を送り出す」というのが、自立することのできる人間を育成するということなのです。それでは、どうすれば「自立」することができるのでしょうか。それは、「自律」することのできる人になるということだと考えます。自律とは、字のごとく、自分を律することです。自分をコントロールすることができるということです。遊んでばかりの人、部活動しかやらない人、勉強だけの人、これらは全て自律できていない人です。発達段階の途中にある生徒諸君は、好き・嫌いや得意・不得意はあって当然ですが、好きなことしかやらない、得意なことしかやらない人は、7月の学校だよりにも書きましたが、高い砂山を作ることができないのです。嫌いなことでも大切なこと、不得意なことでも大切なことを我慢してやること、それこそが自分を律するということなのです。また、思ったことを何でも口に出してしまう人はいませんか。SNSで深く考えもせずに人の悪口を言ってしまう人も、自分をコントロールできない人です。飯沼中学校の生徒諸君、自立するために、自律しなさい(10月28日 校長)
春日部法人会様から素敵なプレゼントをいただきました
3年生の夏休みの宿題であった、「税の作文」の応募に対して、春日部法人会様よりお礼の品をいただきました。全校生徒にポケットウェットティッシュ、クリアファイル、消しゴムをいただきました。春日部法人会様ありがとうございました。生徒のみなさんには、近日中にお配りしますのでお楽しみに。(10月27日 校長)
家庭学習を考える ② ~お風呂の原理~
今日から読書週間ですね。読書の秋ということで、みなさんもたくさん本を読んで、頭を鍛え、心を耕しましょう。読書については、先日、連載したのでそちらを参照してください。今日は、「家庭学習について考える」の第2回です。生徒諸君の中には、「家庭学習をやっても成績が上がらないんだよなぁ…」と思っている者がいるかもしれませんね。このことについて今日は話をしたいと思います。私は勝手に、「お風呂の原理」と名付けている話があります。家での仕事分担で、お風呂を洗い、お湯をはることが自分の役割である生徒もいることでしょう。お風呂に水を入れるときのことを思い出してください。お風呂に栓をして、水を出すと溜まっていきますよね。その様子を「まだかなぁ…」と思って見ていると、なかなか水は溜まりませんよね。でも、その場を離れ、テレビを見ていたり、他のことをしていると、あっという間に水が溜まりますよね。今は自動で水が止まるお風呂が多いと思いますが、ひと昔前なら、水があふれてしまい、大変なことになってしまうこともありました。勉強もこれと同じなのです。昨日は1時間勉強した、今日は1時間半。成績が上がったかなぁ…と思っているうちはなかなか成績は上がりません。そうではなく、学校で習ったことを家で復習したら、ワークができた、家庭学習で教科書を読み、意味を調べて次の日の授業に臨んだら、授業がよく解った。この、「解った、できた」という喜びや、やりがいを、さらに、「もっとやってみよう」というやる気に変えるのです。テストの点数や成績のことなど忘れ、解るって楽しいという気持ちを味わい、日々家庭学習を続けてみよう。しばらくすると、必ず君の成績は上がっていますよ。(10月27日 校長)
10月も最後の週、そこで、家庭学習を考える ①
10月もいよいよ最後の週となりました。秋が深まり、本当に過ごしやすくなりました。飯沼中学校の生徒達は、大変よく授業に取り組んでいます。授業を支える家庭学習はどうでしょうか。学習は、家庭での予習、学校での授業、家庭での復習というサイクルが成立して、定着の度合いが高まります。この、予習・授業・復習の何に力を入れるかは、個人により、多少の軽重の違いはあれ、どれ1つとっても、決しておろそかにしてはならないものです。家庭学習では、まず、その日に習ったところを、教科書とノートをざっと読んで、見直します。10分もあれば終わるでしょう。次に、学校で使っているワークを開き、その日習ったところを探してやってみましょう。本当に理解できているかが分かります。一回の授業内容なら15分~20分もあれば終わります。これが復習です。さらに自分で購入した参考書や問題集、塾のテキストなどをやるのもよいでしょう。最後に、翌日の授業の予習をします。まだ習っていないところをやるわけですから、当然、解らないところもあるでしょう。あっていいのです。「ここは自分で教科書を読んでも分からなかったので、明日の授業ではここをよく聴こう」という準備をすることが予習なのです。10分もあれば教科書を読めるでしょう。特に家庭学習で予習・復習をやってもらいたいのは、英語と数学です。他の教科は、しっかりと授業を受け、宿題をやる程度で大丈夫だと思われます。10月も最終週です。過ごしやすい季節である今、しっかりと家庭学習の習慣をつけてもらいたいと思います。(10月26日 校長)
機器を使った授業
昨今、コンピュータや、その関係機器を使っての授業が急速に進み、本校における授業や特別活動においても、パソコンや大型テレビモニターを使っての授業が大幅に増え、生徒も当たり前のように授業を受けています。上手に使えばこんなに便利で有効な機器はありません。今後、かなり近い未来に、生徒一人につき、一台のタブレット型パソコンが導入される予定です。私たち教職員も、時代の流れに取り残されないよう、日々、研鑽に努めなければなりません。保護者の皆様も、お子さまに負けないようにしましょう。(10月23日 校長)
生徒会役員選挙
本日は午後、飯沼中学校生徒会本部役員の改選選挙に係る、立会演説会と投票が行われました。本来であれば、体育館に全校生徒が集まり、演説会が行われるのが毎年の恒例ですが、今年は、新型コロナウイルスの関係で、放送とリモートによる演説会となりました。このたび立候補した生徒達はみな、各学年、各学級のリーダー達で、誰が当選しても安心して任せることのできる生徒達でした。しかし、過日の新人戦や駅伝大会もそうですが、物事には、人数の枠というものがありますので、生徒会役員の場合は、全校生徒による投票により役員が決められます。本校では、この選挙を役員を決めるためだけの活動にとどめず、民主主義とは何か、自治とは何か、というところまで掘り下げて、発達段階に応じて、様々な教育活動の場面を通じて指導します。また、社会に目を向け、自分の意見を持つことにも触れますし、3年生にとっては、わずか3年後には有権者となることをしっかりと意識させる意味で、春日部市の協力を得て、実際に使用されている投票箱や記載台を使用しての投票を行いました。学校は小さな社会です。今後も生徒達にとって、学ぶことの多い場でありたいと考えます。(10月22日 校長)
秋晴れの日に深まる、本校教育活動
昨日に引き続き、本日も気持ちのよい秋晴れとなりました。本日は、2年1組で道徳の研究授業を行いました。多くの教員が参観に来て、自らの研修としていました。また、2年1組の生徒達に感心しました。今日は、新人戦もひと段落した2年生に、先輩になるということと題した内容を考えてもらいました。部活内にありがちな不文律の決まりや裏校則についての内容でしたが、個人として考え、その後、生活班で意見交流、最後に学級全体での意見の発表と、どの場面の活動も2年生として立派でした。意見内容が立派であるとともに、仲間との意見交流や発表も立派な中学生でした。(10月21日 校長)
力走!飯沼中 大躍進、伝統という襷を来年度につなぎました
秋晴れの良き日に、飯沼中学校及び周辺地域を周回コースとして、市内駅伝競走大会が行われました。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、各校1チームのみのエントリーで、無観客で行われました。この大会を通じ、校長の私がとても嬉しかったことが2つあります。1つ目は、本校の体育科の先生と関係生徒達が大会運営の面で、労を惜しまず尽力してくれたことです。大会の会長様からも、気持ちの良いあいさつと、大会運営における会場準備や後片付けを朝早くから、そして、他校の生徒が帰った後にやってくれた飯沼中の先生方や生徒のみなさんに感謝いたしますと、開会式、閉会式ともに、話をされていました。大会の会場になっていることは、その裏で大変な面も多々ありますが、いやな顔1つせずに力を貸してくれることのありがたさには、頭の下がる思いがしました。大変ありがとうございました。嬉しかったことの2つ目は、チームががんばったことです。まず、男女とも順位とは別に、一枚岩となったチームであったこと。走る直前まで体を冷やさないように着ていたものをサポート役の生徒がそばにいて受け取ってあげたり、飲み物やタオルを持ってあげたりなど、自分がすべきことをしっかりと自覚して行動していたことが素晴らしかった。そして、選手一人一人の力走も素晴らしかった。特に男子は、なんと大躍進の6位入賞を果たしました。この素晴らしい取り組みと結果をお疲れさまでしたで終わりにしてはいけません。飯沼中学校の新たな良き伝統として、受け継ぎ、発展させなければなりませんね。その襷は確実に3年生から1,2年生に引き継がれたのです。明日からまた頑張っていきましょう。(10月20日 校長)
読書のすすめ 【 番外編 】
~3年生諸君へ~
いま、3年生は国語の授業で、魯迅の「故郷」を学んでいる。3年生の国語担当の佐藤先生は、国語科の教員としての視点で、3年生に授業での指導を行っています。それとは別に、私は、今を諸君と共に生きる、人生の先輩として、諸君にこの作品を通して、伝えたいことがあります。まず、みなさんはこの作品を読んで、何を思ったでしょうか。これまで、この飯中ブログで述べてきましたが、本をたくさん読む人は、考えが深くなり、想像力に富む人になります。1つの作品を読んでも、1つの映画を観ても、受け止め方や感じ方は、人それぞれなのです。私は先日、久しぶりに3年生の国語の教科書を手に取り、「故郷」を何十年ぶりに読み直してみました。私は数学の教師ですので、「故郷」を読むのは、約35年ぶりだったわけですが、再度この作品を読んだ感想は、「これ、今の中学生に分かるのか…」でした。当時の中国の封建社会の中で、多くの国民は、生まれる前から、そして、この先の未来もずっと、身分社会が続くものだと思い、疑うことさえしない人生を日々送っていた。幼き頃、無邪気に遊んだ友人だと思っていたルントウと、時が経ち再会した時に、「旦那様(だんなさま)」と自分を呼んだことにショックを受けるのです。「この時の主人公の気持ち」を読者がどう受け止めるかこそが、それぞれの感じ方のレベルに大きく左右されるのです。言葉にできるかどうかもレベル次第ですが、みなさんはどう感じましたか?何かを深く感じるか?私が何を感じてほしいのかも分からない人もいるかもしれませんね。主人公は、昔の自分達のように、無邪気に遊ぶ、お互いの子供たちには、自分たちが経験しなかった「新しい生活」、「新しい社会を」と願う。
「もともと地上には道などはない、歩く人が多ければ道になるのだ」つまり、混沌とした世の中も、みんなで希望を持って進むことで、社会は変えられる、ということだ。半年後に義務教育を修了し、広い社会へと旅立つ3年生諸君には、再度、「故郷」を読んでみてほしい。そして、夢や希望、志(こころざし)を持って生きていってほしい。そうすることが、近い将来、諸君が活躍する社会を、より良くすることにつながるのだ。(10月19日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ④
ひとつの知識を身につけると、教養はネットワークのように、どんどん広がっていきます。たとえば、ワインに関する本を読めば、ワインの歴史や産地、産地の言語・経済・宗教・芸術……という具合に、知りたいことが次々に出てくるはずです。また、読解力は、これからの時代、ますます重要になるスキルです。読解力は今のところ、AI(人工知能)には習得が困難な能力のため、読解力の高い人はAIに仕事を奪われないだろうと考えられています。裏を返せば、読解力を必要としない仕事は、そのうちAIに取って代わられてしまうということなのです。これまで長々と語ってきましたが、飯中生には、読書の楽しみを知る人になってほしいですし、その結果、広い教養を身に付け、創造力に富んだ豊かな人になってほしいと願っています。今週は、雨の週末になりそうですね。読書の秋に本をたくさん読みましょう。体を冷やさないように…。 【 番外編 】につづく (10月17日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ③
読書をして想像を膨らませたり、考えをまとめたりすることは、創造力を付けることにつながります。これは、テレビやインターネットを見ていたのでは、決して成しえないことで、脳科学の実験でも脳の使われ方が違うということが実証されています。創造力は、新しい企画・アイデアを出すときや、問題の解決方法を考え出すときなど、仕事、学習、日常生活のあらゆる場面において、なくてはならない能力です。創造力がないと、与えられた情報や指示以上のことを自分で生み出せない「マニュアル人間」、「指示待ち人間」になってしまう恐れがあります。また、視野の広い人間になるには、とにかく学びのアンテナを広げることが大切です。身の周りのあらゆることに関心を持ち、特定のジャンルに固まることなく、様々な種類の本を手に取ってみましょう。 つづく(10月16日 校長)
今日は、昨日に引き続き、春日部市教育委員会から先生をお招きして、研究授業を行いました。
読書のすすめ
読書のすすめ②
今年は新型コロナウイルスにより、長期に渡る休校がありましたので、読書をする児童生徒の割合は、良い傾向に転じていると思われます。本来、読書は効果を期待してするものではなく、面白いから読む、興味があるから読むわけですが、その副産物は、素晴らしいものがあると思います。私の考える読書の効果は、①想像力・創造力が豊かになり、脳が活性化する、②知識や教養が増え、視野が広がり、仕事や日常の生活にヒントをもらえる、③読解力が高まり、ボキャブラリーが増えるなどです。つづく (10月15日 校長)
民生、児童委員連絡協議会
本日は午後より、学区の民生委員、児童委員の皆様にお越しいただき、学校のこれまでの教育活動の様子をご理解いただくとともに、授業をご参観いただき、生徒達の学習の様子をご覧いただきました。また授業参観後は、委員の皆様から地域の様子、担当地区の生徒やそのご家庭の様子など、有意義な情報交換をさせていただきました。本来この会議は、例年6月に実施しているのですが、学校の休校があったため、ここまで実施を見合わせてきましたが、ようやくの実施となりました。公立学校は、地域の中にあり、地域と共に学校を経営・運営するものであると考えます。新型コロナウイルスの関係で、現在、様々な制限がありますが、本来は、授業をはじめ、教育活動に地域の方々のご協力をいただくとともに、行事にお招きし、生徒の活躍をご覧いただいたり、地域の行事にも積極的に生徒や教職員を参加させ、共に汗を流し、喜びを分かち合いたいと考えています。今後とも、飯沼中学校の生徒及び教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(10月14日 校長)
生徒会役員改選選挙にむけた活動はじまる
今日から朝の登校時間を使って、生徒会役員の改選選挙にむけた選挙活動が始まりました。立候補した生徒及び応援の生徒達が熱心に校門を通る生徒へ支持を訴えかけていました。本校は生徒会活動が大変盛んです。専門委員会の活動やボランティア活動を積極的に展開し、さらに無人購買などは、他校にはない素晴らしい取り組みだと思っています。これまでの本部役員の生徒達から、良き伝統を受け継ぎ、さらに発展させてくれることを願っています。そのための役員選挙は、10月22日(木)に行われます。学校は小さな社会です。民主主義とは何か、自治とは何かを学校で大いに学んでください。(10月14日 校長)
読書のすすめ
読書の秋という言葉があります。暑い夏や寒い冬は、なかなか読書に没頭する気分にはなれない人も少なくないのではないでしょうか。春は、暑くも寒くもなく、暖かく過ごしやすいですが、大地のエネルギーを感じ、外に出たくなってしまいますよね。一方、秋の涼しさは、心を穏やかにしてくれ、静かな環境でゆっくりと読書をしたくなるものです。さて、先日こんな調査結果を目にしました。全国学校図書館協議会が行った、第65回学校読書調査の結果によると、2019年5月の1ヶ月間の平均読書冊数は、小学生は11.3冊、中学生は4.7冊、高校生は1.4冊だったそうです。また、5月の1ヶ月間に読んだ本が0冊である「不読者」の割合は、小学生は6.8%、中学生は12.5%、高校生は55.3%だったそうです。飯沼中学校の生徒諸君は、ひと月にどのくらい本を読みますか。 つづく (10月13日 校長)
中間テストお疲れさまでした
飯沼中学校の生徒のみなさん、中間テストお疲れさまでした。今日からまた、大好きな部活動が思い切りできますね。さて、1学期にもこのホームページで言いましたので、詳しくは書きませんが、定期試験は、高校の入学試験とは目的が違い、自分のこれまでの学習を振り返り、身に付いていなかったところをやり直すことが最大の目的です。テストの点数に一喜一憂するだけではなく、しっかりとやり直しをすることを忘れずに。(10月12日 校長)
英検
今日は、本校を会場として、日本英語検定協会の「実用英語技能検定」、通称「英検」が行われ、約30名の生徒が受験しました。また、塾や書店で申し込みをして、本校以外の会場で受験する生徒もいたと思われます。昨年度より、春日部市は、中学3年生を対象に、英検の検定料の助成を行っています(詳しくは下記、市役所ホームページを参照してください)。私は、生徒諸君には、何事も前向きにとらえ、積極的に生きていく人になってもらいたいと日頃から願っています。昔と違い、今は英語の検定も、「英検」以外にも、「TOEIC」や「TOEFL」などいくつかの種類があります。市からの助成の有無にかかわらず、こういったものに積極的にチャレンジする生徒であってほしいものです。英検は年間を通じて3回実施され、次回第3回は、年明け1月23日(土)に本校で実施予定です。1、2年生もどんどんチャレンジしてみましょう。(10月11日 校長)
雨にも負けず、風にも負けず飯沼中は元気です!
台風14号が近づいている中での土曜授業でした。私が今日一番に感心したことは、朝の登校です。誰一人遅刻しなかったことです。社会人である保護者の方からすれば、当たり前の事なんですけれどもね。私は昨日、職員に「台風が来ているので、安全第一で登校することは、必ず学級でもメールやホームページでも伝えること。また、事前に言う必要はないが、もし、登校が困難で、登校時間に間に合わなくても遅刻にはしなくてよい」と言いました。今日の朝の登校時は、それなりに雨が降っていましたが、みんなきちんと傘をさして、川辺小の交差点を、元気にあいさつを交わし登校していました。雨で傘をさして歩くということは、普段よりも時間がかかる、交差点も一回で渡り切れない時間帯もありました。にもかかわらず誰一人遅刻をする者がいなかったということは、普段から時間に余裕をもって家を出ている、または、今日は雨で時間がかかりそうだから早めに朝、家を出たということです。いずれも中学生として合格点をあげられる行動です。もっとしっかりした生徒なら、濡れた体やカバンを拭くタオルを一枚余計に持っていくとか、靴が濡れてしまうかもしれないから、替えの靴下を持って行き、濡れた物を入れるビニール袋も持って行こうなどと考えるでしょう。このように、生活の中で物事をよく考え、先を見通して行動することができるようになれば、立派な中学生です。きっと勉強の成績も上がることでしょう。今日は月曜日の中間テストに向けての諸活動停止期間中であり、給食終了後に下校となりましたので、中間テストに向けてしっかりと勉強に取り組んでいるはずです。がんばれ飯中生!(10月10日 校長)
進路について③ 「選ぶ」ということ
生きるということは、刻一刻と流れ続け、かつ、先の見えない時のなかを、何らかの決断を繰り返しながら過ごすということです。例えば、最初の就職先に定年(60歳)まで勤めるという生き方を選ぶ人もいれば、方向転換を選ぶ人もいます。年老いた両親の面倒を見るために東京の会社を辞め、故郷に帰るという人生を選ぶ人もいます。誰もが「後悔しない生き方を選べばいい」と最後には決断をするものです。
先のことを考えるということは大切なことで、将来自分はどんな人間になり、どう生きたいのか、というイメージを持っている人は、「そのためには、今自分はどうしたらよいのか」という判断がつきやすい。将来のイメージがないと、すぐ目の前の損得で判断するから、後で後悔をするかもしれない。将来のイメージがあると、「今は辛く、損をしているように感じても、将来のためなんだ」という判断がつくから、苦境や不利と思われることにも耐えることができる。簡単には絶望しない。愚痴ることもない。いま目の前にある楽しい事しか考えない者や、簡単に自分の限界を決め、苦労や努力から逃げる者は「~はしたくない」、「~の方が楽だ」となりやすく、自分の人生が広がっていかないことが多い。
また、進路を考える上で、後悔しないための決断には、心の支えがあると最高の助けとなります。それが家族だけではなく、先生、友達、先輩、後輩などに囲まれたら益々不安なしに目標に向けて全力を尽くすことができます。より良い人間関係を作り、自分の居場所を作り、互いに高め合うことを、いま学校で学んでいます。良かったことや悩んでいることをいつでも仲間や先生と話すことができ、教室に入った瞬間、ほっとするクラスをこれからも作って行きましょう。こんな力もよくいう「生きる力」の1つだと思います。(10月9日 校長)
季節を感じられる人に
あれほど長かった梅雨が一気に明け、猛暑が続いた夏が、遠い過去のように思えるほど、一気に涼しく、そして寒くなりました。こんな時は、体調の管理がとても重要です。夜寝るときは、一枚多く布団をかけるとか、お風呂に入ってよく温まるなど、体を冷やさない工夫を、誰に言われなくても、自分でできるようになりましょう。
私は、飯中生に、季節を告げる風よりも早く、季節の移り変わりを感じられる人になってほしいと思っています。例をあげれば、涼しくなったり、寒くなったりするよりも前に、秋を感じる感性を身に付けてほしいということ。空を見上げ、夏の雲から秋の雲になったことをいち早く感じる感性、稲刈りをしているのを見るよりも早く、たわわに実った稲穂を見て、間もなく稲刈りだな、もう秋なんだなと思う感性を身に付けてほしいということです。こういったことを感じられる人は、人と人とのつながりの中でも、色々なことに気づき、相手に気を遣うことができる、気持ちのよい人になれます。きっと誰からも好かれる人になるでしょう。(10月8日 校長)
3年生諸君へ ~進路について②~
【君は一人じゃない、独りぼっちにならないこと。みんなで助け合ってゆくこと。この時に友情が生まれる】
進路を考える時期に、なかなか思い通りに事が進まないことも多く、人は苦しいとき、つい「自分だけが…」と思いがちですが、みんなも同じように苦しいのです。その苦しさを共有し、お互いに励まし合いながら乗り切ろう。苦しいときに芽生え育った友情はとても強く、美しいものです。 君は一人じゃない!応援してくれる人がたくさんいる。家族のみんな、先生方、その他の大人の人達、たくさんの人達が君のためになろうと思っています。君が「うるさいなぁ」と思うことを先生や保護者が言うのもそのためなのです。ムカツク前に「ありがたいなぁ」と思えば、気持ちがスーッとして「頑張ろう!」という気持ちが自然に生まれてくるはずです。
【良いクラス、良い仲間をつくることは結局、自分自身に返ってくることなのです】
今年は、新型コロナウイルスの関係で、様々な行事が中止となりました。しかし、行事はなくとも、毎朝、教室に入ると、いつもの顔ぶれの仲間たちがいる。その仲間たちと過ごす時間、それは、ほっとする居心地の良い、かけがえのない自分の居場所であるはずです。そんなクラスの持つ力は、一人一人の力を大きく羽ばたかせてくれるものです。君たちが卒業するときには、3年間の様々な活動を通して、かけがえのない友情を育み、それが人生の財産であることを知るでしょう。そしてどんな時も君の味方になってくれる家族という存在の大きさも知ることになるでしょう。クラスの仲間と過ごす日々も、あと半年を切りました。共に支え合い、喜びを分かち合える仲間とがんばってくれることを願っています。(10月7日 校長)
美しい涙
まず、はじめに、男子テニス部が、先日の個人戦において、2ペアがベスト4入りで県大会出場を決めたことに続き、今日の団体戦では優勝し、県大会に出場することが決まったことに祝意を表したい。日頃の努力が実を結び、優勝し、県大会の出場権を獲得したこと、本当におめでとうございます。春日部市の中学校の代表として、県大会でも大いに活躍してきてください。それでは他の部活動の諸君達は、どうだったかというと、結論から言えば、優勝はできませんでした。つまり、どこかの試合で負けてしまったということですね。しかし、試合に向けて一生懸命に練習したこと、そして、試合当日も最後の最後まで決してあきらめることなく自分や仲間を信じて力を尽くしたことは、君達を大きく成長させたのです。胸を張って、明日からまた学校生活をがんばっていきなさい。ただし、ここで優勝した男子テニス部を含め、言っておきたい。試合に向けて、顧問の先生がどれほどの思いを込めて君達を指導してくださったか、保護者の方がどんな気持ちで、道具やユニフォームを買ってくれたり、お弁当を作ってくれたかを考えてみてください。新人戦に向けて、君たち生徒諸君は、試合に勝つことを目標としてよくがんばってきた。しかし、飯沼中の生徒達には、それだけでなく、自分を支えてくださっている人達への感謝の気持ちを感じられる人であってほしい。今日、女子バレー部の試合を観た。結果は残念ながら、春日部中に惜しくも負けてしまった。試合後に顧問の先生方の周りに集まり、これまで、そして今日のゲームで、よくがんばったこと、課題を意識して明日からまたがんばっていこうという話を聴きながら、涙を流している生徒が何人もいた。私は、なんて美しい涙なんだろうと目頭が熱くなりました。彼女たちは、新人戦を通し、仲間と共にがんばることの素晴らしさ、顧問の先生方や保護者の方々への感謝の気持ちを持てたのだ。勝つという目標は達成できなかったが、教育としての目的は達成できたのだ。他の部の生徒達も同じであろう。今日の課題を決して忘れずに、ひと冬がんばろう!今日は飯沼中がまた1つ良い学校になった。美しい涙に感謝です。(10月6日 校長)
3年生はいま、人生の別れ道にさしかかっています
これまでみなさんは、小学校も中学校も義務教育ということで、同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動をがんばり、喜びや、時には悲しみや苦しみを共にしてきましたが、中学を卒業すると同時に、それぞれ違う道を歩き始めることになります。3年生は今、卒業後の進路をどのように歩んでいくのかを本人はもちろん、保護者、先生、周りの大人と一緒に考え、自己実現に向けて必死に努力をしています。生徒達にとって、初めて経験する人生の別れ道です。いろいろと思い通りにならず、苦しいこと、悩むことなどが生徒達に降りかかってくるときでもあります。彼らのこれまでの人生の中で、1番大変な時がこれから来るのです。しかし、だからこそ言いたい。 苦しかったり、悩んだりするから人間的に成長できるのであり、一番成長するのが今、この時期なのだと。挑戦し、ぶち当たり、必死で努力しなければならない。傷ついたり、しんどかったりするだろうが、へこたれないで乗り越えてほしいと思う。なにも成績が上がったり、学力がついたり、志望校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果です。大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人間としての厚みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、潰れてしまったりしないような力を、中学時代にあらゆる活動を通してつけるのです。進路もその1つ。3年生、今日の東部地区学力検査お疲れ様でした。(10月5日 校長)
新人戦予選、がんばれ飯沼中!
10月3日は、スポーツの秋全開の土曜日でした。新人体育大会の市内予選会が各競技会場で行われ、応援に一日奔走するエキサイティングな一日でした。詳しい結果は、別の機会に報告いたします。校長の私が嬉しかったのは、試合の勝ち負けの結果より、どの部の生徒達も、最後の最後まで真剣に、そして真剣だからこその、「さわやかでかっこいい姿」が見られたことでした。明日6日(火)は、2回戦以降に残った競技が熱い試合を繰り広げます!最後の最後まで気をゆるめずにがんばれ飯沼中!健闘を祈ります。(10月5日 校長)
小、中学校の連携 ~他校から学ぶ~
本日は、中野小学校において、教育委員会の学校訪問が行われました。今年度から、本校職員を中野小学校や川辺小学校または市内外の中学校の授業参観に足を運ばせています。今日は、中野小学校にお邪魔させていただき、学区の小学校の様子を見たり、学習指導についての共通理解を図ることができました。また、本校音楽担当の教員を、豊春中学校に派遣し、音楽科の先生の素晴らしい授業の参観をさせていただきました。「教育は人なり」、「学ばざる者、教えるべからず」を合言葉に、他校の取り組み、他校の先生から真摯に学ばせてもらう姿勢をこれからも大切に持ち続けます。(10月2日 校長)
教育委員会学校訪問
今日から10月です。1年間の折り返し地点を過ぎたところです。これを機に、市の教育委員会と県の教育委員会の先生方に、ご来校いただき、本校の先生方全員が授業を見ていただき、ご指導をいただきました。明日からの教育活動に活かしていきます。(10月1日 校長)