カテゴリ:郷土資料館
館外見学実習
本日は館外見学実習を行いました。午前中には久喜市立郷土資料館を見学し、昼食後に久喜市立郷土資料館から数百メートルに位置している鷲宮神社、その後、宮代町郷土資料館を見学し、最後に神明貝塚を見学しました。
久喜市立郷土資料館は図書館との複合館として運営されており、近くの鷲宮神社を意識した展示があり久喜市内の歴史がわかりやすく解説されていました。要所ごとに映像解説が設置されていたり、子どもたち用のワークシートが置いてあるなど、見学に来た子どもたち向けに工夫された展示がなされていると感じました。
宮代町郷土資料館は単独館として運営されており、宮代町の歴史を通史的に解説、展示されていました。敷地内には郷土資料館のほかに移築された旧加藤家、旧斎藤家などの古民家が併設されており郷土の歴史を体感できる館という印象を受けました。子どもたちに向けた体験教室も開かれているようで地域のコミュニティの中心になっていると感じました。
お忙しい中解説してくださった久喜市、宮代町の学芸員の皆様、本日はありがとうございました。本日、学んだこと、感じたことを館務実習で活かしていきたいと思います。
(平成30年度博物館実習生)
市内のある稲荷社の調査
本日は市内の、ある稲荷社の調査をしました。
この稲荷社は、今まで町内会が管理していましたが、
町内会の解散に伴い解体することとなり、調査することになりました。
私たちが行ったことは、主に調査カードに、
神社にある石鳥居や社殿、立札などの年代や製作者を記入し、
その上でスケッチし、測定しました。
旧町内会の方からもお話を聞き、帰座祭について教えていただきました。
また、石鳥居は明神鳥居型で、立札には「神霊誌」として、
子供の夜泣封や、家内安全、商売繁盛などご利益ある神社でありました。
石神には笠間稲荷大明神、弁財天、井戸水神と書かれていました。
地域で祀られた稲荷社は、町の人々に密着した神社であることがわかりました。
郷土資料館に戻ってからは、お預かりした資料を整理しました。
暑い中の調査でありましたが、とても身になる時間でした。
ありがとうございました。
博物館実習が始まりました
今年度の博物館実習生は6名です。
初日の平成30年7月26日(木)は、埼玉りそな銀行春日部支店において、りそなキッズマネーアカデミーの補助をしてもらいました。これは春日部市と埼玉りそな銀行との連携事業でもあります。
今回、郷土資料館で担当した時限では、「むかしの粕壁はどんなまちだった?」をテーマに、昭和初期の粕壁町商売繁栄双六をつかって、春日部の歴史や身近にある老舗の商家などについて、子どもたちに学んでもらいました。
実習生は、会場の設営(資料の展示)や子どもたちが行う作業を実際に体験してもらって、講座の進行や指導の方法など、事前に話し合ってもらいました。
本番は、思いのほか、大盛り上がり。参加した子どもたち、実習生ともども、郷土春日部の歴史を身近に感じてもらえたようです。
博物館実習は、31日から本格的にスタート。実習生の皆さんが、「ほごログ」上で実習をレポートしてくれることになっています。こうご期待。
手作り季節展示を展示してます
白い雲! 青い空!!
楽しい夏休みがやってきました♪
夏休みをテーマとした手作り季節展示を展示中です。
暑い夏を、よく冷えた郷土資料館で涼みませんか?
なお、郷土資料館は、7月・8月の毎週月曜と、祝日の8月11日(土)が休館となりますので、
ご注意ください。
郷土資料館体験ワークショップを開催しました
春日部の伝説をもとにした紙芝居や、蓄音機によるレコード鑑賞を楽しんだあと、昔のおもちゃ「ぶんぶん駒」を作りました。
自分で選んだ色鉛筆で台紙に色を塗り、ハサミ・のりを使って一生懸命作り、最後は出来上がった駒で”ぶーん・ぶーん”と音を鳴らしながら遊んでいました。
ワークショップは、小学生までを対象とした、昔の遊びを気軽に体験できるイベントです。事前申込み不要、当日の飛び込みも大歓迎です♪
次回ワークショップは、平成30年8月18日(土)に「からくり屏風」を作ります。ご参加をお待ちしています。
春日部農産物直売所「はくれん」の伝統の七夕飾りづくり
マコモ馬は、古くから市域の農家で作られてきた、七夕飾りの一種です。
水辺に生えるマコモ(真菰)を刈ってきて、1週間ほど干してから製作します。
一束のマコモを折り曲げたり、組み合い合わせたりしながら、雄・雌の2頭馬をつくります。雄・雌は、鬣(たてがみ)のつくりが異なります(下の写真は雄)。
はじめに、頭と前足になる部分をつくり、頭に鬣(たてがみ)となるマコモを巻き付け、次に胴体と尾をつくります。胴体から後ろ足になるマコモを出して、最後に「ケショウ」(不要な部分をはさみで整えます)。昔は子どもが作るものだったそうです。
製作をはじめること、40分~50分で完成しました。
2頭の馬を、棒の上に向かい合わせにしてまたがせ、マコモでなった縄で雄・雌を結び付け、飾りつけも完成。
同じく七夕飾りの笹竹の横に飾られました(ガラス窓の前に飾られています)。
昔の農家では、マコモ馬の前に「シマダイ」と呼ばれるお供え物を置く台を置き、そのうえに小麦饅頭やスイカをお供えしたそうです。
ちょうど「はくれん」で小麦饅頭が販売されていました。
皆さんとても手際よくマコモ馬を作られていて、あっという間の50分でした。個人的にはマコモ馬を間近にみたこともなく、マコモ馬づくりをみせていただいたのも初めてのことで、大変貴重なの経験となりました。また、市域の農家の昔の生活や民俗信仰など、さまざまな貴重なお話しもうかがえましたので、郷土資料館で記録させていただき、今後の活動に活用させていただきたいと思います。
実演していただいた皆様、どうもありがとうございました。
7月1日(日)9時30分~14時、「はくれん夏祭り」では、今回作ったマコモ馬もご覧いただけますし、おまけに市内の農産物が10%OFFだそうです。
皆さんも、伝統の七夕飾りをご覧いただき、新鮮な農産物もご賞味いただければと思います。
写真展「昭和の春日部」が開催されています
この写真展は、生涯学習市民塾「豊かなシニアを過ごすために」の回想法入門講座の併設展示として開催されるもので、郷土資料館でも、回想法のボランティアとしてご協力いただいているふれあい幸齢倶楽部が主催されるものです。
写真展には、郷土資料館所蔵の市内の古写真が展示されていますので、郷土資料館にお立ち寄りの際にはあわせてご覧いただければとおもいます。また、写真展にお立ち寄りの際は郷土資料館もあわせてご覧ください。
郷土資料館では、古写真のパネルや画像を貸し出していますので、ご興味のある方は気軽にご相談ください。
【資料の出張】幸松地区公民館「むかしの遊び教室」へ
貸し出したものは、大人の方が少し懐かしいと感じる、おもちゃや身の回りにある道具などです。
参加した幸松地区の子どもたちは、普段は遊ぶことのないカルタやすごろくで遊んだり、今では見かけなくなったダイヤル式の電話や炭火アイロンなどを触ったりして、楽しんでいました。なかでも人気だったのは、かすかべ郷土カルタを活用して製作した「幸松郷土カルタ双六」でした。
楽しんだのは、子どもたちだけではありません。ボランティアとして道具の使い方の指導にあたられた大人のみなさんも、子どもたちと一緒になって遊んでいらっしゃいました。写真は、参加者の親子とボランティアさんで盛り上がった、郷土カルタのようすです。
郷土資料館では、学校や高齢者施設向けに昔の道具やおもちゃの貸し出しもしています。学校向けの教材用貸出についてはこちら。ご興味のある方はご相談ください。
中学校の生徒が、郷土資料館を見学しました
貝塚より発掘された人骨や、竪穴式住居・粕壁宿の模型などを学芸員の説明を聞きながら見て、郷土の歴史や変化を身近に感じていました。
生徒達は、とても熱心にメモを取ったり、疑問に思ったことを色々と質問したりして、だいぶ興味をもってくれたようです。
(7月8日まで)春日部市郷土資料館の企画展示
受講者のみなさんで展示室がごった返しました。
講師の学芸員により、展示資料のうち、西宝珠花にゆかりのあるものについて説明がありました。西宝珠花関係では「西宝珠花の回漕店の半てん」や県内でも珍しい江戸川に架かる船橋「宝橋」の関係資料が陳列しています。
受講者のみなさん、現物を目の前にして真剣に解説を聞いていらっしゃいました。
そんな「近代の交通・流通」展、会期は7月8日(日)まで。同展では、近代に登場した鉄道をはじめ、舟運や陸運の歴史について紹介しています。
7月7日(土)には解説講座「春日部の舟運」も開催します(詳細は広報誌で)。
こちらもあわせて、お見逃しなく。