校長あいさつ
3月の全校朝会(校長の話)
おはようございます。
今日は3月3日、ひな祭りです。「桃の節句」といいます。
ひな祭りには「ひな人形」を飾りますね。ひな人形にもいろいろあるようです。
でも、今日はひな祭りの話ではありません。
この漢字、何と読むか分かりますか?
( 『啓蟄』という漢字を見せました。)
正解は、「けいちつ」と読みます。
1年を24の節目で分けた二十四節季のうちの1つで、
「冬、眠っていた虫などが地中から出てくること」です。
今年の啓蟄は、3月5~19日だそうです。虫たちも動き出す春は、すぐそこですね。
そこで、並木小学校の敷地内に、春を探してみました。
残念ながら、アリや他の虫、カエルなどはまだ活動していませんでしたが、
色々なところに春を見つけました。
~学校の敷地内の、どこを写したか質問しながら写真を見せました~
このように、並木小の敷地内でも、ちょっとした春が見つかりました。
並木っ子のみんなも、校庭に出た時や登下校の時、春を探してみてください。
そんな「春・3月」ですが、1年の締めくくりです。
別れがあり、出会いもあります。
6年生はもうすぐ卒業です。並木小とお別れして、新しい中学校の仲間と出会います。
1~5年生も、クラス替えがあるので、今のクラスの仲間とお別れして、一つ上の学年に上がり、新しい仲間との出会いがあります。
春は、別れがある寂しい季節ですが、出会いがあるので嬉しい季節でもあります。
良い別れとさらに良い出会いのために、この3月は1年間の自分の取り組みを振り返り、次の一つ上の学年への出発の準備をしておきましょう。
以上で、校長先生からの話を終わります。
2月の全校朝会(校長の話)
2月3日(月)に行われた全校朝会での校長の話です。
昨日(2月2日)は、「節分」でした。
毎年、節分は大体2月3日なのですが、今年は1日早かったです。
ところで、並木っ子のみなさん、昨日は豆まきしましたか?恵方巻を食べましたか?
「節分」は「季節を分ける」という意味なので、昔は立春・立夏・立秋・立冬の前日の季節の変わり目をすべて「節分」と呼び、 1年に4回、節分がありました。その中で、「立春」は新しい年を健やかに迎える特別な日だったので、立春の前日だけ「節分」と呼ぶようになったようです。
ちなみに、節分の時、ほとんどの地域で豆まきに大豆を使いますが、北海道や東北地方では、大豆の代わりに落花生をまくそうです。雪が多い地域なので、まいた豆を拾うのに楽だし、殻に入っている方が衛生的という理由のようです。節分の豆も、地域によって違いがあるのですね。
では、節分の時の鬼は何種類いるか知っていますか。
「赤鬼」「青鬼」「黄鬼(白鬼)」「緑鬼」「黒鬼」の5種類です。
人間が持つ負の感情を「5つの鬼」に例えて色分けしたとのことですが、
それぞれの性格は
赤 鬼・・・何でも欲しがる「欲しがり鬼」
青 鬼・・・悪い考えや憎しみを持った、「怒りんぼ鬼」
黄 鬼・・・自分勝手、自己中心的な「わがまま鬼」
緑 鬼・・・怠け者で不健康な「なまけ鬼」
黒 鬼・・・悪口や疑い愚痴の多い「人のせい鬼」
この5種類の鬼って、よく考えてみると、私たちの心の中にひそんでいる『心の鬼』のことですね。
ですから、豆をまく時「鬼は外」と言いますが、これは、「自分の中の『心の鬼』よ、出て行け!」ということなのです。
並木っ子のみんなも、節分の時に限らず、いつでも強い気持ちをもって『心の鬼』の鬼退治をしましょう。
残り2か月。1年間のまとめを行い、進学・進級に向けてがんばっていきましょう。
これで、校長先生の話を終わります。
3学期 始業式 校長の話
~始業式の話の前に~
みんなは、1年前の1月1日に起こったできごとを覚えていますか。
石川県能登半島地域に震度7の地震が起こり、500人以上の方が亡くなりました。
また、9月21日~23日に同じ地域で豪雨があり(ものすごい雨が降り)、さらに大きな被害を受けました。
(ここで、能登半島がどこにあるのか確認しました。)
1年経った今でも、自分の家がなくなったので、避難所という所で不自由な生活をしている方がたくさんいます。
能登地域の人の中には、「1月1日(お正月)が来るのが怖い」という人もいると聞きました。
1日も早く、心も体も元気になってほしいです。
そこで、この2つの災害で亡くなった方々のご冥福(安らかに眠れるように)と、1日も早く能登地方が復興する(人々が元通りに生活できるようになる)よう、今からみんなで黙祷(黙って目を閉じて祈ること)しましょう。
(起立して、全員で黙祷しました。)
~ここから始業式の話~
それでは、あらためて、2025年 明けまして おめでとうございます。
みんなは、どんな冬休みを過ごしましたか?
新しい年のスタートに当たり、今年の目標は立てましたか?
校長先生は、家族や並木っ子、先生方など、自分に関わるすべての人が、健康・無事故で成長する1年であること、そして、体重が○○キロ台になること!を目標にしました。
みんなの中には、「目標を決めてもすぐダメになるから、決めていない」という人がいるかもしれません。
何かをやろうとしても、長続きしないことを「三日坊主」と言いますが、ある人がこんなことを言っていました。
「目標を決めても三日坊主で終わったら、次の日からまた決意して取り組めばいい。
三日坊主も、1年間繰り返せば力になります。」
こう考えると気持ちが楽になりますね。
「目標を決めたらやり遂げないとダメ!」なんて思わず、取り組んでみましょう。
My(自分の)『短期目標』を毎週決めて、1週間ずつ取り組むのもいいですね。
ところで、今年は干支(十二支)でいうと、巳年(みどし、へびどし)。
みんなはへびは好きですか?
「へび」は、どちらかというと「怖がられる」「嫌われる」生き物かもしれません。
でも、へびは脱皮を繰り返して傷を治したり、成長したりする生き物で、
『再生』『復活』『長寿』を表します。
また、「へびの夢を見ることは、吉兆(良いことがある前ぶれ)」と言われたり、
「へび皮の財布を持ったり、へびの抜け殻を財布に入れたりするとお金がたまる」と言われます。
へびは、運気を上げ、縁起がよくなる生き物なんですね。
では、その「へび年」である2025年は、どんな年かというと・・・
「これまでの努力や準備が、実を結び始める」年のようです。
ただ、すぐ結果が出る人もいれば、あとから結果が出る人もいます。結果が出るスピードは、人それぞれです。
ですから、すぐに結果が出なくても焦らず粘り強く取り組むことが大事です。
マイペースで一歩一歩前に進むことで、最後は自分のこうしたいという結果に近づくことができます。
目標を決めて1日1日を大切に過ごしたら、2025年はどんな年になるでしょう。とても楽しみですね。
また、3学期は、今の学年を締めくくると同時に、来年度の準備をする大事な3か月になります。
あっという間に過ぎる短い3学期ですが、みんなで頑張っていきましょう。
これで校長先生の話を終わります。
2学期 終業式 校長の話
おはようございます。
まず初めに、先ほど発表があった並木小マスコットキャラクター『わんぱくん』の考案者に、認定証書と記念品を贈りたいと思います。(考案者に贈呈)おめでとうございます。
この『わんぱくん』は、これからずーっと並木小のマスコットキャラクターです。何年たっても、みんなの子どもや孫が並木小に通うことになっても、ずっとそうです。「『わんぱくん』は、自分たちが並木小にいた時に誕生したんだ。」ということを忘れないでください。
さて、今日で2学期が終わりますが、2学期の始業式の時に校長先生が何を話したか覚えていますか?
こんな話をしました。
何かに挑戦すれば、失敗することもある。
『失敗』するのはイヤだけれど、『失敗』は「成功」のために必要なこと。
『失敗』も「成功」もする、挑戦する2学期にしよう!
市内音楽発表会や市内陸上大会、校内音楽集会、持久走記録会・・・、他にも、目立たないけれど大切な日ごろの勉強や運動、係や委員会の仕事など、いろいろあった2学期でしたが、並木っ子のみんなはどうでしたか?何かに挑戦できたでしょうか。ここで自分自身を振り返ってみましょう。
(20秒間目を閉じて、自分を振り返りました)
では、この2学期も、1学期と同様に2つの取り組みについて見てみましょう。
まずは、「短期目標への取り組み」についてです。
ちなみに、2学期は、全部で16週間ありました。その中で、短期目標達成クラス上位ベスト5を発表します。
第5位は6クラスあります。2年2組、3年2組、4年2組、5年1組、こだま4組、こだま5組です。賞状6枚獲得しました。
続いて第4位は2年1組。賞状11枚獲得しました。
第3位は1年2組。賞状12枚獲得しました。
第2位は6年2組。賞状14枚獲得しました。
第1位は5年2組。賞状の獲得枚数は15枚でした。16週間のうちの15枚というのは、とても素晴らしいことです。おめでとうございます。
3学期は期間が短いです。賞状も新しくするので、また新たにクラスで取り組んでみてください。
次に、2学期、図書室の本を何冊借りたか調べました。
9月2日から12月13日までで、並木っ子が借りた図書室の本の合計は、5,404冊です。
これは、ひとり平均「17.6冊」借りたことになります。
この2学期の数と1学期の数(3,694冊)を合計すると9,098冊。1人当たり平均29冊です。
校長先生は、1年間で1人当たり20冊読んでほしいという目標を立てましたが、2学期までに達成しました。すごいです!
このまま、3学期も頑張れば、1人平均40冊を越えられるでしょう。是非、チャレンジしましょう。
次に、2学期にたくさん本を借りた人のランキングです。
(ここで、2学期にたくさん本を借りた人の上位ベスト5も発表しました)
このように、2学期もいろんなことにチャレンジしてきました。
もちろん、日ごろの学習や運動、係や委員会の仕事など、地道に日常のことに頑張ってくれた並木っ子はたくさんいます。
目立っても、目立たなくても、成功しても、失敗しても、頑張ったことや挑戦したことは、必ず全部自分の力になって戻ってきます。3学期も、チャレンジをいっぱい頑張りましょう。
この冬休みは令和6年から令和7年になる、1年の切り替えにもなる休みです。
家では、家族のみなさんとどんな1年間だったか振り返ってみてください。
そして、1月7日(火)の3学期始業式、ここにいる全員、事故やケガ、病気にならずに元気に集まりましょう。
では、良いお年をお迎えください。
12月の全校朝会(校長の話)
今年、ディズニーリゾートに行った人?または、これから行く予定の人はいますか?
ディズニーリゾートには毎年、1500~2000万人もの人が訪れるそうです。
ディズニーリゾートが目指しているのは、「お客様に夢と感動をプレゼントすること」です。
ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダック、いろいろな乗り物やアトラクションがあり、訪れた人を夢と感動でいっぱいにしてくれます。
では、そのディズニーリゾートが、特別に大切にしている仕事はなんでしょう?
ミッキーやミニーたちを演じる仕事?、ショーやアトラクションを考える仕事?、それともお客さんを案内する仕事でしょうか?
これらも大切ですが、もっと大切にしている仕事があります。
それは「カストーディアル・キャスト」という仕事をする人たち。「ほうき」と「ちりとり」を持っている掃除係の人たちです。
夢と感動をプレゼントするために、一番気を遣っているのは、ゴミ1つないきれいな場所にすることなんです。
ミッキーが出てきて、素敵なショーを見せてくれても、周りにゴミがたくさん散らかっていては、「楽しい、かわいい」とは感じないでしょう。
ですから、ディズニーランドではゴミ1つないきれいな場所を目指し、掃除を徹底しています。
夜中から朝にかけても、広い園内をブラシで水洗いしたり、トイレ掃除をしたりしています。
何しろ「赤ちゃんがハイハイしても大丈夫なくらいきれいにする」というのが目標だそうです。
そのくらい徹底的にきれいにしているおかげで、私たちはディズニーランドで楽しく過ごすことができるのです。
では、私たちの並木小はどうでしょうか?
学校には、カストーディアル・キャストのような掃除係の人たちはいません。
でも、302名の並木っ子がいます。そして、並木小の掃除の約束「さ・し・す・せ・そ」があります。
みんなが本気になって掃除をしたら、きっと赤ちゃんがハイハイしても大丈夫なくらいきれいな学校になります。
もちろん、いくらキレイになっても、みんなはハイハイしてはいけません。
2学期の終わりには、大掃除もあるので、みんなで力を合わせて、きれいな学校にしましょう。
持久走記録会の講評
今日の持久走記録会は、どの学年も自分の走りと、走っている仲間への応援を頑張っている姿が見られました。
保護者の方も応援に来てくれていたので、さらにみんなのパワーになったのではないでしょうか。
今回の持久走記録会は、「試走の時の自分の記録と比べてどうだったか。」が大事でした。
誰かさんより速かったとか、遅かったとか、順位がどうとかではなく、まさに自分との戦いでした。
途中で、「苦しい。これだけ頑張ったんだから、もう歩いてもいいよ。」という、自分をあきらめさせようとする自分の声や、反対に「あの場所までもうちょっとだから我慢しよう。もう少しだけあきらめずに頑張ろう。」と、自分を励ます自分の声が聞こえていたかもしれません。
いずれにしても、最後まであきらめなかった人は、みんな勝利者です。
自分の記録(タイム)が、試走の時よりどのくらい短くなったのか、楽しみですね。
11月の全校朝会(校長の話)
並木っ子のみなさん、おはようございます。
今日は、2つお話をします。
1つ目は、先週11月1日(金)に行われた「音楽集会」についてです。
数年ぶりに全校児童と保護者が集まって音楽集会を行うことができましたが、この集会を成功させるため、何日も前から音楽委員会の皆さんが準備に取り組んでくれました。
音楽委員会のみなさん、その場に立ってください。準備等、大変だったと思いますが、そのおかげで、当日はスムーズな運営や進行でした。ありがとうございました。(みんなで拍手)
また、全校合唱や各学年の発表で指揮や伴奏をしてくれたみなさん、その場に立ってください。放課後や朝早く、誰も見ていないところで毎日努力していたはずです。当日は緊張してしまい、上手くいかなかった人もいたかもしれませんが、とても素敵な指揮や伴奏をありがとうございました。(みんなで拍手)
並木っ子の皆さん、何かしら行事等を行うときには、みんなの見ていないところで頑張って準備に当たってくれている仲間が必ずいます。普段の生活でもそうです。学級では係の人が、全校では委員会の人たちがいろいろな仕事をしてくれているから、みんな困らずに学校生活送ることができるのです。陰で頑張ってくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れないでください。
2つ目の話をします。
校長先生が、先月(10月)の全校朝会で何の話をしたか覚えていますか。そうです、あいさつについてお話ししました。では、先月、あいさつを頑張ったという人は手を挙げてください。(半分程度が挙手)あいさつをするには、勇気がいります。例えば、朝の会や帰りの会の時、大勢の仲間がいれば元気にあいさつすることができますが、ろう下などで1人になるとあいさつできなくなることが多いです。
先日、学校にお客さんが来られましたが、ろう下ですれ違う時に元気にあいさつする並木っ子に出会いました。そのお客さんは、「元気にあいさつしてくれてうれしい。素晴らしい。」と喜んでいました。
あいさつは、コミュニケーションの第一歩です。11月は、多くのお客さんが学校に来られます。用事があって学校に来られるお客さんに、元気にあいさつできるようにしましょう。
これで、校長先生の話を終わります。
10月の全校朝会(校長の話)
10月2日(火)全校朝会を行い、次のような話をしました。
やっと朝晩が過ごしやすくなってきました。
体育館で、みんなの顔を見ながら全校朝礼ができることをうれしく思います。
はじめに、昨日から教育実習生として並木小に勉強に来ている3人の先生に、自己紹介してもらいます。
(ひとりずつ話をしてもらいました)
並木っ子のみんなも、教育実習の先生といっぱい話をしたり、勉強を教えてもらったりしながら、仲良くなりましょう。
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
さて、これは何のことか分かりますか?
そうです。バナナ階段のところにある、「あいさつする時に意識したい4つのこと」です。
並木小では、生活委員会が毎朝昇降口で「あいさつ運動」をしたり、給食の時「あいさつマスター」を紹介したりしていますが、みんなは自分からあいさつできていますか?
朝、校長先生が昇降口にいてあいさつしたり、休み時間に廊下にいたりすると、自分からあいさつしてくる子もいれば、あいさつしても返してくれない子など、反応は様々です。
あいさつを返してくれるとうれしいですが、返してくれないと悲しいです。
そこで、「なぜ、あいさつしないんだろう?」と考えてみました。
たぶん、「はずかしい」「めんどうくさい」「自分にしたの?」「なぜ、あいさつするの?」「タイミングがずれた」「あいさつなんてしなくても良いでしょ」
といった理由でしょうか? みんなはどう思いますか?
「あいさつは大切」ということはみんな分かっていると思います。
そこで、今日は 「あいさつ」について考えてみたいと思います。
調べてみたら、「あいさつ」には5つの良いことがあるそうです。
1つ目は、「感謝を伝えられる」ということです。
感謝を伝える言葉の代表は「ありがとう」ですが、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」という言葉に感謝の気持ちを込めることができます。
例えば、「今日も元気に会えてうれしい」という気持ちで「おはよう」「こんにちは」
「今日は一緒に勉強できて楽しかった。明日もよろしく」という気持ちで「さようなら」こんな気持ちであいさつできたら、素敵だと思います。
2つ目は、「相手の存在を認める」ということです。
「あいさつ」は、相手がそこにいるのが分かって、声を掛けようと思ってするものです。
もし、「あいさつ」しなければ、「あなたのことを無視します、認めません」ということになってしまいます。もし、自分がそんなことされたら、とても悲しいですね。
逆に、あまり関わったことのない相手でも、「あいさつ」されると
「私に気づいてくれている」という気持ちになって、うれしくなるでしょう。
3つ目は、「仲良くなるきっかけになる」ということです。
「あいさつ」は、人と関わる「はじめの一歩」です。その人と何度か「あいさつ」しているうちに、話しをするきっかけができて仲良くなったり、相手の方から「この人、話しかけやすい人だな。もっと話してみよう。仲良くなりたい。」という気持ちになったりします。
「あいさつ」をきっかけに、一生大切にしたい人と出会えるかもしれません。
日ごろ話をしない人と「あいさつ」することほど、大切なことはないかもしれません。
4つ目は、「印象が良くなる」ということです。
「あいさつ」は、人と出会ったらすぐにすることです。5秒もかかりません。
「この人、あいさつしてくれるから、みんなに優しくて良い人だろうなあ」と思われるか、「この人、人と会っても、あいさつもしてくれない。感じ悪い人だな」と思われるか、
どっちの方が、自分に対する印象が良いでしょう。
5つ目は、「緊張をほぐせる」ということです。
緊張している時に、相手から「あいさつ」されると安心するし、自分から相手にあいさつを返すと、緊張がとれるものです。
緊張するときほど、笑顔で元気にあいさつすれば、気持ちが楽になります。
以上が、「あいさつ」が持つ5つの良いことです。
もしかしたら、もっと良いことがあるかもしれません。みんなも見つけたら、校長先生に教えてください。
では、気持ちの良い「あいさつ」をするために大切なことは何でしょう?
そうです。最初に話をした、
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
ここに、あいさつについての大切なヒントがいっぱいあります。
「あかるく」・・・・(笑顔で、相手を見て、元気な声であいさつ)
「いつも」・・・・・・(いつでも、何度でも、誰にでもあいさつ)
「さきに」・・・・・・(相手より先に、自分からあいさつ)
「つづける」・・・・(途中でやめずに、続けるあいさつ)
とても大切ですね。
このことを意識し、「相手にとどく、元気なあいさつ」を心がけて、
今まで以上に「あいさつあふれる並木小」にしていきましょう。
校長の話(2学期 始業式)
並木っ子のみなさん、おはようございます。
とても暑い日が続きましたが、身体の調子は悪くなりませんでしたか。
今朝、昇降口で元気に登校してくるみんなに会えて、嬉しかったです。
この夏休み、みんなはどう過ごしたでしょうか?
みんなにとって一番の思い出や、心に残った出来事は何でしたか?
ぜひ、みんなから直接聞いてみたいです。
いつでも校長室は開いているので、昼休みなど、話をしに来てください。
この夏休み、校長先生が一番心に残ったのは、「パリオリンピック」です。
今日は、オリンピックを通じて『挑戦』することの大切さのお話をします。
ちなみに、オリンピックが開かれたパリは、どこの国の首都でしょうか?
そうです、フランスです。ヨーロッパにあります。
では、オリンピックは何年に一度行われますか?
正解は、4年に一度です。選手たちは、この大会でメダルを取ることを目標に、
4年間つらい練習に耐えて力をつけ、大会に出場するのです。
このオリンピックで、日本は、海外の大会では一番多いメダルを獲得しました。
すごいですね。メダルを目標に4年間も頑張ってきた選手に頭が下がります。
でも、校長先生の心に一番残ったことは、そのことではありません。
「どの選手も、最後まで『挑戦(チャレンジ)』し続けることをやめなかった。」
ということです。
メダルが取れても取れなくても、勝っても負けても、どんな結果になっても、
『挑戦』し続けたことは、とてもすごいことだと思います。
『挑戦』しなければ、『勝ち』も『負け』もありません。
今回のパリオリンピックに女子レスリングで出場した松戸市出身の須崎選手は、
前回の東京オリンピックで金メダルを取り、今回も金メダルの有力候補でしたが、
最初の試合でインドの選手に負けてしまいました。
しかし、その後、気持ちを切り替え、敗者復活戦で銅メダルを獲得しました。
その須崎選手が、こんな言葉を残しています。
「負けたことがあるということが、いつか大きな財産になるという言葉を信じて、
また頑張っていきたいと思います」
1学期の終業式で、校長先生は短期目標への取り組みに触れながら、
「『成功』の反対は『失敗』じゃない。『何も挑戦しない』こと。」という話を
しました。
ここで、『勝ち』『負け』を、『成功』と『失敗』に言い換えてみましょう。
何かに『挑戦』しなければ、『成功』も『失敗』もない。
『失敗』しても、あきらめずに繰り返し『挑戦』し続けることが
『成功』につながるのです。
みなさんは、エジソンを知っていますか?電気の発明で有名ですね。
エジソンは、成功するまでにたくさんの失敗を繰り返しましたが、
「私は失敗したことがない。1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ。」
という言葉を残しています。
また、バスケットボールの神様と言われるマイケル・ジョーダンは、
「失敗することには耐えられるが、挑戦しないでいることには耐えられない。」
と言っています。
もしかすると、『失敗』は『成功』するまで自分を挑戦し続けさせてくれる
『成功のタネ』ではないでしょうか。
誰でも『失敗』は嫌なことですが、『成功』のために必要なものだと思います。
さあ、今日から始まる2学期。並木っ子のみんなは、
『成功も失敗もする、挑戦する2学期』
『成功も失敗もしない、挑戦しない2学期』
どちらを選びますか?
校長先生は、『成功も失敗もする、挑戦する2学期』を過ごします。
みんなにも、『成功も失敗もする、挑戦する2学期』を過ごしてほしいです。
これで、校長先生の話を終わります。
校長の話(1学期 終業式)
1学期が終了しました。保護者の皆様には、授業参観や運動会等の学校行事をはじめ、学年行事、校外学習、環境ボランティア等々、様々な場面でご協力いただきました。至らない点が多々あったかと思いますが、皆様のおかげで並木っ子304名、この1学期大きな怪我や事故、病気等なく終えることができました。ありがとうございました。
7月19日(金) 1学期の終業式で、次のような話をしました。
おはようございます。今日は、まずはじめにお別れの話をします。今まで、通訳として1年2組に入ってくださっていた 南 覚子先生と、今日でお別れになります。並木っ子のために力を貸してくださった南先生に、お礼の拍手を送りましょう。ありがとうございました。
さて、今日で1学期が終わり、明日から夏休みですね。
この1学期、並木っ子のみんなは色んなことに取り組み、頑張ってきたので、いくつか紹介します。
まずは、「短期目標への取り組み」です。
各クラスで話し合って短期目標を決め、達成するために努力してきました。校長先生も短期目標達成の賞状を作り、給食の時に届けに行きました。ここで、1学期の短期目標達成クラス上位ベスト3を発表します。
第3位は2クラスあります。3年2組と6年2組で、賞状を8枚ゲットしました。
第2位も2クラスあります。2年1組と4年2組で、賞状を9枚ゲットしました。
第1位は5年1組です。獲得した賞状は、全部で13枚。おめでとうございます。
もしかすると、達成していたけれど短期目標カードを校長先生に届けていなかったクラスがあったかもしれません。1学期は終了ですが、2学期もクラスで目標を決めて、みんなで目標達成を目指していきましょう。
また、中には目標が達成しなかったクラスもあったでしょう。でも、達成しなかったからダメではありません。目標に向かってチャレンジすることが大事です。チャレンジしたから失敗したんです。じゃあ、失敗したら...、もう一度同じ目標を立てて、成功するまでチャレンジすればいいんです。チャレンジしなければ、成功も失敗もないですね。
次に、「1学期、並木っ子が図書室の本を何冊借りたか」調べました。
7月12日までの分ですが、並木っ子が借りた図書室の本の合計は、3,694冊です。
これは、ひとり平均12冊借りたことになります。
校長先生は、みんなに1年間で20冊借りて欲しいと思っています。2学期から、並木っ子全員が1か月に1冊以上の本を借りれば、達成できます。是非、チャレンジしましょう。
(ここで、1学期にたくさん本を借りた人の上位ベスト5も発表しました)
最後にもう一つ、「校長先生との朝のハイタッチチャレンジ」です。7月3日から18日まで、昇降口やつくし野門で、あいさつしながらみんなとハイタッチをしました。合計は1,306回でした。これは毎日約130人、並木っ子の3人に1人とハイタッチしたことになります。協力ありがとうございました。また、やりましょう。
このように、1学期色んなことにチャレンジしてきました。2学期も、チャレンジがんばりましょう。
最後に、大切な話をします。
並木っ子のみんなには、「この夏休み、交通事故にくれぐれも気をつけて欲しい」というお話です。
(ここで、今から26年前、私が起こした交通事故のことについて話をしました。)
交通事故は、起こそうと思わなくても、相手を傷つけてしまう加害者になったり、巻き込まれてケガをしてしまう被害者になったりします。自転車に乗っていても同じです。みんなが交通事故に合ったり、事故を起こしたりしてしまうかもしれません。並木っ子のみんなには、校長先生のような辛い思いをしてほしくありません。夏休み、絶対に交通事故に合ったり、起こしたりしないように願っています。
9月2日は2学期の始業式です。
ここにいる全員、事故やケガ、病気にならずに元気に集まりましょう。
これで校長先生の話を終わります。