校長あいさつ
2学期 終業式 校長の話
おはようございます。
まず初めに、先ほど発表があった並木小マスコットキャラクター『わんぱくん』の考案者に、認定証書と記念品を贈りたいと思います。(考案者に贈呈)おめでとうございます。
この『わんぱくん』は、これからずーっと並木小のマスコットキャラクターです。何年たっても、みんなの子どもや孫が並木小に通うことになっても、ずっとそうです。「『わんぱくん』は、自分たちが並木小にいた時に誕生したんだ。」ということを忘れないでください。
さて、今日で2学期が終わりますが、2学期の始業式の時に校長先生が何を話したか覚えていますか?
こんな話をしました。
何かに挑戦すれば、失敗することもある。
『失敗』するのはイヤだけれど、『失敗』は「成功」のために必要なこと。
『失敗』も「成功」もする、挑戦する2学期にしよう!
市内音楽発表会や市内陸上大会、校内音楽集会、持久走記録会・・・、他にも、目立たないけれど大切な日ごろの勉強や運動、係や委員会の仕事など、いろいろあった2学期でしたが、並木っ子のみんなはどうでしたか?何かに挑戦できたでしょうか。ここで自分自身を振り返ってみましょう。
(20秒間目を閉じて、自分を振り返りました)
では、この2学期も、1学期と同様に2つの取り組みについて見てみましょう。
まずは、「短期目標への取り組み」についてです。
ちなみに、2学期は、全部で16週間ありました。その中で、短期目標達成クラス上位ベスト5を発表します。
第5位は6クラスあります。2年2組、3年2組、4年2組、5年1組、こだま4組、こだま5組です。賞状6枚獲得しました。
続いて第4位は2年1組。賞状11枚獲得しました。
第3位は1年2組。賞状12枚獲得しました。
第2位は6年2組。賞状14枚獲得しました。
第1位は5年2組。賞状の獲得枚数は15枚でした。16週間のうちの15枚というのは、とても素晴らしいことです。おめでとうございます。
3学期は期間が短いです。賞状も新しくするので、また新たにクラスで取り組んでみてください。
次に、2学期、図書室の本を何冊借りたか調べました。
9月2日から12月13日までで、並木っ子が借りた図書室の本の合計は、5,404冊です。
これは、ひとり平均「17.6冊」借りたことになります。
この2学期の数と1学期の数(3,694冊)を合計すると9,098冊。1人当たり平均29冊です。
校長先生は、1年間で1人当たり20冊読んでほしいという目標を立てましたが、2学期までに達成しました。すごいです!
このまま、3学期も頑張れば、1人平均40冊を越えられるでしょう。是非、チャレンジしましょう。
次に、2学期にたくさん本を借りた人のランキングです。
(ここで、2学期にたくさん本を借りた人の上位ベスト5も発表しました)
このように、2学期もいろんなことにチャレンジしてきました。
もちろん、日ごろの学習や運動、係や委員会の仕事など、地道に日常のことに頑張ってくれた並木っ子はたくさんいます。
目立っても、目立たなくても、成功しても、失敗しても、頑張ったことや挑戦したことは、必ず全部自分の力になって戻ってきます。3学期も、チャレンジをいっぱい頑張りましょう。
この冬休みは令和6年から令和7年になる、1年の切り替えにもなる休みです。
家では、家族のみなさんとどんな1年間だったか振り返ってみてください。
そして、1月7日(火)の3学期始業式、ここにいる全員、事故やケガ、病気にならずに元気に集まりましょう。
では、良いお年をお迎えください。
12月の全校朝会(校長の話)
今年、ディズニーリゾートに行った人?または、これから行く予定の人はいますか?
ディズニーリゾートには毎年、1500~2000万人もの人が訪れるそうです。
ディズニーリゾートが目指しているのは、「お客様に夢と感動をプレゼントすること」です。
ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダック、いろいろな乗り物やアトラクションがあり、訪れた人を夢と感動でいっぱいにしてくれます。
では、そのディズニーリゾートが、特別に大切にしている仕事はなんでしょう?
ミッキーやミニーたちを演じる仕事?、ショーやアトラクションを考える仕事?、それともお客さんを案内する仕事でしょうか?
これらも大切ですが、もっと大切にしている仕事があります。
それは「カストーディアル・キャスト」という仕事をする人たち。「ほうき」と「ちりとり」を持っている掃除係の人たちです。
夢と感動をプレゼントするために、一番気を遣っているのは、ゴミ1つないきれいな場所にすることなんです。
ミッキーが出てきて、素敵なショーを見せてくれても、周りにゴミがたくさん散らかっていては、「楽しい、かわいい」とは感じないでしょう。
ですから、ディズニーランドではゴミ1つないきれいな場所を目指し、掃除を徹底しています。
夜中から朝にかけても、広い園内をブラシで水洗いしたり、トイレ掃除をしたりしています。
何しろ「赤ちゃんがハイハイしても大丈夫なくらいきれいにする」というのが目標だそうです。
そのくらい徹底的にきれいにしているおかげで、私たちはディズニーランドで楽しく過ごすことができるのです。
では、私たちの並木小はどうでしょうか?
学校には、カストーディアル・キャストのような掃除係の人たちはいません。
でも、302名の並木っ子がいます。そして、並木小の掃除の約束「さ・し・す・せ・そ」があります。
みんなが本気になって掃除をしたら、きっと赤ちゃんがハイハイしても大丈夫なくらいきれいな学校になります。
もちろん、いくらキレイになっても、みんなはハイハイしてはいけません。
2学期の終わりには、大掃除もあるので、みんなで力を合わせて、きれいな学校にしましょう。
持久走記録会の講評
今日の持久走記録会は、どの学年も自分の走りと、走っている仲間への応援を頑張っている姿が見られました。
保護者の方も応援に来てくれていたので、さらにみんなのパワーになったのではないでしょうか。
今回の持久走記録会は、「試走の時の自分の記録と比べてどうだったか。」が大事でした。
誰かさんより速かったとか、遅かったとか、順位がどうとかではなく、まさに自分との戦いでした。
途中で、「苦しい。これだけ頑張ったんだから、もう歩いてもいいよ。」という、自分をあきらめさせようとする自分の声や、反対に「あの場所までもうちょっとだから我慢しよう。もう少しだけあきらめずに頑張ろう。」と、自分を励ます自分の声が聞こえていたかもしれません。
いずれにしても、最後まであきらめなかった人は、みんな勝利者です。
自分の記録(タイム)が、試走の時よりどのくらい短くなったのか、楽しみですね。
11月の全校朝会(校長の話)
並木っ子のみなさん、おはようございます。
今日は、2つお話をします。
1つ目は、先週11月1日(金)に行われた「音楽集会」についてです。
数年ぶりに全校児童と保護者が集まって音楽集会を行うことができましたが、この集会を成功させるため、何日も前から音楽委員会の皆さんが準備に取り組んでくれました。
音楽委員会のみなさん、その場に立ってください。準備等、大変だったと思いますが、そのおかげで、当日はスムーズな運営や進行でした。ありがとうございました。(みんなで拍手)
また、全校合唱や各学年の発表で指揮や伴奏をしてくれたみなさん、その場に立ってください。放課後や朝早く、誰も見ていないところで毎日努力していたはずです。当日は緊張してしまい、上手くいかなかった人もいたかもしれませんが、とても素敵な指揮や伴奏をありがとうございました。(みんなで拍手)
並木っ子の皆さん、何かしら行事等を行うときには、みんなの見ていないところで頑張って準備に当たってくれている仲間が必ずいます。普段の生活でもそうです。学級では係の人が、全校では委員会の人たちがいろいろな仕事をしてくれているから、みんな困らずに学校生活送ることができるのです。陰で頑張ってくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れないでください。
2つ目の話をします。
校長先生が、先月(10月)の全校朝会で何の話をしたか覚えていますか。そうです、あいさつについてお話ししました。では、先月、あいさつを頑張ったという人は手を挙げてください。(半分程度が挙手)あいさつをするには、勇気がいります。例えば、朝の会や帰りの会の時、大勢の仲間がいれば元気にあいさつすることができますが、ろう下などで1人になるとあいさつできなくなることが多いです。
先日、学校にお客さんが来られましたが、ろう下ですれ違う時に元気にあいさつする並木っ子に出会いました。そのお客さんは、「元気にあいさつしてくれてうれしい。素晴らしい。」と喜んでいました。
あいさつは、コミュニケーションの第一歩です。11月は、多くのお客さんが学校に来られます。用事があって学校に来られるお客さんに、元気にあいさつできるようにしましょう。
これで、校長先生の話を終わります。
10月の全校朝会(校長の話)
10月2日(火)全校朝会を行い、次のような話をしました。
やっと朝晩が過ごしやすくなってきました。
体育館で、みんなの顔を見ながら全校朝礼ができることをうれしく思います。
はじめに、昨日から教育実習生として並木小に勉強に来ている3人の先生に、自己紹介してもらいます。
(ひとりずつ話をしてもらいました)
並木っ子のみんなも、教育実習の先生といっぱい話をしたり、勉強を教えてもらったりしながら、仲良くなりましょう。
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
さて、これは何のことか分かりますか?
そうです。バナナ階段のところにある、「あいさつする時に意識したい4つのこと」です。
並木小では、生活委員会が毎朝昇降口で「あいさつ運動」をしたり、給食の時「あいさつマスター」を紹介したりしていますが、みんなは自分からあいさつできていますか?
朝、校長先生が昇降口にいてあいさつしたり、休み時間に廊下にいたりすると、自分からあいさつしてくる子もいれば、あいさつしても返してくれない子など、反応は様々です。
あいさつを返してくれるとうれしいですが、返してくれないと悲しいです。
そこで、「なぜ、あいさつしないんだろう?」と考えてみました。
たぶん、「はずかしい」「めんどうくさい」「自分にしたの?」「なぜ、あいさつするの?」「タイミングがずれた」「あいさつなんてしなくても良いでしょ」
といった理由でしょうか? みんなはどう思いますか?
「あいさつは大切」ということはみんな分かっていると思います。
そこで、今日は 「あいさつ」について考えてみたいと思います。
調べてみたら、「あいさつ」には5つの良いことがあるそうです。
1つ目は、「感謝を伝えられる」ということです。
感謝を伝える言葉の代表は「ありがとう」ですが、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」という言葉に感謝の気持ちを込めることができます。
例えば、「今日も元気に会えてうれしい」という気持ちで「おはよう」「こんにちは」
「今日は一緒に勉強できて楽しかった。明日もよろしく」という気持ちで「さようなら」こんな気持ちであいさつできたら、素敵だと思います。
2つ目は、「相手の存在を認める」ということです。
「あいさつ」は、相手がそこにいるのが分かって、声を掛けようと思ってするものです。
もし、「あいさつ」しなければ、「あなたのことを無視します、認めません」ということになってしまいます。もし、自分がそんなことされたら、とても悲しいですね。
逆に、あまり関わったことのない相手でも、「あいさつ」されると
「私に気づいてくれている」という気持ちになって、うれしくなるでしょう。
3つ目は、「仲良くなるきっかけになる」ということです。
「あいさつ」は、人と関わる「はじめの一歩」です。その人と何度か「あいさつ」しているうちに、話しをするきっかけができて仲良くなったり、相手の方から「この人、話しかけやすい人だな。もっと話してみよう。仲良くなりたい。」という気持ちになったりします。
「あいさつ」をきっかけに、一生大切にしたい人と出会えるかもしれません。
日ごろ話をしない人と「あいさつ」することほど、大切なことはないかもしれません。
4つ目は、「印象が良くなる」ということです。
「あいさつ」は、人と出会ったらすぐにすることです。5秒もかかりません。
「この人、あいさつしてくれるから、みんなに優しくて良い人だろうなあ」と思われるか、「この人、人と会っても、あいさつもしてくれない。感じ悪い人だな」と思われるか、
どっちの方が、自分に対する印象が良いでしょう。
5つ目は、「緊張をほぐせる」ということです。
緊張している時に、相手から「あいさつ」されると安心するし、自分から相手にあいさつを返すと、緊張がとれるものです。
緊張するときほど、笑顔で元気にあいさつすれば、気持ちが楽になります。
以上が、「あいさつ」が持つ5つの良いことです。
もしかしたら、もっと良いことがあるかもしれません。みんなも見つけたら、校長先生に教えてください。
では、気持ちの良い「あいさつ」をするために大切なことは何でしょう?
そうです。最初に話をした、
「あかるく」 「いつも」 「さきに」 「つづける」
ここに、あいさつについての大切なヒントがいっぱいあります。
「あかるく」・・・・(笑顔で、相手を見て、元気な声であいさつ)
「いつも」・・・・・・(いつでも、何度でも、誰にでもあいさつ)
「さきに」・・・・・・(相手より先に、自分からあいさつ)
「つづける」・・・・(途中でやめずに、続けるあいさつ)
とても大切ですね。
このことを意識し、「相手にとどく、元気なあいさつ」を心がけて、
今まで以上に「あいさつあふれる並木小」にしていきましょう。