校長室から
6年生校外学習
11月20日(月)に、6年生は校外学習に出かけました。行き先は科学技術館と国会議事堂です。6年生にとっては延期となっている修学旅行前に、再度「自ら考動し、楽しい校外学習にしよう」を確認するための絶好の機会となりました。この日も少し風がありましたが、太陽の日差しが降り注ぐ絶好の校外学習日和でした。
学校を出発して、道中渋滞により予定のルートを迂回するハプニングもありましたが、その分普段間近で見ることの少ない東京の街並みを堪能するバスの旅となりました。東京スカイツリー、浅草駅、墨田川の脇とバスは進みます。都心に近づくにつれ次々と現れるビル群を見た子どもたちは「高い建物がたくさんあるね」「我孫子と違うね」と興奮気味に話していました。バスガイドさんがしてくださる丁寧な説明にも真剣に耳を傾け、たくさんの情報を得ていました。
科学技術館に到着すると早速見学開始です。科学技術館は、科学を利用して技術を発展させてきた営みを、さまざまな展示とワークショップによって紹介しています。子どもたちは2階から5階までの展示を順番にグループごとに見て回り、見て・触って・からだ全体を使って体感していました。また、初めて目にする内容でも、楽しみながら科学と技術に興味・関心を深めていました。グループに分かれての班行動でしたが、見学のルールや集合時間等の約束を皆で守る姿に、「自分たちで考えて行動できるようになってきたなぁ」と感心しました。昼食の時間も30分と短い時間でしたが、「遅れると次に利用する団体に迷惑がかかるから」と声を掛け合って楽しく時間内に済ませることができました。
次は国会議事堂に移動しての見学です。今回は衆議院議場の見学を予定していましたが、急遽本会議が入ったので、参議院議場の見学に変更となりました。日本の政治が実際に行われている議場を見学した子どもたちからは、「テレビで見たあの場所を見られるなんてすごい!」「これからはもっと政治に興味を持ってみよう」などの感想が聞かれました。
これまでの校外学習を経て、子どもたちは実際に体験しなければ得ることのできない貴重な学びの大切さを肌で感じてきました。12月には延期になった修学旅行が控えています。小学校生活の集大成として、これまでの学びを活かす場になればと思います。そして、卒業までの1つ1つの行事や学校生活でも「新たな気づき」を得ていくことでしょう。将来への期待と希望を抱かせつつ、1つ1つの気付き、1つ1つの学びを大切にしながら卒業までの道のりを歩んでいけるよう職員も一丸となってこれをサポートしていきます。6年生のさらなる成長に期待します!