校長室から

校長室から

令和5年度 卒業証書授与式

 3月15日(金)、快晴の中、ご来賓の皆様、保護者の皆様の温かい眼差しに見守られ、卒業証書授与式を挙行することができました。卒業証書を手にした、五十七名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!

 担任の先生の、万感の想いを込めた呼名に応えた「返事」。

 卒業証書を受け取る時の卒業生の表情は,緊張の中にも喜びにあふれ、希望に輝いていました。立派になった卒業生の「姿」。

 本校での六年間の生活を頑張りぬいた満足感と、未来を切り開いていこうとする強い決意が感じられ、とても頼もしく、とても嬉しく思いました。

 伝統ある我孫子第二小学校を未来に向かって今日巣立つ卒業生。

 四年前、皆さんが二年生も終わりに差し掛かった三月に突然の休校、それから三・四・五年生の三年間は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の中での学校生活を余儀なくされました。

 そして最上級生となった六年生。昨年の五月八日にコロナウイルスの分類が五類に引き下げられ、以前の日常が戻り始めた今年度は、児童一人一人が活躍するよう、できる限りの学校行事を皆さんと共に実施してきました。それは、我が二小が「体験こそ全ての礎」とし、体験によって「生きる力」を育むことが最も大切だと考えている学校だからです。

 予測困難な未来だからこそ、本校での学習・生活・飼育・体験活動で培った、「元気でやさしい」「力をあわせる」「必ずやりぬく」ことをいつまでも大切に、そして生かし、中学生として、そしてその先の人生でも更なる成長と活躍を期待しています。「ピンチはチャンス」です。ピンチではなかったけど、台風で十二月に延期した修学旅行。「今度は実施できますように」と無事に終わるまで、実はハラハラしていました。しかし雪の舞い散る日光での活動は、私にとっても貴重な体験となり、皆さんとの一番の思い出になりました。

 このように、予定や計画通りとならないことがこれからも必ずあります。そんな時は、この二小での貴重な学びや体験を思い出し、自分にとっての「正解」を探していってください。いつまでも、いつまでも応援しています!

いよいよ明後日卒業式です!

 先週から始まった卒業式練習もあっという間に時間が過ぎ、3月13日(水)に予行練習を行いました。13日の本番に向けて6年生はもちろんのこと、在校生代表で卒業式に参加する5年生も、練習に余念がありません。式の流れに沿って、自分がすべきことに黙々と取り組んでいました。

 小学校生活で「最後の授業」となる卒業式。6年生が新年度、新生活に夢と希望をもって堂々と卒業できるように職員も在校生も一丸となって最終準備を進めていきます。

「6年生を送る会」を行いました!

 2月22日(木)に「6年生を送る会」を体育館で行いました。在校生は、お世話になった6年生に感謝の気持ちを伝えること、6年生は、小学校生活の思い出を振り返ると共にこれからも二小の卒業生としてがんばっていこうとする気持ちを持つこと、そして、在校生・6年生共に心に残るような会にすることなどをねらいとして実施しました。

 

 1年生と手をつないで入場した6年生。今日の主役はステージから参観です。1~5年生は体育館のフロアで発表を行いました。「6年生ありがとう 今度は私たちが恩返し」をスローガンに、6年生にこれまでの感謝の気持ちを伝えるために各学年工夫を凝らした発表を行いました。

 3年生は「This is for you!」と呼びかけでスタート。6年生へ感謝の気持ちを込めて、運動会の時のダンス、ソーラン節を披露し、最後は歌のプレゼントでした。威勢の良い掛け声や伸びやかな歌声が響き渡りました。

 2年生は「かさこじぞう2024 二小バージョン」と題して寸劇とダンスと歌のプレゼントをしました。一人一人が自分の役割を見事に果たしました。かわいらしいダンスに会場が大いに盛り上がりました。

 4年生は「時をかけろ!6年生」と題して、懐かしいあの頃にご案内、6年生にまつわるクイズを出しました。クイズの後はリコーダー、キーボード、タンバリンを使い演奏を披露しました。

 1年生は、6年生と過ごした今年1年間を振り返り、「応援団」になり、感謝の気持ちを込めてエールを送りました。「6年生はいつも助けてくれるスーパーマン」のセリフもあり、最後はお礼の歌を歌いました。

 5年生は「6年間の宝箱」と題して、思い出スライドショーを上映しました。6年間の学校生活や行事を通して活躍した6年生の姿がたくさん映し出されました。最後に、5年生にとっても思い出である歌をプレゼントしました。

 どの学年の発表も6年生を大いに喜ばせました。発表後、各学年からのプレゼントの紹介があり、最後はいよいよ6年生の発表です。6年生からは、歌のプレゼント。最高学年の歌声はやはり素晴らしいものでした。最後は全校合唱でこの会を締めくくりました。どの学年も心を込めて、卒業する6年生に感謝の気持ちを届けることができました。「6年生大好き!」と声をかけた1年生が何人もいました。

 在校生は、6年生の姿を見て育ちました。お手本となった6年生の姿や態度をこれからは受け継ぎ、繋げていってくれることでしょう。また、この6年生を送る会は、新旧児童会役員と4・5年生の各クラスから出た実行委員によって運営されました。企画・準備・当日の分担まで、互いに協力しながら、そしてそれぞれが自分の仕事を立派にやり遂げました。子どもたち一人一人に成長を感じました!

 残すは卒業式、皆で万全の準備をしていきます!

 

「ようこそ先輩!二小へ」

 2月19日(月)・20(火)の2日間、6年生は総合的な学習の時間に青木章我孫子市副市長を講師にお迎えし、「ようこそ先輩」と題して特別授業を行いました。青木副市長はこの我孫子第二小学校の卒業生でもあります。後輩でもある6年生にたくさんのメッセージをくださいました。

 1日目は自己紹介から始まり、ご自身の小学校時代の様子、二小の歴史や学校とゆかりのある有名人など、第二小学校を中心にお話しくださいました。

 2日目は、地方自治の仕組みや市区町村の仕事、税金、さらに副市長の仕事についてお話してくださいました。

 2日目の休憩時間には、一昨年まで理科支援員として、現在は学校運営協議会の委員として二小にご尽力くださっている香取典男先生と渡邉貞治先生も参加してくださり、「昔の遊び」を紹介してくださいました。

 青木副市長は終始笑顔で、そして力強く熱い想いをもって子どもたちに語りかけてくださる姿が印象的でした。子どもたちの質問にも、身振り手振りを交えて丁寧に答えてくださいました。休み時間には副市長を取り囲む輪ができました。質問をする児童もいれば、サインをねだる児童もいて、人気の高さが伺えました。

 話のキーワードとして、「縁や出会いを大切に」「仕事に対してプロ意識を持つ」「社会貢献の大切さ」「感謝・恩返し」等がたくさん出てきました。そして、「二小の持つ素晴らしさ、地域と学校が団結している二小独自の教育をこれからもずっと続けてほしい」「自分の考えを、自信を持って言える人になってほしい」と人生の先輩としても貴重なアドバイスをくださいました。 

 子どもたちからは、「素晴らしい先輩がいて誇りに思う」「二小は地域の人たちに支えられているんだね」「副市長の我孫子市や二小に対する熱い思いをたくさん感じた」などの感想が出ました。

 創立135周年の際にも伝えましたが、この学びがいつか花を咲かせ、郷土を愛し我孫子のために活躍する大人に成長することを期待します!

全校で誕生日を祝いました!

 2月20日(火)は第二小学校の誕生日、学校ができて135回目の誕生日です!今は令和の時代ですが、その前の平成、昭和、大正、明治の22年に我孫子第二小学校がスタートしました。でも、作られた当時は我孫子尋常小学校岡発戸分教場として、白泉寺というお寺を校舎としていたそうです。皆さんのおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんの中にも二小の卒業生という方がいると思います。6年生は19日・20日と青木副市長からお話を聴きましたが、青木副市長も第二小学校の卒業生です。

 今回は体育館で、全校で二小の誕生日を祝いました。現在高校生である卒業生の司会に始まり、青木副市長からのお祝いの言葉、児童会役員による二小クイズや二小のマスコットキャラクターの発表がありました。

 

 そして、「二小の子どもたちのために何かできることはないかな?」と申し出てくれた卒業生が所属する「HAPPA ENTERTAINMENT」の皆さんによる、歌やダンスのパフォーマンスショーを皆で楽しみました。

 バンドの迫力ある音、シンガーの歌やオリジナリティー、ダンサーの表現力とユーモアを体験した子どもたちは、喜びに満ち溢れていました。職員も一緒になってダンスを踊り、子どもたちからたくさんの拍手をもらいました。

 ショーを見た子どもたちからは「いつかあんな風に歌ったり踊ったりできたらいいな」「こんな素敵な卒業生がいてうれしい!」という感想も聞かれました。本当に素敵な時間をありがとうございました!

 二小の誕生日を祝うこの記念式典を通して、卒業した先輩が立派に活躍していることを実感した子どもたち。二小の児童であることを誇りに思い、同じように活躍する将来の自分の姿をイメージした子もいたかもしれません。今はまだ夢や自分のやりたいことが見つからなくても、今できることに一生懸命に取り組み、また、毎日仲間と過ごせる日々の素晴らしさを大切にしてほしいと思います。

 そして今度はみんなの番!いつかの日か、立派に成長した姿を見せに二小に戻ってきてください!

 

校長あいさつ