校長室から
2学期終業式
12月23日(月)は第2学期の終業式です。体育館に集合した子どもたちは、どの子もこの4ヶ月間の成長が伺える表情で、式に臨む態度もとても立派でした。
終業式の前に2学期の表彰がありました。絵画、陸上競技大会など、子どもたちの頑張りを全校でお祝いしました。
そして終業式。まず初めに3年生と6年生の児童から、「2学期を振り返って」の発表がありました。どちらの児童も2学期に頑張ったこと、あいさつや委員会活動について発表しました。「取り組みを通して成長できた」という発表者には、全校から大きな拍手が送られました。
続いて私から、子どもたちに次のようにお話をしました。
77日あった2学期も色々な行事がありました。がんばったこと、できるようになったことがたくさんありますね。成長した自分をたくさんほめましょう!でも、反省も大事です。「こうすればよくなる」とか、「次はこうやってみよう」など、もっとよくなるように振り返って見直しをしてください。
さて、明日からいよいよ冬休みですね。冬休みには是非こんなことをしてみてください。(ステージ上のスクリーンで、大掃除・手伝い・家族団らん・1年の計画を立てる等を紹介しました)そして最後になりますが、冬休み中、事故やケガには十分気をつけて過ごしてください。では1月7日、3学期の始業式で会いましょう!
最後に生徒指導主任から、冬休みの過ごし方についてお話がありました。お休みも規則正しい生活をしてほしい・お金に関すること・安全について・不審者対策・情報モラル等についてお話がありました。子どもたちは「うんうん」と頷きながら真剣に話に聞き入っていました。
2学期、保護者の皆様には本校の教育活動にご理解ご協力をいただき本当にありがとうございました。冬休みをお子さんと楽しく過ごしください。そして、新年を素敵な年にするために、是非ご家族で「一年の計」を立ててほしいと思います!
書き初め練習
12月9日(月)、10日(火)に、3~6年生は体育館で書き初め練習を行いました。今年度も講師は戸沼先生にお願いしています。今回のお題は3年生「毛まり」、4年生「うめの花」、5年生「新しい年」、6年生「初春の風」です。子どもたちそれぞれが大きな用紙に大きな筆で力強い字を書いていました。
3年生は初めての書き初め練習です。体育館の広さ、準備の手順と初めてのことばかりで勝手がわからず、戸惑っている様子も見られましたが、戸沼先生からの指導で心構えや書く時のポイントを学んでいくと、背筋を伸ばした良い姿勢で練習に臨みました。普段半紙に練習をしている書写ですが、長い書き初め用紙に大きく書くことに最初は悪戦苦闘!しかし、書けば書くほどどの子もどんどん上達していきました。4~6年生はこれまでに経験をしているので、準備や練習などの一連の流れがスムーズでした。
今日学んだことを冬休みの練習にも是非生かし、世界で一つだけの素晴らしい作品を作り上げてください!
3年生「毛まり」 4年生「うめの花」
5年生「新しい年」 6年生「初春の風」
持久走記録会
11月26日(火)に持久走記録会を実施しました。晴天にも恵まれ、絶好の記録会日和となったこの日、子どもたちは約1ヶ月間の練習の成果を発揮し、見事に走りぬきました。この記録会は、練習を始める前と練習を積み重ねた後で、どれだけ持久力が身についたかを計るものです。「これまでで一番たくさん走れた!」という声を記録会後多くの子どもたちから聞くことができました。練習を始める前の記録よりも長い距離を走ることができ、自己ベストを大きく更新したようです。1年生も初めての持久走練習と記録会でしたが、皆意欲的に取り組みました。これから本格的となる寒さに負けない丈夫な体を作ることもできました。是非ご家庭でも継続的に体力づくりや丈夫な体づくりに取り組んでほしいと思います。
ご多用の中応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、熱い声援をありがとうございました!
2年生町はっけん
11月15日(金)に、2年生は「町はっけん」を行いました。生活科の授業の一環で、6月・9月の探検に続いて3回目です。今回は、学区にある事業所の店舗や施設などを見学したりインタビューしたりすることが目的です。先週の茨城への校外学習は1日良いお天気に恵まれましたが、この日は小雨の降る肌寒いお天気でした。朝の会を終え、準備を済ませた子どもたちは各事業所へと出発しました。
各事業所では、挨拶の後、「質問してもいいですか?」と準備してきた質問をインタビューしたり、施設内を案内してもらったりしました。どの施設にも初めて見る発見があり、子どもたちは気づいたことや説明してもらった内容をしっかりと書き留めていました。
学校に帰って来てからは、振り返りとお礼の手紙作成の時間です。子どもたちは、たくさんの人々が自分たちの生活に関わっていることに気づき、感謝の言葉と学んだことを手紙に書きました。町はっけんによって自宅や学校の周辺にどんな店舗や施設があるのかを知ると共に、そこで働く人たちや仕事内容も学ぶことができました。今後はこの学習の範囲をさらに広げて、3学期には「自分発見」を、3年生では社会科で我孫子市についての学習を進めていきます。
ご協力いただいた事業所の皆様、また、子どもたちに付き添ってくださった保護者の皆様、寒い中ご協力ありがとうございました!
4年生高齢者疑似体験
11月11日(月)に、4年生は高齢者疑似体験を行いました。
ご協力くださるのは我孫子市社会福祉協議会から講師の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん合わせて25名です。今回は高齢者を疑似体験することで、その実際に体に起きる不自由さがどんな感じなのか、その大変さや困り感を実感することが目的です。
始まりの挨拶を終えると早速3つのグループに分かれて体験開始です。
「A体験」では、体におもりや色々な装具をつけて、体の動かしにくさを体験します。椅子から立ったり座ったり、杖を突きながら歩いたりしましたが、なかなか思うように歩くことができません。装具を外した子どもからは、「普段できていることができなくてびっくりした」「おじいちゃんおばあちゃんはこんなに大変な思いをしているということがわかった」などの感想が聞かれました。
「B体験」では、軍手のみを装着し、手の不自由さを体験しました。
お箸を使って豆を移すことを試みましたが、これがなかなか上手につかめません。また、同様に床に落とした小銭を拾う、新聞をめくるのにも子どもたちは四苦八苦していました。手先の感覚が普段と全然違うことに子どもたちは不自由さを感じていました。
最後の「C体験」では、ゴーグルのみを装着して、視力の低下体験をしました。緑や赤、黄色の案内や表示を、目を凝らしてよく見てみましたが、「ぼやけて見えるので、何を表している案内や表示なのかがわからない」といった感想が数多く聞かれました。
全ての体験を終えると振り返りタイムです。子どもたちからは、「体のあちこちが痛い」「ゆっくりにしか動けない」「いつかは自分もそうなるのかな?」という感想や疑問がでてきました。講師の先生からは、「お手伝いすることありますか?」などと高齢者に優しく声をかけながら接してほしい、身近な人から声かけをしてほしい、体験した大変さはいつまでも忘れないでほしいなどお話をいただきました。
この体験を通して、子どもたちには高齢者の大変さを理解すると共に、相手を思いやったり、気遣ったり、手伝おうとする「優しい心や気持ち」が育ちました。もちろん高齢者だけでなく、自分に関わる全ての人に対して、思いやりや気遣いをもって接することができるようになってほしいと思います。そしてその思いやりや気遣いは、いつかきっと自分に返ってくることでしょう。
講師をしてくださった我孫子市社会福祉協議会の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん、貴重な体験をありがとうございました!