二小ダイアリー

2025年1月の記事一覧

手をつないで仲よく(幼保小連携)

 1月28日(火)に川村学園女子大学附属保育園と東あびこ聖華保育園の年長園児の皆さんを、29日(水)に柏鳳保育園の年長園児の皆さんをお迎えして、交流会を実施しました。これは幼保小連携の一環として、園児との交流を通して、1年生も園児も来年度の生活への見通しを持てるようになることを目的としています。

 来年1年生となる園児たちは、まず1年生の教室に入り体験活動です。1年生の担任から、「楽しく安心して小学校に通えるように」と学校生活の様子を紹介しました。また、1年生が教室にあるものを紹介したり、園児が鉛筆を使いプリントに色々な線を引いたりして楽しみました。驚いたことに、自分の名前をしっかりとかけている子がたくさんいました!

 続いて校内案内です。園児たちは1年生と手をつないで各教室を見学して回りました。教室を出てコンピューター室と職員室の前を通り、校長室の中をぐるりと回って体育館へ。体育館ではその広さを感じながら1年生と仲良く走り回

りました。園児たちは、初めて見たものも多く、「わぁ」「すごい!」など感嘆の声を漏らしていました。

 1年生は、1年生になったばかりの時に2年生に連れられて回った校内案内(学校探検)でしたが、今回は自分たちがその時のようにお兄さんお姉さんとなって、園児の皆さんを張り切って案内しました。途中園児たちに優しく声掛けをしたり、「疲れていない?」「大丈夫」と気遣ったりする様子を見て、子ども達のこの1年の成長ぶりに感心しました。

 

 これからも幼稚園や保育園と連携して、園児の皆さんに小学校生活の場に足を運んでもらう機会を作っていきます。ともに活動することが、小学校生活への夢と期待を膨らませることや、心配や不安を少しでも取り除くこと、見通しを持ってもらうことにつながればいいなと思います。

4年生谷津田観察(冬)

 1月27日(月)に、4年生は今年度最後の谷津田観察を行いました。今回も我孫子市役所手賀沼課の職員の方々、自然観察指導員の柄澤さんと田島さんにご協力をいただきました。10月上旬に行った秋の観察の時は30度近くあった気温が、約4ヶ月後のこの日は10度あまり、まもなく暦の上では春を迎えますが、日が差してもまだまだ寒さが続く中での観察となりました。

  

 観察していくと、初めてビワの花を見た子や、蒲(がま)の穂(ほ)がはじけて秋の様子と違っていることに驚いた子がいました。

 百舌の早贄(「もずのはやにえ」は、もずが捕った獲物を、木の枝に刺したり、木の股に挟んだりすること、その習性)で、ケラ(コオロギの仲間で、姿形はコオロギよりも「モグラ」に似ている。「手のひらを太陽に」の歌詞の中では、「オケラ」)として登場する)が枝に刺さっている様子も見られました。

 生き物では、ウラギンシジミが葉の裏にとまって、越冬する様子や大カマキリの卵を見つけました。

 子どもたちは、1年の観察を通して、季節の移り変わりと共に変わる生物の姿に感動したり、それらを守っていくことの大切さに気づいたり学んだりすることができました。

 これからは谷津田を飛び出して我孫子市、千葉県、日本各地の自然や生き物にも目を向けて、さらに多くのことを学んでいきます!

4年生タグラグビー教室

 1月24日(金)に4年生は「NECグリーンロケッツ東葛」の辻さんと志賀さんをお迎えして、タグラグビーを体験させていただきました。

 タグラグビーは、運動が苦手、球技等ではなかなか活躍出来ない人たちでもボールを持って走るという爽快感を感じることができ、トライ(得点)をすることが出来ます。ボディコンタクトはなく腰につけたヒラヒラとしたタグを取ることがタックルの代わりとなる非常に安全で、ボール1つで何処でもプレーでき男女関わらず、全員がボールを持って走り笑顔で取り組める唯一無二のスポーツです。(NECグリーンロケッツ東葛HPより引用)

 ルールや説明を聞き、いよいよ挑戦!最初は動き方に戸惑っていた子どもたちも、繰り返し練習していくうちに、動きもよくなり、「こっちこっち」「パスちょうだい」などの声かけもたくさん出てきました。見事トライを奪った時の表情といったら!仲間と共にプレーする楽しさや初めて体験するスポーツの面白さを存分に味わったタグラグビー教室になりました。

 

 活動後「ラグビーの試合を見に行きたい!」「選手の応援に行ってみたいな」など、興奮気味に話していた子どもたち。子どもたちの興味と関心がおおいに刺激された活動となりました。

 

 「NECグリーンロケッツ東葛」の辻さんと志賀さんご指導ありがとうございました。また今回のような素敵な出会いと活動がありますように!

6年生総合的な学習の時間(農政課来校)

 トマトマフィン販売活動を終えて、子どもたちは「二小の活動の様子やトマトのおいしさを伝えることはできたが、我孫子市のよさについては伝えられなかった」という課題意識をもっていました。

 そこで、「我孫子市の農業の現状についてよく知りたい」という思いから、我孫子市の農政の専門家である、我孫子市役所の農政課の方のお話を聞くことにしました。

 1月24日(金)に我孫子市役所農政課より、地産地消係の星野 翼さん、直売所「あびこん」を経営している、株式会社 あびベジの代表取締役、大炊 三枝子さんが二小に来てくださいました。

 星野さんからは、我孫子市の農業の現状について、最新のデータをもとにスライドで解説していただきました。今まで、5年生の田んぼ学習などの経験から、感覚的に知っていた農家の減少の問題について、星野さんのお話を通して、改めてデータをもとに理解していました。

 大炊さんには、主に子どもたちからの質問に答えていただきました。「あびこん」で売れる野菜のことや、野菜を加工したり、販売したりする方法を尋ねるなど、子どもたちはこれまでの経験をもとに熱心に質問していました。また、自分たちが栽培している畑を見てもらい、よりよい栽培の仕方についてアドバイスをいただきました。

 今回の特別授業を通して、子どもたちは、自分たちのプロジェクトへの意欲をさらに高めていました。今回学んだことをもとに、自分たち自身が我孫子市をよりよいまちにするため、3学期はさまざまな発信活動に取り組んでいきます。

6年生平和リレー講座

 1月20日(月)に、6年生は平和リレー講座を実施しました。

 我孫子市では、平和事業の一環として「広島・長崎派遣中学生リレー講座」を開催しています。このリレー講座は、平成27年度に戦後70年の記念事業としてスタートしたそうです。今日も6年生の児童が派遣中学生の先輩たちから平和をテーマにした授業を受けました。

 授業では、派遣中学生から広島や長崎で自分が体験したこと、見たこと、感じたことを聞きました。「原爆は世界のいくつの国に落とされたでしょう?」というクイズに、子どもたちはいくつか数を答えていましたが、日本にだけ落とされたという答えを聞き、中には声が出てこない子もいました。世界で唯一の被爆国であるということ、また、その影響で多くの人が亡くなったことなどを学びました。

 その後、グループワークで身近な平和について考え、授業の最後には「平和な世の中にするために今日から自分ができること」をテーマに、「平和の木」の葉っぱに平和のメッセージを記入しました。

 子どもたちはこの学びを通して、「自分の大切な人が亡くなったらとても悲しい」「今の生活を続けていくことができなくて困る」「たくさんの人が亡くなる戦争を絶対にしてはいけない」など、戦争の恐ろしさや悲惨さを学び、自分事として捉えることができました。そして、そのような世の中にしないためにも今日から自分ができることについて考え、葉っぱに記しました。

 今年8月には戦後80年を迎えますが、実際に戦争を体験した方々は本当に少なくなってきています。しかし、中学生の先輩から言葉のバトンを渡された子どもたちには、戦争の恐ろしさや悲惨さを風化させることなく、平和の大切さを次の世代に繋げる・伝えていくという使命ができました。今日のこの学びを基に、これからも平和について学校でも各学習の中で取り上げていきます。

  今日のリレー講座でお世話になった講師の先生方、アシスタント、スタッフの皆さん、そして我孫子市民会議委員と我孫子市役所企画政策課、教育委員の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました! 

 

※うれしかったこと…

 本校卒業生がアシスタントとして講座に参加してくれたこと。堂々とした立ち振る舞いに成長を感じました!また二小に来てください、先輩!