校長室から
令和5年度 着任式・1学期始業式
春休みが終わり、子どもたちの元気な声が学校に戻ってきました。4月6日(木)は新年度のスタート、まずは新しく二小で勤務をされる先生方をお迎えする着任式を行い、その後1学期の始業式を行いました。
始業式では子どもたちに次のように話しました。
皆さん進級おめでとうございます。新しい学年になった気持ちはどうですか?今日は新年度のスタートにあたり、皆さんに3つのお話をします。
1つ目は毎日を「笑顔」で過ごしてほしいということ。笑顔が足りないときはどうすれば笑顔になるかを考え、友達が笑顔でないときは、笑顔になるよう助けてあげてください。
2つ目は、毎日を安心・安全に過ごしてほしいということ。笑顔の毎日となるためには、事故やケガに気をつけること。登下校の歩き方や、自転車の乗り方(ヘルメット着用がケガを減らします)にも十分注意をしてください。
3つ目は、3月の修了式でもお話をしたように、今年度も色々なこと、新しいことにチャレンジ、挑戦してほしいということ。ここで皆さんに1つ紹介します。
3月に行われたWBC、野球の世界大会では日本が素晴らしいプレーで優勝しましたね。その日本代表の栗山英樹監督が書いた本の中に、次のような言葉がありました。
「こうなったらいいな」ではなく、「絶対になる。こうなる」と考える。「こうなる」という前提があってはじめて、いったいどうすればそうなるんだろうと考えられるようになる。「こうなったらいいな」と思って考えるのと、「こうなる」と信じて考えるのではまったくプロセスが変わってくる。「そこにたどり着くために、今日自分は何をすればいいのか」といった具合に発想も変わってきて、そこに知恵が生まれるのだ。(栗山英樹:「最高のチーム」の作り方より」
栗山監督は日本代表を優勝させるために、どっちの考え方で監督をしていたと思いますか?(子どもたちからは、「絶対になる。こうなる」→「絶対優勝する」という強い気持ちをもって監督をしていたと思うという答えがたくさん返ってきました)
皆さんも今年は是非「絶対になる!こうなりたい!」という自分の将来の姿を強くイメージしながら、勉強にスポーツなどに取り組んで欲しいと思います。「笑顔で なかよく 最後まで」という二小の合言葉も意識して、是非皆さんが思い描く姿になるよう、先生たちも一生懸命応援したり、手助けをしたりします。令和5年度も頑張りましょう!(以上)
話を聞いた子どもたちからは「がんばるぞ!」という力強い返事が返ってきました。「今日の自分は何をすればよいのか」を考え、1日1日を、目標を持って大切に過ごしていって欲しいと思います。
この後、代表児童による抱負の発表や生活目標の発表がありました。
保護者の皆様や地域の皆様には本校の応援団として、今年度もご理解とご協力をよろしくお願いします!
令和4年度 修了式
3月24日(金)、今年度の修了式を行いました。卒業した6年生がいない分、体育館が広く感じられましたが、全校で集まる最後の式ということもあり、子どもたちの表情もとても引き締まっていて今年度の締めくくりに相応しい態度で臨んでいました。
私からは子どもたちに次のように話しました。
「皆さん目を閉じて考えてみてください。この1年間で成長したことはどんなことでしょう?この1年間で心も体も大きく成長しましたね。そして、できることがたくさん増えました。でも、成長はできることが増えただけでは成長とは言わないのです。皆さんに成長について4つお話をします。
1つ目、この1年間、今の学年で過ごしたことがすでに成長です。中にはできなかったことがある人もいると思います。でも成長は「できる」や「できない」ではなく、また、それを人と比べることでもありません。成長は、皆さんそれぞれがそれぞれのペースでしていくものなのです。
2つ目、この1年間の中には、苦労したこと、困難だったことなどもあったと思います。これらの大変だった経験が皆さんの成長を助けてくれたことでしょう。本当の成長は、困難や苦労を避けて通ることではなく、自ら学び、自ら取り組み、乗り越えていくことで身についていきます。
3つ目、君たちの成長には、自分を取り巻く環境、お家の人、クラスメイト、担任の先生などの助けや支えがあってのことです。今日この日を迎えるに当たって感謝しなければならい人を思い起こし、感謝の気持ちを伝えてください。
最後の4つ目です。成長にはチャレンジ、挑戦することが必要です。これからもどんなことにもどんどんチャレンジしてみてください。「できる」や「できた」よりも、やってみたという経験が大切です。そして、ここで二小の合言葉「笑顔で なかよく 最後まで」が役に立ちます。どんなことにもこの合言葉を思い出し、チャレンジしてみれば、きっと成功することでしょう。是非この成長に大切な4つのことを振り返り、自分はどうだったか当てはめてみてください。
いよいよ明日から春休みですね。春休みは楽しく遊んだり、お家の人とお出かけしたりすると思いますが、新しい学年の準備をしっかりとしてください。新学年になった4月6日、春休みの間に成長した皆さんに会えるのを楽しみしています。新学年も頑張りましょう!」(以上)
修了式の後は、今年度でこの二小を去る先生方とのお別れの式、辞校式を行いました。担任だった子どもたちからは、「えーいなくなっちゃうの?」「さみしいです」「もっと一緒に勉強したかった」など、別れを惜しむ声があちらこちらから聞こえてきました。勤務年数に違いはあれども、どの先生も二小の子どもたちのために、常に精一杯ご尽力くださいました。お別れは名残惜しいですが、皆さんの新天地でのご活躍を心よりお祈りしています!
保護者の皆様、地域の皆様、そしてその他多くの方々のおかげで今年度を無事に終えることができました。これも皆様が本校教育活動にご理解とご協力、多大なるお力添えをくださったからです。今年度の反省を生かし、来年度の準備をして参ります。来年度もどうぞよろしくお願いします!
令和4年度 卒業証書授与式
3月17日(金)、天気は生憎の曇りでしたが、ご来賓の皆様、保護者の皆様の温かい眼差しに見守られ、卒業証書授与式を挙行することができました。卒業証書を手にした、七十九名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!
担任の先生の、万感の想いを込めた呼名に応えた「返事」。
卒業証書を受け取る時の卒業生の表情は,緊張の中にも喜びにあふれ、希望に輝いていました。立派になった卒業生の「姿」。
本校での六年間の生活を頑張りぬいた満足感と、未来を切り開いていこうとする強い決意が感じられ、とても頼もしく、とても嬉しく思いました。
伝統ある我孫子第二小学校を未来に向かって今日巣立つ卒業生。
小学校生活の思い出として、どのようなものが心によみがえるか壇上から投げ掛けてみました。
3年前、3年生も終わりに差し掛かった3月に突然の休校。それから4・5年生の2年間は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の中での学校生活を余儀なくされました。
そして6年生。最上級生としての令和四年度は、一人一人が活躍するようできる限りの学校行事を実施してきました。それは、我が二小が「体験こそ全ての礎」とし、体験によって「生きる力」を育むことが最も大切だと考えている学校だからです。卒業生が飛び出していく未来は、日々目まぐるしく変化しています。ウィズコロナの社会、AIとIoTを基礎としたソサイエティ5.0の世界、グローバル化や多様な考え方がスタンダードになり、それに伴いより一層のコミュニケーション能力が必要となっていく未来。予測困難な未来だからこそ、本校での学習・生活・飼育・体験活動で培った、「元気でやさしい」「力をあわせる」「必ずやりぬく」ことをいつまでも大切に、そして生かし、中学生として、そしてその先の人生でも更なる成長と活躍を期待しています。「ピンチはチャンス」です。コロナ禍だからできたこと、工夫しながら挑戦してきたことなど、この二小での貴重な学びや体験をもとに、自分にとっての「正解」を探していってください。いつまでも、いつまでも応援しています!
いよいよ明日卒業式です!
会場の準備も整い、後は明日を迎えるだけとなりました。
最高の卒業式になりますように!
いよいよ1週間後!
先週の3月2日(木)から始まった卒業式練習も1週間が経ちました。
6年生は17日の本番に向けて練習に余念がありません。式の流れに沿って、自分がすべきことに黙々と取り組んでいました。
小学校生活で「最後の授業」となる卒業式。6年生が夢と希望をもって堂々と卒業できるように職員も在校生も一丸となって準備を進めていきます。