校長室から

校長室から

持久走記録会

 11月26日(火)に持久走記録会を実施しました。晴天にも恵まれ、絶好の記録会日和となったこの日、子どもたちは約1ヶ月間の練習の成果を発揮し、見事に走りぬきました。この記録会は、練習を始める前と練習を積み重ねた後で、どれだけ持久力が身についたかを計るものです。「これまでで一番たくさん走れた!」という声を記録会後多くの子どもたちから聞くことができました。練習を始める前の記録よりも長い距離を走ることができ、自己ベストを大きく更新したようです。1年生も初めての持久走練習と記録会でしたが、皆意欲的に取り組みました。これから本格的となる寒さに負けない丈夫な体を作ることもできました。是非ご家庭でも継続的に体力づくりや丈夫な体づくりに取り組んでほしいと思います。

 

  

 ご多用の中応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、熱い声援をありがとうございました!

2年生町はっけん

 11月15日(金)に、2年生は「町はっけん」を行いました。生活科の授業の一環で、6月・9月の探検に続いて3回目です。今回は、学区にある事業所の店舗や施設などを見学したりインタビューしたりすることが目的です。先週の茨城への校外学習は1日良いお天気に恵まれましたが、この日は小雨の降る肌寒いお天気でした。朝の会を終え、準備を済ませた子どもたちは各事業所へと出発しました。

 各事業所では、挨拶の後、「質問してもいいですか?」と準備してきた質問をインタビューしたり、施設内を案内してもらったりしました。どの施設にも初めて見る発見があり、子どもたちは気づいたことや説明してもらった内容をしっかりと書き留めていました。

 学校に帰って来てからは、振り返りとお礼の手紙作成の時間です。子どもたちは、たくさんの人々が自分たちの生活に関わっていることに気づき、感謝の言葉と学んだことを手紙に書きました。町はっけんによって自宅や学校の周辺にどんな店舗や施設があるのかを知ると共に、そこで働く人たちや仕事内容も学ぶことができました。今後はこの学習の範囲をさらに広げて、3学期には「自分発見」を、3年生では社会科で我孫子市についての学習を進めていきます。

 ご協力いただいた事業所の皆様、また、子どもたちに付き添ってくださった保護者の皆様、寒い中ご協力ありがとうございました!

 

4年生高齢者疑似体験

 11月11日(月)に、4年生は高齢者疑似体験を行いました。

 ご協力くださるのは我孫子市社会福祉協議会から講師の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん合わせて25名です。今回は高齢者を疑似体験することで、その実際に体に起きる不自由さがどんな感じなのか、その大変さや困り感を実感することが目的です。

 始まりの挨拶を終えると早速3つのグループに分かれて体験開始です。 

 「A体験」では、体におもりや色々な装具をつけて、体の動かしにくさを体験します。椅子から立ったり座ったり、杖を突きながら歩いたりしましたが、なかなか思うように歩くことができません。装具を外した子どもからは、「普段できていることができなくてびっくりした」「おじいちゃんおばあちゃんはこんなに大変な思いをしているということがわかった」などの感想が聞かれました。

 

 「B体験」では、軍手のみを装着し、手の不自由さを体験しました。

 お箸を使って豆を移すことを試みましたが、これがなかなか上手につかめません。また、同様に床に落とした小銭を拾う、新聞をめくるのにも子どもたちは四苦八苦していました。手先の感覚が普段と全然違うことに子どもたちは不自由さを感じていました。

 最後の「C体験」では、ゴーグルのみを装着して、視力の低下体験をしました。緑や赤、黄色の案内や表示を、目を凝らしてよく見てみましたが、「ぼやけて見えるので、何を表している案内や表示なのかがわからない」といった感想が数多く聞かれました。

 全ての体験を終えると振り返りタイムです。子どもたちからは、「体のあちこちが痛い」「ゆっくりにしか動けない」「いつかは自分もそうなるのかな?」という感想や疑問がでてきました。講師の先生からは、「お手伝いすることありますか?」などと高齢者に優しく声をかけながら接してほしい、身近な人から声かけをしてほしい、体験した大変さはいつまでも忘れないでほしいなどお話をいただきました。

 この体験を通して、子どもたちには高齢者の大変さを理解すると共に、相手を思いやったり、気遣ったり、手伝おうとする「優しい心や気持ち」が育ちました。もちろん高齢者だけでなく、自分に関わる全ての人に対して、思いやりや気遣いをもって接することができるようになってほしいと思います。そしてその思いやりや気遣いは、いつかきっと自分に返ってくることでしょう。

 講師をしてくださった我孫子市社会福祉協議会の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん、貴重な体験をありがとうございました!

5年生校外学習

 11月6日(水)に、5年生は茨城県結城市の「紬の里」とつくば市にある「つくばエキスポセンター」へ校外学習にでかけました。朝早くの登校だったので、バスの中で出発の会はバスに乗ってから済ませました。これから色々な体験ができるとあって、子どもたちの目は出発からとても輝いていました。

 「紬の里」に到着した子どもたちは、こちらで「機織り」と「藍染」に挑戦しました。まず1組は「機織り」、2組は「藍染」の体験です。

 機織りは、機織り機に縦に張り渡した複数の「タテ糸」に、横方向の「ヨコ糸」を入れて布を織り上げて交差をさせていく手工芸です。織り上げる手順ですが、上糸と下糸を入れ替えるペダルを踏みながら、機織り機に張ってあるタテ糸に、ヨコ糸を通してトントンと手前に入れ込みます。左のペダルを踏みながら、左からヨコ糸を通す、次に右ペダルを踏みながら、右からヨコ糸を通す、この作業を繰り返して長さが10cmになるまで織り込みます。そうしてできたのは、オリジナルのコースター!ここまで作ったら、あとは職人さんが仕上げの作業をして学校に送ってくれます。受け取りが待ち遠しいです!

 

 「藍染」は、植物染料「藍」を用いた染色技法です。こちらの「紬の里」さんでは、日本で最も一般的に使われ栽培している国産の「たで藍」を使っているとのこと、たで藍の葉を乾燥させ、発酵させた蒅(すくも)と呼ばれる染料を用います。「藍染」で使用する生地は、予め学校で準備をしていきました。「ハンカチ輪ゴム絞り」といって、ハンカチの折り方と輪ゴムのかけ方や本数によって色々な模様を作ることができます。子どもたち一人ひとりアイデアを考え、世界に一つしかない模様を考えて輪ゴムで縛りました。会場では、汚れてもいいようにビニールのエプロンをかぶり、手袋をはめて、いざ染めます!器に入っている藍液に生地を浸し、その後空気にさらすと、直後は黄土色となりますが、徐々に酸化してきれいな青に発色をしてきます。染め終えて水で締めると作品の完成です!

 後半はクラスを交代して両方の体験を済ませた子どもたちは、バスに乗り昼食場所へと移動しました。晴れていれば芝生の広場にレジャーシートを広げてお弁当を食べる予定でしたが、パラパラと雨が降ってきたためにバスの中で昼食をとりました。昼食後はもう一つの見学場所、「つくばエキスポセンター」に向かいました。

 「つくばエキスポセンター」は、研究機関が集まるつくばの中心で科学技術を見て・触れて・楽しむことができる科学館です。到着してすぐに館内の見学開始!「体験・相談コーナー」で質問したり、実際に体験したりすることで、子どもたちの興味や関心は大いに刺激されました。また、エントランスホールで行われた「身近な気体」のサイエンスショーでは、普段なじみのある気体の性質を実験によって知ることができ、子どもたちも大興奮でした!

 

 

 

 普段学校では、学年・学級の単位で活動する子どもたちですが、今日のこの体験は、活動のめあてを自分自身で決めるなど、自主的に行動することが求められました。「公共のマナーやルールを守る」「日程や予定を覚える」等、自らが決めためあての達成を目指して行動しましたが、うまくいったこといかなかったことなど、それぞれの新たな課題にもたくさん気づきました。この気づきは、これからの学校生活や家庭生活に活かしていくとともに、自分自身の「あるべき姿、ありたい姿」を考え、将来の夢や希望へと繋げてほしいと思います。

歌声集会・歌声発表会を行いました!

 11月2日(土)に全校歌声集会と保護者へ向けての歌声発表会を実施しました。この発表の日まで、子どもたちは10月から毎日一生懸命練習に励んできました。今回はその練習の成果を十分に発揮し、素敵な歌声を響かせました。

 全学年で見合う聴き合う歌声集会は、全校合唱から始まりました。全校合唱は、一体感のあるきれいな歌声が体育館に響き渡りました。1時間余りの発表でしたが、子どもたちの聴く姿勢や態度はとてもよく、他学年の合唱を真剣に聴き入っていました。また、歌声発表会では、保護者の方も子どもたちの歌う様子を見て聴いて、その成長ぶりを喜んでくださいました。各学年の発表は次の通りです。

 〇3年生

「幕をあける歌」…トップバッターとして頑張りました。体育館を取り囲むように並び、「手をたたいて」の掛け声に続いての拍手は会場の一体感を生み出しました。

「大切なもの」…しっとりと歌い上げました。途中歌詞を追いかけて重なる部分や、声の強弱のつけ方が見事でした。歌詞の「大切なもの」からが一番大きな歌声で、聴く人に伝えたいメッセージがよく伝わってきました。

〇5年生

「風になりたい」…さすが高学年、早いリズムでも声の伸びが違いました。声の大きさや強弱のつけ方が見事でした。

「地球星歌~笑顔のために~」…静かな歌い始めで、表現豊かに歌いました。途中所々に入るきれいなハーモニーが素敵でした。「あなたの笑顔のため」というフレーズは、二小の合言葉にぴったりでしたね。

〇2年生

「手のひらをたいように」…明るく、元気で、大きな歌声で、歌詞に登場してくるものを頭の中にイメージすることができました。カスタネット、タンバリン、鈴のリズムうちも上手でした。

「パワフルパワー」…歌声がすごい迫力!本当にパワフルパワーでした。この曲から元気をたくさんもらいました。

〇4年生

「にじいろ」…優しい歌声がメロディーによく合っていました。難しい裏声もとてもきれいでした。手拍子もよくリズムにのっていました。

「今日から明日へ」…二部合唱で元気よく、きれいなハーモニーが響きました。とにかく元気が出る曲で、歌声からたくさんのパワーをもらいました。

〇1年生

「世界中のこどもたちが」…全校の前で歌うのも、2年生から上のお兄さんお姉さんの発表を聴くのも初めてでしたね。お兄さんお姉さんに負けない声量でした。声の強弱も上手でした。

「ともだちになろうよ」…リズムに合わせて手拍子や腕の振りを上手に取り入れていました。この曲を聴くと、「もっとともだちと仲良くなれる」、そんな風に思わせてくれる曲でした。

〇6年生

「FACE」…最後の歌声集会でしたが、さすが6年生、しっかりとした歌声、ハーモニー、声の強弱、声の美しさ、迫力等、どれも素晴らしかったです。

「COSMOS」…美しいメロディーにゆったりと声をのせて、壮大なスケールの宇宙をイメージさせてくれる曲と歌声でした。最後の発表に相応しい堂々とした、圧巻の発表でした。全校児童がその歌声に聞き惚れていました。

 発表を聴き終えた保護者の方々からは、子どもたちの発表や頑張りに対してたくさんの拍手やお褒めの言葉をいただきました。

 また、保護者の皆様には朝早くから来校いただき、雨降りだったにも関わらずスムーズな入退場のご協力や、発表後の椅子の後かたづけのお手伝いなど、本当にありがとうございました!これからも子どもたちの発表の場をたくさん作っていきます!

 

 併せて子どもたちは、午後からPTA主催の「二小フェス」を楽しみました!こちらも役員としてお手伝いくださった保護者の皆様ありがとうございました!

2年生校外学習

 10月31日(木)に、2年生は校外学習に出かけました。行先は茨城県にある自然博物館です。最近は雨の降る日が続いていましたが、この日は絶好の校外学習日和となりました。今日のめあては、学級ごと、班ごとに決めました。出発の会で、このめあてを再度班の全員で確認し、いざ出発です!

 バスに揺られて約1時間、目的地に到着です。午前中は博物館内での活動です。たくさんの幼稚園生や小学生が見学に来ていましたが、子どもたちはグループで声を掛け合って活動していました。見学の順番を守ったり、マナーを意識 したりしながら行動できていたと思います。

 

 昼食後は屋外での活動です。白くて大きなトランポリンが大人気でした。子どもたちも元気よく飛び跳ねていました。午後の活動時間が短かったため、次はお家の方と一緒に来て、思う存分飽きるまで遊んでほしいと思います。

 学校に帰ってからは、到着の会です。子どもたちは実際にきまりを守り、助け合い、協力や声掛けをしながら活動していました。昨年の校外学習で行ったアンデルセン公園の時と比べて、「成長したなぁ」と思うことが至る所で見られました。今月はまたグループに分かれての町探検を予定しています。今回の成果と課題をこの町探検でも活かして生かしていきます。

3年生消防署見学

 10月29日(火)に、3年生は我孫子消防本部・西消防署見学に出かけました。社会科の「火事からくらしを守る」学習の一環として、消防署見学を通して働く人の様子や器具、消防自動車について学ぶことが目的です。

 消防署に着くと署員の皆さんが出迎えてくださいました。説明を聞いた後、クラスごとに分かれて車両見学と庁舎見学を行いました。

 車両見学では、水槽付きポンプ車、化学車、はしご車、救助工作車、救急車を見せていただきました。水槽付きポンプ車は消火活動の中心となる車両で、ポンプがついており、ホースをつなげて放水活動をすることができます。多くの消防本部に配置されており、消防車として広く知られている車両です。救助工作車は、救助活動に使う車両で、交通事故、自然災害など、要救助者がいるどんな場所でも活動できるように必要な道具が準備されています。

 

 化学車は、通常の放水で消火が難しい自動車の火災や、燃料などを取り扱う施設での火災に出動して、化学消火薬剤を使って活動を行う車両です。「泡で消化するんだよ」と説明をしてくださいました。

 救急車は、急病人や怪我人などの傷病者を素早く病院へ送り届けるための車両です。内部を見学させてもらうとそこには装備がたくさん!「病気やけがの人をいち早く助けたい」という思いが救急車の中のたくさんの装備や備品からも伺えます。

 庁舎見学では、消防署内を案内していただきました。いつ火事や事故が起きてもすぐ出動できるよう、仮眠室があることや、防護服など出動に必要な装備がきれいに整頓されている様子などを見て学びました。

 そして、車両と庁舎両方の見学後に、はしご車のはしごに担任が乗らせていただきました。「はしごがあんなに伸びるなんてびっくり!」と子どもたちは驚いていました。はしごの上からは、下の写真のように見えました。

 今日の見学を通して子どもたちは多くのことを学びました。「私たちのために日々頑張ってくれている人たちのおかげで、安心安全に暮らせるんだね」と人々のためになる仕事の大切さと大変さにも気づきました。今後、「人のためになる」仕事として他にどんな仕事があるのかを探っていきます。快く見学にご協力くださった消防署の皆さん、ありがとうございました!

市内小学校陸上競技大会

 10月16日(水)に市内小学校陸上競技大会が松山下運動公園陸上競技場で開催され、陸上部に所属する6年生24名が参加しました。

 青空が広がる快晴、とはいきませんでしたが、子どもたちは100m走、1000m走、80mハードル、ジャベリックボール投げ、走り幅跳び、4×100mリレーとそれぞれの出場種目で自己ベストの更新を目指し、大会に臨みました。

 開会式では丸教育長から、「今日の自分の目標は何ですか?今日一日、目標の達成を目指して、また、楽しんで競技をしてください。自己ベストの更新を目指して頑張ってください」とお話がありました。

          選手宣誓の様子

 2学期に入ってから、週に3回程度と十分な練習時間ではなかったかもしれませんが、子どもたちは毎回の練習に一生懸命に励んできました。そして本番の舞台では、その練習の成果を発揮し各々が自己ベストを更新し、活躍しました。「継続は力なり」ということを子どもたち自身が実践し、そして、自信へとつなげました結果でもあります。

 会場では、部長が中心となって部員に声をかけていき、自分たちでウォーミングアップを始める姿に最高学年としての頼もしさを感じました。また、他校の児童とも競技や応援を通して交流を深める姿を見ることもできました。

 学校に帰ってきた子どもたちは今日の大会をそれぞれが振り返り、反省や新たな課題、新たな目標を見つけました。この経験から得た「新たな色々」をこれからの卒業までの日々に活かしていければと思います。

 今日のこの日まで、子どもたちのために色々な場面で応援やご協力くださった全ての方々に感謝します。ありがとうございました!

 

4年生谷津田観察(秋)

 10月15日(火)に、4年生は春に訪れた谷津田に出向き、観察を行いました。今回も我孫子市役所手賀沼課の職員の方々、自然観察指導員の柄澤さんと田島さんにご協力をいただきました。最近は暑さも落ち着き、湿度も低くて過ごしやすくて絶好の観察日和…ではなく、ギラギラと眩しいくらい太陽も輝いていました。しかし、時折吹き抜ける清々しい風はやはり秋風でした。

 植物では、ススキ、ひっつき虫、オオバコ、ドクダミ、渋柿を見ることができました。

 生き物では、ナツアカネ、イトトンボ、イナゴ、カマキリ、アオガエルを見つけました。「特定外来生物」に指定されているアカボシゴマダラは、生きた状態での飼育や移動が禁止されていることを教えてくださいました。

 次回はいよいよ今年度最終、新年を迎えたら谷津田に出向きます!

5年生認知症サポーター養成講座

 10月11日(金)に、5年生は認知症サポーター養成講座を受講しました。天王台地区高齢者なんでも相談室の方と天王台地区社会福祉協議会の方を講師にお招きし、認知症についての知識や理解を深めました。

 「おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に住んでいる?」「夏休みにおじいちゃんやおばあちゃんに会った?」と講座が始まりました。そして、「現在、我孫子市の65歳以上の方は人口の約3割、だれでも年をとるほど、認知症の可能性が高くなる」、「認知症は、様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりするためにおこる脳の病気によるものです。」と続きました。そして、「認知症になると起こる様々な症状」について学び、最後に、「認知症は、環境や周りの人の接し方で症状が変わる」ことを教わりました。

 講座の途中では、ロールプレイングを行い、子どもたちがお年寄りを演じることで認知症に対する理解を深めました。何度も「ご飯はまだか」と同じことを繰り返し聞くおじいちゃんに対して、「もう食べたでしょ」と怒るのではなく、優しく「準備してるわよ」と、相手を思いやる返答が大事であることを学びました。おじいちゃんを演じた子どもからは、「優しく接してくれて嬉しかった」という感想が出ました。

 受講後の振り返りでは、「家族がもしそうなったら」や「認知症かどうかは外見では見分けがつかない、お年寄りには優しい言葉をかけたり、接したりしよう」などの感想や意見が出ました。子ども達にとっては、認知症についてだけではなく、友達も含めた他者との関わり方についても考える良い機会となりました。

我孫子市小中学校音楽発表会

 10月8日(火)と9日(水)に、柏市民文化会館で「我孫子市小中学校音楽発表会」が開催されました。本校からは、4~6年生までの吹奏楽部員37名が9日の発表会に出演しました。

 当日、あいにくの空模様で雨降りでしたが、最後の朝練習を済ませた子どもたちは、楽器と荷物を持ってバスに乗り込みました。会場に着くと素早く行動し、楽器を所定の場所に置いて観客席に座りました。

 開会式では、渡辺副市長が「自信を持って発表し、楽しんでください。皆さんの楽しく演奏する姿が、聴く人に癒しや感動を与えてくれます。」とご挨拶されました。子どもたちはこの日の発表のために、限られた時間の中で練習をコツコツと積み重ねてきました。聴く人全てに癒しや感動、元気や勇気を届けられたかはわかりませんが、客席で子どもたちの演奏を聴いていた私は、これまでの演奏の中で一番上手だったと思います!

 発表後の子どもたちからは、「緊張したけど、始まったら案外リラックスできて、最後まで吹ききれました。」「ステージに立った時はすごく緊張しました。演奏が始まったら無我夢中でした。あっという間の楽しい時間でした。」等、興奮気味に話してくれました。

 二小は4番目の発表でした。発表が終わると次は他の学校の鑑賞です。

 他校は、吹奏楽の発表だけではなく、合唱の発表もありました。どの学校の発表も工夫がされていて、とても素晴らしかったです。子どもたちは他の小学校のハーモニーの美しさに感動したり、楽器を扱うそのテクニックに驚いたりと、鑑賞を通してたくさんのことを感じ取っていました。

 また、中学生の発表を聴いて、「歌い方」「歌声の強弱」「表現力」の凄さに圧倒され、「いつかは自分たちもあんな発表をしたい!」と、とても刺激を受けていました。

 音楽を通してのこの貴重な経験や交流を、今後の部活動や、歌声集会にも、6年生は半年後の卒業式でも活かしてほしいと思います。

1年生校外学習

 10月8日(火)に、1年生は校外学習に行きました。行先は船橋市にあるアンデルセン公園です。天候はあいにくの雨でしたが、子どもたちはみな元気に出発しました。1年生は初めての校外学習となりますが、出発の会で実行委員がめあての「ルールをまもって、みんなでなかよくたのしくあそび、がんばろう」と発表すると、めあてを達成させようと子どもたちの目が輝きました。

 バスに乗って約40分、アンデルセン公園に到着です。入園後、「平和を呼ぶ像」の前でクラス写真を撮りました。撮影後は「イベントドーム」まで歩いて移動し、リュックサックを下して次の活動の確認です。

 

 先生から確認事項と注意を聞き終えるといよいよ活動開始です。子ども美術館ゾーンにある「木のアトリエ」と「陶芸のアトリエ」に移動した子どもたちは、クラスごとに分かれて「写真立て」を製作しました。係りの人から作り方の説明を聞き、それぞれが思い思いに木のフレームにデコレーションを施し、世界に一つだけのオリジナル写真立てを作り上げました。中には「お母さんにプレゼントするんだ!」という子もいました。

 写真立てを作り終えると、いよいよお待ちかねのお昼ご飯です。雨が降り続いていたので、イベントドームにレジャーシートを広げました。持ってきたお弁当を、皆美味しそうに食べていました。その後のおやつタイムも含め、子どもたちは互いに歓談しながら楽しくお昼ご飯の時間を過ごしました。持ってきたおやつがお友だちと同じだと気が付くと、互いに見せ合い、笑い合いながら食べていました。

 昼食後は「童話館」に移動して、館内で切り絵や読書をして過ごしました。

 

 童話館を後にした子どもたちはトイレを済ませ、バスに乗ってアンデルセン公園を後にしました。学校に帰ってくると、到着の会を済ませて家路につきました。雨降りの一日でしたが、子どもたちからは「楽しかった!」「また行きたい」「写真立てに写真を飾るのが楽しみ!」「友だちとお弁当を食べられてうれしかった」等の声をたくさん聞きました。

 学校の外での活動でもルールを守り、協力や助け合っていた子どもたち。今回の活動の成果と課題を基にして、今後の活動や学校生活をより一層よいものにしていきます!

3年生校外学習

 10月7日(月)に、3年生は校外学習で筑波山登山に出かける予定でした。今回の山登りでは、「山でのマナーを守り、登山の楽しさを学ぶ」「筑波山の動植物を観察して、我孫子との違いを知り、知識を広める」ことを目的としていたのですが…。校外学習に出かける日以前に降った雨により、登山道に濡れたままで乾かない箇所があり、登山には危険があるということで、行き先を変更し、茨城県の「アクアワールド大洗」に行ってきました。

  アクアワールドに到着した子どもたちは、入り口で記念撮影を済ませ、いよいよ見学の開始です。まずは館外のプールで泳ぐペンギンなどを見ました。気持ちよさそうに泳ぐペンギンを見た子どもたちは、「かわいいね」とずっと見入っていました。

 

 続いては館内の見学です。大小様々な大きさの水槽、イルミネーションが異なる水槽、真っ暗な展示会場の水槽など、様々な種類の水槽で展示されている海・川の生き物を順番に見学しました。自分のお気に入りの魚を見つけては立ち止まってじっくりと観察する子が多かったです。

 

 館内の見学を一通り済ませた子どもたちはオーシャンシアターへ集合しました。友だちと仲良く、楽しく話しながらゆっくりとお弁当を食べました。お昼ご飯の後、「イルカ・アシカオーシャンライブ」を観覧しました。手が届くくらい近くで見れたアシカ、高くジャンプして豪快な水しぶきを飛ばしたイルカに子どもたちは大興奮!終始感嘆の声が漏れていました。

 学校に帰ってきた子どもたちは、今日一日の振り返りを到着の会と共に行いました。「よかったこと」、「よくできたこと」である成果と、「一人一人の個人に関すること」、「クラス、学年と集団に関すること」で課題がいくつか出ました。3年生も残り半分、今回の貴重な校外学習の成果と課題、経験を、次回の学習や活動に繋げていきます!

2年生町めぐり~川村学園女子大学方面~

 10月4日(金)に、2年生は町めぐりに出かけました。生活科の授業の一環で、6月の探検に続き2回目です。前回と異なるのは季節と探検ルートです。

 今回は川村学園女子大学→川村学園付属保育園周辺→下ヶ戸を回るルートで、11月実施予定のグループ活動「町はっけん」の下見を兼ねています。

 登校時にはパラパラと降っていた雨も出発の時刻には止み、気持ちよく吹き渡る風を背に受けながら、子どもたちは交通ルールを守り黙々と、そして楽しく歩きました。

 まだまだ緑が目立ちますが、どんぐりや栗がたくさん落ちているのを見つけ、秋の気配も感じました。次回歩くときは様々な自然が秋色に染まっていることでしょう!

 

4年生校外学習

 10月1日(火)に、4年生は校外学習に出かけました。行先は千葉市科学館と千葉港です。この校外学習は、県内にある公共施設を見学することで、千葉県の特色や科学への関心を深め、今後の社会科や理科の学習に役立てることを目的としています。

 学校を出発したバスは、まず千葉市科学館へ向かいました。千葉市科学館は、中央区にある複合施設「きぼーる」の7階から10階にあります。

 まず7階に到着した子どもたちは、館内の説明を聞き約束を確認して、早速グループ活動を開始しました。8階から10階までは、「視覚」「昔」「数のふしぎ」「くらしを支える技術」「宇宙と地球」「自然や生命のふしぎ」を体験できます。子どもたちは初めて見たり聞いたりする科学のあれこれに目を輝かせて体験していました。また、プラネタリウムでは夜空に広がる満天の星を見ました。その星々によって作られる88の星座を見た子どもたちからは、その壮大さと美しさに「きれい~!」と感嘆の声が漏れていました。

 

 今回グループ単位での活動でしたが、お互いに声を掛け合い、公共施設でのルールやマナーを意識して行動する姿が見られました。お昼はグループごとに楽しくお弁当を食べました。

 お昼の後は千葉港へ移動、観光船で東京湾を観光する予定でしたが、台風接近に伴う強風のため波が高く、観光船が出航できないということで、行き先を千葉ポートタワーへ変更して見学をしました。

 まずはエレベーターに乗って地上113mにある展望フロアへ。観光船に乗れず少々がっかりしていた子どもたちも、展望フロアから一望できる東西南北360度の景色に、「すごい景色!」「遠くまでよく見えるね!」「人や車がとても小さい!」等驚きや喜びの声を上げていました。

 ポートタワー見学後、敷地に隣接する海を見に行きました。観光船には乗れませんでしたが、そこからの景色を子どもたちは楽しみました。打ち上げられた貝殻を拾って喜んでいる子もいました。

 今後子どもたちは、社会科の学習で千葉県について詳しく学びます。今回学んだことを今後の学習に役立てることはもちろんですが、子どもたちには、自分たちがこんなに素晴らしい県で生活している喜びを感じ、もっともっと千葉県について興味を持ち、学びを深めていってほしいと思います。

5年生脱穀

 9月17日(火)に、5年生は脱穀を行いました。脱穀とは、米の粒を穂から取り離すことで、「藁(わら)と籾(もみ)」に分ける作業です。先週刈り終え、おだに掛けて干していた稲は、1週間の乾燥を経て緑色からきれいな黄金色になりました。この日はお天気も良く、絶好の脱穀日和となりました。

 まずは田んぼの先生の小川さん、百瀨さんから脱穀の説明を聞きます。今回は「昔の脱穀」と「最近の脱穀」の2つの脱穀の仕方を紹介・説明していただきました。

 昔の脱穀は、「足踏み脱穀機」を使う方法です。脱穀機についているペダルを踏み、回転させた刃に稲をあてることで、脱穀を行います。稲を脱穀機にかざす際に稲が刃に引っ掛かり、自分の体が引っ張られる危険があるので、稲をかざすことに集中できるよう今回は百瀨さんが回してくださいました。子どもたちは藁をつかむ手に力を入れ、足で踏ん張って作業に臨みました。また、脱穀のためにずっとペダルを踏み続ける様子を見て、その大変さを子どもたちは実感しました。

 最近の脱穀は、「ハーベスター」という機械を使う方法です。このハーベスターという機械に稲を通すと、きれいに藁と籾に分けることができます。子どもたちからは「昔の人は大変!」「機械は取り残しが少ないね」とたくさんの感想が出ました。足踏み脱穀機よりも速くたくさんの脱穀ができることにも気づきました。

 

 脱穀によってできた籾は、このあとさらに乾燥させ、籾摺り(もみすり)の工程を経て、もみ殻と米(玄米)に分けます。今回の脱穀でいよいよ米粒の原型までたどり着きました。いつも食べているおいしいお米まであと少しです。

 今回の脱穀もたくさんの保護者の方にお手伝いいただきました。ありがとうござました!

 

5年生稲刈り

 まだまだ残暑が厳しい9月10日(火)、5年生は稲刈りを行いました。先日の台風による強風等で多少倒れている稲はありましたが、4ヶ月前の5月10日に植えた苗は、すくすくと生長し、たくさんの実をつけた立派な稲となっていました。

 田んぼの先生、小川さんと百瀨さんから稲刈りの仕方を教えていただき、早速田んぼの中に入ります。

 昨年と同様田んぼは土が柔らかくぬかるんでいて、足が一度はまるとなかなか抜けずに苦労しました。そして、とにかく暑い!なので体力勝負の作業となりました。

 子どもたちは、教えてもらった通り一生懸命鎌で稲をザクザクと切り、せっせと運び続けるという作業を交代で行いました。子どもたちからは、「刈った稲の1本も落とさずに運ぼう」「足元がぬかるんでいてバランスがとれない」「穂に土がつくと花が咲いて成長が続くから気を付けよう」等の声が聞こえてきました。刈った稲はお手伝いの保護者の方々が結束バンドや麻ひもで縛ってくれました。

 その縛られた稲は、4年生が田んぼから校庭まで運び、おだに掛けました。このおだ掛けで、脱穀までの間稲を乾燥させ、次の工程である脱穀を待ちます。おだに掛け、十分に天日干しをしたお米はとても美味しくなること間違いなしです!

 最近「令和の米騒動」というキーワードと共に、米不足が騒がれていますが、手に入らないから一層一粒を大事にしようとする子もいて、お米に対する関心の高まりを感じます。

 今回も田んぼの先生はじめ、たくさんの保護者の皆さんにご協力いただきありがとうございました!

6年生修学旅行最終

 6年生を乗せたバスは到着予定時刻よりも少し早めに学校へ到着しました。到着後はすぐに「到着の会」を行いました。子どもたちは疲れた様子も見せずに真剣に会に臨みました。

 修学旅行は学校を離れてその現地でしか学ぶことの出来ないことを実際に見て触れて学ぶ貴重な機会です。「体験は全ての礎(いしずえ)である」と常に子どもたちに話していますが、「やってみないとわからない」ことはまだまだ沢山あります。「体験を経て何が出来て何が出来なかった」のか、振り返り反省することで次の課題が見えてきます。この繰り返しの学習を積み重ねながら、卒業までの日々を大切に過ごしてほしいと子どもたちに話しました。

 2日間で約3万歩歩いた今回の修学旅行。その歩いた歩数以上に得られた経験は大きかったと思います。

 子どもたちの到着の際には沢山の保護者の方にお出迎えをいただきました。修学旅行に向けて子どもたちの体調管理や準備も合わせて感謝しかありません。ご協力ありがとうございました!

 

6年生修学旅行⑩

 日光東照宮から神橋まで徒歩で移動した子どもたちは、いよいよ修学旅行最後の行程である日光市内自由散策を行いました。神橋から東武日光駅までの約2kmの距離を、各グループごとに散策しました。「あれもこれもほしいなぁ」とお土産に悩む子、プリンを食べる子、お小遣い使いきった子等々、お小遣いの使い方が十人十色でした。

 でも、散策の仕方や順路は、みんなで相談し、全員の希望を叶えるような計画を立てて行動していて、その姿に成長を感じました。とにかく今日は朝の散歩、東照宮見学、自由散策とよく歩きました!子どもたちの表情から充実感と満足感、心地よい疲労感が伺えます。

 そして先程バスに乗車した子どもたち。これから我孫子へ帰ります!

6年生修学旅行⑨

 日光東照宮に到着した子どもたちは、各グループごとに見学を開始しました。予め調べてきた内容を確かめるように、拝観順も相談しながら歴史的建造物を見て回りました。建物一つ一つの美しさに子どもたちからは感嘆の声が漏れてきました。

 もう一つの目的だった英語を使ってのインタビューも積極的にチャレンジしていました。外国の方も子どもたちのお願いに快く答えてくださり、交流を深めた子どもたちも満足気でした。

 子どもたちは現在場所を移して昼食のカレーライスを食べています。この後はいよいよ本日最終であり最大の楽しみでもある市内散策へと出かけます。