活動報告

令和4年度大関作新館賞授賞式

令和4年度大関作新館賞授賞式開催

3月21日(火)に大田原市ピアートホールで令和4年度大関作新館賞授賞式(表彰状・徽章授与式)が行われました。表彰選考は、昨年12月末を締め切りとして募集、そして選考委員会が開催され令和4年度の授賞者が決まりました。

授賞者は以下の通りです。

歴史研究家 新井敦史氏   昭和42年3月19日生

授賞分野 黒羽藩主大関家の歴史研究  

 新井氏は昭和42年群馬県富岡市で誕生、1990年筑波大学第一学群人類をご卒業、そして1995年同大学院博士課程歴史・人類学研究科で単位取得後、同年より旧黒羽町芭蕉の館の学芸員となられた。以来、黒羽藩主大関家の歴史研究を進め、企画展開催、古文書講座を開催するなどの一般社会人を対象とする教育活動に熱意を注いできた。さらに、黒羽地域ゆかりの図録・編集のみならず数多くの論文等の執筆をされてきた。下野新聞に長期にわたり掲載された「下野おくのほそみち」や、その他多数の出版物を出されており、総計は250にものぼる。第4回随想舎歴文研出版奨励賞を受賞した「下野国黒羽藩主大関氏と資料保存」の出版(2007年)がその代表例であろう。このように、黒羽藩主大関家の歴史探求および「おくのほそ道」の教育普及活動へ尽力は、他に類を見ないほど特筆される新井氏の業績である。今後のご研究の発展も大いに期待されるものである。

授賞された新井 敦史様、誠におめでとうございます。