日々の様子

2021年9月の記事一覧

3年生 朝の様子とICT機器の使用

朝の健康観察までの時間、子供たちはそれぞれの学級で決められていることをして過ごしています。

3年生は、学芸会で何をやろうかということを、学年の実行委員の子供たちが音楽と図工の先生に相談に行ってきたようです。
春日神社のお祭りのお囃子がよいのではとアドバイスを受け、それを昨日の朝に学級のみんなに報告していました。

その前後には、一昨日、大学院教育実習生の吉田先生が国語で行った、「山小屋で三日間過ごすことになったら何をするか」という課題について、GoogleのJamボードを使用して、隣の子とペアになって付箋紙に書くようにして画面上でアイデアを張り付けていくという学習の続きをしていました。

国語の学習内容はもちろん、新たなアプリの使い方にも慣れていきます。
様々なアプリの使用方法が習得できれば、課題にあった解決方法を選択できるので、アプリの習熟に初めは時間が必要ですが、その後は大きな武器になります。
作製途中のJamボードを見てみましょう。
 

いくつか付箋紙を貼り付けることができると、自然と子供たちは仲間分けしていきます。いわゆる情報の整理です。
今回は季節で整理しているペアが多かったです。
 


このような学び方は、ICT機器が一人一台配布されないと難しいことですし、まさに新しい学び方になります。

ゆくゆくは、毎日子供たちにタブレット端末を自宅に持ち帰らせ、自宅で宿題としてこのような学習も進めさせたいところですが、
・破損時の保険の問題(タブレット端末は市からの貸与品ということになっています)
・いくつかのSNSやオンラインゲームでログインが可能な問題(校内で様々に試しています)
・情報モラルやリテラシーなど、タブレットを持ち帰った際に誰がどうやって子供の使用を見守るのかという問題
など、いくつかクリアしなければならない課題や見えていない課題がまだまだあります。

当面は、自宅での授業視聴を希望される場合にのみ、持ち帰りを行っています。
ご了解ください。

1年生 朝の様子

朝の健康観察までの時間、子供たちはそれぞれの学級で決められていることをして過ごしています。

1年生をのぞいてみます。
タブレット端末を保管庫から取り出し、ミライシードというドリルを進めています。
国語と算数のドリルで、正解するとポイントがたまっていきます。
連続で正解すると、ボーナスポイントも付きます。
字も読めるようになり、計算もできるようになった子供たちは、ポイントがたまるのを楽しみながら、学習に取り組んでいました。
 

60,000点(すごい!!!)たまったよと見せに来てくれる子もいました。


ゲーム感覚で楽しみながら学習できるのはいいですね。
1年生のみなさん、どんどん進めて学んでください!

6年生 八ヶ岳移動教室 日程決定

新型コロナウイルスの感染拡大及び緊急事態宣言の発出で再延期になっていた6年生 八ヶ岳移動教室ですが、日程が決定しました。
11月24日(水)~26日(金)となりました。
例年にない初冬の時期となります。
どんな様子なのか、宿舎となる多摩市立八ヶ岳少年自然の家に了解をいただき、自然の家のブログからその時期の様子を紹介します。

2016.11.25
「11月に八ヶ岳に降る雪が舞ってくる事はありますが、ここまで積もるとはありません」
とあります。
11月の降雪は珍しいようですが、この年はドカンと降ったようです。


2017.11.17
「本日最低気温-3.5℃、9時現在0.1℃だいぶ冷えましたね。」
気温が下がれば、逆に眺望は良くなります。期待できます。
八ヶ岳がきれいに見えています。標高の高い赤岳、阿弥陀岳、権現岳は白くなっていますが、編笠山は少しだけ、西岳はまだ冠雪していません。
宿舎の少年自然の家は、西岳のふもとになります。

2017.12.09
「本日最低気温-9℃、9時現在-4.5℃、だいぶ冷えています。昨晩3センチほど雪が積もりました。」
とあります。
例年このころが雪の時期のようです。今年はぎりぎり雪はセーフでしょうか。


2018.12.07
「月初めは最低気温がマイナスの日が続きましたが、ここ数日は暖かいです。本日の9:00気温は6℃でした。今朝外回りの点検をしていると1頭のシカが施設内にいたので写真を撮りました。」
当然ですが、日によって、天候次第で気温は変わります。
暖かいといいですね。
あたりが静かになってくる季節ですから、この写真のように鹿に間近に遭遇できるかもしれません。

プログラムも見直して再検討し、この季節ならではの、そして今まで移動教室で誰も体験したことのない楽しみを味わって来ようと考えています。
3度目の正直。今度こそ行けますように!
(これまでと同様、緊急事態宣言の有無や多摩市、長野県の感染状況によって、実施を判断していきます。)


↓ぜひご覧ください。↓

9月18日以降の新型コロナウイルス感染拡大対応について

 日頃より、本校の教育活動へのご理解・ご協力に感謝申し上げます。多摩市立小中学校においては、児童・生徒の陽性者が急増していることを踏まえ、9月17日までを給食有の午前授業とし、学校を介した感染拡大を防止していたところです。この間のご理解・ご協力に感謝いたします。
 都内及び市内の新規感染者数は減少傾向にありますが、緊急事態宣言は9月30日まで延長され、多摩市の地域感染レベルは9月14日現在「3」のままです。継続した感染拡大防止対策を講じた教育活動を実施する必要があります。そこで、9月18日以降は、児童・教職員の心身の健康に留意しつつ、下のとおり教育活動を実施いたします。
 なお、今後の感染状況や国及び東京都の動向によっては急遽、対応が変わる場合があります。その場合はその都度ご連絡致します。

【9月18日(土)~9月30日(木)までの教育活動について】

1 9月17日までの感染拡大予防の対応は継続し、午後の授業を再開します。

2 一日の流れ。 
(1)登校時刻は変更ありません。
・1~3年生 8:00~8:15  ・4~6年生 8:15~8:25
・委員会活動の児童はこの限りではありません。
・きょうだいで登校する場合は、下のきょうだいの登校時刻と合わせて登校させてください。

(2)健康観察は継続して実施します。
  ・1~3年生 8:15~9:00  ・4~6年生 8:30~9:00
・呼名し、本人の健康状態等、一人ずつ丁寧に確認を行います。

(3)授業では、歌唱、吹奏、共同制作、実験、グループでの話し合い、校外学習は行いません。

(4)給食、清掃(簡単清掃)での感染拡大予防対策は継続します。

(5)下校時刻は、午後の授業終了後となります。週予定等をご確認ください。
・給食後下校 13:15      ・5校時終了後下校 14:45 
・6校時終了後下校 15:35   ・放課後の残留は基本的にはありません。

3 その他
(1)帰宅後や登校しない日の不要不急な外出をしないようにしてください。

(2)児童自身やご家族の体調不良・発熱の場合は、登校をお控えください。欠席とはならず、出席停止扱いとなります。その際は、お電話もしくはWeb欠席連絡フォームにてご連絡ください。

(3)ご家族(きょうだい含む)がご家庭内で体調不良で、児童が登校している場合は、早退をお願いする場合もあります。

(4)児童が学校にて体調不良・発熱となった場合は、学校から早退の旨を連絡の上、保護者によるできるだけ速やかな引き取りをお願いします。その際は、きょうだいも含めて早退となります。

(5)感染不安による出席停止の児童、体調不良、濃厚接触者、陽性となった場合の出席停止措置の児童へは、Google Classroomのアプリを使用してご家庭に授業配信を行います。

(6)9月18日(土)の学校公開は中止します。公開はありませんが、児童は通常の授業日として登校します。給食なしで、午前授業のみで下校となります。

(7)健康観察(検温と記録)はこれまで通り継続します。併せて、毎日昇降口にてサーモカメラによる体温チェックも実施します。

(8)教室の窓や扉は、常時開放して空気の入れ替えをします。

(9)クラブ活動、たてわり班活動は、当面中止します。

↓本日配布のプリント↓
09.14+新型コロナウイルス対応+保護者向け通知.pdf

6年生 再生可能エネルギーは可能!

6年生は「総合的な学習の時間」でエネルギー(発電)について取り組んでいます。
今日は、再生可能エネルギーを実生活に利用している建築士・湯浅さん他計9名にお越しいただき、再生可能エネルギーを使用して生活できる「えねこや」を見せていただきました。
湯浅さんは、一般社団法人「えねこや」を設立し、再生可能エネルギーの普及に努めています。

さて、これがその「えねこや」。
 

いわゆるトレーラーハウスの体ですが、小屋の中の照明やエアコン、冷蔵庫などの電力は、屋根のソーラーパネルからの発電を蓄電池に充電し、そこから供給しています。
これが屋根のソーラーパネル。


中は3~4畳ほどの広さ。テレワークするには十分で、梯子を上るとロフトもあります。


こちらは「えねこや」にも使用した断熱住宅の模型。

断熱材を入れた壁と何も入れていない壁、一枚のガラスと断熱ガラス(2枚組)の比較で、模型内の白熱電球の温度が壁や窓にどれくらい感じられるかということを試しています。
もちろん、手に感じる側ほど、熱が外に逃げていることになり、手に感じる温度でわかります。
手に感じる温度が低いほど、断熱が効いているということで、省エネになります。
これから新築される住宅には、このような断熱基準が標準化されるようです。

一方、こちらはソーラーパネルの実験。

150Wを発電するソーラーパネルから500W出力の蓄電池に充電し、家電製品の消費電力を比較してみる実験です。
ドライヤーなどは1000Wを超すものがあり、エネルギーを大量消費します。
当然、そのような機器(発熱するものは一般的に消費電力が高いです)は、節約を意識して使用するに越したことはありません。
日本の電源構成では現状8割近くが火力発電になっています。ドライヤーを長く使えばそれだけCOの排出量が増えるので、工夫して使用時間を減らすことが重要との話がありました。
一方、スマホの充電や小型扇風機などは、10~15W程度です。
災害時などにソーラーパネルとポータブル蓄電池があれば、スマホやPCへの充電が
可能となります。
今や、災害時にスマホは命を左右するツールです。

最後には、理科室で教えに来ていただいたそれぞれの方々の自宅での再生可能エネルギーの活用についても話してもらいました。
その中で、1名、都立高校生の山本さんがいました。
山本さんは、温暖化へ警笛を鳴らしてスウェーデンの国会前でストを始めたグレタ・ツゥンベリさんと思いを同じくし、日本でのFFF(Future for Friday)に参加しています。
毎週金曜日に国会前で温暖化防止対策を政府に訴える運動です。
春に校長から温暖化の話を聞いたときに、グレタさんの動画やFFFの話も聞いています。
それを実践しているお兄さんが目の前にいるのですから、子供たちは興味津々です。
山本さんの話が終わると、拍手が沸いていました。

山本さんには、再度学校に来ていただき、6年生に話をしてもらおうと思っています。

今日は、今まで資料としてしか目にしたことのなかった再生可能エネルギーの実物を見て、触って、感じて、話を聞いて、子供たちは刺激を受けました。
この先、学習を深めていく中で、この再生可能エネルギーが私たちの生活の中で循環して利用することが可能なのだという確信をもってもらいたいと思っています。
6年生の学習は、12月の聖蹟桜ヶ丘のイルミネーションに続いていきます。