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校長室のひとりごと

校長室のひとりごと「初詣」

 元日、近所の櫻木神社に初詣に行きました。息子、娘はそれぞれどこか別に初詣に行ったようで、今年は妻と二人での初詣でした。まずは手水舎で口と手を清め、本殿でお賽銭を捧げてお参りする。そしてその流れで「おみくじ」を引き、帰りがけに出店で小腹を満たす…これが毎年の我が家の初詣です。初詣の由来は古く、一説によれば「歳籠り」という各家長が大晦日の夕方から元日の朝にかけて氏神様のいる神社に籠り、新しい1年間の豊作や無病息災を夜通し祈ていたという風習です。そしてこの「歳籠り」が時代の流れで、大晦日の夜にお参りする「除夜詣」と元日の朝にお参りする「元日詣」に別れ、この「元日詣」が現在の「初詣」だと言われています。

 当たり前のように引いていた「おみくじ」も歴史は平安時代まで遡り比叡山延暦寺の僧侶が中国のくじを日本版に変更したものが始まりだと言われています。この頃は「吉」や「凶」などの区別もなく書かれた内容を実行することで皆「吉」になるというものでした。

 現在では様々な工夫を凝らした「おみくじ」があって当たり前ですが、伊勢神宮には「おみくじ」が昔からありません。それは「一生に一度の憧れのお伊勢参りに大吉がないわけはない」という理由からだそうです。

ちなみに私の初詣の「おみくじ」は「大吉」でした。良い一年になりそうです。

校長室のひとりごと「七草がゆ」

 昨日1月7日は「七草がゆ」を食べて祝う「人日の節句」でした。野草である七草の生命力にあやかって一年の無病息災を願う行事です。また「七草がゆ」には、正月のお酒やご馳走で疲れた胃を休め、不足しがちな栄養を補うためとも言われています。皆さんは「七草」全てを言えますか?毎年この時期になると必死に「春の七草」を覚えていますが、一年経つと「あれ、何だっけ?」となってしまいます。春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七種類です。今年は価格の高騰や、入荷できないという青果店やスーパーもあるようですが…

 この「人日の節句」に「七草がゆ」を食べるという行事は中国から伝わり、平安時代には宮中行事となり、江戸時代に入ると庶民にも広まり「七草がゆ」を食べる習慣が現代まで伝わっていると言われています。

 社会は目まぐるしく変化し、正月の風物詩「凧上げ」「羽子板」なども見かけなくなってしまいました。日常の文化が忘れ去られてしまいがちな今だからこそ、なんとか後世にも、ちょっとした伝統文化が残ってほしいと思います。

「ところで七草がゆを食べたのか?」というと、昨夜しっかりと頂きました。

(本来は1月7日の朝に食べるそうですが…)

校長室のひとりごと「新年明けましておめでとうございます」

新年明けましておめでとうございます。

いよいよ2025年令和7年、新しい一年がスタートしました。昨年は能登半島地震で始まった令和6年でしたが、今年はいったいどんな一年になるのか、期待と希望に満ち今から楽しみです。

 今年の干支は「巳」、一般的に巳年は脱皮する蛇のイメージから、「復活と再生」を意味し、「一皮剥ける」など大きく成果が現れる年、また種子ができ始める年、新しいものが誕生する年、「巳」と「実」をかけて身を結ぶ年とも言われています。

 2025年令和7年が皆さんにとって素晴らしい一年になりますように…

PS:またこれからも毎日ブログをアップします。今年もどうぞよろしくお願いします。

校長室のひとりごと「年内最後の登校」

 今日12月23日、上皇陛下は91歳の誕生日をお迎えになられました。上皇陛下が天皇時代には「天皇誕生日」今日は祝日でしたね。どことなく今日が祝日でないことに違和感を感じるのは平成時代に活躍されてきた皆さんも同じではないでしょうか。

 そんな今日、野田市の学校は年内最後の登校日になります。二学期制のため終業式ではありませんが、年内最後、そして冬休み前ということで全校集会をこの後行います。我々教員にとって冬休みなど長期の休みはとても心配なものです。例えば夏休み、40日以上の長期となれば、思春期の中学生が変貌するのに十分な時間があるためです。そしてこの冬休みは、Xmasや年末年始、社会全体がどことなく落ち着かず初詣など夜間の外出もあるかもしれません。大人はお酒の機会が増え、子どもが初めて飲酒を経験するのも実はこの時期です。ましてお年玉など多額のお金を手にする時期でもあり、悪い輩はそんなお金を狙っています。教師として注意喚起をあれもこれもしたいのですが、話が長ければ長いほど子ども達の心には届かないものです。今日この後の全校集会で私は、一番の心配事である「SNS」の使い方について話そうと思っています。やはりこの時期、仲間同士で写真を撮り「SNS」にアップすることが考えられ、それがトラブルに発展することが懸念されるためです。

 3年生は受験生でもあります。生徒たちにとって楽しい冬休みになることを願っています。

 それでは皆さん、また新年にお会いしましょう。良いお年をお迎えくださいね。

校長室のひとりごと「右手?左手?」

 突然ですが、皆さんはどちらの手でスマホを持ちますか。右手ですか、それとも左手ですか。ちなみに私は右利きですが、当たり前のように左手でスマホを持ちます。もう何十年もそうしています。ですから、ズボンの左ポケットに入れるのが定位置です。しかし、この利き手と逆の手でスマホを持つことが、どうやら「昭和世代」の特徴らしいのです。そう言えばZ世代の息子や娘は右手(利き手)でスマホを持っています。そもそも携帯電話が普及し始めたのは平成の時代、それまで電話といえば「固定電話」、それも昭和はダイヤル式だったりしました。その名残りで、右手でダイヤルを回し左手で受話器を持つことが習慣となっていました。また、電話口でペンを持ちメモするのも右手、受話器を利き手ではない左手で持つことが染み付いているためだと言われています。Z世代はそもそもダイヤルやボタンをプッシュする経験がないため、自然と操作しやすい利き手を使う習慣があるようです。おまけにZ世代の息子や娘を観察すると文字を入力する際も、ほとんどの操作をスマホを持っている手の親指で完結しています。ちなみに私は左手でスマホを持ち、右手で操作、つまり両手を駆使してスマホの操作をしています。こんなところでも「昭和世代は年寄り扱いされるのか(?)」と悔しくて右手でスマホを持ち親指で操作してやろうと意気込んでみても、できないばかりか違和感の塊です。仕方ないので今まで通り左手でスマホを持ち、せめて左手の親指だけで操作できるよう現在特訓中です。

皆さんはどちらの手で持ちますか?