2025年6月の記事一覧
校長室のひとりごと「葛北大会壮行会」
今日は「葛北大会壮行会」が行われます。葛北大会とは運動部活動の千葉県中学校総合体育大会(夏の県大会)への出場権を懸けた葛北支部(野田市・流山市)の予選となる大会です。この夏の大会を区切りとして3年生は一線を退くため、3年生にとっては最後の大会です。種目によって多少異なりますが、この葛北大会で勝ち残れば「葛北支部代表」として7月末の県大会に出場できます。そしてその県大会でも勝ち残れば「千葉県代表」として8月に行われる関東大会や全国大会に出場することができる、中学校の部活動の大会では全国大会まで続く一番大きな大会です。そんな葛北大会は明日の野球の開会式を皮切りに、しばらく毎週末続きます。今日の壮行会では、各部より葛北大会に向けた決意を発表し、それに対し全校でエールを送る会です。壮行会で私が選手達に贈る言葉として「日本中に中学校は9033校、中学生は314万人。たった1校、または一人を除いて必ずどこかで負ける。だから負けることは恥ずかしいことではない。恥ずかしいことがあるとすれば、途中で諦めてしまうこと。終了のホイッスルが鳴るまで全力で戦ってほしい」というような話をしようと思います。3年生には1試合でも多く川間中のユニホームを着て戦ってほしいと思っています。
校長室のひとりごと「書き表すこと、読みとること」
社会の変化に伴い「学力観」も変化しています。それは入学試験をはじめ様々なテストにも影響しており、例えば単に答えを導くだけではなく「なぜそうなるのか」を文章で説明する問題や「国語でありながらグラフを読み取り文章で説明する」問題など従来より一歩も二歩も先に進んで、自分の考えを文字で表したり、問題そのものの意味を読み解く力が求められています。各教科、授業のまとめをしっかりと時間をとり「自分の言葉」で書かせるようにしているのは、こうした「学力観」に対応するためです。
昨日「弁当の日の振り返り」を全校生徒分を読んだ話をしましたが、唖然としてしまいました。例として掲載したのは「文章を書くことに慣れている」生徒なのでしょう。ごく自然に読むことができましたが、漢字の誤字脱字はもちろん、多くの生徒の振り返りはお世辞にも文章とは言えない状況でした。中には文字自体が解読できない雑なものまでありました。振り返り用紙を校長が読むとは思っていなかったのでしょうけれど、だからと言って見逃すことはできません。どうみても「自分の考えを文字で書く」ことに慣れていないことがうかがえます。自分の考えを書かせる機会を増やすためにも、授業のまとめの時間をしっかりと設け「自分の言葉で」まとめさせるよう、先生方にもう一度話そうと思います。
書けなければ読み取れないですから…
校長室のひとりごと「弁当の日(振り返り)」
先週の土曜日は「教職員ファミリーデー」、先生方のご家族が本校の様子を参観しました。参観された方からは「実際に働いている姿、どんな学校なのかがわかって安心した」と感想をいただきました。また生徒は自分で弁当を作り、その弁当をみんなで食べる「弁当の日」でもありました。弁当箱を開ける時には皆ニコニコと自慢げにワイワイと楽しげに弁当箱を開け食べていました。最後に振り返り用紙を記入し「弁当の日」はめでたく終わりました。全校生徒の振り返りを読みましたが、多くの生徒がこの「弁当の日」のねらいを達成できたと感じる振り返りでした。例えば「大会の日、朝起きたら当たり前のように弁当が準備されてけど、それって当たり前のことじゃなくて、こんな大変なことをお母さんがやっていたんだと気づきました」「こんなに時間がかかってこんなに大変だとは思わなかった、ただただ母に感謝です」「次はもっと彩り良く栄養のバランスを考えたい」「次はキャラ弁も作ってみたい」「最初は眠いし面倒だと思ったけど、弁当箱に詰め終わると達成感があってとても楽しかった。また作りたい」「お母さんに教えてもらいながら作ったので、たくさん話すことができました。手際が悪いと怒られたけど…」などなど、それぞれ生徒一人ひとりに物語があったようです。
校長室のひとりごと「校外学習」
今日は1年生の校外学習です。例年この時期の校外学習は天気が心配です。昨年の1年生(現2年生)は大雨のマザー牧場でした。今日も少し心配ですがなんとか最後まで耐えてほしいものです。電車で上野まで行き上野公園内を班ごとに散策、そして今度は上野から浅草まで徒歩で移動しながらの浅草散策。ゴールのスカイツリーを班ごとに目指し、スカイツリーの高さ450m地点にある天望回廊などを見学する予定です。
今回の校外学習のスローガンは「We can do it! 最高の校外学習にしよう」で、サブタイトルとして「Youは何しにTokyoへ」です。今回の校外学習では、上野公園、浅草と外国人観光客に人気のスポットであり、おそらく浅草寺などは今日も外国人観光客でいっぱいでしょう。そこで今回の校外学習では各班に一つのミッションを与えています。それは「外国人を見つけ英語でインタビューする」ことです。これまでの英語の授業で学んできた英語力を駆使して「自己紹介」「お名前を教えてください」「どこから来たのですか」「なぜここに来たのですか」「上野(浅草)で何を楽しみましたか」「お礼」という一連の流れでインタビューすることになります。みんなしっかりとインタビューできるでしょうか?あとで生徒達に様子を聞くのが楽しみです。
校長室のひとりごと「陽性型の梅雨」
今年の「梅雨」はどうなっているのでしょう。実は「梅雨」といっても、年によって様々な性格や特徴があり、梅雨前線の動きや位置によっては雨が降らない「空梅雨」になることもあります。昔は梅雨の時期には「たまには静かに雨の音を聞きながら読書でもしてみたらどうだ?」なんて生徒達に話していた記憶があります。そんなしっとりの梅雨も地球温暖化による気候変動の影響なのか、最近は特徴も随分と変わってきたように感じます。梅雨には大きく二つのタイプ「陽性型」「陰性型」があるそうです。「陽性型」の梅雨は、雨が降るときには短時間に激しい雨が降り、晴れた日には気温が急上昇するというタイプです。一方「陰性型」の梅雨は、梅雨前線の北側で弱い雨がしとしとと降り続き、さほど気温も上がらない、以前の梅雨のようなタイプです。最近の「梅雨」は、梅雨前半は「陰性型」の特徴を持ち、梅雨明け間近の後半には、集中豪雨をもたらすような「陽性型」の特徴をそれぞれ持ち合わせるパターンが多かったようですが、今年は思い切り「陽性型」で梅雨入りし、大雨と猛暑に悩まされそうです。今なら「熱中症が心配だから窓を閉め切りエアコンを効かせた部屋で読書でもしてみたらどうだ?」なんて話すのかもしれませんね。6月でこんな状態では、今から夏本番が心配になってきてしまいます。
どうやら明日からまた梅雨空が戻ってきそうです。明日は1年生の校外学習、明後日からにしてもらえないでしょうかね…
校長室のひとりごと「ファミリーデー」
以前ご紹介しましたが今日の土曜授業は「弁当の日」です。生徒達(教職員も)は自分で弁当を作り持参して、みんなでそのお弁当を食べる日です。この「弁当の日」には食育はもちろんいくつかの目的があります。一番の目的は弁当づくりをとおして「家族の会話」や「家族への感謝」「家族の絆」などを生徒達に考えさせるためです。理想を言えば、作る弁当の食材の調達から、作り終えた後始末も含め一切家族の手を煩わせないことですが、なかなかそうもいかないと思います。保護者の皆様にはご理解いただければと思っています。
さて、今日はもう一つイベントを企画しています。名付けて「教職員ファミリーデー」。これは本校に勤務する教職員の家族を招き、学校の様子、勤務する様子を参観してもらおうという企画です。小学生ではよくある「家族の職場見学」の教職員版といったところでしょうか。ご家族にとって「自分の娘、息子、またはお父さん、お母さん、夫、妻がどんな環境でどんな仕事をしているのか」は興味があることでしょう。本校だけではなく教員は若返りが進み、若い先生方がたくさんいます。メディアでは「教員はブラック」などと取り上げられ、少なからずご家族は心配していることでしょう。そんな心配を払拭していただくことで、ご家族も教職員も「家族」について考えるきっかけになればと考えています。
つまり今日は生徒にとっても教職員にとっても「ファミリーデー」なのです。
校長室のひとりごと「地産地消」
このホームページ「校長室の・・・」のコーナーは校長の私が担当しておりますが、HP内には他にも、教頭が担当している「学校の様子」、各部活動顧問が担当している「部活動の様子」、養護教諭担当の「保健だより」事務室担当の「事務室より」、栄養士担当の「給食だより」などがあります。そちらもご覧いただけていますでしょうか?はじめにHPを開いたトップ画面に「新着情報」として毎日の給食の画像を更新しています。栄養士が毎日更新してくれています。「6月19日(木)の給食」をご覧になりましたか?6月19日(木)昨日の給食は「のだの恵みを味わう給食」でした。野田産の発芽玄米、枝豆、なすを食材として各校様々なメニューの給食で提供されました。本校のメニューは画像の通り。地元で作られた作物を地元で食べることを「地産地消」といいますが、今、この地産地消が色々な意味で注目されています。収穫した作物の輸送が短距離、短時間で済むため、輸送にかかる消費エネルギーが少なくて済むことや、収穫したての新鮮な食材を提供することができるなど「良いとこ取り」の、まさに恵み豊かな野田市ならではの給食でした。昨日の枝豆に至っては、ここ川間中の学区にある「船形地区」で朝一番で収穫したものを朝早くに納品していただき、調理員さん達が給食の時間に間に合うように美味しく茹でてくださいました。この「暑さ」と「枝豆」とくれば、あとは「ビー◯」があれば完璧です。給食ではやはり無理ですよね。
校長室のひとりごと「進路保護者会」
本日、3年生保護者を対象とした「進路保護者会」が行われます。毎年第1回目の進路保護者会はこの時期に実施しています。3年生は部活動の大会を終える夏休みともなれば、多くの上級(高校等)学校の「学校説明会」や「体験入学」「相談会」などに参加します。自分の肌感覚で行きたい学校選び(受験校選び)をはじめていくわけです。そして脱偏差値時代、「行ける学校選び」から「行きたい学校選び」について、保護者の皆さんにも生徒達同様夏休み前にご理解いただくためです。また、上級学校に進学するには入学試験に合格する必要があるため、行きたい学校に見合った学力を身につけられるよう本格的な受験勉強を始めるのもこの夏の時期で、秋には三者面談で受験校を絞り込み、私立高校では、手続きを進め12月には、実際の出願となっていきます。こうした進路選択、受験に関するスケージュール的なことを説明するのも、今回の進路保護者会の目的の一つであり、この時期に実施するのはそのためです。例年夏には各高校の入試要項が確定するので、秋の第2回進路保護者会で説明する予定です。
昨日から「校長面接」をはじめました。今年は受験生であるという自覚を促すことを目的としています。皆、これまでにない緊張した趣で、校長室のドアをノックしぎこちなく面接を始める姿には初々しさを感じます。
校長室のひとりごと「熱中症」
連日こう暑いと「熱中症」が心配になります。「熱中症」というと「夏」を思い浮かべますが、実は4月から10月までが要注意だそうで特に注意が必要なのが「梅雨」のこの時期だそうです。そもそも熱中症を引き起こす条件には「気温」「湿度」「日差し」が関係しています。ですから曇りや雨の日でも、また屋外だけではなく室内にいても注意が必要だということです。この熱中症を引き起こす三つの条件を割合で考えると「気温が2割」「日差しが1割」、そしてなんと「湿度が7割」だそうです。人間は暑いときには汗をかきます。そしてその汗が蒸発する気化熱により体温を下げてくれるのですが、外気の湿度が高ければ高いほど汗が蒸発しにくくなり結果として体温が上がってしまいます。この湿度が高い梅雨の時期に「熱中症」への注意が特に必要というのもうなずけます。この三つの条件の割合から熱中症の危険度を表す「暑さ指数(WBGT)」を計測するのが「WBGT計」、今年はこれまで以上に「熱中症」のリスクがあると想定し、この「WBGT計」を各部活動に一つ準備し、活動中には常に暑さ指数に注意を払えるようにしています。
ところで「梅雨」はどこに行ってしまったのでしょうか・・・
校長室のひとりごと「親子の会話」
6月10日は「時の記念日」でした。日本書紀によると671年6月10日、日本で最初の時計「漏刻」と呼ばれる水時計が初めて時を刻んだことから、後に「時の記念日」に制定されたそうです。その「時の記念日」に合わせて「シチズン」が小学生の子どもがいる共働き夫婦に家庭での時間の使い方について調査したそうです。それによると親子の会話時間が13年前に比べて減っているということです。その要因としてスマホの普及があげられると担当者は話しています。一昔前は家族で一つのテレビを囲みながら、といういわゆる一家団欒の光景が思い浮かびますが、今では大人も子どもも同じ部屋にいながら、個人個人でスマホを見ているというのも、とりわけ特別ではない時代なのかもしれません。一昔前なら何かわからないことがあると子どもは「ねえねえ…」などと自然と親と会話していたことが、今ではわからないことはスマホを通してAIが教えてくれる時代、会話が減少しているというのもうなずけます。ちなみに平日どのくらい子どもと話すかという調査の結果では、平均で父親が52分、母親が1時間34分だそうです。もちろんその間話し続けるというわけではないですが・・・