2020年9月の記事一覧
山古志の錦鯉
今から遡ること16年前の2004年10月23日、新潟県中越地震が発生しました。M6.8,震源の深さ13Kmの直下型の地震で、最大震度7を記録し、震源に近かった新潟県山古志村では、大きな被害が出ました。その当時、本校の校長だった坂牧先生は山古志村の出身で、震災の状況に大変心を痛め、北小の児童と一緒に何ができるかを考え、募金と手紙を山古志村に送ったそうです。そして、そのお礼にと送られてきたのが錦鯉でした。山古志村では錦鯉の養殖が盛んなのです。
当時の北小の子ども達は、農園で作った作物をバザーで売り、そのお金で錦鯉の餌を買うなどして、大切に大切に育ててきました。
しかし、今から6年前の夏休み中、夜中に停電が発生したことが原因で、鯉は全滅しました。その時の清次校長先生は、これは大変!ということで、前の坂牧先生と一緒に山古志村まで行って事情をお話しし、錦鯉をまたいただいてきました。それがついこの間まで元気に泳いでいたのですが、この夏の猛暑が原因で?、突然また全滅してしまいました。
私もまた、一大事!と慌てて清次先生にご相談申し上げたところ、坂牧先生にも連絡してくださり、再び山古志から鯉をいただくことになりました。そして、先週、宅配便にて15匹の錦鯉が北部小に到着しました!!!
着いてすぐは、少し元気がありませんでしたが(車酔い!?)今は元気いっぱい水槽を泳ぎ回っています。
飼育委員会の子ども達が、毎日、様子を見ながらお世話をしています。
遙々山古志からやって来た錦鯉達、このまま元気に育って欲しいものです!!