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2016年5月の記事一覧

文化財出前授業(6年生)その3

 旧石器時代から平安時代までの出土品を紹介していただいたあとは、コンピュータルームでへ移動し、映像を見ながら解説してくださいました。
 
遺跡に関することや、縄文時代の竪穴式住居や縄文犬に関することをクイズ形式にしながら説明してくださったので、とてもよくわかりました。

住居の三角になっている部分をとりのぞくと、地面にこのようなあとが見られます。柱をたてていた穴です。縄文時代の人々は、このようにしてマイホームを建てたのです。

【火おこし体験】
 
3人一組になって火をおこします。板の穴に棒の先をさします。この棒をくるくるまわして摩擦をおこし、その熱で火だねを作ります。棒は、上部の先端に通されたロープが左右に引っ張られるように結びつけられています。この棒をねじることによって、ロープがまきとられます。ロープの両端を結びつけた板を両手で下におすと、ロープがほぐれると同時に、棒がくるくるまわるというしくみになっています。これを何度もくりかえします。


最初はなかなか思うように棒がまわりませんでしたが、だんだん慣れてくるとくるくるまわるようになってきました。
 
あたりに何かこげくさいような、こうばしいようなにおいがしてきました。けむりも出てきました。

 
みぞに火だねができます。
 
火だねをこぼさないように、ほぐした麻の上にのせます。火だねを麻で上手に包んで


軽く左右にふっていると、白い煙が出始めました。

とつぜん、ぼわっと、ほのおが麻を包み込みました。完全な火の誕生です。昔の人はこのしくみをよく考えましたね。

【黒曜石の体験】

火おこしにつづいて、こんどは、調理の体験。調理といってもこの時代には今のような包丁はありませんから、そのかわりに ”黒曜石(こくようせき)” をつかっていたそうです。

今回は、鶏肉を黒曜石の包丁で切る体験をしてみました。

「すごーい!! よく切れる。 しかもきれいにきれてるよ」

【縄文様体験】

縄文土器にあった、縄のもようを、実際に縄を使って粘土につけてみました。きれいな仕上がりです。

貝殻をつかって、違う模様もつけてみました。楽しいです。昔の人もこんなふうにたのしんだのでしょうか?