学校の様子

2025年12月の記事一覧

4年生 算数 ~分数をくわしく調べよう

 4年生の算数が「分数」単元に入りました。分数には全体を1とみて等分して作る割合としての分数と、1をもとにして数そのものを表す分数(単位分数)があり、この辺りが子どもたちの混乱を招きます。⇒1/2mは、世界中どこでも同じ長さですが、〇mの1/2は無限に存在し、もとにする長さによって同じ1/2でも、長さは全く違います。(前者が単位分数で、後者が割合分数と呼ばれています。)因みに、実生活で使われている分数は99%以上が割合分数で、1よりも小さな数は(長さでもかさでも重さでも)ほぼ全て小数で表しています。この辺りを、どう解きほぐして理解・実感させるかが、小学校算数の山でもあります。

 今回の4年生の学習を1をもとにした単位分数の学習です。今日は「1よりも大きな数を分数で表すにはどうすればよいだろうか」という学習問題を立て、「真分数・仮分数・帯分数」という言葉と意味を身につけました。担任の先生がお休みだったので、自分がT1となりサポートティーチャーの小林先生と一緒に進めました。自分が指導する算数は『学び合い』(よくいう「学び合い」とは異なります)メインの算数で、子どもたち同士の対話を大切にしています。30年以上研究している(継続中)分野となります。機会があれば、この場でも紹介したいです。4年生、「まだまだ」ではありますが、しっかりと『学び合い』を実現し、互いに学び合っていました。

 

全校たてわり大掃除

 全校けやき給食の後は、給食を食べた時と同じグループで「全校たてわり大掃除」を行いました。特別教室、廊下、階段、トイレ等を中心に、リーダーの指示の下、決められた分担箇所を協力してきれいにしていました。学校の区切りは3月ですが、2025年はもうあと2週間ちょっとでおしまいです。自分たちがお世話になった場所を、みんなで協力してきれいにすることは、とても大切なことです。一生懸命がんばりました。

全校けやき給食

 今日は、福二小の「創立記念日」です。福二小の誕生日をお祝いして「全校けやき給食」を実施しました。5年生と3年生が給食当番となり、6つのたて割りグループに分かれて給食を食べました。

 中~大規模校のたて割り給食(シスター給食)だと、みんな静まり返ってしまい、シーンとした何か緊張感漂う給食になりがちなのですが、福二小はみんなが顔なじみで、いつもの給食よりにぎやかなくらいです。他学年の友だちとのかかわりがたくさん見られました。いつもより、美味しく感じられた人も多かったのではないでしょうか。

 4~6年生は、けやきルームの後片付けもありがとうございました。

 

3年生 総合的な学習の時間・食育 ~みそ作り

 3年生が、野田市農政課の方と農産物加工推進協議会加工研究会からの2名の方を講師に迎え、この時期毎年恒例行事となっている「みそ作り」を行いました。「みそ作り」の学習はしていなくても、見学・体験をした「しょうゆ作り」と、たくさん共通することがあります。

 一昨日の放課後、橋本先生と若松先生で大豆を洗い、漬けました。2晩水に漬けた大豆は、びっくりするくらい膨らみました。今日はその大豆を、大きな窯に入れて茹でるところから作業を始めました。煮あがった大豆によくほぐした米麹と塩を加え、手でつぶしながら混ぜていきます。何度も何度も混ぜて均一になったら、丸めて「みそ玉」を作ります。仕込み樽にたたきつけるように入れて、空気を抜いていきます。全部入れたらならして蓋をし、重しをして仕込みの完了です。…途中の工程は、粘土遊びを見ているかのようでした(笑)

 麹の力で、大豆が分解されて、「美味しいみそ」に変身していきます。来年の11月末~12月前半に「天地返し」という作業をしてやっと完成します。乾燥したかちかちの大豆が、お馴染みの味噌になるには、たくさんの作業をして1年間もかかるのです。

 講師を務めて下さった農政課、農産物加工推進協議会加工研究会の皆様、ご多忙の中お手伝いいただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。子どもたちにとって、楽しい体験ができました。

1・2年生 サツマイモの日

 今日は、1・2年生が制定した「福二小サツマイモの日」でした。朝から、竈を作り薪をくべてドラム缶製の「石焼き芋器」をセットし、昨日2年生がきれいに洗ってくれたサツマイモを焼きました。

 芋の大きさにバラつきがあり過ぎたのと、一部固く変形した部分のある芋があったりで、試し焼きの時より若干苦労したのですが、無事に焼き上げることができました。1・2年生は、まずそのまま食べて「焼き」芋の味を確認しました。「すごく美味しい!!」という言葉を聞くと、焼き上げまでの苦労が吹き飛びます。その後、生クリームで飾りつけをしたり、トッピングを散らしたりして、自分たちで収穫した芋を満喫しました。自分たちで美味しく味わった後、各学年や先生方にもお裾分けしました。

 ダッチオーブンがあれば、ご家庭のガスコンロでも簡単にできます。大人数分・・・だと厳しいのですが、落穂や籾殻、乾いた枝+落ち葉で焚火⇒熾火に、濡れ新聞で包んだ後アルミホイルを巻いて密封した芋を入れれば、失敗なく芋を妬くことはできます。(ほとんどの学校はこの方式。特別な準備不要)「焼き芋文化」が継続してくれたらいいなぁ。