献立紹介
1月23日(木)
【メニュー】ツナピラフ オムレツのトマトソースかけ さつまいもの米粉スープ 牛乳
さつまいもは、ちょうど10月頃から1月頃にかけて旬を迎えます。千葉県は、全国でも毎年上位に入る産地の一つで、特に香取市、成田市、多古町などで多く生産されています。さつまいもは、細かいたくさんの根があり、この根が土のすき間に入り込むことによって、土の栄養を集めることができます。そのため、他の作物が育たないようなやせた土地でもよく育つため、飢饉を救った食材として重宝されてきた歴史があります。千葉県では、江戸時代に農学者の青木昆陽により、現在の千葉市幕張で栽培試験が始まりました。
今日はさつまいもを米粉のスープの中に取り入れました。米粉のやさしいとろみと、さつまいもの甘味が特徴のスープです。よく味わって食べましょう。
1月22日(水)
【メニュー】
じゃこのガーリックライス 厚揚げと野菜の甘酢あんかけ 野菜の中華スープ
レモンヨーグルト 牛乳
今日は「じゃこのガーリックライス」について紹介します。この料理には、ちりめんじゃこ、玉ねぎ、にんにくを使っています。ちりめんじゃこは、いわしの稚魚、子どものことです。天日に平たく干して乾燥させている様子が、絹織物のちりめんに似ていることから、この名前がついたといわれています。また、玉ねぎとにんにくには、アリインという成分が含まれています。アリインは、切ったり、潰したりして、空気に触れると、アリシンという成分に変わり、強い殺菌作用があります。にんにくには、ビタミンB1も含まれていて、アリシンは、ビタミンB1とくっつくと、疲労回復効果のある成分に変わります。これらのことから、にんにくはスタミナを取り戻す効果が高いといえます。
今日のごはんは、にんにくの香りが効いています。しっかりと食べて、元気に過ごしましょう。
1月21日(火)
【メニュー】すき焼き風丼 大根と油揚げのみそ汁 フルーツのヨーグルトあえ 牛乳
今日は、「すき焼き風丼」について紹介します。すき焼きは、元々江戸時代に神戸で発祥した料理といわれています。すき焼きは、鉄鍋で具材を焼いてから、調味液で煮る、という作り方が一般的です。料理名の由来は、鉄鍋の代わりに、「鋤き」という農具を使って作っていたから、という説もあります。すき焼きに似ている料理に肉豆腐がありますが、どちらかというと肉豆腐は煮物に、すき焼きは鍋料理に分類されることが多いようです。また、肉豆腐は豆腐、すき焼きは肉がメインになることも特徴です。
今日は一般的なすき焼きよりも肉豆腐に近い味付けですが、味がよく染みて、おいしく仕上がりました。ごはんにのせて、しっかりと食べましょう。
1月20日(月)
【メニュー】
コッペパン ミートソース 洋風かきたまスープ スウィートスプリング 牛乳
今日の献立は事情により、バターライスからコッペパンに、みかんからスウィートスプリングに変更になりました。今日はスウィートスプリングについて紹介します。スウィートスプリングは、温州みかんと八朔を交配して作られた、比較的新しい品種の柑橘です。全国での収穫量もまだ少なく、スーパーではあまり見かけないかもしれません。見た目は八朔に似たゴツゴツとした皮と、やや薄い色が特徴です。少し酸っぱそうな見た目ですが、さわやかな甘味がある、おいしい柑橘です。みかんとは違った味を味わいながら食べましょう。
1月17日(金)
【メニュー】
メロンパン風トースト 鶏肉と野菜のトマト煮 キャベツとコーンのスープ 牛乳
今日は「メロンパン風トースト」について紹介します。メロンパンは、日本発祥の菓子パンの一つで、昔から人気のあるパンです。名前の由来は「見た目がメロンに似ているから」「卵の卵白を泡立てたものであるメレンゲがなまってメロンパンになった」など、諸説あります。メロンパンの発祥は、今から100年ほど前と言われており、ポルトガルのお菓子、「パンデローロ」というパンの上にクッキー生地をのせたものに倣って作られたという話が有力です。一般的な昔ながらのメロンパンには、メロンの果汁は入っていないものが多いですが、最近はパン屋さんそれぞれのオリジナルメロンパンが販売されています。
今日はメロンパン風のクッキー生地を食パンの上にのせて、オーブンで焼き上げました。メロンの果汁は入っていませんが、クッキー生地の中にレモンを少し混ぜ込み、さっぱりとした風味に仕上げています。よくかんで食べましょう。