子ども達を共に育む官民連携教育(学校の特色)
1年生 生活科 お掃除教室
2月5日(水)と7日(金)の2日間にわたり、1年生を対象に「お掃除教室」を実施しました。講師として全国友の会流山支部の皆様をお招きし、正しい雑巾の絞り方やほうきの使い方を教えていただきました。
雑巾の絞り方では、「大雨しぼり」「小雨しぼり」「ポツポツしぼり」「お天気しぼり」という4種類があることを学び、児童たちは最も水気を絞り切る「お天気しぼり」に挑戦しました。うまく絞るコツは、途中で持ち替えて絞る場所を変えること。力を込めて一生懸命に絞った後、「手が真っ赤になった!」と嬉しそうな表情を浮かべる姿が印象的でした。また、廊下の正しい拭き方や、空き教室を使ったほうきの掃き方も学びました。濡らした新聞紙を撒いてほこりを舞い上げずに掃く方法を実践しました。
この体験を通じて、掃除の基本を学びながら、日々の清掃への意識も高まったようです。翌日からの掃除時間には、「お天気しぼり」を合言葉に、より丁寧に取り組む様子が見られました。
全国友の会流山支部の皆様、貴重な学びの機会を提供していただき、ありがとうございました。今回、地域の方と児童が接する良い機会ともなりましたこと、重ねて御礼申し上げます。
来週の授業参観の際には、1年生みんなで綺麗にした教室や廊下をおうちの方にも、見てもらいたいです。
5・6年生 環境教育特別授業
1月23日(木)本校では5・6年生を対象に、北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)様、パルシステム生活協同組合連合会様、そして生活協同組合パルシステム千葉様をお招きし、環境教育特別授業を行いました。この授業では、海や地球環境の変化について学び、子どもたちが未来の自然環境を守るためにできることを考える良い機会となりました。
北海道ぎょれん様からは、「海の環境を守るための取り組み」として、地球温暖化や森林破壊が海に与える影響について教えていただきました。森・川・海がどのようにつながり、生態系に影響を与えるかを具体的な事例を交えて学び、植樹運動や海洋ゴミ削減の重要性についても深く考えるきっかけとなりました。
パルシステム千葉様およびパルシステム生活協同組合連合会様の授業では、地球温暖化の仕組みとその影響について学び、「地球の三重の危機」として、気候変動、生物多様性の減少、廃棄物問題が挙げられました。さらに、廃棄物を減らすための「発生抑制」「再利用」「再生利用」の考え方や、パルシステム様が取り組んでいるプラスチック削減やリユース・リサイクル活動についても詳しく教えていただきました。
この授業は、SDGs(持続可能な開発目標)目標14「海の豊かさを守ろう」や目標15「陸の豊かさを守ろう」に関連しており、子どもたちが環境保護への理解を深め、持続可能な未来への意識を高める貴重な時間となりました。今回の学びを提供してくださった皆様に心より感謝申し上げます。本校では今後も地域や企業と連携し、児童たちが主体的に環境について学べる機会を広げてまいります。
3年生 千葉県立現代産業科学館 LEDミニライトを作ろう
本日、3年生を対象に、電気の学習のまとめとして千葉県現代産業科学館の研究員さんをお招きし、特別授業「LEDライト製作」を行いました。電気の仕組みやLEDライトの構造について学んだ後、実際に組み立てを体験し、身近な科学技術の理解を深める機会となりました。
学芸員さんの分かりやすい説明と実演により、子どもたちは「電気回路」や「エネルギーの変換」について楽しく学びました。完成したLEDライトが光る瞬間、教室は歓声に包まれ、ものづくりの魅力を存分に感じている様子が印象的でした。
本校では、日常生活に関わる科学技術への興味を引き出し、子どもたちの探究心を育むことを大切にしています。こうした官民連携による学びの場は、専門家から直接教わることで、児童にとって特別な経験となっています。
今後も、このような体験型授業を通じ、子どもたちが主体的に学び、興味を広げられる環境づくりに努めていきます。エネルギーや社会環境に興味をもてるような教育に力をいれていますので保護者や地域の皆さまのご支援を、引き続きよろしくお願いいたします。
本日は、午前の3年生特別授業から、午後の科学クラブの活動まで1日お世話になりました。いつもありがとうございます。
5・6年生 筑波大学澤田先生特別授業「生物の生態と私たちの未来」
11月29日(金)筑波大学生命環境系助教の澤田聖人先生をお招きし、5・6年生を対象に「生物の生態」をテーマとした特別講義を実施しました。澤田先生は、生物の生息環境や食物連鎖の重要性、人間活動が自然に与える影響について、動画や写真を活用しながら丁寧に説明してくださいました。子どもたちは、生物多様性を守る大切さに触れながら、自然界の複雑な仕組みに理解を深めていました。
講義の中で澤田先生は、市野谷小学校の自然環境をさらに豊かにするための具体的なアドバイスも提案してくださいました。例えば、校庭の植生を多様化させることで、地域の生物がより暮らしやすい環境を作れることや、児童が主体的に生物観察や環境保護活動に取り組むことで、生物多様性を守る意識が育まれるということを教えて下さいました。
今回の授業は、SDGs目標15「陸の豊かさを守ろう」に関連し、未来の環境保全に向けた学びの場となりました。澤田先生に深く感謝するとともに、今回の知見をもとに、学校全体で生物多様性を高める取り組みを進めてまいります。
5・6年 日本レジストリサービス「インターネットの世界を大冒険!」
11月28日(木)、本校ではJPRS(日本レジストリサービス)様をお招きし、「インターネットの世界を大冒険!」というテーマで出前授業を行いました。この授業では、インターネットの仕組みやドメイン名の役割について楽しく学び、児童たちは日常生活に密接するICT技術への理解を深める貴重な機会を得ました。
授業は、クイズやワークショップ形式を用いて進行。特に「世界各地のドメインを探す」ワークショップでは、「.jp」「.uk」など国ごとのドメインを探し出し、地理や技術の視点が融合した学びに、児童たちの目が輝いていました。また、インターネットの安全な使い方についての具体的なアドバイスもあり、日常生活でのリスク管理やICTリテラシー向上につながりました。
この授業は、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」や目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」と深く結びついています。デジタル技術を通じた教育機会の提供は、児童たちが未来社会を生き抜く力を育む重要な取り組みです。
特別授業を実施してくださったJPRS様に心より感謝申し上げます。これからも官民連携を活用し、子どもたちの持続可能な社会づくりへの理解と参加を促進してまいります。