飯中 Now
さわやかな笑顔と汗、深まった友情と団結
22日(土)に延期となった令和3年度の体育祭が、本日気持ちのよい五月晴れの空の下に行われました。開会式には、春日部市長の石川良三様がお忙しいなか、激励に駆けつけてくださいました。また、春日部市教育委員会教育長の鎌田亨様にもお忙しいなかご参観いただきました。ありがとうございました。さて、2年ぶりの体育祭だったわけですが、今年は、新型コロナウイルスの影響で半日の開催としました。競技や演技の内容も感染症防止対策を考慮に入れての実施、また保護者の皆様の参観もご家庭から1名という限られた条件のもとで行わせていただきました。保護者・地域の皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。生徒達は昨年度できなかった分まで体育祭を楽しんでいました。事前の準備や練習をも含め、この体育祭を通して、生徒達は様々な事を学びました。生徒達のさわやかな笑顔や真剣な表情がすべてを物語っていたと思います。また明日からの学校生活の向上に期待します。(5月24日 校長)
お弁当
土日の学校行事の日には、生徒たちはお弁当を持ってきます。生徒達がお弁当を食べている姿を見ると、いつも昔の自分のことを思い出します。私も小中学校時代は、学校給食を食べていました。当時は土曜日にも半日の授業がありましたので、中学生時代の土曜日は、お弁当を食べて、午後から部活動を行っていました。また、高校時代は基本的に毎日お弁当を母親が作ってくれました。できの悪い息子でしたので、当時は作ってくれることに対して感謝の気持ちをあまり持つことのなかった自分でしたが、この年になり、数年前まで妻が息子にお弁当を作っている姿を見たり、実家に帰り、年老いた母の姿を見るにつけ、どんな気持ちで母親が毎日お弁当を作ってくれていたのかがようやく分かりました。飯中生の諸君、お弁当を作ってもらったら、ありがとうやごちそうさまのひと言の言える人であってほしい。本当の意味でのありがたさは、まだわからないだろう。それでいい、若いとはそういうものだ。今は夢中で中学校生活を送ればいい。保護者の皆様、本日はお子様のために朝早くからお弁当を作っていただき、ありがとうございました。(5月22日 校長)
月曜日に思いきり楽しみましょう!
今日は、楽しみにしていた体育祭でしたが、雨天によるグラウンドコンディションの悪化のため、月曜日に延期となりました。私は朝、蓮田市の自宅を出て、学校に到着するまでやる気満々だったのですが、その後雨が降り始め、ここ数日の天候も影響し、グラウンドに水が浮いてきてしまいました。教頭先生、教務主任の先生、そして体育科の先生方と協議をし、仕事がお休みの保護者の皆様には申し訳なかったのですが、今日、明日、そして月曜日の天気予報を参考に、24日(月)に良い条件のもとで、生徒達に去年できなかった分まで思い切り体育祭を楽しんでもらおうという判断をしました。保護者の皆様、なにとぞご理解のほどお願いいたします。なお、本日の振り替え休業日は28日(金)を予定しています。
大人になる No17
【 怒ろう 】
今回はちょっと難しいからよく考えて読んでほしい。まず、結論から述べると、怒ることはいいことだ。腹が立つ、頭にくる、ムカツク、いいかげんにしろ、ふざけるな、許せない、顔も見たくない…。こういった感情は、あまり良い印象ではないですよね…。でも、怒りは本当に「悪い感情」だろうか…?もしかしたら怒りは、私たちに大事なことを教えてくれているのかもしれない。君は、どんなときに怒りを感じるだろう…。たとえば…非難されたり、一生懸命にやっていることをばかにされたり、失礼な言い方をされたり、無視されたり、暴力をふるわれたりしたとき…。こんな時、怒りがこみあげてくるのは自然なことです。その怒りは、自分を大切にしようとする、君の気持ちの表れでもある。時として怒りは、君をトラブルから救い、身体や心を守ってくれる。怒りが、行動したり決断したりする勇気を、あなたに与えてくれることもある。怒りを感じるということは、君の心が健康な証拠なのです。だから怒ってもいい。大事なのは、怒らないことではなくて、怒りに支配されないことだ。怒りに支配されると、必要以上に相手を攻撃したり、非難したり、傷つけたりする。そんなとき、君の怒りは自分を守るためでなく、自分を正当化するために使われている。怒りを暴走させると、いろいろなものを失ってしまう。かけがえのない人や物、新しい自分と出会うチャンス、貴重な意見、友情や愛情、尊敬や信頼…。どなったり、叫んだりする前に、数を数えるというのもいい方法です。 口をひらく前に、10秒だけ待とう。イライラしたら、まず自分に聞いてみよう。なにが気に入らないの?、疲れたの?つらいの?自分の気持ちがわかっていれば、怒りが爆発する前に、問題を解決することができる。何が怒らせるのか、それがわかったら、慎重に、やさしく、だけど毅然(きぜん)として、問題の解決にあたろう。ぶつぶつ文句を言っているだけでは何も解決しない。つまらなそうな顔をして、口を開けば不平不満。そんな人生を送るのはやめたほうがいい。お腹が空いているなら、なにか食べる。頭が痛いなら早く帰って寝る。肩がこっているなら軽い運動をしてほぐす。疲れたら体む。これも怒りに支配されないための方法の1つ。もし、いじわるな人や、あなたの気持ちを無視する人など、君を不快にさせる人がいたら、君はどうする?もしかしたら、怒ったらケンカになりそうだからとか、仕返しされたらいやだからとか、まわりの人がどう思うか心配だから…なんて考えて、怒るのをがまんしてしまう人がいるのでは…?でもそれは、いやな思いをすることを、自分で選んでいることなんだよ。不快なことをされたら、がまんしないで、そういうことはやめてとか、あなたと一緒にいるのはもうやめるとか、優しく、だけどはっきり言えばいい。居心地の悪い場所からは、遠慮しないで立ち去ろう。君を守るのは君自身。それを忘れないでください。怒りは、人を傷つけるためにあるのではなく、自分を守るためにある。そして怒りは、自分自身を、そして周りの世界を、良いものに変える可能性を持っているのです。今日はちょっと難しかったね。明日は体育祭、元気いっぱいで楽しもう!(5月21日 校長)
大人になる No16
【 からだからのメッセージ ~心や身体の言葉が聴けるようになろう~ 】
昨日は、体育祭の予行練習お疲れ様でした。みなさんのがんばりには頭の下がる思いがしました。さて、昨日は保健室に来る生徒がいつもより多かったようです。晴れていれば、熱中症の心配をします。保健室も満員になります。小雨が降っていれば風邪をひくかもしれないと心配をします。学校は370人の生徒全員を見て、体調を心配します。しかし、予行をやる、やらない、体育祭をやる、やらないと決断をしなければなりませんので、たまたまその日に体調が悪い生徒がいても、学校全体のことを考え、行事や大会を実施することはよくあることです。そこで、いつも言っていることですが、君達はもう中学生なのですから、自分の心や身体の状況をきちんと分析・判断し、ダメな時には自分からヘルプを発信することを求めます。みなさんには、この先の人生において、自分の心や身体を点検する能力が必要なのです。そのための練習を失敗を重ねながらもしなければなりません。保護者や先生、周りの友達に気づいてもらわなければ体調が悪かったり、心が疲れていても言い出せないようではこの先が心配です。さあ、身体をチェックしてみよう。深呼吸してリラックスに努めていますか?気がつくとイスにもたれかかってボーっとしていませんか?腰は痛くない?手をぎゅっと握りしめていない?歯を食いしばっていない?肩や首筋はこっていない?おなかや頭は痛くない?爪をかんでいない?これらの様子を感じ取れたら、セルフケアの第一歩は合格です。緊張しているときは、深呼吸して身体の中から緊張を追い出そう。身体が緊張すると、どんどん疲れてしまう。いつもいつも緊張していると病気になってしまう。身体の声はどうすれば聞こえるのかな…?まず、緊張していると思ったら、身体の力を抜こう。心や身体といつも仲良くしよう。心や身体のメッセージをちゃんと聞いていれば、調子が良いか、悪いか、よくわかるはずです。(5月20日 校長)
体育祭予行を通して
今日は午前中、土曜日に予定されている体育祭の予行を行いました。時より小雨(霧雨)が混じるなか、生徒諸君はとてもよくがんばりましたね。競技者、演技者、そして体育委員さんや放送委員さんなどの競技役員の生徒達も、一人一人がそれぞれの立場でがんばっていました。数日前に私は全体練習の講評で、君達が尊敬し憧れた、この春卒業していった先輩方は、昨年度、体育祭をはじめ、ほとんどすべての行事が中止になってしまいました。どんなに残念だったことでしょう…、活動に制限はあるとはいえ、今年体育祭をできることへの感謝や喜びをぜひ感じてほしい。そしてそれを競技や演技、応援に取り組む姿で表してほしいと話しました。今日、君達が小雨の降る中、しっかりと行動できたことで私はもうすでに、十分満足しています。ものごとは準備や練習が7割、本番3割と私は考えています。その意味で今年の体育祭は、準備と練習で、もうすでに感動の涙を誘うほど、生徒諸君や先生方はがんばっています。そんなみなさんのことを私は誇りに思います。さあ、土曜日の天気はどうでしょうか…。日曜日は晴れの予報のようですが…。天気も含め、今年の体育祭を本当に楽しみにしています。(5月19日 校長)
大人になる No15
【 気持ちを話そう 】 ~相手のことを傷つけたり、怒らせたりせずに、思ったこと、感じたことを話してみよう~
中間テストお疲れさまでした。今年から中間テストの日程を2日間にしました。1日に5教科すべてをやるとなると君達の勉強の負担が大きいのと、先生方が問題を作ったり、採点をしたりする時間の確保も大切だと考え、今年から2日間にしました。みなさんの率直な感想を聞きたいです。先生方にやりとり帳や立ち話でも結構ですので、テストの感想など自分の気持ちを話してみてください。さて、自分の気持ちを誰かに話すということは、誰かを責めたりすることとは違うし、恥ずかしいことでもありません。大切なのは、私は、僕はこう思う、私は、僕はこう感じる、私は、僕はこうしたいと、はっきり言うことなのです。そして、もう1つ大切な事があります。自分の気持ちをうまく話すためには、相手に対して「あなたは…」で始めてはいけません。「おまえはバカだ」「おまえはダメなやつだ」「あなたのせいよ」なんて言うのはダメ!頭にきたときは、相手を責めるのではなく、自分がどう感じたか、なぜそう感じたかを話そう。責められれば誰だって腹が立つし、相手が嫌いになるかもしれない。君だって、もし誰かに「お前ののせいだ」なんて言われたら、いやな気持ちになるよね。たとえば…、待ち合わせの時間に遅れてきた友達に、「20分も待たせるなんて、あなたバカじゃないの」なんて言ってはダメです。そんなふうに言われたら、誰だって、素直に「ごめんね」って言えなくなる。「20分も待って、心配しちゃったよ」って、君が言ったらどうだろう。友達はきっと「ごめんね」って素直に言ってくれるはずです。腹の立つことや、悲しいことがあったとき、がまんすることはない。君は自分がどんなふうに感じているかってことを素直に話していいのです。でも、自分の気持ちを話すということは、相手を責めたり、傷つけることとは違うということも忘れないでください。つづく (5月18日 校長)
大人になる No14
【 大人になる上での疑問 ⑤ 勉強しても成績が上がらないんだけど… 】
毎朝、学区内を歩いていると色々なことに気づきます。田んぼや畑の様子がよく分かるようになりました。稲の成長、田んぼの水の量、畑の農作物の日々の成長。そして今日は、カエルの鳴き声を聞き、ザリガニの姿も見ました。今まで気づかなかったことに気づいたり、分からなかったことが分かったときは嬉しいものですね。さて、土日は中間テスト前の諸活動停止期間ということで、勉強をたくさんした生徒が多かったことでしょう。みなさん、勉強をして成績を上げよう!と思ってもなかなか上がらないでしょう。これはね、私が中学生の時に気づいた、お風呂の理論と勝手に名付けた考え方で解決できます。それは、お風呂に栓をしてお湯を入れ、じっと風呂を見ていてもなかなかお湯はたまらないでしょう。ところが、居間でテレビでも見ているとあっという間にお湯はたまり、あふれてしまうこともあります。成績上がったかなぁ、まだかな、まだかな…と思って勉強しているうちは、まだまだ成績は上がりません。学校の授業はもちろん、家庭学習が生活の一部となり、分かること、できるようになったことに喜びを感じたり、自分で決めた学習の時間や量に達成感を感じたりしていく中で、いつの間にかに成績も上がり、伸びるものなのです。ところが、私も経験がありますが、風呂の栓をしっかりとしないとお湯は流れてしまってたまりません。これは勉強で考えると、復習をしっかりとしないと、せっかく学んだことが、どんどん忘れて頭の中から消えてしまうということなのです。今日、明日は中間テストです。テストが返されたとき、点数に踊らされるのではなく、できなかったところをしっかりと復習し、できるようにすることが何よりも大切なことなのです。そうすれば、テストで満点をとった者と同じ土俵で新たに授業を受けられるのです。テストの結果よりも、今はテストのやり直しをしっかりとすることを大切にしてください。(5月17日 校長)
大人になる No13
【 大人になる上での疑問 ④どうして毎日掃除や後片付けをしなくちゃいけないの? 】
車を運転する人は、駐車場に車を駐めるとき、多くの場合、面倒でもバックをして車を入れます。これは次に出しやすくするためです。同じように、片付けとは、次にやるべきことに対する準備なのです。サッカーや野球のグランドでもそうです。練習が終わってボールを片付けなければ、翌日の練習はできません。トンボをかけずに地面がでこぼこだと、転んで怪我をしてしまうかもしれません。また、きれいに片付いた場所であれば、小さな異変にすぐに気付けるのです。石があってもすぐに気付いて、取り除くことができる。この気付くということはプレーにも生きてくるのです。仲間が苦しそうな顔をしていれば、何かあったかなと気付けるし、こっちにボールをパスしろという小さなサインも見逃すことがなくなる。生活の中でも、花が咲いたこと、仲間の様子がいつもと違うこと、ゴミが落ちていることに気づくことができていますか…。自分のことしかやらない、自分のゴミじゃない、自分の分担じゃない…そんな人が世の中増えているような気がします。生徒諸君には、周囲に気を遣い、刻々と変化する状況を読み取り、爽やかに行動することのできる気持ちの良い人になってほしい。掃除や後片付けの大切さが浮かび上がってきましたね。(5月14日 校長)
大人になる No12
【 大人になる上での疑問 ③ 大人になったら働かなくてはいけないの? 】
野菜を作るためには、土地を耕し、囲いを作り、種をまいて、水をやらなければ芽は出ません。収穫まで日々世話をする必要もあります。花が咲き、実がなり、ようやく食べることができるわけです。ここまでだけでも、種を管理し売る人、囲いを作る人、耕す道具を作る人が必要です。いつでも食べられるように収穫物を冷凍する人、その冷凍庫を作る人、冷凍庫を運ぶための交通機関で働く人も必要ですね。さらに、冷凍庫は電気がなければ使えません。電気は…。そう、働くとは、私達が生きていくために大事なそうしたシステムの一部となることなのです。今、保護者の世話になり、働かなくても生きていけると思っている人もいますが、保護者がいなくなっても生きていけるでしょうか?
人間は寝ている時間を除けば、ほとんどが働いているか、そのための準備や移動をしていることに気づいてください。みなさんが寝ている時間を除けば、一日の大部分を学校で過ごしているのと同じですね。お金のためだけに1日の大部分、いや一生の大部分を費やすなんてつまらないと思いませんか?働かなくちゃいけない…ではなく、自分の得意なことや好きなことを仕事にすることを考え、どんな仕事で社会のためになろうか(社会貢献)、どんな仕事でやり甲斐のある充実した人生にしょうか(自己実現)を考えて行きましょう。(5月13日 校長)
部活動保護者会へのご出席ありがとうございました。今後とも、お子様のより良い成長のためにどうぞよろしくお願いします。(5月13日 校長)