大人になる No12
【 大人になる上での疑問 ③ 大人になったら働かなくてはいけないの? 】
野菜を作るためには、土地を耕し、囲いを作り、種をまいて、水をやらなければ芽は出ません。収穫まで日々世話をする必要もあります。花が咲き、実がなり、ようやく食べることができるわけです。ここまでだけでも、種を管理し売る人、囲いを作る人、耕す道具を作る人が必要です。いつでも食べられるように収穫物を冷凍する人、その冷凍庫を作る人、冷凍庫を運ぶための交通機関で働く人も必要ですね。さらに、冷凍庫は電気がなければ使えません。電気は…。そう、働くとは、私達が生きていくために大事なそうしたシステムの一部となることなのです。今、保護者の世話になり、働かなくても生きていけると思っている人もいますが、保護者がいなくなっても生きていけるでしょうか?
人間は寝ている時間を除けば、ほとんどが働いているか、そのための準備や移動をしていることに気づいてください。みなさんが寝ている時間を除けば、一日の大部分を学校で過ごしているのと同じですね。お金のためだけに1日の大部分、いや一生の大部分を費やすなんてつまらないと思いませんか?働かなくちゃいけない…ではなく、自分の得意なことや好きなことを仕事にすることを考え、どんな仕事で社会のためになろうか(社会貢献)、どんな仕事でやり甲斐のある充実した人生にしょうか(自己実現)を考えて行きましょう。(5月13日 校長)
部活動保護者会へのご出席ありがとうございました。今後とも、お子様のより良い成長のためにどうぞよろしくお願いします。(5月13日 校長)