大人になる No15
【 気持ちを話そう 】 ~相手のことを傷つけたり、怒らせたりせずに、思ったこと、感じたことを話してみよう~
中間テストお疲れさまでした。今年から中間テストの日程を2日間にしました。1日に5教科すべてをやるとなると君達の勉強の負担が大きいのと、先生方が問題を作ったり、採点をしたりする時間の確保も大切だと考え、今年から2日間にしました。みなさんの率直な感想を聞きたいです。先生方にやりとり帳や立ち話でも結構ですので、テストの感想など自分の気持ちを話してみてください。さて、自分の気持ちを誰かに話すということは、誰かを責めたりすることとは違うし、恥ずかしいことでもありません。大切なのは、私は、僕はこう思う、私は、僕はこう感じる、私は、僕はこうしたいと、はっきり言うことなのです。そして、もう1つ大切な事があります。自分の気持ちをうまく話すためには、相手に対して「あなたは…」で始めてはいけません。「おまえはバカだ」「おまえはダメなやつだ」「あなたのせいよ」なんて言うのはダメ!頭にきたときは、相手を責めるのではなく、自分がどう感じたか、なぜそう感じたかを話そう。責められれば誰だって腹が立つし、相手が嫌いになるかもしれない。君だって、もし誰かに「お前ののせいだ」なんて言われたら、いやな気持ちになるよね。たとえば…、待ち合わせの時間に遅れてきた友達に、「20分も待たせるなんて、あなたバカじゃないの」なんて言ってはダメです。そんなふうに言われたら、誰だって、素直に「ごめんね」って言えなくなる。「20分も待って、心配しちゃったよ」って、君が言ったらどうだろう。友達はきっと「ごめんね」って素直に言ってくれるはずです。腹の立つことや、悲しいことがあったとき、がまんすることはない。君は自分がどんなふうに感じているかってことを素直に話していいのです。でも、自分の気持ちを話すということは、相手を責めたり、傷つけることとは違うということも忘れないでください。つづく (5月18日 校長)