飯中 Now
清掃する姿はその人の心を表す
私の中学時代の恩師で、2年前に春日部市内の中学校の校長をご退職された先生が、当時、学年集会の場でこの言葉をおっしゃられたのを今でもはっきりと覚えています。いつも授業の様子を掲載しているところではありますが、今日は朝読書と朝清掃の様子を紹介します。清掃する姿はその人の心を表す…、飯沼中の生徒の心は健全に育っていると思います。何よりもご家庭における、これまでの教育の結果だと思います。ありがとうございます。最後に本日は、1、2年生及び特別支援学級の保護者会を開催したところ、たくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。ご多用の折、またお寒いところ長時間にわたりご協力いただき、ありがとうございました。(12月9日 校長)
校長面接
連日昼休みと放課後に3年生一人一人と校長面接を行っています。2学期中には全員が終わる予定です。よく訊く質問事項に、「あなたの中学校はどんな特色がありますか」とか、「現在の担任の先生はどんな先生ですか」などがあります。生徒たちは、質問内容を想定し、答えを用意して、お世辞も多少は含めているのでしょうが、それでも学校教育目標である、自主実行をあげ、具体的な話をしてくれたり、生徒思いで授業も楽しい先生などと答えられると、校長としては嬉しい気持ちになります。また、「中学校で力を入れたこと」、「中学校で一番思い出に残った行事」、「部活動で学んだこと」、そして「高校でがんばりたいこと」、「高校卒業後の進路」なども、みなさんさすがは受験生であり、よく答えられています。また、最近の受験や就職の面接では訊かない傾向にあると言われる、尊敬する人も訊くことがあります。受験や就職の面接とは違い、校長面接の目的は、合否の材料ではなく、生徒をよく知り、励ますためだからです。先日、ある生徒は次のように答えていました。「私の尊敬する人は両親です。毎日家族のために一生懸命働いてくれ、夜や休みの日には家族で過ごす楽しい時間を作ってくれます。また、健康や受験のことなど色々なことに気をかけてくれ、感謝しています」と。私が「そのことを伝えたことはありますか」と訊くと、「まだありません。進路が決まった時か、卒業を機に言おうと思っています」とのことでした。「きっと喜ぶだろうね、ぜひ伝えてあげてください」と言うと、「はい」という言葉と共に、その表情からは、迷いのない確かな決意が感じられました。これは事前に原稿を用意してきたことではないな…と思いました。昨年度もそう思いましたが、今年の3年生も立派です。素晴らしいと思います。入試で面接がある生徒は、本番も上手くいくよう祈っています。(12月8日 校長)
新生徒会役員任命式
本校では月に1度、全校集会と生徒集会を行います。朝会ではなく、月曜日の5校時終了後に行います。昨日は生徒会が主催する生徒集会を行いました。内容は11月に選挙を行い決まった、新生徒会本部役員の任命式と、これまで飯沼中のために尽してくれた旧生徒会本部役員からのあいさつと花束贈呈などが行われ、とても良い雰囲気で会が進みました。
私は11月に行われた選挙を、運動期間を含めて見てきました。選挙の結果、当選した新しい役員の皆さんももちろんよくやりましたが、勇気をもって立候補し、飯沼中のみんなの役に立とうと決意したけれども、今回は残念ながら当選しなかった生徒たちの心ある行動も立派だったと思います。選挙が終わればノーサイド!これからは全員で新しい役員を支え、生徒会活動をぜひ盛り上げてください。
さて、生徒会役員というのは、説明する必要もないとは思いますが、本校の生徒会の会員の代表であり、様々な活動の企画や運営の中心となって働く人たちのことです。飯沼中は、今年開校40周年ですから、40年間の歴代の生徒会役員の先輩たちの手によって今日まで発展してきたのです。私は、新しい役員のみなさんには、歴代の生徒会の伝統を立派に引き継ぐとともに、その時の生徒会役員らしさが光る特色ある活動を期待しています。会員の皆さんと共に大いに成長、発展する生徒会であることを願っています。(12月7日 校長)
成績個票
今日の1、2年生の学活は、期末テストの成績個票が返されるとのことです。テストの点数については、すでに返却が終わっているので、クラスや学年内の順位が気になるところでしょう。その気持ちはよくわかりますし、これまでの学習への取り組みの1つの成果として、良い結果にしても、そうでない結果にしてもまずは一度受け止めましょう。その上で、今後の学習への取り組みについて、改善点や得意な教科を更に伸ばすためにできることなどを考えてみましょう。
定期テストが終わると、気が抜けてのんびりし過ぎてしまう人はいませんか。テストが終わった直後ならそれもいいでしょうが、もう気を引き締めて、気持ち新たにがんばる時期です。難しく考えることはありません。学校の日々の授業に集中して臨み、宿題と予習・復習を家庭学習で取り組めばよいのです。自分なりに集中して取り組むための工夫やコツを考えたり、気分転換を上手にできるように試行錯誤して、自分の勉強スタイルを作って楽しみながら取り組めたら成績も上がり最高ですね!そして、分からないところがあれば、遠慮せずに先生方に聞いてください。大歓迎で教えますよ!(12月6日 校長)
12月4日(土)
今日は、女子バレーボール部と女子バスケットボール部が新人戦の代替大会に出場しました。はじめに応援に行ったのは、武里中で行われた女子バレー部の試合でした。対戦相手は大沼中学校。強烈なサーブを打ってくるチームに苦戦し、結果は惜敗でした。サーブ以外は、素人の私の目には、差は感じませんでしたので、相手のサーブをしっかりと受けるレシーブの練習と自分たちも力強いサーブが打てるようになることがこの冬の課題かなと勝手に思いました。次に、本校会場で行われた女子バスケットボール部の新人戦代替大会の決勝リーグ。春日部南中と緑中との3校でのリーグ戦で、惜しくも2敗を喫したわけですが、どちらも5点差という結果。点数的にも内容的にも差のない3校だと思いました。まさにこの冬、どう練習し、成長するかが問われますね。他にも今日は、サッカー部、陸上部、男女テニス部、吹奏楽部が熱心に練習をしていました。(12月4日 校長)
大人になる No68
11月から始まった3年生との校長面接も約半分の生徒が終わりました。どの生徒も、なぜその高校に行きたいのか、さらに高校卒業後はどうしたいのか、将来の職業の希望など本当によく考えていることが伝わってきます。また、中学時代にがんばったことや中学校の思い出などもよく考えて準備していることもわかります。さて、今日はなぜ授業が5時間なのかというと、3年生の生徒一人一人の現在の志望校やこれまでの成績などを、3学年の先生方はもちろん、多くの先生方で確認し、以後適切な進路指導ができるように確認をする、時間のかかる大切な会議だからです。校長以下、全教職員の願いは、3年生全員が、来春に希望を胸に飯沼中学校を巣立ってゆくことです。もちろん、一番悩み、努力をしなければならないのは生徒本人です。君たちをご家族や学校の教員がそれぞれの立場で支え、応援しますので、3年生諸君もぜひ、健康に気をつけながら精一杯の努力をしてほしい。仲間と声を掛け合ったり、ご家族や先生方に不安な気持ちを話したり、勉強の分からないところや受験のシステムの分からないことなどがあったりした時には、遠慮することなく先生方に聞いてください。君は一人じゃない。たくさんの人が君の力になってくれます。がんばれ3年生!(12月3日 校長)
飯沼中の良き伝統
昨日は新入生入学説明会に際し、校内の清掃や会場の設営、そして片付けと飯中生がとてもよくがんばってくれたこと、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。春に入学してくる後輩たちを迎える側の先輩として、心を尽くしてくれた生徒諸君に対し、頭の下がる思いがしています。3年生にとっては、一緒に飯沼中で生活することがない後輩たちのために…。そんな君達の後ろ姿を見て、2年生や1年生もきっと後を継いでくれるはずです。新入生のための行事の中に、心が温まるキラリと光る在校生の良さを見ました。飯沼中の良き伝統となることを願います。(12月2日 校長)
大人になる No67
【 師も走る師走 】
今日から今年最後の月である12月が始まりました。12月は昔の暦(こよみ)で、師走(しわす)といいます。師、すなわち普段落ち着いた振る舞いをする僧侶も、年末にはあちこちでお経をあげるために走り回るほど忙しいということが由来だそうです。英語では「December」ですね。
さて、今日は新入生入学説明会が午後行われました。来年の4月に入学してくる小学6年生が保護者と共に来校し、中学校生活についての説明を聞き、その後、体験授業を各教室で行いました。6年生の児童たちの目は希望に満ち、キラキラとした輝きを放っていました。みなさんも自分の時のことを覚えていますか。きっと大きな希望と少しの不安が入り混じった、新しい生活を迎えるときの何とも言えない新鮮な気持ちだったことでしょう。人は良くも悪くも、時間と共に色々なことを忘れる生き物です。大切なことは時々思い出して、襟(えり)を正すことが必要です。みなさんが6年生だった時や入学直後に抱いた中学校でがんばるぞ!という気持ちをもう一度、今日を機に思い出し、楽な方楽な方へと流されている自分がいたならば、襟を正しましょう。また、3年生は、6年生同様に、春からの進学先や就職先を夢見て、今日からまた一層の努力をしていきましょう。最後に今日3年生は、体育館の会場設営を本当によくやってくれていたと聞きました。さすが飯沼中の最上級生です!ありがとう。(12月1日 校長)
11月が終わります
昨日は、1、2年生が3校時に薬物乱用防止教室を体育館にて行いました。また、5校時終了後には、12月に向けての全校集会が行われました。全校生徒はもちろん、複数の学年の生徒が体育館に集合するのは、令和元年度の2月以来のことで、新型コロナウイルスの影響により、約2年弱の期間、このような活動ができませんでした。私はとても感慨深い(かんがいぶかい:心の底からしみじみと深く感じること)思いをしました。また、生徒諸君の集合、整列、そして話を聴く態度にも感動しました。来月の2学期終業式も、そして今後ずっとこのような活動ができることを切に願います。しかし、ただ願っているだけでは希望は実現するものではありません。海外諸国では、オミクロンという新たな変異株が発生しているとのことです。私たちにできることは、飯沼中4つの合い言葉(マスク、換気、手洗い、ソーシャルディスタンス)をこれからも油断することなく実践することが何よりも大切なことです。一人一人みんなで気をつけることが大切ですので協力してください。さて、早いもので明日から12月です。11月は学校公開、生徒会役員選挙、1年生の校外学習、3年生のE-フェス、2年生のスキー教室の取り組みも始まりました。並行して期末テストもあり、生徒諸君も先生方も大変忙しい日々でしたね。たくさんの良い経験や良い学びができたと思います。12月は、しらさぎ祭があり、2学期最後の月となります。また、2021年、令和3年が終わります。寒さに負けず、健康に気をつけて有終の美を飾りたいものですね。(11月30日 校長)
薬物乱用防止教室、全校集会
今日は3時間目に埼玉県警察非行防止指導班「あおぞら」様にご来校いただき、1、2年生を対象に、体育館にて薬物乱用防止教室を行いました。いま、若い人たちの間では、ネットなどを通じて比較的簡単に違法薬物が手に入ってしまうそうです。違法薬物がなぜ違法なのか…、それは講演の中でも触れましたが、1度手を出してしまったら、止めることができず、普通の日常生活を送ることができなくなってしまうからです。今日は、私が常々言っている、健康、安全、そして命を大切にすることを真剣に捉え、どんなことがあっても決して違法薬物に手を出すことのないよう心に誓う日としましょう。
また、今日は全校集会を行いました。これまでの全校集会や生徒集会は、すべて放送によるものでしたが、現在の社会情勢を鑑み、今月の全校集会は気をつければできると判断し、全校生徒を体育館に入れて行いました。私から生徒に話した内容は、①新型コロナウイルスについて、引き続き、気をゆるめないで生活をすること、②感謝の気持ちを持つこと。各学年の学年行事や全校で準備を進めているしらさぎ祭などについて、もう一度、なぜできるのか、そこには先生方のみなさんを思う愛があるから。できることへの感謝の気持ちを持つこと、③愛知県の中学校で起こった痛ましい事件をよく考え、命はたった1つのかけがえのないもので、何よりも大切にすること、ものごとの解決の手段に、決して暴力を使わないことを心に誓うことについて話をしました。全校生徒みながとても良い聴く態度で集会に臨んでいました。今週は12月を迎えます。寒さに負けず元気を出して生活しましょう。(11月29日 校長)
1、2年生期末テストお疲れ様、3年生E-フェス楽しかったね!
1、2年生の生徒諸君、期末テストお疲れ様でしたね。お疲れ様とは言いましたが、まだ終わったわけではありません。本当はここから先が大事なのです。来週からその期末テストが返ってきます。その時に点数を気にするなとは言いません。点数は点数としてまずしっかりと受け止めましょう。でも、みなさんの勉強がここで終わるわけではありませんよね。当然、まだまだ先があるのです。ですから、間違えたところ、分からなかったところをしっかりとできるようにしておくこと、また日頃の授業や家庭学習への取り組みを振り返り、改善すべき点があれば反省し、改善すること。このことこそが中間テストや期末テストをする意義なのです。寝不足の生徒も多いかもしれません。明日からの土日は、少しゆっくりしたり、待ちに待った部活動を思い切りするのもよいでしょう。そして月曜日からまたしっかりと学習していきましょう。
次に3年生、今日はE-フェスが行われましたね。新型コロナウイルスの影響で中止になった修学旅行に代わる、思い出に残る行事の第一弾として、実行委員会を立ち上げ、企画、準備をこれまで行ってきましたね。昔と違い、中学校では文化祭がほとんど行われなくなりました(合唱祭と文化部発表会はやりますが)。今年3年生諸君が企画、運営したE-フェスは、高校の文化祭に匹敵する中身の濃い素晴らしい行事となりました。第一部では、体育館にてクラスの出し物をしました。第2部は校庭で体を動かすレク、そして第3部の後夜祭、校庭でたいまつを燃やし、有志生徒による3学年の主張やパフォーマンスが行われました。そして最後は校庭で燃えるたいまつを見つめ、友情と団結を感じる閉会セレモニーとなりましたね。生徒たちの表情は、大きなイベントをやり遂げた後のとても充実感に満ちた表情でした。大変多くの保護者の方々にもご参観にお越しいただきましたことに感謝申し上げます。3年生の生徒諸君、この経験を、まだまだこの先続く受験勉強を共にがんばるための絆にしよう。今日は楽しかったね、そしてお疲れ様でした。(11月26日 校長)
飯中生のみんな、聞いてください
昨日から今朝にかけて、新聞やテレビ、ネットのニュースで報道されているので、みんなも知っていると思いますが、愛知県の中学校で、生徒が他の生徒を包丁で刺し、刺された生徒が命を落とすという事件が起きました。本校では今日、1、2年生は期末テスト初日、3年生は明日とても楽しみにしているE-フェスが控えているので、このことに触れるのはどうかとためらいもした。しかし、私がこれまで常に言ってきたことをどうしてもわかってほしく筆を執った。
私が日頃このブログや学校だよりで何度も君達に伝えてきたこと、それは、「命は何よりも尊いもの」であるということ。昨年度も、そして今年度もたくさんの本校の教育活動を中止にしたり、やり方を変えたりしたのは、命より大切なものはないからです。学校は、保護者や地域の皆様、そして未来の社会から生徒の大切な命を預かり、将来、立派な社会人になるために、たくさんの学びをさせるところです。そこは、誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところでなければならないはずなのです。その学校で起きた痛ましい事件、生徒の間に何があったのかは、今はまだ分かりません。しかし、これだけは諸君に強く、強く言っておきたい。一人一人の命は、かけがえのない大切なもの。自分や他人の命を落とすような行為は、絶対にしてはならない。たとえ何があってもだ。加害側の生徒やその家族、そして被害にあい命を落とした生徒とその家族のことを考えると、とても胸が苦しい。この様な悲しい事件は、二度と全国で起きてほしくない。もちろん本校のかわいい生徒たちにもだ。嫌なこと、悲しいこと、むかつくことも時にはあるだろう。自分の力では解決できない時は、保護者、友達、先生、カウンセラー、誰でもいいから相談してください。
もう一度言います、命は何よりも大切なもの。物事の解決の手段に暴力を使ってはならない。どうか分かってほしい。(11月25日 校長)
大人になる No66
【 大切なことは勇気を持って言おう 】
昨日は日頃働いてくださっている保護者の方に何かしらのお礼ができましたか。一番嬉しいのは、「いつもありがとう」という言葉だと思います。なぜなら、「いつもありがとう」っていう言葉を言うのは照れくさいでしょ!?照れくさいと思うような言葉を言ってもらった保護者の方は、きっと何より一番嬉しいはずです。勤労感謝の日は過ぎたけれど、昨日特に何もできなかった人は、勇気を出して言ってみてください。きっと胸がすーっとして、良いひと時となるでしょうから…。恥ずかしくても、照れくさくても、大切なことは勇気を持って言おう。いつか、「あの時言っておけばよかったのに…」となってからでは遅いのです。勇気を持って大切なこと言う…これもまた大人になるのに必要な課題なのです。(11月24日 校長)
11月23日は勤労感謝の日
飯沼中の生徒諸君、土日は体を休めるとともに、勉強に励みましたか…。今週は、木、金に1、2年生の期末テストが予定されていますね。そのため昨日から諸活動が停止となっています。また、今日がんばれば明日は、「勤労感謝の日」で学校は休みです。さて、その勤労感謝の日ですが、どのような祝日なのかというと、いつものように国民の祝日に関する法律を調べてみると、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と書かれていました。分かりやすく言うと、仕事を大事なものとして重んじ、その成果を喜び、みんなで感謝をし合いましょうということですね。
私たちが毎日、あまり意識しなくても生活が成り立っているのは、ありとあらゆる仕事が社会の中で互いに機能し合っているからですよね。職業については、1年生の学活や総合的な学習の時間に学びます。実際の体験は新型コロナウイルスの影響で3daysチャレンジが中止となってしまい、いまの1、2年生はできていませんね。
私たちは、勤労感謝の日を1つの機会として、自分たちの生活が成り立っているのは、どこかで働いてくださっているたくさんの人たちのおかげなんだと、改めて感謝する必要があると思います。身近なところでは、いつも家族のために働いてくださっている、みなさんの保護者や祖父母に、支えてくれていることへの感謝の気持ちの伝わる何かができるといいですね…。そう考えると「勤労感謝の日」が素敵な祝日に思えてきますね。そして!諸君も近い将来、自分の個性を生かして、社会に貢献し、たくさんの人々に喜ばれる人になってくださいね。そのために今、学校で様々な事を学んでいるのです。(11月22日 校長)
大人になる No65
【 いったん体を休めよう 】
1年生は昨日、とても楽しく充実した校外学習が行えたと、一緒に行った教頭先生をはじめ、1学年の先生方や保健室の先生からも聞きました。2年生は部活動の中心となり、新人戦の代替の大会やそれに向けた練習や練習試合、吹奏楽部も先週はアンサンブルコンテストなどもあり、若さあふれる中学生とはいえ、疲れも溜まっていることでしょう。3年生は期末テストお疲れ様でした。寝不足の人も多いのでしょうね…。1、2年生の体の疲れや3年生の寝不足の状態は、特にこの季節、風邪などの体調不良を引き起こす原因となります。そこで、明日からの土日と来週火曜日の勤労感謝の日は、「体」を休めましょう(1、2年生は期末テスト直前、3年生の受験勉強はまだまだ続きますので、「頭」つまり勉強は大いに結構です)。美味しいものや好きなものを食べ、体を冷やさないように温かくして、睡眠時間もいつもより少し多めにとりましょう。好きな本を読むなど、心が喜ぶこともしてみるといいでしょう。疲れがとれれば、またがんばれるからね。
この先の人生でも、生活や仕事の状況を見つめ、自分の体や心とよく会話をして、「今日は早く帰ろう」、「早く寝よう」、「栄養を取ろう」、「ストレス発散に好きなことをしよう」など、自分で心や体の健康をケアできる人になってくださいね。一週間お疲れ様でした。(11月19日 校長)
1年生校外学習、2年生救急救命講習、3年生期末テスト
1年生は本日、天気にも恵まれ、校外学習を実施しました。行き先は松伏町にある、「緑の丘公園」です。校外学習で何を学ぶのかというと、SDGsについてです。SDGsについては、総合的な学習の時間等に本校の生徒は学習しています。国連の定めた、2030年までの持続可能な開発目標です。環境や教育、人権など17の項目が定められており、私達は、すでに行っている事に加え、SDGsの視点に立った生活を行い、できることを積極的に進めましょうということです。そのためには、SDGsの視点に立つ「目」を持つこと。今日は行き帰りの道中も含めて、世の中にあるSDGsを見つけたり、今後の私たちにできる取り組みは何かを考えたりする機会とします。また、行き帰りは班での徒歩行動、現地では自然観察等に加え、クラスや学年で楽しいレクも行います。SDGsの発見に加え、仲間とさらにより良い関係づくりができる一日となることを期待します。
2年生は午後、春日部消防署の方々にお越しいただき、救急救命講習を行いました。心臓マッサージやAEDの使い方を丁寧にご指導いただき、貴重な経験をさせていただきました。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
3年生は今日、明日と2学期末テストが行われます。事務処理等の関係で、1、2年生より若干早い日程で毎年行っています。きっと進路を強く意識して、今までで一番がんばって勉強に取り組んだ定期試験だったのではないでしょうか。2年生も他人ごとではありません。あと1年後には、3年生として2学期末テストを受けるのです。授業をはじめとする毎日の学習を大切に、真剣に取り組むかどうかが、1年後に大きな差となって表れます。がんばりましょう。(11月18日 校長)
大人になる No64
【 つらいのはみんな同じ、クラスや学年の仲間と一緒にがんばろう 】
今朝、いつものように川辺小の交差点に立ち、朝のあいさつと交通指導をしていると、3年生のある生徒は信号待ちでノートを見て勉強していました。いま3年生は、先の見えない霧の中を、不安を抱きながら進んでいますね。三者面談、塾、北辰テストや東部地区学力テスト、私立の個別相談、校長面接、そして明日からは期末テスト。毎日これでもか、これでもかと進路について考えなければならないこと、やらなければならないことに迫られています。「合格するには内申点が足りない」、「筆記試験を考えると点数的にきつい」、タイムリミットは近づき、決断を迫られる。「このまま挑戦するか、それともワンランク下げようか?」、「家は経済的にきついので私立は受験するけど、やはり県立に行かなければ…」。
大変なのはよく分かります。しかし私は、3年生の今このような状況を、かわいそうだとは思わない。人生というものは先の見えない霧の中で、刻一刻と過ぎてゆく時間に合わせて、1つ1つ何らかの決断をするということです。これまで地域の小学校と中学校で当たり前のように過ごしてきたわけだが、この先、中学校を卒業し、義務教育が終了したあとは、一生、毎日大小様々な決断をするのです。このブログにも書いたが、いま君達は、大切な人生勉強をしているのです。人として成長するチャンスなのです。悩み、苦労することから逃げたり、安易に楽な方へ進んだりすることもできなくはない。しかし、私は飯沼中の卒業生には、この先、親から自立し、一人の人間として生きていく時に、たくましく自分の人生を切り拓く人になってほしいと願っています。つらいのは君1人ではないのですよ。クラスの生徒たちも、同じ部活で汗を流した仲間も、みんな一緒なのです。みんなで声をかけ合い、励まし合いながらがんばろうじゃないか!これまでの飯沼中での学校生活を通して、仲間の大切さ、共に励まし合うことのできる絆を培ってきたのだから。君は1人じゃない!君を応援してくれる多くの人たちのためにも、心を開き、プラス思考でがんばっていきましょう。がんばれよ3年生!(11月17日 校長)
大人になる No63
【 飯沼中に再び生徒たちの歌声が響いた日 】
~君達はどんな歌を唄いたいですか~
いつ以来のことでしょうか…、昨日の5校時の学活の時間、飯沼中の校舎のあちこちで生徒たちの合唱の歌声が響き渡りました。しらさぎ祭に向けての練習がいよいよ始まりました。音楽の時間を使っての練習は行っていましたが、クラスの取り組みとして合唱練習が始まりました。新型コロナウィルスへの感染症対策をしっかり行うことが条件ですので、特別教室と体育館を使用し、マスクはもちろん、十分な換気とソーシャルディスタンスを確保して、1、2年生が練習をしました。生徒の歌声が響く学校、これは私が校長として、ぜひそんな学校を作りたいと強く思っていた学校像の1つです。その気持ちを抑え、昨年度、そして今年度も合唱祭を中止にする判断をしました。しかし、昨今の社会情勢を鑑み、今なら「気をつければやれる!」、「気をつけるとはどうすることなのか…」を先生方で知恵を出し合い、計画をしました。文化会館はキャンセルしましたが、「合唱祭の目的」を達成することは体育館でも十分できます。
さて、そこで、諸君はどんな歌を歌いたいのでしょうか…。しっかりとした目的意識はありますか?1、2年生はまだ中学校の合唱祭を経験したことがないので、イメージすることは難しいかもしれませんね。歌う曲は各クラスそれぞれです。そこで大切なことは、「〇年〇組の歌」を歌いあげる合唱祭にしてほしいということ。「これが自分達のクラスの歌なんだ」と胸を張って歌えるような歌を創り上げようではないか。実行委員やパートリーダー、指揮者、伴奏者、その他意識の高い生徒もたくさんいるはずです。私がみなさんに望む合唱は、「クラスへの帰属感とでもいうのでしょうか…、クラスのみんなと歌が歌えることが嬉しくなる。クラスのみんなが気持ちを込めて精一杯歌い、歌い終わったあとに清々しい気持ちになる。また、それを聴いた人たちが感動できる、日頃のクラスの様子が分かる」そんな合唱をしてもらいたいと思っています。当面はまずパート練習、そして全体練習という形を取って行くのでしょう。みんなで大きな声で歌うと気持ちがいいものです(経験ありますか?)。ほとんどの高校では合唱祭という行事はありません。3年生はもしかすると、クラスで合唱をするのもこれが最後になるかもしれません。だから私は結果より取り組みを充実させて、結果に対して謙虚に受け止められるようになるまでがんばってほしいのです。どんな結果に終わっても、一生懸命やったことは必ず「何か」を残すはずです。
そして、最後は「心」です、「自分たちのクラスの歌を歌い上げるんだ」という気持ちを忘れずにがんばって練習をしてください。歌詞の内容をよく考え、歌詞に心を乗せて歌うのです。
歌は心!一歩一歩、少しずつレベルアップして行きましょう。(11月16日 校長)
大人になる No62
【 チャンスに出会わない人間は1人もいない、それを生かせるかどうかの問題だ 】
私は、人生でチャンスに出会わない人間はいないと考えています。チャンスと考え生かすのか、そのチャンスに気づかずに無駄にするかの問題だと思っています。3年生は今週、期末テストが控えていますね。1、2年生も来週です。テストの勉強も、受験だってそれは人生の上で自分を高めるための貴重な経験と考えれば、それは取り組みも含め、大きなチャンスなのです。先日の校長面接で、ある生徒にこう言いました。「黙っていても受験の日は来る、何もしなくても卒業式の日も来る。1日1日をどう過ごすかは君次第」と。
3年生の授業に向かう姿勢は素晴らしいと、この場で何度も紹介していますが、1、2年生も良くなってきました。特に変化を感じるのは2年生。先生方もあの手この手で君達を伸ばそうと考えてくれています。3年間、日々の授業に集中して取り組むことこそが、受験勉強であり、将来の自分づくりなのです。それが私の言うチャンスなのです。(11月15日 校長)
忘れられない県民の日に
埼玉県では、毎年11月14日は『県民の日』となっています。今年は、社会科の歴史の授業で習う「廃藩置県」から150年の節目で、埼玉県誕生150周年を迎えます。明治4年(1871年)に廃藩置県が行われ、「県」の統廃合があり、11月14日に「埼玉県」が誕生しました。当時の資料によると、人口は約89万人でした。現在の埼玉県の人口は、約734万人です。この県民の日は、昭和46年(1971年)、ちょうど100年目に当たるのを記念して、11月14日を「県民の日」としました。県内では、毎年この日を中心に色々なイベントが開催されます。学校も休みになります(今年は日曜日で残念ですね)。
今日は、本校の吹奏楽部が羽生市産業文化ホールで行われる、アンサンブルコンテストに参加すると聞き、とても楽しみに足を運びました。6月12日に学校の体育館で行った演奏会、8月1日に羽生市産業文化ホールにて行われた吹奏楽コンクール東部地区大会に続く楽しみな演奏会です。今日はアンサンブルコンテストということで、全員での演奏ではなく、少人数での演奏でした。本校からは金管四重奏と木管三重奏の2チーム(というのでしょうか?)が参加しました。どちらの演奏も指揮者がいない形式ゆえ、一層心を1つに集中し、息を合わせて演奏している姿に胸がジーンとしました。どちらのチームの演奏も、とても聴き心地の良い曲で、あっという間に演奏が終わり、「えっ、もう終わり?もっと聴いていたいのに…」と正直思ってしまいました。最初の金管四重奏の生徒たちが演奏を終え、観客席に来たときの顔は、達成感に満ちたとても良い表情でした。きっと満足の演奏ができたのでしょう。私は目を細め、「とっても良かったよ」と小さな声で伝えました。2組の演奏を聴き終え、コンテストの結果を待たずして、顧問の先生にちょっとあいさつをして次は…、野球です!午前中に大袋中と準決勝が行われ、5回終了時点で0対0。その後サドンデスで2対0でなんとか勝利したと、顧問の先生から連絡をいただきました。正直、決勝にまで残るとは思っていなかったので(ごめんなさい)、予定を変更して、越谷の大相模中へ!決勝の相手は、大相模中です。学校へ到着すると、既に試合は始まり、引き締まった空気が伝わってきました。この試合も3回終了時点まで0対0、4回表大相模中の攻撃を飯中が0点に抑え、その裏にメイクドラマが待っていました!フォアボールと内安打で1、2塁となったチャンスで、左バッターは、1年生とは思えないセンターオーバーの大きなあたりのスリーベース!選手、顧問、そして保護者全員の歓声はそれはそれは大きなものでした。三塁ベース上でガッツポーズする彼の表情も忘れられません。そして5回表、先ほどの大きなあたりに勝るとも劣らない大きな打球を飯中のセンターが見事にキャッチ!この時点で試合は決まったと心の中で思いました。5回表を見事に抑え、飯沼中が見事1年生大会を制し優勝しました。本当に素晴らしいことです。ひと冬決して油断せず練習に励み、来年の学総では埼玉県内に飯沼中の名をとどろかせてください。
今日は、吹奏楽部の心に染みる素晴らしい演奏と野球部の熱い心で勝ち取った優勝とで、忘れられない県民の日となりました。みなさん、ありがとうございました。(11月14日 校長)