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令和4年度の給食
12月5日(月)
豚骨ラーメン、牛乳、ポテトのチーズ焼き、小松菜とメンマのソテー
小松菜とメンマのソテーのメンマは、耳にするシナチクと、実は全く同じものを指します。どちらも日本でよく見かける竹とは、別の種類の麻竹(マチク)を茹でて塩漬けにして、乳酸発酵させから乾燥させ、さらに水で戻して調味したものです。
日本では明治時代から食べられています。当初は台湾からの輸入がほとんどでしたが、現在では中国からの輸入が多く、一部は国内でも作られています。呼び名については、最初「シナチク」と呼ばれていたものが、「メンマ」に変わったという歴史的な背景があります。
「シナチク」は、現在のラーメン、当時の「支那そば」に載っている「竹」という意味で「シナチク」呼ばれました。
「支那」はもともと、中国の土地や文化などを指す、世界で使われていた呼び名です。
しかし戦前戦中の日本で「中国を悪い意味で言うときに使われた」ことへ、1946年に中国から抗議があり、呼び名を「中国」に改めることになりました。
そして「シナチク」も改名されることとなり「麺(メン)の上に載せる『マ』チク」なので、「メンマ」となったそうです。
1960年代後半に、桃屋の「味付メンマ」が大ヒットし、「シナチク」から「メンマ」という呼び名が一気に広がりました。
今日は、ソテーにつかいましたが、ラーメンには欠かせない食材のようです。
今日もおいしく召し上がってください。