校長室

2016年5月の記事一覧

大健闘!市内陸上大会

 25日()、第53回我孫子市中学校陸上競技大会が行われました。これは陸上部の大会ということではなく、東葛駅伝大会と同じで、学校全体としての代表選手を選出し、学校をあげて応援をする大会です。

 このような大会であるため、いつも書いていますが、生徒数が圧倒的に少ない本校はエントリーする選手の人数も含め、高い得点をあげることが難しい面があります。そんな状況ではありますが、選手たちはこの1ヶ月間、多くの先生方や学級の仲間の支援を受けて本当によく練習に励んで力をつけてきました。私からは「練習10で本番8というのが定説だけど、今日の試合でそれを10以上にするか、8のままか、それともそれ以下になってしまうのか。他校と競うことも大事だけれど、まずは自分自身の記録に挑戦してほしい」という話をしました。

 そして、すべての選手たちは自分のためだけではなく、「チーム布佐」のために、それぞれの競技に全力を尽くして頑張りました。結果、自己ベストを更新した選手を始め、全力で力を出し切って多くの選手が自己ベストとほぼ同等の記録を出すことができました。総合得点でも女子が大規模校の一角を崩す3位という成績を残し、男子も昨年から順位を上げ、5位という結果でした。まだまだ満足してはいけないのかもしれませんが、この結果は、市内で一番小さい学校でも「チーム布佐」として目標をもち、みんなで協力し合って練習に励めば結果に結びつくという大きな自信になって次につながるのではないかと思います。市内陸上の選手団はこれで解散しますが、この1ヶ月間の取り組みとこの大会の経験を、それぞれの生徒が自分の部活に戻って還元し、夏の葛南大会に向けて生徒たちがさらなる頑張りを見せてくれることを期待しています。

また、この大会やいくつかの記録会で標準記録を突破し、県通信大会へとコマを進める選手も例年に比べて多くなっています。晴れの舞台に臨む生徒たちには、県大会でも自らの力を存分に発揮して達成感を味わうとともに、さらなる成長につながることを願っています。

 

☆市内陸上大会の様子は、後日、「生徒の活動」のページに掲載しますので、ご覧いただければと思います。

充実の図書室に向けて!

 昨年度から会議や研修会を重ね、大変なご苦労をかけている図書ボランティアのみなさんの活動ですが、18日()、生徒の委員会活動日にお集まりいただき、図書委員の生徒たちとの顔合わせ・交流会を実施しました。

 かねてから図書委員の生徒たちも、ボランティアの方々にお願いしたいことがあったり、一緒に活動することを希望していましたので、短い時間でしたが、とても和やかに交流が進みました。一緒に作業して制作した栞は、この後、とても役に立ちそうです。

 今年度、授業を含めた図書室の積極的利用と読書活動の推進による学力向上は本校の重要な命題の一つです。ボランティアのみなさんの活動により開室時間が増え、図書室の整備が進むことによって、より活用しやすい図書室が実現することが大いに期待できそうです。そして、その大きな要因となるであろう蔵書管理のデータベース化もあともう少しでゴールが見えてきます。検索システムの完成、貸し出し等のコンピユータ処理によって、学校・生徒が受ける恩恵は計りしれません。

 「みんなで創る地域の学校」に向け、生徒たちの成長のために力をお貸しくださる図書ボランティアのみなさんに改めて感謝申し上げるしだいです。

 

※下は交流会の様子の一部です。クリックしてご覧くださ
 い。
  
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「学びの3日間」大成功!修学旅行

 3年生は9日()~11日()まで奈良・京都方面への修学旅行に行ってきました。この3日間(特に最初の2日間)、生徒たちは事前に学習して自らが追求してきた課題を検証する「学びの修学旅行」を見事に実践しました。そして、私自身もこの修学旅行で学んで旅することの素晴らしさを、生徒とともに改めて心底実感しました。

 初日、早朝5時11分の始発電車で布佐駅を出発し、東京駅に向かいました。車中、一般のお客さんに自然に席を譲る生徒たちの姿がとても微笑ましく、最高のスタートを切りました。そして、7時20分発の新幹線で一路京都駅に、ここからさっそく検証テーマごとのグループ別行動へとうつります。初日は、全生徒が学習のテーマを「日本のまほろば」である大和地方、すなわち飛鳥・斑鳩を始めとした古代史の中心から平城京が置かれた奈良市内に絞りました。結果、生徒一人ひとりが歴史のロマンへと駆り立てられ、個々の学習が深まる要因となったのではないかと思います。そして、それぞれの検証場所で大変にわかりやすく、生徒が学習してきたことを上手に引き出しながら様々なことを教えてくれたボランティアガイドのみなさんや各寺院の関係者のみなさん、何十回と奈良を訪れている私自身も、思わず身を乗り出してその語りに惹きこまれていました。生徒たちの学びが膨らんだ最大の要因は、まさにこの方々の支援があったからに他なりません。1日目の学習を終え、ホテルに戻ってきた生徒たちは口々に「すごく楽しかった」「おもしろかった」「いい1日だった」と笑顔で報告をしていました。そして、我孫子では電車で東京に行くことさえ迷いそうな子ども達が、遠く離れた方向さえわからない初めての地で、怪我やトラブル等も一切なく自分たちの力で行動できた。これは、自分たちが真剣に学んだことを一生懸命に確かめたいという気持ちが為せる技であったとも考えています。

 2日目も前日とは異なるメンバーで、京都を含めた探究の旅に出かけて行った生徒たちでしたが、さらに充実した面持ちでホテルに笑顔で戻ってきました。夜の報告会では、1日目よりもさらに充実した学びの様子と感動、驚きや新たな発見が熱い口調で語られました。この2日間を終え、生徒たちにとって本当の楽しさとは何か、修学旅行の意義とは何かを彼らの取り組みや活動の様子から改めて教えられたような気がしています。

 そして最終日、和装に着替え、京都での学年全体行動です。初めての経験に戸惑いの表情を見せていた生徒たちも、清水寺ではたくさんの外国人に話しかけられたり、一緒に写真を撮ってほしいとせがまれ、まんざらでもない?顔をしてカメラに向かって笑顔でポーズをとっていました。最後に清水寺で撮った学年全体の集合写真は一生の宝物となるのではないでしょうか。

 古の都に思いを馳せた3日間、生徒たちは大いに学び、大いに楽しみ、満足感と達成感を胸に、成長した姿で帰ってきました。帰りのバスの中でも「もう終わってしまうのか…」「帰りたくない…」という声が聞こえてきたほどです。これから3年生の生徒たちは、この感動的な成功体験を自信とし、今後の日常生活や「中学校生活最後」となる各行事に、そして個々の進路実現に向けて大きく羽ばたき、私たちの期待に応えてくれるという確信をもった修学旅行であったことを最後に報告させていただきます。

 

※生徒の活動の様子は、後日「生徒の活動」のページに掲 
 載しますので、そちらもご覧ください。

GW中の生徒活動から

 5日()、新緑まつりで本校吹奏楽部の1・2年生有志が、地域の方たちと一緒にだしお音頭の踊りを披露しました。本来ならば4日()の実施で、吹奏楽部の演奏をバックに行う予定でしたが、雨模様の予報ということで早々と順延が決定し、CDの音楽に合わせての実施になったのは残念でしたが、参加可能な生徒たちが集まってくれました。

 もちろん、突然の実施で踊れるわけはなく、当日を迎えるに当たって布佐ボランティアの会のみなさんを中心に熱心に指導をしていただき、みなさんの前で披露できるまでに上達したものです。私も、先月30日()に上町自治会館で行われた練習の様子を見に行きましたが、たくさんの地域のみなさんに囲まれ、生徒たちも本当に楽しそうに活き活きと踊っている姿が印象的でした。1年生の男子に「休みがなくて大変だね」と声をかけたら、「いえ、とっても楽しいので全然平気です」と頼もしい答えが返ってきました。

 9日に出発する修学旅行の直前・直後にも、地域での演奏が予定されている吹奏楽部です。今年度も積極的に地域に出て、みなさんを笑顔にする活動を続けてくれると思います。

 また、GW中にはバレーボール部やバスケットボール部の東葛大会、葛南大会も行われています。いつも言いますが、対戦校に比べて圧倒的に部員数が少ないため、チームには2年生が何人も入っている、選手交代ができない、応援生徒も少ないという状況の中、生徒たちは全力を出して頑張りました。残念ながら県大会までアト一歩のところで涙を呑みましたが、それぞれに東葛ベスト8、葛南ベスト8という結果は立派だと思います。何よりも、選手が自分たちで声をかけ合い、修正点を出し合い、励まし合って試合に臨んでいた姿が印象に残りました。

 勝負には負けるのはもちろん悔しいですが、部活動を通して一歩ずつ成長していく、大人になっていく生徒たちの姿を見られるのはとてもうれしいことです。

 

※吹奏楽部と地域の方たちのだしお音頭の練習、バレーボール部・バスケットボール部の試合の様子については下記をクリックしてご覧ください。
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