校長室から

校長室から

2年生町はっけん

 11月15日(金)に、2年生は「町はっけん」を行いました。生活科の授業の一環で、6月・9月の探検に続いて3回目です。今回は、学区にある事業所の店舗や施設などを見学したりインタビューしたりすることが目的です。先週の茨城への校外学習は1日良いお天気に恵まれましたが、この日は小雨の降る肌寒いお天気でした。朝の会を終え、準備を済ませた子どもたちは各事業所へと出発しました。

 各事業所では、挨拶の後、「質問してもいいですか?」と準備してきた質問をインタビューしたり、施設内を案内してもらったりしました。どの施設にも初めて見る発見があり、子どもたちは気づいたことや説明してもらった内容をしっかりと書き留めていました。

 学校に帰って来てからは、振り返りとお礼の手紙作成の時間です。子どもたちは、たくさんの人々が自分たちの生活に関わっていることに気づき、感謝の言葉と学んだことを手紙に書きました。町はっけんによって自宅や学校の周辺にどんな店舗や施設があるのかを知ると共に、そこで働く人たちや仕事内容も学ぶことができました。今後はこの学習の範囲をさらに広げて、3学期には「自分発見」を、3年生では社会科で我孫子市についての学習を進めていきます。

 ご協力いただいた事業所の皆様、また、子どもたちに付き添ってくださった保護者の皆様、寒い中ご協力ありがとうございました!

 

4年生高齢者疑似体験

 11月11日(月)に、4年生は高齢者疑似体験を行いました。

 ご協力くださるのは我孫子市社会福祉協議会から講師の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん合わせて25名です。今回は高齢者を疑似体験することで、その実際に体に起きる不自由さがどんな感じなのか、その大変さや困り感を実感することが目的です。

 始まりの挨拶を終えると早速3つのグループに分かれて体験開始です。 

 「A体験」では、体におもりや色々な装具をつけて、体の動かしにくさを体験します。椅子から立ったり座ったり、杖を突きながら歩いたりしましたが、なかなか思うように歩くことができません。装具を外した子どもからは、「普段できていることができなくてびっくりした」「おじいちゃんおばあちゃんはこんなに大変な思いをしているということがわかった」などの感想が聞かれました。

 

 「B体験」では、軍手のみを装着し、手の不自由さを体験しました。

 お箸を使って豆を移すことを試みましたが、これがなかなか上手につかめません。また、同様に床に落とした小銭を拾う、新聞をめくるのにも子どもたちは四苦八苦していました。手先の感覚が普段と全然違うことに子どもたちは不自由さを感じていました。

 最後の「C体験」では、ゴーグルのみを装着して、視力の低下体験をしました。緑や赤、黄色の案内や表示を、目を凝らしてよく見てみましたが、「ぼやけて見えるので、何を表している案内や表示なのかがわからない」といった感想が数多く聞かれました。

 全ての体験を終えると振り返りタイムです。子どもたちからは、「体のあちこちが痛い」「ゆっくりにしか動けない」「いつかは自分もそうなるのかな?」という感想や疑問がでてきました。講師の先生からは、「お手伝いすることありますか?」などと高齢者に優しく声をかけながら接してほしい、身近な人から声かけをしてほしい、体験した大変さはいつまでも忘れないでほしいなどお話をいただきました。

 この体験を通して、子どもたちには高齢者の大変さを理解すると共に、相手を思いやったり、気遣ったり、手伝おうとする「優しい心や気持ち」が育ちました。もちろん高齢者だけでなく、自分に関わる全ての人に対して、思いやりや気遣いをもって接することができるようになってほしいと思います。そしてその思いやりや気遣いは、いつかきっと自分に返ってくることでしょう。

 講師をしてくださった我孫子市社会福祉協議会の遠藤さん、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、天王台地区社会福祉協議会委員の皆さん、貴重な体験をありがとうございました!

5年生校外学習

 11月6日(水)に、5年生は茨城県結城市の「紬の里」とつくば市にある「つくばエキスポセンター」へ校外学習にでかけました。朝早くの登校だったので、バスの中で出発の会はバスに乗ってから済ませました。これから色々な体験ができるとあって、子どもたちの目は出発からとても輝いていました。

 「紬の里」に到着した子どもたちは、こちらで「機織り」と「藍染」に挑戦しました。まず1組は「機織り」、2組は「藍染」の体験です。

 機織りは、機織り機に縦に張り渡した複数の「タテ糸」に、横方向の「ヨコ糸」を入れて布を織り上げて交差をさせていく手工芸です。織り上げる手順ですが、上糸と下糸を入れ替えるペダルを踏みながら、機織り機に張ってあるタテ糸に、ヨコ糸を通してトントンと手前に入れ込みます。左のペダルを踏みながら、左からヨコ糸を通す、次に右ペダルを踏みながら、右からヨコ糸を通す、この作業を繰り返して長さが10cmになるまで織り込みます。そうしてできたのは、オリジナルのコースター!ここまで作ったら、あとは職人さんが仕上げの作業をして学校に送ってくれます。受け取りが待ち遠しいです!

 

 「藍染」は、植物染料「藍」を用いた染色技法です。こちらの「紬の里」さんでは、日本で最も一般的に使われ栽培している国産の「たで藍」を使っているとのこと、たで藍の葉を乾燥させ、発酵させた蒅(すくも)と呼ばれる染料を用います。「藍染」で使用する生地は、予め学校で準備をしていきました。「ハンカチ輪ゴム絞り」といって、ハンカチの折り方と輪ゴムのかけ方や本数によって色々な模様を作ることができます。子どもたち一人ひとりアイデアを考え、世界に一つしかない模様を考えて輪ゴムで縛りました。会場では、汚れてもいいようにビニールのエプロンをかぶり、手袋をはめて、いざ染めます!器に入っている藍液に生地を浸し、その後空気にさらすと、直後は黄土色となりますが、徐々に酸化してきれいな青に発色をしてきます。染め終えて水で締めると作品の完成です!

 後半はクラスを交代して両方の体験を済ませた子どもたちは、バスに乗り昼食場所へと移動しました。晴れていれば芝生の広場にレジャーシートを広げてお弁当を食べる予定でしたが、パラパラと雨が降ってきたためにバスの中で昼食をとりました。昼食後はもう一つの見学場所、「つくばエキスポセンター」に向かいました。

 「つくばエキスポセンター」は、研究機関が集まるつくばの中心で科学技術を見て・触れて・楽しむことができる科学館です。到着してすぐに館内の見学開始!「体験・相談コーナー」で質問したり、実際に体験したりすることで、子どもたちの興味や関心は大いに刺激されました。また、エントランスホールで行われた「身近な気体」のサイエンスショーでは、普段なじみのある気体の性質を実験によって知ることができ、子どもたちも大興奮でした!

 

 

 

 普段学校では、学年・学級の単位で活動する子どもたちですが、今日のこの体験は、活動のめあてを自分自身で決めるなど、自主的に行動することが求められました。「公共のマナーやルールを守る」「日程や予定を覚える」等、自らが決めためあての達成を目指して行動しましたが、うまくいったこといかなかったことなど、それぞれの新たな課題にもたくさん気づきました。この気づきは、これからの学校生活や家庭生活に活かしていくとともに、自分自身の「あるべき姿、ありたい姿」を考え、将来の夢や希望へと繋げてほしいと思います。

歌声集会・歌声発表会を行いました!

 11月2日(土)に全校歌声集会と保護者へ向けての歌声発表会を実施しました。この発表の日まで、子どもたちは10月から毎日一生懸命練習に励んできました。今回はその練習の成果を十分に発揮し、素敵な歌声を響かせました。

 全学年で見合う聴き合う歌声集会は、全校合唱から始まりました。全校合唱は、一体感のあるきれいな歌声が体育館に響き渡りました。1時間余りの発表でしたが、子どもたちの聴く姿勢や態度はとてもよく、他学年の合唱を真剣に聴き入っていました。また、歌声発表会では、保護者の方も子どもたちの歌う様子を見て聴いて、その成長ぶりを喜んでくださいました。各学年の発表は次の通りです。

 〇3年生

「幕をあける歌」…トップバッターとして頑張りました。体育館を取り囲むように並び、「手をたたいて」の掛け声に続いての拍手は会場の一体感を生み出しました。

「大切なもの」…しっとりと歌い上げました。途中歌詞を追いかけて重なる部分や、声の強弱のつけ方が見事でした。歌詞の「大切なもの」からが一番大きな歌声で、聴く人に伝えたいメッセージがよく伝わってきました。

〇5年生

「風になりたい」…さすが高学年、早いリズムでも声の伸びが違いました。声の大きさや強弱のつけ方が見事でした。

「地球星歌~笑顔のために~」…静かな歌い始めで、表現豊かに歌いました。途中所々に入るきれいなハーモニーが素敵でした。「あなたの笑顔のため」というフレーズは、二小の合言葉にぴったりでしたね。

〇2年生

「手のひらをたいように」…明るく、元気で、大きな歌声で、歌詞に登場してくるものを頭の中にイメージすることができました。カスタネット、タンバリン、鈴のリズムうちも上手でした。

「パワフルパワー」…歌声がすごい迫力!本当にパワフルパワーでした。この曲から元気をたくさんもらいました。

〇4年生

「にじいろ」…優しい歌声がメロディーによく合っていました。難しい裏声もとてもきれいでした。手拍子もよくリズムにのっていました。

「今日から明日へ」…二部合唱で元気よく、きれいなハーモニーが響きました。とにかく元気が出る曲で、歌声からたくさんのパワーをもらいました。

〇1年生

「世界中のこどもたちが」…全校の前で歌うのも、2年生から上のお兄さんお姉さんの発表を聴くのも初めてでしたね。お兄さんお姉さんに負けない声量でした。声の強弱も上手でした。

「ともだちになろうよ」…リズムに合わせて手拍子や腕の振りを上手に取り入れていました。この曲を聴くと、「もっとともだちと仲良くなれる」、そんな風に思わせてくれる曲でした。

〇6年生

「FACE」…最後の歌声集会でしたが、さすが6年生、しっかりとした歌声、ハーモニー、声の強弱、声の美しさ、迫力等、どれも素晴らしかったです。

「COSMOS」…美しいメロディーにゆったりと声をのせて、壮大なスケールの宇宙をイメージさせてくれる曲と歌声でした。最後の発表に相応しい堂々とした、圧巻の発表でした。全校児童がその歌声に聞き惚れていました。

 発表を聴き終えた保護者の方々からは、子どもたちの発表や頑張りに対してたくさんの拍手やお褒めの言葉をいただきました。

 また、保護者の皆様には朝早くから来校いただき、雨降りだったにも関わらずスムーズな入退場のご協力や、発表後の椅子の後かたづけのお手伝いなど、本当にありがとうございました!これからも子どもたちの発表の場をたくさん作っていきます!

 

 併せて子どもたちは、午後からPTA主催の「二小フェス」を楽しみました!こちらも役員としてお手伝いくださった保護者の皆様ありがとうございました!

2年生校外学習

 10月31日(木)に、2年生は校外学習に出かけました。行先は茨城県にある自然博物館です。最近は雨の降る日が続いていましたが、この日は絶好の校外学習日和となりました。今日のめあては、学級ごと、班ごとに決めました。出発の会で、このめあてを再度班の全員で確認し、いざ出発です!

 バスに揺られて約1時間、目的地に到着です。午前中は博物館内での活動です。たくさんの幼稚園生や小学生が見学に来ていましたが、子どもたちはグループで声を掛け合って活動していました。見学の順番を守ったり、マナーを意識 したりしながら行動できていたと思います。

 

 昼食後は屋外での活動です。白くて大きなトランポリンが大人気でした。子どもたちも元気よく飛び跳ねていました。午後の活動時間が短かったため、次はお家の方と一緒に来て、思う存分飽きるまで遊んでほしいと思います。

 学校に帰ってからは、到着の会です。子どもたちは実際にきまりを守り、助け合い、協力や声掛けをしながら活動していました。昨年の校外学習で行ったアンデルセン公園の時と比べて、「成長したなぁ」と思うことが至る所で見られました。今月はまたグループに分かれての町探検を予定しています。今回の成果と課題をこの町探検でも活かして生かしていきます。

校長あいさつ