校長室から
4年生校外学習
9月26日(火)に、4年生は校外学習に出かけました。行先は千葉市科学館と千葉県庁です。この校外学習は、県内にある公共施設を見学することで、千葉県の特色や科学への関心を深め、今後の社会科の学習に役立てることを目的としています。
学校を出発したバスは、まず千葉市科学館へ向かいました。千葉市科学館は、中央区にある複合施設きぼーるの7階から10階にあります。7階がエントランスとプラネタリウム、8階の「ワンダータウン」は、「視覚」「昔」「数のふしぎ」を科学的に楽しく探求できます。9階の「テクノタウン」は、くらしを支える技術を通してその原点を解くことができ、最上階10階「ジオタウン」は、「宇宙と地球」「自然や生命のふしぎ」が体験できるようになっています。子どもたちは初めて見たり聞いたりする科学のあれこれに目を輝かせて体験していました。また、プラネタリウムでは夜空に広がる満天の星を見て、その壮大さと美しさに子どもたちからは感嘆の声が漏れていました。
今回グループ単位での活動でしたが、お互いに声を掛け合い、公共施設でのルールやマナーを意識して行動する姿が見られました。お昼はグループごとに楽しくお弁当を食べました。
お昼の後は再びバスに乗り、千葉県庁に移動です。まず多目的ホールで係の方から説明を聞きました。千葉県のマスコットキャラクター「ちーばくん」の紹介から始まり、「県庁では、県内の広い地域に渡る仕事をしていて、約3,500人の職員が働いている」と説明を聞きました。
他にも、今年は千葉県が誕生して150周年を迎えること、三方を海に囲まれている千葉県では、色々な種類の魚がたくさん獲れ、全国でも有数の漁獲量を誇ること、「すずき」や「いせえび」は水産全国順位が1位(令和3年)であること、落花生などの野菜、なしなどの果物もたくさん獲れて全国に出荷していることなども教えてくださいました。この説明を聞いた子どもたちからは、「千葉県ってすごいんだね!」「海に行って魚を見たことがあるよ!」の感想が出ました。中には、「我孫子市が1位ってこと何かないかな?」と考える子も。とにかく千葉県についての発見がたくさんありました!
説明を聞いた後はエレベーターに乗り19階の展望ロビーに移動し、ロビーを1周しながら東西南北360度の景色を楽しみました。北側には千葉駅をはじめまちのにぎわいを、東側には千葉城や房総丘陵などみどりのきれいさを、南側には蘇我駅など新しい建物群を、そして西側には日本一広い千葉港を中心に東京湾に広がる景色を見た子どもたち。「こんな景色見たことない!」「ここに来れてよかった」「スカイツリーも見えたよ」など、あちらこちらからたくさんの感想が出ました。
今後子どもたちは、社会科の学習で千葉県について詳しく学びます。今回学んだことを今後の学習に役立てることはもちろんですが、子どもたちには、自分たちがこんなに素晴らしい県で生活している喜びを感じ、もっともっと千葉県について興味を持ち、学びを深めていってほしいと思います。
5年生脱穀
9月19日(火)に、5年生は脱穀を行いました。脱穀とは、米の粒を穂から取り離すことで、「藁(わら)と籾(もみ)」に分ける作業です。先週刈り終え、おだに掛けて干していた稲は、1週間の乾燥を経て緑色からきれいな黄金色になりました。この日はお天気も良く、絶好の脱穀日和となりました。
まずは田んぼの先生の小川さん、百瀨さんから脱穀の説明を聞きます。今回は「昔の脱穀」と「最近の脱穀」の2つの脱穀の仕方を紹介・説明していただきました。
昔の脱穀は、「足踏み脱穀機」を使う方法です。脱穀機についているペダルを踏み、回転させた刃に稲をあてることで、脱穀を行います。稲を脱穀機にかざす際に稲が刃に引っ掛かり、自分の体が引っ張られる危険があるので、稲をかざすことに集中できるよう今回は百瀨さんが回してくださいました。子どもたちは藁をつかむ手に力を入れ、足で踏ん張って作業に臨みました。また、脱穀のためにずっとペダルを踏み続ける百瀨さんを見て、その大変さを子どもたちは実感しました。
最近の脱穀は、「ハーベスター」という機械を使う方法です。このハーベスターという機械に稲を通すと、きれいに藁と籾に分けることができます。子どもたちからは「昔の人は大変!」「機械は取り残しがないね」とたくさんの感想が出ました。足踏み脱穀機よりも速くたくさんの脱穀ができることにも気づきました。
脱穀によってできた籾は、このあとさらに乾燥させ、籾摺り(もみすり)の工程を経て、もみ殻と米(玄米)に分けます。今回の脱穀でいよいよ米粒の原型までたどり着きました。いつも見ている白い米まであと少しです。果たしてそのお味は?
今回の脱穀もたくさんの保護者の方にお手伝いいただきました。ありがとうござました!
6年生租税教室
9月19日(火)に、6年生は柏税務署の渡邉さんを先生にお迎えして、租税教室を行いました。自分の身の回りにある「税」について多くのことを学ぶ良い機会となりました。
まず、国にお金で収める税、「税金」について、「道路や学校など私たちの生活の中で至る所に税金で作られたものがある」や「税金は多く納めても少なく納めてもよくなく、約束(法律)に従って正しい額を納税することが大事」ということを学びました。
その後、税金を集めるのにルールがあることや、税金(の内容)を決めるのは国会議員であること、子どもたちが選挙権を得た際には是非その国会議員を選ぶ投票に行ってほしいなど、さらにたくさんの税金に関することを学びました。
中でも子どもたちは買い物の際に支払う消費税などをはじめとして、日本には50種もの税金の種類があることを知り、その多さに驚いていました。
途中途中で税金に関するクイズを解いた子どもたち。最後には全員が一億円のレプリカ(重さは本物)を持たせてもらいました。
子どもたちからはこの学習を通して、「税金は社会にとってとても大切な役割をしていることがわかった」「税は命なんだな~」「義務教育でたくさんお金がかかると聞いて、ちゃんと学ばなきゃ、今学べるのは、今の世を生きている人々のおかげ」「1億円があんなに重いなんて」などたくさんの感想や感謝が出ました。
渡邉さんの授業は、子どもたちの今の生活に関係していることや、将来についてなど、身近な話題としても考えやすい内容でした。子どもたちは皆最後まで興味深くお話を聞いていました。
子どもたちには、今回学んだ知識を是非今後の人生で生かしていってほしいと思います。
5年生稲刈り
まだまだ残暑が厳しい9月12日(火)、爽やかな風が吹き渡る晴天の中、5年生は稲刈りを行いました。5月10日に植えた苗は、約4ヶ月の間にすくすくと生長し、たくさんの実をつけた立派な稲となっていました。先日の台風で倒れていないか心配でしたが、稲はどれも無事で,「ホッ」でした。
田んぼの先生、小川さんと百瀨さんから稲刈りの仕方やポイントを教えていただきました。特に、「刈った稲の切り口に土をつけない」は繰り返しご指導いただきました。切り口に土がつくと、まだまだ稲が生長してしまうんだそうです。持った稲刈り鎌の、ギザギザした刃先に注意しながら、早速田んぼの中に入ります。
昨年の稲刈りは土が柔らかくぬかるんでいて、足が一度はまるとなかなか抜けずに苦労しましたが、今年はある程度乾いていて、そのようなことはありませんでした。
子どもたちは一生懸命鎌で稲をザクザクと切り、せっせと運び続けました。子どもたちからは、「稲を刈るのは体力が必要で大変!」「刈った稲の1本も落とさずに運ぼう」の声が聞こえてきました。体力勝負の作業となりました。刈った稲はお手伝いの保護者の方々が麻ひもで縛ってくれました。
その縛った稲は、4年生が田んぼから校庭まで運び、おだに掛けました。この「おだ」で、脱穀までの間稲を乾燥させ、次の工程である脱穀を待ちます。おだに掛け、十分に天日干しをしたお米はとても美味しくなることでしょう!
今回も田んぼの先生はじめ、たくさんの保護者の皆さんにご協力いただきありがとうございました。
夏休み作品展
校内夏休み作品展を体育館にて実施しています。
〇9月6日(水)9:00~16:00
〇9月7日(木)9:00~13:00
子どもたちの力作を是非ご覧ください!
※保護者のみ参観可となります。