校長室から
3年生消防署見学
10月29日(火)に、3年生は我孫子消防本部・西消防署見学に出かけました。社会科の「火事からくらしを守る」学習の一環として、消防署見学を通して働く人の様子や器具、消防自動車について学ぶことが目的です。
消防署に着くと署員の皆さんが出迎えてくださいました。説明を聞いた後、クラスごとに分かれて車両見学と庁舎見学を行いました。
車両見学では、水槽付きポンプ車、化学車、はしご車、救助工作車、救急車を見せていただきました。水槽付きポンプ車は消火活動の中心となる車両で、ポンプがついており、ホースをつなげて放水活動をすることができます。多くの消防本部に配置されており、消防車として広く知られている車両です。救助工作車は、救助活動に使う車両で、交通事故、自然災害など、要救助者がいるどんな場所でも活動できるように必要な道具が準備されています。
化学車は、通常の放水で消火が難しい自動車の火災や、燃料などを取り扱う施設での火災に出動して、化学消火薬剤を使って活動を行う車両です。「泡で消化するんだよ」と説明をしてくださいました。
救急車は、急病人や怪我人などの傷病者を素早く病院へ送り届けるための車両です。内部を見学させてもらうとそこには装備がたくさん!「病気やけがの人をいち早く助けたい」という思いが救急車の中のたくさんの装備や備品からも伺えます。
庁舎見学では、消防署内を案内していただきました。いつ火事や事故が起きてもすぐ出動できるよう、仮眠室があることや、防護服など出動に必要な装備がきれいに整頓されている様子などを見て学びました。
そして、車両と庁舎両方の見学後に、はしご車のはしごに担任が乗らせていただきました。「はしごがあんなに伸びるなんてびっくり!」と子どもたちは驚いていました。はしごの上からは、下の写真のように見えました。
今日の見学を通して子どもたちは多くのことを学びました。「私たちのために日々頑張ってくれている人たちのおかげで、安心安全に暮らせるんだね」と人々のためになる仕事の大切さと大変さにも気づきました。今後、「人のためになる」仕事として他にどんな仕事があるのかを探っていきます。快く見学にご協力くださった消防署の皆さん、ありがとうございました!
市内小学校陸上競技大会
10月16日(水)に市内小学校陸上競技大会が松山下運動公園陸上競技場で開催され、陸上部に所属する6年生24名が参加しました。
青空が広がる快晴、とはいきませんでしたが、子どもたちは100m走、1000m走、80mハードル、ジャベリックボール投げ、走り幅跳び、4×100mリレーとそれぞれの出場種目で自己ベストの更新を目指し、大会に臨みました。
開会式では丸教育長から、「今日の自分の目標は何ですか?今日一日、目標の達成を目指して、また、楽しんで競技をしてください。自己ベストの更新を目指して頑張ってください」とお話がありました。
選手宣誓の様子
2学期に入ってから、週に3回程度と十分な練習時間ではなかったかもしれませんが、子どもたちは毎回の練習に一生懸命に励んできました。そして本番の舞台では、その練習の成果を発揮し各々が自己ベストを更新し、活躍しました。「継続は力なり」ということを子どもたち自身が実践し、そして、自信へとつなげました結果でもあります。
会場では、部長が中心となって部員に声をかけていき、自分たちでウォーミングアップを始める姿に最高学年としての頼もしさを感じました。また、他校の児童とも競技や応援を通して交流を深める姿を見ることもできました。
学校に帰ってきた子どもたちは今日の大会をそれぞれが振り返り、反省や新たな課題、新たな目標を見つけました。この経験から得た「新たな色々」をこれからの卒業までの日々に活かしていければと思います。
今日のこの日まで、子どもたちのために色々な場面で応援やご協力くださった全ての方々に感謝します。ありがとうございました!
4年生谷津田観察(秋)
10月15日(火)に、4年生は春に訪れた谷津田に出向き、観察を行いました。今回も我孫子市役所手賀沼課の職員の方々、自然観察指導員の柄澤さんと田島さんにご協力をいただきました。最近は暑さも落ち着き、湿度も低くて過ごしやすくて絶好の観察日和…ではなく、ギラギラと眩しいくらい太陽も輝いていました。しかし、時折吹き抜ける清々しい風はやはり秋風でした。
植物では、ススキ、ひっつき虫、オオバコ、ドクダミ、渋柿を見ることができました。
生き物では、ナツアカネ、イトトンボ、イナゴ、カマキリ、アオガエルを見つけました。「特定外来生物」に指定されているアカボシゴマダラは、生きた状態での飼育や移動が禁止されていることを教えてくださいました。
次回はいよいよ今年度最終、新年を迎えたら谷津田に出向きます!
5年生認知症サポーター養成講座
10月11日(金)に、5年生は認知症サポーター養成講座を受講しました。天王台地区高齢者なんでも相談室の方と天王台地区社会福祉協議会の方を講師にお招きし、認知症についての知識や理解を深めました。
「おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に住んでいる?」「夏休みにおじいちゃんやおばあちゃんに会った?」と講座が始まりました。そして、「現在、我孫子市の65歳以上の方は人口の約3割、だれでも年をとるほど、認知症の可能性が高くなる」、「認知症は、様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりするためにおこる脳の病気によるものです。」と続きました。そして、「認知症になると起こる様々な症状」について学び、最後に、「認知症は、環境や周りの人の接し方で症状が変わる」ことを教わりました。
講座の途中では、ロールプレイングを行い、子どもたちがお年寄りを演じることで認知症に対する理解を深めました。何度も「ご飯はまだか」と同じことを繰り返し聞くおじいちゃんに対して、「もう食べたでしょ」と怒るのではなく、優しく「準備してるわよ」と、相手を思いやる返答が大事であることを学びました。おじいちゃんを演じた子どもからは、「優しく接してくれて嬉しかった」という感想が出ました。
受講後の振り返りでは、「家族がもしそうなったら」や「認知症かどうかは外見では見分けがつかない、お年寄りには優しい言葉をかけたり、接したりしよう」などの感想や意見が出ました。子ども達にとっては、認知症についてだけではなく、友達も含めた他者との関わり方についても考える良い機会となりました。
我孫子市小中学校音楽発表会
10月8日(火)と9日(水)に、柏市民文化会館で「我孫子市小中学校音楽発表会」が開催されました。本校からは、4~6年生までの吹奏楽部員37名が9日の発表会に出演しました。
当日、あいにくの空模様で雨降りでしたが、最後の朝練習を済ませた子どもたちは、楽器と荷物を持ってバスに乗り込みました。会場に着くと素早く行動し、楽器を所定の場所に置いて観客席に座りました。
開会式では、渡辺副市長が「自信を持って発表し、楽しんでください。皆さんの楽しく演奏する姿が、聴く人に癒しや感動を与えてくれます。」とご挨拶されました。子どもたちはこの日の発表のために、限られた時間の中で練習をコツコツと積み重ねてきました。聴く人全てに癒しや感動、元気や勇気を届けられたかはわかりませんが、客席で子どもたちの演奏を聴いていた私は、これまでの演奏の中で一番上手だったと思います!
発表後の子どもたちからは、「緊張したけど、始まったら案外リラックスできて、最後まで吹ききれました。」「ステージに立った時はすごく緊張しました。演奏が始まったら無我夢中でした。あっという間の楽しい時間でした。」等、興奮気味に話してくれました。
二小は4番目の発表でした。発表が終わると次は他の学校の鑑賞です。
他校は、吹奏楽の発表だけではなく、合唱の発表もありました。どの学校の発表も工夫がされていて、とても素晴らしかったです。子どもたちは他の小学校のハーモニーの美しさに感動したり、楽器を扱うそのテクニックに驚いたりと、鑑賞を通してたくさんのことを感じ取っていました。
また、中学生の発表を聴いて、「歌い方」「歌声の強弱」「表現力」の凄さに圧倒され、「いつかは自分たちもあんな発表をしたい!」と、とても刺激を受けていました。
音楽を通してのこの貴重な経験や交流を、今後の部活動や、歌声集会にも、6年生は半年後の卒業式でも活かしてほしいと思います。