校長室から

校長室から

運動会予行練習

 ゴールデンウィーク明けから本格的に始まった運動会練習もいよいよ大詰め、22日(水)に予行練習を行いました。前々日の雨で1日予行練習の日が延期となりましたが、晴天となったこの日、開会式の練習から本番と同じように進行していく中で、子どもたちも1つ1つやるべきことに真剣に取り組んでいました。

 子どもたちは、それぞれが自分の頑張りをお父さんお母さんや家族に見せたい、見てほしいと思っています。当日はお子さんの成長した姿や頑張りをたっぷりとご覧ください。

 運動会まであと3日、引き続きご支援ご協力をよろしくお願いします。

4年生谷津田観察(春)

 5月15日(水)に、4年生は谷津田に出向き、観察を行いました。今年度も我孫子市役所手賀沼課の職員の方々や、自然観察指導員の柄澤さんと田島さんにご協力をいただき、谷津田の自然、生き物について説明をしていただきました。薫風香るこの日は谷津田を吹き渡る風も気持ちがよく、絶好の観察日和でした。

 発見&観察ができたのは、植物では、オオバコ、クワの実、シロツメクサ、トゲヅル、ヘビイチゴ、ヘビの穴、ドングリの木、マテバシイ、コウチャクソウ、ベアの木、キツネノボタンなど。

 生き物では、ショウリョウバッタ、カタツムリ、ハチ、カマキリ、タナグモ、モンシロチョウ、クマバチ、カラス、イタチ、タヌキ、アゲハチョウ、アカボシゴマダラ、トンボ、カモ、アメンボ、アリ、カエル、ハエ、テントウムシ、ヤマトシリアゲムシ、ガガンボ、カルガモ、ダンゴムシ、ケムシ、ハナグモ、ムクドリなどでした。

 ジムグリは茶色のヘビですが、捕まえて触らせてもらいました(無毒のヘビだそうです)。一方ヤマカガシは赤と黒の混じった模様で、毒蛇だそうです。「見つけても決して触らないように」と教えていただきました。この説明を聞いた子どもたちは、自然に生きる生き物の脅威を感じ、驚いていました。

 次回、植物も生き物もどんな成長を見せてくれるのか今から楽しみです!

避難訓練・引き渡し訓練

 5月10日(金)、今年度2回目の避難訓練を実施しました。今回は震度5弱以上の地震が発生したと想定し、地震規模が大きい場合の保護者の方へ引き渡し訓練も併せて実施しました。

 「地震発生」のアナウンスと共に、まずは1次避難。子ども達は机の下に素早く潜り身を守りました。地震が収まり、避難経路が確保できたら次は下校庭へ2次避難です。前回の訓練を思い出し、防災頭巾をかぶり、「おかしもち」をよく守って静かに慌てることなく移動することができました。全校で避難の振り返りを行った後、次は引き渡しです。

まず兄弟姉妹がいる児童は、一番下の兄弟姉妹がいるクラスの列に移動して並びます。並び替え終了後、保護者の方にお子さんを引き取りに来ていただき、引受人の確認ができたご家庭から下校となりました。

 

 自然災害は、いつ、どこで起きるかわかりません。そして、その際に自分自身が無事である保証もどこにもありません。避難に限らず、訓練や練習には自分事として真剣に取り組み、「自分自身の命は自分で守る」ことや「場面や状況に応じて臨機応変に対応すること」を子どもたちには常に意識してほしいと思います。

 登下校中や学校外での有事の際の避難方法や避難場所についてなど、想定の幅を広げてご家庭でも確認くださるよう引き渡しの前に再度保護者の方にお願いしました。何事もない平穏な日々が続くことを祈るばかりです。

5年生 田植え

 5月10日(金)に5年生は田植えを行いました。4月末に田んぼに入り田慣れをしましたが、その後田植えができるように田を均す(ならす)代かきをしていただき、いよいよ苗を植えます。

 この日も田んぼ委員の方をはじめ、20名を超える5年生保護者の方々がお手伝いに駆けつけてくださいました。

 まず、田んぼの先生小川さん、百瀨さんから田植えの際の注意事項を聞きました。「一度田んぼに入ったら畔(あぜ)には上がらない(戻らない)こと」「苗は5本を束からとって植えること」「植える際はロープの目印に植えること」「苗はピースサイン(人差し指と中指)で挟み、流れていかないようにしっかりと土の中まで押し込むこと」など、植える際の気を付けなければいけないことを確認しました。

 最初は、苗を5本に分けることや、どれくらいの深さまで植えればよいかなど、勝手や加減がわからず悪戦苦闘していた子どもたちでしたが、繰り返し植えていくうちにどんどん上達していきました。時折後ろを振り返り、植えた苗が曲がっていないかを確かめながら植え進めました。しっかりと土に手際よく差し込むこともどんどん上手になり、予定時間内に無事に田植えは終了しました。

 

 田植えを終えた子ども達からは、「土の感触は慣れるととても気持ちいいね」「おいしいお米ができるといいな」「米作りは大変な作業だと分かった」などの感想が出ました。

 田んぼの先生からは、「たくさんの人の支えがあってできるこの学習です。感謝の気持ちを忘れないでください」と最後にお話をいただきました。この貴重な体験を通して、子どもたちにはお米一粒を大事にする人になってほしいと思います。

 これからは苗が稲に成長していく様子を観察記録にまとめていきます。秋にはおいしいお米が収穫できますように!

田んぼに慣れよう!

 5年生は総合的な学習の時間に「米作り」に挑戦しています。

 4月30日(火)に田んぼに慣れるため、今年度も田んぼの先生である小川先生と百瀨先生にご指導をいただきます。

 この時期は、土をかき混ぜ空気に触れさせることで土壌の養分を活性化させる作業である田おこしを行います。今年度は機械で田を耕す様子も田んぼの先生である香取さんから見せていただきました。百瀬先生から田に入る際の注意とアドバイスを受け、いざ活動開始です!

 

 子どもたちの田んぼに入った際の第一声は「キャー!」という叫び声でした!でも、田んぼに入る前は少々怖がっていた子どもたちも、入ってみて踏みしめた土の何とも言えない感触にすぐに慣れ、大喜びでした。「よーいドン!」とかけっこをする場面も。転んで泥だらけになった子もいましたが、子どもたちからは「楽しい!」「田植えが待ち遠しい」等の感想を聞くことができました。

 これから半年間に及ぶ米作りの学習がスタートします。この学習によってどんな気づきがあり、どんな学習と結びついていくのか、可能性は無限大です!

 ゴールデンウィーク明けには田植えに挑戦します!お手伝いくださった保護者の方々ありがとうございました!

1年生を迎える会

 4月25日(木)に1年生を迎える会を行いました。入学してから2週間、授業や給食はすでに始まっていますが、改めて1年生のために迎える会を実施することによって、在校生には上級生としての自覚と思いやりの気持ちを育てること、1年生にはこの二小の一員として、お兄さんお姉さんと一緒に活動する楽しさを味わったり、学校生活への期待の気持ちを育てたりすることを目的として実施しました。

 まずは1年生の入場です。6年生と手をつなぎ、4年生が作ってくれたアーチをくぐって元気に入場しました。続いて歓迎の言葉です。代表児童が、「たくさん友だちを作って、楽しい6年間を過ごしてください!」と挨拶をしてくれました。

 次に、二小にまつわる〇×クイズです。「二小の羊の名前は?」や「二小の年齢は何歳でしょう?」などのクイズで全児童が楽しみました。

 クイズの後、各学年からプレゼントの紹介と贈呈がありました。2年生は「あさがおの種」を、3年生はこの迎える会の招待状を、4年生は入退場の際にくぐる花のアーチの準備を、5年生は入場の際に頭につけるお面を、6年生は歓迎のための体育館装飾と、手をつないで入場することなどを紹介・贈呈しました。

 続いてはレクリエーションです。「お誕生月の歌」に合わせて、それぞれの誕生月の1年生が体育館中央に出てきて、6年生と手をつないで円を描きながら踊りました。なんと8月生まれの1年生は1人でした!自分の出番で踊った子どもたちは皆笑顔でした。

 最後に1年生からお礼の言葉です。「楽しい会やプレゼントをありがとう」「これからの行事も楽しみです」などのお礼を全校に向けて堂々と、大きな声で発表しました。

 私からは、1年生に「1日も早く学校に慣れて、どんどん活躍してほしい」「2年生から6年生のお兄さんお姉さんをお手本にしてほしい」ということ、そして2年生から6年生には、「1年生に二小の合言葉を教えてあげてほしい」ということを話しました。

 最後は校歌を全校児童で歌いました。1年生はまだ習いたての校歌でしたが、大きく口を開けて一生懸命歌っていました。二小の子どもたち全員の元気のよい歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。

 以上のように、全校で集まって行った初めての活動は大成功でした!これからも職員と子どもたちが一丸となって、笑顔が絶えない学校づくりを進めていきます!

第1回避難訓練

 4月23日(火)に、避難訓練を実施しました。今回は我孫子市でマグニチュード7の地震が発生したという想定での訓練でした。

 「地震発生」のアナウンスが流れると、すぐに1次避難です。机の下に素早く潜り「落下物」から身を守りました。1年生は小学校で初めての避難訓練だったにもかかわらず、黙って静かに避難をしていてとても立派でした。

 地震が収まったアナウンスの後は、2次避難です。事前に避難の際の合言葉、「おかしもち」(おさない、かけない、しゃべらない、もどらない、ちかよらない)を学んでいた子どもたちは、この「おかしもち」をよく守り、教室から避難場所の下校庭に素早く移動していました。全学年全児童が自分事として移動する姿がとても素晴らしかったことです。

 校庭集合後に行った訓練の振り返りでは、子どもたちに教頭先生から「おかしもち」の「し」についてお話しがありました。

 「「し」はしゃべらないです。しゃべってしまうと、先生の指示が聞こえなくなるのはもちろん、周囲を不安にしてしまいます。その結果、走ったり押したりということが起こってしまいます。これは、二次災害につながります。教室に帰って担任の先生と一緒に今日の避難訓練について振り返って、次回の避難訓練に生かしてほしいと思います。」

 

 災害が起きないことを日々願うばかりですが、学校外での避難方法や地域の避難場所等について、日頃からご家庭でも是非話題にしてみてください!

令和6年度 入学式

 4月10日(水)、昨日の大雨が嘘のように空は晴れ渡り、絶好の天候のもと令和6年度の入学式を行いました。新1年生73名全員が出席できたことが何よりも喜ばしいことでした。

 音楽に合わせて体育館に入場してきた1年生は、周りをキョロキョロと見渡して少し緊張した面持ちでしたが、着席後はどの子も話をしっかりと聞き、担任の呼名にも大きな声で返事をすることができました。

 私からは、「この我孫子第二小学校は今年で136歳、学校ができて136年目を迎えるということ」「門を入ったところにある大きなくすのきと一緒に、先生やお兄さんお姉さん、うさぎや羊、ヤギが1年生の入学を心待ちにしていたこと」「これから学校では、先生と一緒に楽しく勉強したり、美味しい給食を食べたりして、お兄さんお姉さんのように大きく成長していってほしいこと」などをお話ししました。

 式の後半では、6年生が入学をお祝いして、二小の紹介と校歌を歌ってくれました。1年生は二小の紹介を聞いて、早く自分の目や手で確かめたいと思ったことでしょう!

 退場後は各教室で担任の先生から学校生活の説明を聞き、その後体育館で記念撮影をして、入学式を終えました。敷地内に咲く桜の木の下で、笑顔で写真撮影をする姿が印象的でした。1年生の皆さんには早く学校生活に慣れて、毎日笑顔で元気に、そして車に気をつけて登校してほしいと思います!

 

 入学式を終え、全校児童が揃いました。令和6年度も本校教職員一丸となり、本校の合い言葉「笑顔で 仲よく 最後まで 一生懸命取り組む子どもの育成」に努めて参ります。そのためには、ご家庭と学校が手を携えてお子様の成長を見守ることが何よりも大切です。今後も本校教育活動へのご理解ご協力をよろしくお願いします。

令和6年度 着任式・1学期始業式

 春休みが終わり、子どもたちの元気な声が学校に戻ってきました。4月5日(金)は新年度のスタート、まずは新しく二小で勤務をされる先生方をお迎えする着任式を行い、その後1学期の始業式を行いました。

 始業式では子どもたちに次のように話しました。

 皆さん進級おめでとうございます。春休みは楽しく過ごしましたか?新しい学年になった気持ちはどうですか?今日は新年度のスタートにあたり、皆さんに3つのお話をします。

 1つ目は、3月の修了式でもお話をしたように、今年度も色々なこと、新しいことにチャレンジ(挑戦)して成長してほしいということ。二小の合言葉である「笑顔で 仲よく 最後まで」を忘れずに過ごせば、必ず成長します!でも自分の笑顔だけでいいのかな?(子どもたちからは、「みんなが笑顔!」の答えが)

 2つ目は、みんなが毎日を安心・安全に、楽しく学校生活をおくるために、学校やクラスのルールを守ってください。また、自分がされていやなことは絶対にしない!みんなで声掛けができるといいですね。困ったことがあったらすぐに教えてください。

 最後の3つ目は、「感謝を忘れずに」ということ。色々な場面で「ありがとう」が言える人になってください。まずは皆さんに私から、しっかりとお話を聴いてくれてありがとう!

 校長先生も二小に来て3年目になりました。今年も皆さんが笑顔で仲よく最後まであきらめずに学校生活を送り、成長できるよう、二小の先生たち全員で、一生懸命応援したり、手助けをしたりします。令和6年度も頑張りましょう!(以上)

 

 話しを聞いていた子どもたちからは「新しいクラスでワクワクするね」「新しいことに挑戦してみよう」等、力強い返事が返ってきました。「今日の自分は何をすればよいのか」を考え、1日1日を、目標を持って大切に過ごしていって欲しいと思います。

 この後、代表児童による抱負の発表や生活目標の発表がありました。

 保護者の皆様や地域の皆様には本校の応援団として、今年度もご理解とご協力をよろしくお願いします!

 

令和5年度 修了式・辞校式

 3月22日(金)、今年度の修了式を行いました。卒業した6年生がいない分、体育館が広く感じられましたが、全校で集まる最後の式ということもあり、子どもたちの表情は皆逞しく引き締まっていて、今年度の締めくくりに相応しい態度で臨んでいました。

 私からは子どもたちに次のように話しました。

 この1年間で成長したことはどんなことでしょう?この1年間で心も体も大きく成長しましたね。そして、できることがたくさん増えました。でも、成長はできることが増えただけでは成長とは言わないのです。皆さんに成長について4つお話をします。 

 1つ目、この1年間、今の学年で過ごしたことがすでに成長ということです。中にはできなかったことがある人もいると思います。でも成長は「できる」や「できない」ではなく、また、それを人と比べることでもありません。成長は、皆さんそれぞれがそれぞれのペースでしていくものなのです。

 2つ目、この1年間の中には、苦労したこと、大変だったことなどもあったと思います。これらの大変だった経験が皆さんの成長を助けてくれたことでしょう。本当の成長は、困難や苦労を避けて通ることではなく、自ら取り組み、自ら学び、乗り越えていくことで身についていきます。

 3つ目、君たちの成長には、自分を取り巻く環境、お家の人、クラスメイト、担任の先生などの助けや支えがあってのことです。今日この日を迎えるに当たって感謝しなければならい人を思い起こし、感謝の気持ちを伝えてください。

 最後の4つ目です。成長にはチャレンジ、挑戦することが必要です。これからもどんなことにもどんどんチャレンジしてみてください。「できる」や「できた」よりも、やってみたという経験が大切です。そして、ここで二小の合言葉「笑顔で なかよく 最後まで」が役に立ちます。どんなことにもこの合言葉を思い出し、チャレンジしてみれば、きっと成功することでしょう。是非この成長に大切な4つのことを振り返り、自分はどうだったか当てはめてみてください。

 いよいよ明日から春休みですね。春休みは楽しく遊んだり、お家の人とお出かけしたりすると思いますが、新しい学年の準備をしっかりとしてください。新学年になった4月5日、春休みの間に成長した皆さんに会えるのを楽しみしています。新学年も頑張りましょう!

 修了式の後は、今年度でこの二小を去る先生方とのお別れの式、辞校式を行いました。担任だった子どもたちからは、「なんでいなくなっちゃうの?」「さみしい」「もっと一緒にいたかった」など、別れを惜しむ声があちらこちらから聞こえてきました。また、別れを惜しんで涙を流す子もいました。勤務年数に違いはあれども、どの先生も二小の子どもたちのために、常に精一杯ご尽力くださいました。お別れは名残惜しいですが、皆さんの4月からの新天地でのご活躍を心よりお祈りしています!

 保護者の皆様、地域の皆様、そしてその他多くの方々のおかげで今年度も無事に終えることができました。これも皆様が本校教育活動にご理解とご協力、そして、多大なるお力添えをくださったからです。今年度の反省を生かし、来年度の準備をして参ります。来年度もどうぞよろしくお願いします!