校長室から

校長室から

2学期始業式

 長い夏休みが終わり、子どもたちの元気な姿と笑顔が学校に戻ってきました。真っ黒に日焼けした子も見受けられ、楽しく充実した夏休みを過ごしたことがよくわかります。

 体育館で、全校で行った始業式では子どもたちに、「夏休みのチャレンジ」「新学期、生活も気持ちもスイッチを切り替えよう」「どの行事も頑張ろう」「自分からどんどん発信しよう」等の話をしました。私からの問いかけに子どもたちは元気な返事で答えてくれました。最後に、本校の合言葉である「笑顔で なかよく 最後まで」をみんなで確認しました。

 次は児童会役員から「2学期に頑張りたいこと」として、「自信をもって発表したい」「全校児童があこがれるような行動をしたい」などの発表がありました。その後、3年生による9月の生活目標の発表、転入生の紹介と続き、始業式を終えました。

  始業式後、各クラスの様子を見に回りましたが、どのクラスでも久しぶりに友達に会えたことを喜んだり、2学期の目標を決めたりして、それぞれの2学期をスタートさせていました。

  新学期が始まっても厳しい残暑がまだまだ続きそうですが、2学期は「読書の秋」「スポーツの秋」など、楽しみな「〇〇の秋」が待っています。学校では学習はもちろんのこと、歌声集会に向けての合唱練習や持久走練習など、お子さんの日頃の努力や成長の様子を確かめられる実りの多い学校行事を多数予定しています。また、修学旅行や校外学習など、校外で学びを深める学習もあります。一つ一つの行事を、目標を持って丁寧に取り組み、一人一人が成長できるよう職員一丸となって指導に当たります。

 2学期も保護者の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします!

 

1学期終業式

 7月19日(金)、1学期の終業式を行いました。終業式の前に表彰がありました。優秀な作品標語と、健歯コンクールできれいな歯と認められた児童の表彰を行いました。

 続いて終業式です。児童全員で校歌を歌った後、2・4年生の代表児童による「1学期を振り返って」の発表がありました。「運動会のダンス練習をがんばりました。」「きれいな字でノートを書きました。」「自分から積極的に友達に話しかけました。」など、1学期に頑張ったこと、できるようになったことや、2学期に向けての抱負を堂々とした態度で立派に発表しました。

 私からは子どもたちに次のように話をしました。

 「長かった1学期も今日で終りですね。1学期学校へ通った日は全部で何日だったでしょうか?1年生は69日、2~5年生は71日、6年生は72日です。1学期の間にどんな成長がありましたか?では1学期を振り返ってみましょう!

  1年生は、入学式がありました。初めての小学校生活で慣れるのに大変だったことでしょう。運動会のダンス、2年生と共に頑張りました。

 2年生は、学区探検や谷津田へザリガニ釣りと、学校を出て学習の場を広げました。たくさんの発見がありましたね。

 3年生は、社会科見学で市役所とアビスタを訪れ、公共施設でたくさんの人が働いていることを学びました。

 4年生は、クリーンセンターの見学や水道教室など、生活に密着した学習をしましたね。羊の飼育や毛刈りにも取り組みましたね。

 5年生は、米作りや林間学校を経て、作物を育てることの大変さや仲間と協力することの大切さを学びました。

 6年生は、全ての行事の頭に「最後の」がつきます。小学校生活の締めくくりの6年生。下級生のお手本として、立派にその役割を果たすようどの行事も一生懸命取り組みました。

 さて、いよいよ明日から長い夏休みに入ります。夏休みに是非やってほしいことを3つ話します。

 1つ目は、長い時間を必要とする学習・実験・観察・工作などに取り組んでください。1つのことを続けることで必ず力がつきます。自信にもなります。

 2つ目は、家族と過ごす時間を大切にしてください。また、家族の一員としてできるお手伝いをたくさんしてくださいね。

 3つ目は、地域の一員としてできるだけ地域の活動に参加してください。お祭りもあることでしょう。地域の人との結びつきを強くするよい機会です。

 そして、最後に皆さんにお願いが2つあります。1つ目は、「事件や事故にあわないよう十分気をつけてください。」です。2つ目は、「夏休み中も二小の合言葉、「笑顔で なかよく 最後まで」を忘れずに、よく考えて行動してください。」です。

 それではまた、9月2日にお会いしましょう。元気に登校してください。楽しい夏休みになることを祈っています!」

 最後に生徒指導主任より「夏休みの生活について」の話があって、終業式は終わりました。

 教室へ戻った子どもたちは、各担任から通知票を受け取りました。クラスのみんなで1学期を振り返り、成長したことや頑張ったことを話し合いました。達成感と共に、2学期の抱負や課題も話題に出たようです。

 下校する子どもたちの顔は、みなウキウキニコニコの笑顔でした。長い夏休み、たくさんのことにチャレンジして一回りも二回りも成長することを期待します。保護者の皆様には、1学期の間、運動会をはじめ本校の教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございました!

6年生社会科・総合フィールドワーク

 7月9日、社会科の歴史の学習、そして総合的な学習の時間の「地域のよさを見いだす」活動として、我孫子市教育委員会 文化・スポーツ課の方を講師として招き、貝塚・古墳フィールドワークを行いました。我孫子第二小学校の裏門(下ヶ戸門)には、小さな土の山があります。子どもたちはこれまで、あまり気にしていなかったようですが、これは「岡発戸古墳群」という歴史的遺構の1つです。また、学校から歩いて5分ほどのところには、「下ヶ戸貝塚」という縄文時代の貝塚もあります。

 このように、我孫子第二小学校の周りには、二小の子たちさえよく知らない歴史がたくさん埋まっています。

 下ヶ戸貝塚から出土した「ミミズク土偶」は、とても貴重なもので、2021年の「発掘された日本列島」という全国展のメインの展示として飾られました。自分たちの学区の遺物が全国の展覧会で披露されたことを知り、子どもたちは歓声をあげて喜んでいました。

  4時間目は、特別講義として、遺跡の発掘当時の写真や実際にそこから出土した遺物を紹介しながら解説していただきました。

 なんと「岡発戸古墳群」は、ちょうど今年度6年生が使用している教室の真下にも広がっていたことがわかりました。特に2組の教室の上からは、たくさんのはにわが出土しているそうです。当時の二小の先輩たちは、この発掘にも関わったそうで、子どもたちはとても驚いていました。

 今回の学習を通して、子どもたちは自分たちの地域の歴史のすばらしさを知り、歴史をぐっと身近に感じました。そして、二小の児童であること、歴史ある我孫子市に暮らしていることに、一層誇りをもったのではないかと思います。感想用紙に「プライベートで古墳を見学に行きたい」と書いている子もいました。子どもたちが地域のよさに目を向け、自ら地域に働きかけていく姿は、とても素敵だなぁとあと思います。

4年生クリーンセンター見学&水道教室

 4年生は社会科の学習の一環として、6月28日(金)に我孫子市クリーンセンターの見学に、7月9日(火)に水道教室を行いました。クリーンセンターは昨年竣工したばかりの施設へ出かけました。水道教室は我孫子市水道局の職員の方に来校いただき出前教室という形で、理科室で実施しました。

 クリーンセンター見学は「ごみのしょりと利用」で学んだことを活かし、見学を通してきれいな水を作るための仕組みや、水の大切さにより関心を持てるようにすること、クリーンセンターで働く人々が、私たちの健康で住みよい暮らしを支えているということに気づき、感謝の気持ちを持てるようにすることなどを目的として実施しました。

 「みんなのまちから集めた可燃ごみが、どのように処理されるのかを見ていこう」とパンフレットにあるように、ゴミがクリーンセンターに運ばれてきてから焼却炉で燃やされて処理されるまでの工程を、実際にセンター内を移動し説明を聞きながら学びました。

 水道教室は「水のゆくえ」で学んだことをもとに、「自分たちの生活に欠かせない水がどこからくるのか」を、実際に自分たちの住んでいる地域から学ぶことを目的として実施しました。

 「我孫子市の水は江戸川と地下水で作られていること」や「川の水をきれいにするためにオゾンを入れていること」を学びました。また、汚れている水を実際にろ過する体験も行わせていただきました。質問コーナーでは、「世界の水に比べて日本の水は安全だと言われている理由は何ですか」というよい質問をしている子もいました。

 子どもたちには、この学習を通して学んだこと、「ゴミを減らして資源を守ること」や「未来のための3R」、「人が生活していくためになくてはならない大切な水」など、家庭での生活やこれからの人生においてどんどんその知識を役立てていってほしいと思います。

1年生公園探険

 6月27日(木)に1年生は湖北台中央公園へ探険に出かけました。これは、生活科の授業の一環として、「校外に出かけるときのルール(交通ルールを含む)やマナー」「通学路における危険な場所や安全を守る施設を見つける」「公園にもルールやマナーがあり、それらを守って正しく使わなくてはいけない」ことなどを学ぶことを目的としています。

 梅雨の晴れ間で爽やかな風の吹くこの日、子どもたちは和気あいあいと目的の公園を目指し歩き続けました。公園に着き、園内での遊び方について話を聞いた後、お待ちかねの自由時間!鬼ごっこやブランコなどで楽しく遊ぶ子どもたちは皆笑顔でした。色々な生き物や植物も見つけました。公園内にいらした年配の方々にも挨拶などの受け答えをしっかりとする姿がとても微笑ましかったです。

 さすがに帰り道は疲れが見られる子もいましたが、全員が無事に歩いて学校に戻ってきました。学校に戻ってきた子どもたちはそれぞれ「ふりかえりシート」を書きました。子どもたちからは「やまからごろごろしてたのしかったです。」「こうえんのいりぐちで、きれいなおはなをみつけました。」「ともだちとおにごっこをしてたのしかったです。」等の感想が出ました。長い道のりを歩き切った達成感は、必ずこれからの学習や体験に生きてくることでしょう。

 1年生は入学から3ヶ月あまりしか経っていませんが、学校生活にも慣れ、また、運動会など大きな行事を経験したことで確実に日々成長しています。今回も「友だちを励ます姿」や「集団行動の際の交通ルール・公共のルールを守ること」「協力・あきらめずにやり遂げる」等の点で、立派に成長している様子を見せてくれました。今回得たこの経験を、2学期に実施を予定している校外学習等にも是非活かしてほしいと思います!

2年生ザリガニ釣り

 6月26日(水)に2年生は谷津田にザリガニ釣りに出かけました。これは、生活科の「生きているってすごい」の授業の一環として、学区にある谷津田の自然と生き物を観察し、自然や生き物を大切にする気持ちを育むことを目的としています。

 本校がいつもお世話になっている我孫子市役所手賀沼課の職員の方々も駆けつけてくださり、色々とアドバイスをいただいて、いよいよザリガニ釣りの開始です!

 「大きな声や足音がするとザリガニは出てきません」とお話があったので、子どもたちはみな糸を垂らすと、静かにザリガニが現れるのを待ちました。少しずつ出てくる様子が見られ、ハサミでエサをつかむのですが、焦って竿をすぐ引き上げようとするとザリガニはハサミをパッと放してしまい、なかなか釣れません。釣り方のコツを覚えた子どもたちは、辛抱強く釣りに取り組みました。釣れない子も何度もあきらめずに挑戦していました。釣れた子に「すごいね!」と声をかけたり、釣れた子はまだ釣れない友達にアドバイスをしたりする姿がとても微笑ましかったです。

 結果はというと… ↓こんな感じです!

 子どもたちからは、「釣れなかったけどまた来たいな。」など、意欲的な感想も出ました。釣りが終わるとお手伝いくださった方々にお礼をして学校へと戻りました。

 子どもたちには、この経験を通して、自然と生き物を大切にする心を育んでほしいと思います。

6年生校外学習

 6月25日(火)6年生は、校外学習として国会議事堂や科学技術館に行きました。

 今回の校外学習の子どもたちのテーマは、「政治や科学について、自分のこととして考え、身近な生活につなげること」でした。「科学技術は自分の暮らしにどのように役立っているのか」「政治は自分の生活とどのように結びついているのか」、展示から考えることが大切です。

 どの見学地においても「本物」の技術、「本物」の社会の様子を見ることができ、子どもたちの心にも強く残る学習になったのではないかと思います。「体験」や「本物」に勝る教材はありません。この日の「感動」を忘れず、次の学習により一層意識を高く取り組んでいく、エネルギーにしてほしいと思います。

 是非ご家庭においても、子どもたちから当日の様子をたくさん聞き、これからの生活の中で科学や政治について話題にしてください。

5年生林間学校⑨

 午後は急な予定変更となりましたが、まずは予定通り退所式を行いました。お世話になった施設の方に、感謝の気持ちを伝えました。退所式の後は、室内のレクリエーションに子どもたちは皆意欲的に、そして楽しく取り組みました。「伝言ゲーム」「新聞紙をできるだけ長くつなげる」「紙飛行機チャンピオン決定戦」など、協力したり個人で工夫したりして大いに盛り上がりました。

 学校に帰って来てからは到着の会を行いました。2日間の活動を終え、さすがに疲労の色は隠せませんでしたが、最後までしっかりと話を聴く姿に成長を感じました。

 天候の影響で出来なかった筑波山登山や体験活動、思い通りの結果や味にならなかった野外炊飯など、いつも通り「有る」ことが「難し」かったことから、普段の安心安全で平和な生活がいかに「有難い」ことか、自身に関わってくださる全ての人やことに、感謝をするよう話しました。様々な人との関わりや多様な経験をすることで、これからも大きく成長していってほしいと思います。

 林間学校まで体調管理や準備にご協力いただいた保護者の皆様、実施にご尽力くださった関係者の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました!

5年生林間学校⑧

 野外炊飯(カレーライス作り)

 カレー作り担当、飯盒でのごはん作り担当、かまどでの火起こし担当に分かれて作業に取り組みました。「なかなか火が着かないよ」「ごはんを炊くのに水の量はこれで大丈夫かな」「水カレーになったらどうしよう」など、あちらこちらから声が聞こえてきましたが、話し合いを通してしっかりと協力をしていました。出来上がりはというと・・水っぽいカレーや固いごはんの班もありましたが、みんな笑顔でカレーライスを食べていました。

 その後、すすが着いた鍋や食器を洗って片付け、これから午後の活動に移ります。予想以上の大雨のため、予定していた釣り体験や竹細工作りは安全確保が出来ないと判断し、残念ながら中止にしました。引き続き手賀の丘青少年自然の家での活動(オリエンテーリング)を続けます。

5年生林間学校⑦

 おはようございます!林間学校2日目がスタートしました。昨晩はぐっすりと寝た子どもたち。起きてきた子どもたちは皆元気です。洗顔など朝の支度を済ませ、荷物の整理、清掃も終えて朝食も先程済ませました。これから退室のチェックを受けて、野外炊飯活動に移ります。

 朝食前から雨が降り始めました。今日の行程にも影響が。臨機応変に対応していきます。