校長室から

2020年7月の記事一覧

校長室から 7/28 1学期あとわずか

 7月28日となり、梅雨末期と言われていますがまだまだ明ける気配はありません。高校や中学校の夏季大会代替試合がそれぞれに行われ、多少、季節の区切りがつきそうに感じています。本来であれば、今日は、夏休みに入って1週間というところ。あまり暑くないので、学校に来ていてもいいかなという感覚にはなりますが、31日までと言われると長く感じたりするのではないでしょうか。
 さて、先日、高校野球の交流試合を応援(子どもの送迎)に行ってきました。北小出身の先輩も活躍していて、勝敗にかかわらず、一生懸命プレーする姿に感動を覚えました。たまたまそこに、知り合いの高校の先生が役員としていらしていたので、次のような話をしました。この高校生の交流試合を応援に来られない人のためにテレビで放映しています。それを見た視聴者から、「ベンチ内が密になっている」、「大声を出していいのか」などという苦情が多々寄せられているということでした。検温や距離をとっての入場、ベンチ内の消毒、前のチームが完全に退出してからの入れ替えなど、できるだけのことはやっているのにと、その方は、たいへん残念がっていました。感染リスクは低い方がいいに決まっています。本当に危険度が高いときには、少しのことでも許してはいけないことはわかります。そういうときには、学校生活も続けるわけにはいかないと思います。感染リスクが0になることは考えられません。しかし、新しい生活様式や一般的に言われている感染症対策を徹底することによって、可能な限りリスクを低く抑えながら実施することは、できないことではないと思うのです。児童は、鬼ごっこをしますしドッジボールもします。必要なことは、鬼ごっこやドッジボールをやめさせることではなく、鬼ごっこなどの後に、手洗いや手指消毒を徹底することだと思うのです。折角もどってきた学校生活。この学校生活をなんとか続けていきたいと考えています。ただ学校に来るだけというのは学校生活ではありません。その中で、いかに活動させることができるかが、今、問われているのだと思うのです。何ができるか、どうすればできるか、みんなが感染リスクと戦う中、先生方も日々悩みながら、努力を続けています。
 栃木県内では、感染がやや拡大している傾向があります。これ以上の拡大を防止していくためにも努力を続けます。引き続き、御理解と御協力をいただけますようお願いいたします。


昼休み元気に遊ぶ児童

校長室から 7/21花を愛でる

 今日は7月21日、例年であれば夏休みが始まる日ですが、今年はあと10日間1学期があります。梅雨のジメジメにも負けず、子どもたちは元気に登校しています。今、北小では朝顔やひまわり、ベゴニアといったいろいろな花が咲き、色とりどりに学校を飾ってくれています。それぞれの花を丁寧に育ててくれたみなさんに感謝しています。
 そのことばを聞いたのは6月末だったでしょうか。校舎東側の花壇に6年生を始め数人の児童が集まっていたので、どうしたのか尋ねてみると、「紫陽花がきれいだったので見に来ました。」ということでした。何気ない一言でしたが、とてもうれしく感じたことを覚えています。この3か月ほど不自由な学校生活でしたが、花を愛でる子、虫や蛙を逃がしてあげる子、落とし物を拾って届ける子など、心の成長が見てとれます。また、特に上級生が下級生に対して、「1列にきちんと並ぶんだよ。」とか「しっかりあいさつするんだよ。」とか「時間いっぱい掃除をしてください。」などの働きかけをするなど、とても素晴らしいと感じています。特に6年生は授業態度やあいさつがきちんとしていて、北小のリーダーとしてたいへん立派です。学校という場所は、子どもたちが、生活を通じて、どんどん成長していくところです。中でも、下級生は上級生の姿を見て行動の基本を学ぶことが多いといえます。素晴らしい上級生に感謝です。
 子どもたちのちょっとした変化に気づき、認めてあげることは、大人の役目であるように思います。それによって子どもたちの自己肯定感が高まっていくといえます。子どもたちの成長を、日々、楽しみに見ていきたいと思います。

校長室から 7/17梅雨明けはいつ?

 6月11日に関東地方が梅雨入りしてからもう1か月以上が過ぎました。各地の豪雨に加え、毎日のように雨が降っているので、今年の梅雨は長いように感じます。でも、梅雨明けの平年日は、来週の7月21日のようです。実は、梅雨入りが平年より3日遅かったので、これでもまだ長いわけではないんですね。来週には梅雨明けの兆しがあるような予報が出ています。実際はどうなるかわかりませんが期待したいものです。この後、並外れて暑くなるのは困りますが、早く梅雨明けしてほしいですね。
 北小の休み時間は、外で元気に遊ぶ児童の姿が見られます。ブランコや一輪車、サッカーなどうれしそうに走り回っています。外で運動するときには、マスクを外してよいことになっています。熱中症が心配されるときには、放送でマスクを外すよう案内をしています。室内ではマスクをきちんとつけるよう指導しています。暑くなってきたせいか、時折、鼻を出している児童が見受けられます。もうしばらくマスクと共に過ごすことが日常となるよう学校でも呼びかけますので、御家庭でもアドバイスいただければと思います。
 雨の多い毎日ですが、なぜか休み時間になると、児童の願いが通じるようで、外で遊べるように雨がやんでちょっと晴れてくることが多いように思います。熱中症にはくれぐれも気をつけさせ、学校での楽しい時間を過ごさせたいと思います。


校長室から 7/16シロツメクサ

 朝、ラビットスペースの芝生の上で児童のみなさんの登校を待っているとき、よく見ると、シロツメクサの花が咲いていました。。ところどころに、固まって葉を出しており、そのいくつかに数輪の花をつけていました。
 シロツメクサはクローバーといった方がなじみが深いかと思います。私が小中学生のときですからだいぶ昔になりますが、そこかしこにシロツメクサの群生がありました。よくやったことは花冠作りと何と言っても四つ葉のクローバー探しです。今の子どもたちもやっているのでしょうか。シロツメクサにも花言葉があります。『幸福』や『私を思って』など、良いイメージのものが多いですが、中には『復讐』という恐ろしいイメージのものもあるそうです。また、葉の数によっても違っており、四つ葉のクローバーにはイメージ通りの『幸福』という花言葉があります。四つ葉のクローバーが見つかる可能性は、0.01%~0.001%だとか。なんと、1万枚から10万枚に1枚ということになります。本当に見つかると幸せになれそうですね。ラビットスペースにもありますよ。実は見つけちゃいました。多くのみなさんの幸せにつながるといいと思っています。


校長室から 7/14広がる支援の輪

 本日3、4時間目、5年生の家庭科の授業にMV(町マスターズボランティアプロジェクト)の2人の先生が授業支援に入ってくださいました。ボタンをつける授業でしたが、1人1人に細かなアドバイスをしていただきました。ありがとうございました。
 また、先日お願いしました消毒・清掃ボランティアですが、こちらも多くの保護者の方に御協力をいただいています。昨日13日は6人、本日14日は8人の方に御協力いただきました。また、3人の方に雑巾の寄付をいただきました。急なお願いにもかかわらず、快くお手伝いいただき、たいへん助かっています。本当にありがとうございます。
 芳賀北小学校が、地域のみなさんに支えられて学校生活が送れていることを、改めて強く感じました。今後もいろいろお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

校長室から 7/13消毒・清掃ボランティア

  新型コロナウイルス感染症予防のため、放課後先生方が残って、毎日、教室の机・イス等の消毒やトイレ清掃を行っていました。コロナ対策のために増えた業務で、それが終わらなければ、明日の授業の準備やテストの丸付けもできません。正直なところ、たいへんな作業です。それを知ったPTA本部役員の方が声をかけてくださり、お子さんを迎えに来た時間等を利用して、教室の机・イス等の消毒やトイレ掃除を手伝ってくださいました。本当に助かっています。
 この消毒・清掃ボランティアについては、PTA会長さんからの通知が10日に配られました。趣旨を御理解いただき、みなさんに助けていただきたいという学校の思いを代弁していただいたものです。ボランティアは、できる人が、できることを、できる時間に、そして無理をせずに、ということが大切です。負担に感じてしまうと長続きしません。もちろん、やらなくていい仕事をやるわけですがら、負担がないわけはありません。それでも手伝っていただけることに、本当に感謝しています。もしそういった時間がとれるという場合に、ちょっと様子を見に行ってみようかなくらいの軽い気持ちで手伝っていただけませんでしょうか。毎日の業務なので、人数が増えると助かります。児童が、学校が、保護者が、みんながWIN,WINになる関係が築けるとありがたいです。
 なお、新型コロナウイルス感染防止の観点から、保護者の皆様だけに限定してお願いしています。勝手なお願いで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。





校長室から 7/10インコの鳴き声

 朝、児童のみなさんの登校のとき、校舎西側の小鳥小屋からは「チッチッチッ」というにぎやかなインコの鳴き声が聞こえてきます。青、緑、黄色といった鮮やかな色が見え、かわいいなと思わず近づいて姿を見ようとすると、驚いたのか「ピッ」と鳴いて、上端のほうに飛んで隠れてしまいます。一体どう感じて、なんと鳴いているのでしょう。慣れない私の思いはなかなか通じないようです。
 実は、4月当初から、何羽いるのかなと数えています。ときには10羽、ときには8羽、ときには7羽、一体何羽が正解なのでしょう? ある日の朝、数えてみたら13羽! 今までで最高記録!! ちょっとした喜びでした。先生方や児童のみなさんに聞いてみると、「15羽くらいかな?」とか「20羽くらいに増えたようなことを聞いたことあるなあ」とか「屋根の隅にかくれていてよくわからないなあ」などさまざまでした。
 来校した際、もし気になったら数えてみてください。餌場や水飲み場に降りてきそうな時間帯や枝で休んでいる時間帯などがわかると、楽しいし、数えやすいですよね。ただそのときにはくれぐれも脅かさないように近づいてください。慣れない人に対しては、かなり臆病のようなので。


校長室から 7/7今日も雨

 7月7日(火)、今日は七夕ですが、梅雨の真っ只中ではなかなか晴れてくれませんね。そんな中、先週の7月3日から九州地方を中心に降り続いた豪雨はたいへんな被害をもたらしました。この豪雨によって犠牲になった多くの方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被害に遭った多くの方々に心からお見舞い申し上げます。
 さて、栃木県でも、大きな被害こそ出てはいませんが、雨が続いています。今から遡ること5年、2015年9月に、栃木県でも大きな被害が出たことがありました。台風とそれから変わった温帯低気圧の影響だったと思いますが、線状降水帯ができ、鬼怒川水系と小貝川水系で河川の氾濫など大きな被害になったと記憶しています。栃木市や、茨城県常総市の浸水被害は大きなニュースにもなりました。浸水した家の中には、私の知人宅もありました。
 芳賀北小がある芳賀町は、比較的災害の少ないところではありますが、集中豪雨が増えた現在は大丈夫とは言い切れません。もしそういった被害が出る可能性が出てきたとき、私たちはどこにどう避難すればいいでしょうか。身近にはいろいろな危険が潜んでいます。9年前の東日本大震災は記憶に新しいと思います。また、今から34年前の1986年には、茂木町の逆川が氾濫し、市街地では軒先まで水が来たという話を聞いています。いつどこで被害が起こるかわかりません。被害が起こっていない今だからこそ、そのときどうするかを考えておくべきだといえます。災害は起こらない方がいいに決まっています。しかし、起こらないことを願って対策を考えないわけにはいきません。起こってからどうするか考えているのでは遅いからです。ちょっと重い話になってしまいましたが、この期を捉え、家族で話してみてはどうでしょうか。
 今日、七夕の夜。夜空にきれいな星空は見られるでしょうか。織り姫、彦星の壮大なロマンを感じつつ、久しぶりに雲のないきれいな星空を見てみたいものですが・・・。 

校長室から 7/3梅雨明けが待ち遠しいですね

 7月に入りました。栃木県内では、中学校や高校の部活動で、県内の活動に限りますが、対外試合が解禁になったようです。小学校でも同じように解禁になったと聞きました。やっとここまで回復したという喜びと、感染者がまた少しずつ増えてきている現状を考えて心配になる気持ちと、両方の気持ちがありますが、できるだけ対策をしっかりと行い活動していきたいと思っています。
 そんな中で今日、3日(金)に、5年生の「生き物調査」が行われました。梅雨の晴れ間で少し暑かったですが、児童は大人の方のアドバイスを受けながら、大喜びで生き物を探していました。中には、カエルなどが苦手だと話していた児童もいましたが、それなりに楽しんでいたように見えました。芳賀北小学校の周りは、生き物の宝庫ですね。活動に御協力いただいた芳志戸環境向上推進会議のみなさん、平成理研のみなさん、本当にありがとうございました。
 前述したように、いろいろな活動が再開されていますが、4日(土)は雨の予報で、残念ですが外の活動はできないかと思います。来週も天気はぐずつく予報となっています。梅雨が終わればもっと暑くなるとは思いますが、カラッとさわやかに晴れる日が待ち遠しいですね。


校長室から 7/1 7月になりました

 気がつくともう7月、2020年も折り返しとなりました。梅雨がまだ明けず、ジメジメして気温が高かったり低かったりと健康維持に苦労する毎日ですね。個人的には暑い夏が好き(といってもあまり暑いのは困りますが)なので、早く梅雨が明けてほしいと思っています。また、今日からスクールバスの早便遅便が逆になりましたが、スムーズに登校できたようで安心しました。
 昨日の6月30日は、管理訪問といって、教育委員会や教育事務所の方が6人ほど北小を訪問し、授業を見たり、先生方と面談したりしました。この訪問は、新しく管理者や教職員になった先生方の様子を見に来る訪問ですので、私や教頭先生も面談しました。最も大変だったのは初任者の先生でした。本校には、永井先生と金田先生という2人の初任の先生がいます。2人とも緊張した面持ちでこの日を迎えたのですが、しっかりと面談していたようです。また、永井先生は、研究授業として3年2組での授業を参観していただきました。その授業を私も参観したのですが、しっかりと課題に向き合い、手を上げ、はっきりと発表する児童の姿が見られ、たいへん頼もしく思いました。本校で行っている「学び合い」の授業が、少しずつ実を結んでいることを実感しました。緊張する先生を助けようとしているようにも見えました。とても素晴らしかったです。今後も『みんなでわかる、みんながわかる』を目指して、「学び合い」の授業を充実していけるといいですね。