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令和7年度
第1回対県正式協議
6月20日(金)に令和7年度第1回対県正式協議を実施しました。栃管協からは、鍋谷会長を始め15名の役員が出席しました。県教委からは、武藤教育次長(管理)・大髙教育次長(指導)を始め13名が出席しました。
鍋谷会長は、冒頭に「栃管協会員は、『とちぎ教育ビジョン』に謳われている基本理念『とちぎに愛情と誇りをもち、未来を描き、ともに切り拓くことのできる、心豊かでたくましい人を育てます』を具現化すべく、懸命に職務に専念しています。しかし、授業改善はもとより、教職員の働き方改革、いじめや不登校、保護者対応など、多岐にわたる課題が山積しています。そのような中、教育界において最も危惧されることは教員志望者減少の問題です。県内では、差異はありますが、県費負担教員の欠員を抱える学校も生じています。また、臨時採用教員も不足している学校があるのが現状です。教員、そして学校のパフォーマンスを高めるためにも、人的な確保はとても重要です。私たちには、教育専門職であるというプライドをもち、後に続く教師のために道を拓くという責任があります。本日の協議におきましても、数多くの要望をさせていただきますが、どれも欠かすことができない重要なものです。どうか現場の声をお聞きいただきたいと思います。」と挨拶し、思いを県教委に伝えました。
協議では、県教委に対して栃管協から現場の実態を交えて、要望を詳しく説明しました。
メモを取りながら現場の生の声に耳を傾ける県教委 現場の困り感を具体的に伝える役員
令和7年度は、給与勤務条件の維持改善で10項目、活力ある教育環境の整備12項目、福利・厚生の維持改善で2項目の計24項目の要望を県教委に対して行いました。詳しくは、総会要項の令和7年度運動の具体的取組をご覧ください。
協議の終わりに、鍋谷会長は、「本日は、私たちの要望をお聞きくださり、ありがとうございました。要望の中でもお伝えしましたように、現場では、厳しい環境の中にあっても、「栃木の子供たちのために」という思いを胸に、懸命に教育活動に取り組んでいます。その栃木の教員を県教委の皆様にバックアップしていただくことは、私たち教員の働き甲斐につながります。最終的には、栃木県の先生として働いてみようという若者も増えることにもつながると考えます。 県教委としてより前向きな姿勢を会員にお示しいただくことで、現場で安心して教育活動に専念できます。第2回の対県正式協議では、私たちの要望を活かした回答がいただけることを期待して、御礼の挨拶とさせていただきます。」と締めくくりました。
第2回対県正式協議は、11月17日(月)に行われます。今回の協議の要望事項に対して県教委からの一括回答があります。結果につきましては、HPや会報179号でご報告させていただきます。
第42回全日教連定期大会
6月8日(日)に全日教連定期大会が開催されました。栃管協からは、役員・代議員・オブザーバー含め12名が参加しました。
挨拶する全日教連渡辺委員長
来賓挨拶
監査報告をする栃管協石川元副会長
質問する栃管協町田次長
提案されたすべての議案は、代議員の承認を得ました。
今年度の管理職員部の活動については以下のとおりです。
<目標>
1 教育環境と職場環境の改善・整備
2 管理職員の権限の拡充と待遇改善
3 管理職員(候補者を含む)の資質・能力の育成・向上
4 管理職員部の活動の充実
<具体的取組>
1 教育環境と職場環境の改善・整備
(1) 令和の日本型学校教育構築のための人的配置の拡充
(2) 個別の支援を要する児童生徒に対応できる学校施設の整備及び教員配置の更なる充実
(3) 副校長及び教頭の枠外配置を含めた教職員定数改善計画の実現及び指導時間数の上限の設定
(4) 安全で安心な学校を実現するための外部組織との連携の充実
2 管理職員の権限の拡充と待遇改善
(1) 校長の裁量権の拡充
(2) 管理職の給料表及び管理職手当の給与への算定見直し
(3) 職種の希望に応じた再任用制度への見直し
3 管理職員(候補者を含む)の資質・能力の育成,向上
(1) アセスメント及びファシリテーション等に関する研修の充実
(2) 組織マネジメント及びセルフマネジメント研修の充実
(3) 分散型リーダーシップに基づく学校組織運営に関する研修の充実
4 管理職員部の活動の充実
(1) 管理職員に関わる自治体ごとの制度等の情報収集
(2) 管理職員の加入促進による組織拡大と未組織地域での組織結成への支援
(3) 国や地方の関係諸機関に対する要望活動の充実
代表委員会
6月7日(土)に代表委員会を開催しました。
代表委員会は、地区及び市町村の活動状況や会活動の意見交換等を連絡協議するために行うものです。
今年度の栃管協の具体的取組や行事予定、補助金の説明と全日教連教育新聞や教育創造の配付のお願いをしました。
要望についての御意見等も伺いました。
代表委員会終了後に、「一人職である養護教諭の替わり入った経験の無い養護助教諭を支援する事務の共同実施のような仕組みができないか。」「特別支援学級の担任は、誰もが経験するようにできないか。」「管理職のアドバイザー的ポジションに、役職定年後の先生が就けるように。」等々の御意見をいただきました。会員の皆様の声をできるだけ要望に生かせるように、理事会等で検討して参ります。貴重な御意見をありがとうございました。
第2回理事会
6月22日(木)に第2回理事会を開催しました。
第2回理事会は、6月20日の第1回対県正式協議の役割分担と令和8年度教育予算要望についてが、主な協議事項でした。
理事の皆様からの意見を元に、現場の声を知事・県議会・県教委に届ける内容を検討していきます。会員の皆様からも要望に対するご意見があれば事務局までお寄せください。
第1回専門部会
5月27日(火)に第1回専門部会を開催しました。
第1回は、調査部と広報部の合同開催です。全8地区から選ばれた専門部員の皆さんに御参加いただきました。
調査部と広報部に分かれて、今後の活動について話し合いました。
調査部は、学校現場の様々な問題についてアンケート調査を行い、実態を把握し、それを要望活動に繋げていく重要な役割を担っています。第1回では、どのような調査をすれば良いか話し合いました。
広報部は、年3回発行する会報誌の校正や執筆者の依頼、今後の予定等について確認しました。会報誌も、栃管協の活動内容を会員にお知らせする重要な役割を担っています。調査部で行ったアンケートの結果や考察、対県協議の結果報告等も行います。
第1回理事会
5月22日(木)に、第1回理事会を開催しました。
挨拶する鍋谷会長
今年度初めての理事会ということもあり、自己紹介をしてから会務報告後に協議に入りました。協議内容は以下のとおりです。
(1)協議事項
① 令和7年度栃管協運動目標について
※今年度の重点目標等について話し合いました。
② 対県正式協議(交渉)について
③ 令和7年度行事予定について
(2)報告事項
① 全日教連・教文研関係の行事について
② 代表委員会について
(3)その他
いよいよ令和7年度が実質的に動き出しました。まずは、6月20日の第1回対県正式協議に向けて準備を進めてまいります。
第3次中央要請行動
全日教連の一員として、5月19日(月)・20日(火)の両日に、第3次中央要請行動として、国会議員への要望活動を行いました。
要望内容は以下の通りです。
1 きめ細かな指導と円滑な学校運営を行うために、学級編制標準の引下げと教職員定数の改善を図る こと
2 学校における働き方改革の一層の推進を図ること
(1)支援人材(教員業務支援員、副校長・教頭マネジメント支援員、部活動指導員、スクールカウン セラー、スクールソーシャルワーカー等) 配置の拡充を図ること
(2)「学校・教師が担う業務に係る3分類」に基づき、役割分担や適正化を推進すること
3 教師を目指す優秀な人材の確保や教師不足解消のため、管理職手当、特殊勤務手当等の諸手当を含 む処遇の改善を図ること
4 教師のメンタルヘルス対策や支援体制の整備に取り組む地方自治体への助言や伴走支援体制の整備 を図ること
5 教育 DXの更なる推進のため、安定した通信環境の整備や教育データの利活用が行える環境整備の 支援を図ること
6 児童生徒の、安全・安心な学校生活を保障するために必要な環境整備を図ること
7 地方財政措置された教育に係る経費について、確実に予算化するよう地方公共団体に促すこと
8 教育の地域間格差を解消するため、憲法に教育に対する国の責務を明記する等、学校教育の更なる 充実に向けた法整備を進めること
特に1~3については、重点要望として現場の実情を訴えて参りました。今後も、全日教連の一員として関係省庁や国会議員等への働きかけを続けて参ります。
全日教連評議員会
5月18日(日)に東京の都市センターホテルにおいて、全日教連評議員会が開催されました。栃管協からは、評議員の大金副会長が出席しました。
挨拶する全日教連 渡辺委員長
評議員会では、第42回定期大会の議案書の内容を協議し、大会に提案することが評議員によって承認されました。
議案を説明する全日教連 谷下事務局長
栃管協は、今年度も全日教連の一員として、会員の皆様の声を国に届けて参ります。現場の困り事は多々あると思いますので、栃管協事務局や栃管協役員にご連絡ください。
第60回定期総会
5月17日(土)教育会館大ホールにおいて、第60回定期総会を開催。代議員と役員併せて約200名に参加していただきました。
運営委員(八木澤孝行校長、小松原美香教頭、松浦敏夫校長)の先生方には、滞りなく総会を進行していただきました。
選挙管理委員会報告 齊藤和久 選挙管理委員会委員長から、令和7年度の役員選挙の結果、全員が信任されたことが報告されました。
総会次第
1 開会宣言 ・・・・・・・・ 福田副会長
2 国歌斉唱
3 会長あいさつ ・・・・ 鍋谷新会長
4 来賓祝辞 ・・・・・・・・ 県教育長、全日教連委員長、栃教協会長
県教委 大髙教育次長 全日教連 渡辺委員長
栃教協 熊倉会長
<来賓紹介・祝電披露> ・・・・・・・・ 芝副会長
5 議長団選出 ・・・・・・ 松本敦夫校長、宮崎 哲校長、久保 等校長
6 議事録署名並びに書記委嘱
議事録署名 ・・・・・・・・ 大場賢治校長、清水敬信校長
書記 ・・・・・・・・・・・・・・ 市川文人校長、岸敦子副校長
7 令和6年度会務報告及び活動経過報告 ・・・・・・ 吉田事務局長
8 議事
(1)第1号議案 令和6年度一般会計決算に関する件 ・・・・・・・ 福田副会長
会計監査報告 ・・・・・・・ 髙橋監事
福田副会長 髙橋監事
(2)第2号議案 令和7年度運動目標に関する件 ・・・・・・・・・・・ 猪瀬副会長
(3)第3号議案 令和7年度一般会計予算に関する件 ・・・・・・・・ 安藤副会長
(4)第4号議案 役員選挙規則附則改正に関する件 ・・・・・・・・ 吉田事務局長
9 議長団退任
10 新旧役員紹介
・退任役員紹介(事務局長)
・退任役員に感謝状並びに記念品贈呈、退任役員代表挨拶(代表:内村前会長)
内村前会長に感謝状を渡す鍋谷新会長 退任者代表挨拶をする内村前会長
・新役員紹介(事務局長)
11 閉会宣言 ・・・・・・・・ 大金新副会長
予定された4つの議案はすべて承認され、令和7年度が正式にスタートしました。全会員に総会要項は送付いたしましたので、詳しくはそちらをご覧になってください。
今年度も栃管協の目的達成に向けて、役員一同活動に取り組んで参りますので、会員の皆様には今後ともご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
全日教連専門部会
5月11日(日)に全日教連専門部会が開かれ、令和7年度の西海副会長と猪瀬副会長が参加しました。
全日教連渡辺委員長の挨拶 全日教連の歌を歌う専門部員
部会に先立ち全体会(委員長挨拶、全日教連役員紹介等)が行われ、その後、青木 康太朗 氏(國學院大學 人間開発学部子ども支援学科 教授)に、 「体験活動を通じた子どもの育ちと学び」と題したご講演をいただきました。
その後、各専門部に分かれて、令和7年度専門部活動の計画や文科省要望方針の検討等を話し合いました。栃管協は、管理職員部に参加しています。
翌12日(月)には、話し合った要望書を持参し、専門部の代表が文部科学省に要望活動に出向きました。