日々の様子

2021年6月の記事一覧

4年生 多摩川ガサガサ

4年生の「総合的な学習の時間」、川は自然の宝箱の2回目の多摩川での学習です。
今日の内容は、「ガサガサ」。
字の通り、ガサガサと騒がせて生き物を追い立てて捕獲することで、多摩川の生態を観察していこうというものです。
どっぷりと川に入りますので、今日は大人の協力がたくさんです。
担任、講師の方々、ボランティアの学生、保護者の皆様と、総勢15名で子供たちをバックアップです。

多摩川・大栗川合流点に着いて、講師の先生方の紹介と説明を受けた後、早速身支度です。

さて、いよいよ川に入っていきます。
最初はみな恐る恐るですね。

そして、その川の中で集合し、今日の本題「ガサガサ」のやり方を聞きます。

さあガサガサのスタートです。
安全のため、全員ライフジャケット、靴を装着。必ず2人組のバディで行動します。
はじめは勝手がわからず、スロースタートでしたが、慣れてくるとどんどん行動範囲を広げ、深いところへもガシガシ入っていくようになっていました。
でも今年の4年生はどちらかといえば慎重派でした。
 

後半、いつもの年のごとく、ライフジャケットがぷかぷかと浮くことに気付いて川流れをする子供たちが出始めました(笑)。
これも大切な体験です。ライフジャケットを着けていても、そのライフジャケットの有効な使い方を知らなければ宝の持ち腐れです。


そうこうしているうちに、「水辺の楽校」の講師の方が、みんなに浮き方を教えてくれました。みんなで浮かんでみます。
非常事態が生じたときには、今日のことを思い出して体力を温存して助かる方法を考え行動しましょうね。


川から上がって、着替えます。
女子は、特設テントの中での着替えです。
着替え終わった子供から、水槽に移してある今日捕獲できた生き物を観察します。
みんなで水槽を取り囲んで、なんだかとてもかわいい子供たち。
 

確認できたら生き物は、
魚が、カワヨシノボリ、タモロコ、アブラハヤ、カワムツ、オイカワ。
その他が、ドジョウ、ヒガシシマドジョウ、カワリヌマエビ、ナマズ、ハグロトンボノヤゴ、スジエビ。
結構たくさんの種類が取れました。
まだ時期が少し早めだったからか、大きさは全体的に小さなものが多かったです。
最後にメイン講師の多摩川の生き物博士の宮田さんから話を聞いて終わりました。

種種の生き物が取れたのですが、宮田博士によると、放流してしまった外来種と在来種との交配がかなり進んでいて、特にカワリヌマエビなどは、色とりどりになってきてしまっているとのこと。
確かに今日も、緑色、朱色、青、水玉模様と、熱帯魚屋で見るようなカワリヌマエビが取れました。・・・

付き添いしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
4年生は、次は7月9日(金)に、バスで多摩川の河口見学に行きます。


学校公開 参観マナーのご協力に感謝いたします

今日は学校公開でした。
混乱なく終えることができました。お子様の学習の様子はいかがでしたでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための参観マナーのご協力に、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

4時間目は公開はしませんでしたが、全学級で「セーフティ教室」を行いました。
「セーフティ教室」は、社会の様々な事件や事故などから自分の身を守るための知識や行動を学ぶための授業です。
朝の会や帰りの会など、日常的な学級指導でも随時行っていますが、年一回集中的に学ぶというのが「セーフティ教室」になります。
学年に応じた興味や立場に応じた、それぞれの内容で授業が行われました。

1,2年生は不審者から身を守ることを学びました。
「いかのおすし」が基本です。←お子さんに聞いてみてください。
 

3,4年生は「万引き」です。
誘惑に負けないことや、その場にいた時にどうするのか、などを学びました。
万引きは犯罪です。絶対にしてはいけません。
 

5年生はスマートフォンの使い方についてです。
インターネットを介して、さまざまな危険が潜んでいます。
同時に、依存症にならないことも重要です。
学校では、不必要なスマートフォンの所持や買い与えは勧めません。
 

6年生は薬物についてです。
薬物犯罪が青少年に広がっています。
以前、聖蹟桜ヶ丘や多摩センターでも未成年の薬物取引がありました。
巧妙な誘惑に乗らないこと、中毒性についてよく知っておくことで、自身を危険から回避することなどを学びました。

【再掲】6月19日(土)学校公開のお知らせ

6月19日(土)に学校公開を行います。
緊急事態宣言下ということもあり、感染拡大防止の観点から、以下の参観の約束へのご理解・ご協力をお願いします。

(1)4月の学校公開と同様、各ご家庭1名のみの来校としてください。
(2)参観できる授業時間は1時間のみで出席番号で区切らせていただきます。
(3)ご出席の際には、「学校公開のご案内」の用紙の【検温票】に体温を記入してお持ちください。
(4)前2 週間のうちに37.5°以上の発熱があった方や、当日37.0°以上の発熱がある場合は、来校できません。
(5)教室内や廊下、ロータリーなどでの立ち止まっての会話は、くれぐれもご遠慮ください。
(6)上履き、下履きを入れる袋をご持参ください。
(7)車やバイクでの来校はご遠慮ください。
(8)PTA の名札をご持参ください。

6月学校公開案内 .pdf

配布しました「学校公開のご案内」の裏面の参観できる出席番号が違っていました。
メールで訂正させていただいた出席番号となります。
訂正した正しい「公開授業一覧」はこちらです。↓

緊急事態宣言解除後の教育活動について

緊急事態宣言が6月20日で解除され、7月11日までまん延防止等重点措置に切り替わります。
多摩市の地域感染レベルは「3段階中2」で変わりありません。
引き続き、感染再拡大に注意を払って教育活動を進めていきます。

日常の教育活動については、宣言解除前と宣言解除後で変更はありません。

一方、遠足や社会科見学、移動教室については、宣言解除後は、原則、公共交通機関を使用しない場合(徒歩や借り上げバスでの移動)には、都内、都外に赴くことができます。
よって、7月1日(木)~2日(金)に予定しています5年生集団宿泊と、
7月9日(金)に予定しています4年生社会科見学は、実施予定です。

今後の感染状況によっても、実施が左右されます。
変更があった場合は、できるだけ早く、ホームページやメール配信などでお伝えします。
ご承知おきください。

校長先生の博物館②

校長先生の博物館を更新しました。
今回は、「製鉄」に焦点を当てています。
以前製鉄所に伺ったときに、説明を受けていただいたものです。


製鉄所の燃料は、石炭です。
安価で高温が出るので昔から利用されています。
ただ、石炭のままではさほど高温にはなりません。
質の高い鉄を高炉といわれるところで作るには、石炭を蒸し焼きにして濃い燃料のようにすることが欠かせません。これがコークスで、製鉄所や蒸気機関車などで使用されます。

子供たちや大人も、なかなか石炭にお目にかかることはありませんよね。
ぜひ学校公開の折にご覧ください。
手にしてみると、石炭、軽いのです。
小学校のときに、学校のストーブが石炭ストーブでした。
灯油に浸した石炭を、日直のときに朝取りに行った記憶があります。
年齢がばれますね(笑)。


その石炭を使用して作られるのが「鉄」。
原材料は鉄鉱石ですが、その鉄鉱石も固まりになって存在しているばかりではありません。
砂状や粉状、はたまたパウダー状。
集めて集めて、溶かして固めて貴重な資源を生かしてきたのです。
さて、その粉状のものを半分溶かしながら焼き固めたのが焼結鉱。
もっと細かいパウダー状のものを焼き固めたのがペレットです。


博物館を更新すると、「あれ、新しくなってる」と廊下でつぶやく子供たちの声が聞こえてきます。
立ち止まり、一通り説明を読んで手にしたり、磁石にくっつけたりと体感しています。
うれしいですね~。展示した甲斐があるというもの。
理科的なものが多くなりますが、なにか興味を持ってくれるといいなと思っています。


おや、廊下から声がかかりました。
声をかけてくれたのは4年生の男子です。
自分は石が好きで、いつも持ち歩いていると、筆箱の中のきれいな石を見せてくれました。

こんな小さな交流、なんだか幸せな気分になります。
見せてくれてありがとう!

1年生 交通安全教室 

1年生が交通安全教室で多摩川ほとりの交通公園まで出かけました。
小学生の交通事故を防ごうと、市内全小学校の1,2年生が受講しています。
連光寺地区も、細い道や坂道、荒れた道など、事故の要因となる環境が散見される地区です。
大人も子供も、日ごろから意識して生活する必要があります。
小学校でも、繰り返し繰り返し指導をしています。

さて、交通安全教室の様子です。
朝、天気が心配されましたが、登校時には雨も上がり、ぬれずに出かけることができました。
交通公園につくと、日差しが出てきて、むしろ暑いくらい。


1組と2組で分かれ、さらにクラス内も2つに分かれて活動です。
今回は2組についていきました。
まずは自転車に実際に乗って、交通ルールを体得しながらの走行練習です。
走り出す前に、タイヤの空気やブレーキの確認が大切なことを教えてもらいます。
 

さあ、確認も終えていよいよ走り出します。
曲がり角、横断歩道、信号、右折、と、一つ一つ丁寧に確認しながらの走行です。
 

 

別れた別のチームは、横断歩道の渡り方や交通ルールを学びます。
 

 

外での講習が終わると、室内へ移動です。
ここでも、繰り返し交通ルールの確認をします。
子供達には何回言っても足りないくらいです。本当に気を付けるんだよ!
最後に、マリオが扮した交通ルールを守るアニメを見て終わりました。
 

さて、この後、交通公園内で多摩川の風に吹かれながらおにぎり・・・・のはずでしたが、この怪しい雲と冷気が迫ってきていました。

携帯の雨雲レーダーを見ると、15分後に激しい雨を降らす雨雲が通過する予測になっています。
ちょうどその時に遠雷も聞こえてきました。

まずい!
あわてて帰りの支度をして、学校に戻って昼食をとることにしました。
大急ぎでバスに乗って、大栗橋あたりまで走ると案の定ぽつぽつと降ってきました。
バスを降りる頃には、大粒になってきました。
校舎内に入った途端、ザーザーと、いやもっとすごくゲリラ豪雨です。
間一髪でぬれずに帰ってこれました。

ミストの風を・・・


いきなりですが、これは何でしょう?
昨日の午後、用務員の竹内さんとちょっと工作をしました。

  

場所は昇降口を出たところにあるひさしです。
昨年、昇降口を出たところにテントを立て、ミストシャワーを設置していましたが、今年からは常設ミストシャワーにすることを計画。
暑くなってきたので、ちょうど良いタイミングです。
昇降口ひさしの天井部分に穴をあけ、ヒートンをねじ込みます。
そのヒートンに、ミストのホースをぶら下げるような形で設置しました。
 

ホースの設置が終わった後に、シャワー口の向きを調節して出来上がりです。
ちょうどその時通りがかった養護の高橋先生に、効果を体感してもらいます。


ほぼ計画通りに設置完了しました。
(写真ではミストがよく写らないのでわかりづらいです…)
子供たちの下校時、さっそく稼働させてみました。
子供たちは大喜び。なかなかこの場を離れようとしません(笑)。
この姿を見るだけで、嬉しくなります。


朝と帰り、暑い日には稼働させようと思います。
少しでも涼しさを感じて、楽しむことができれば、
暑さに負けずに元気が出るかな!(^^)!

PTA花壇整備 桜の丘学園窓清掃

PTA花壇ボランティアの皆さんが、校門の花壇の整備をしてくださいました。
入学式に合わせた花が植えてあったのですが、夏になり、さっぱりと模様替えです。
 
今日は、2階に設置してある暑さ指数計が「厳重警戒」を示すほど暑い日となりました。
(1階の暑さ指数は室内ということもあり「注意」でした)
暑い中、ありがとうございました。


また、午前中には、多摩桜の丘学園の高等部の生徒さんたちが、実習作業ということで校舎窓ふきに来てくれました。
半年に3~4回、定期的に来ていただき、1階の窓を本格的にきれいにしてくれています。
 



こうして学校環境を維持・整備してくださっている皆様のおかげで、気持ちよく過ごすことができています。
あらためて感謝申し上げます。ありがとうございます。

3年生 廊下は何m?

昨日の5時間目。
開け放している校長室の扉の向こうのろう下から、子供たちの喧騒が聞こえてきました。
何をしているのでしょう。


ろう下には、一本の巻き尺がありました。
なるほど、これは長さの勉強だな!と、すぐにわかりました。
3年生の算数で行っている「長さ」の勉強で、「m」の勉強です。
教室内の様々な部分の長さを図り、その後に教室を出た少しスケールの大きな計測になります。

50mの巻き尺では一気に測ることができません。
1本目の巻き尺をよーく伸ばし、ろう下にまっすぐと伸ばして置き、
その後に1本目の巻き尺の50mの部分と、2本目の巻き尺の0mの部分を合わせます。
これがなかなか難しい。


2本目をまっすぐ伸ばして置きますが、「あれあれ?」まだ足りません!
50mと0mを再び合わせ、3本目を置きます。


「えーっと」・・・
「50mが2本で100m。あと、3mと47cmだからぁ・・・」
「103m47cmだ!」


そう、連光寺小の2階のろう下の長さは、なんと103m47cmもありました。
「100m走だ、走ってみよう!」
「ダメダメ~」とすぐに静止が入りました(笑)。

ノートの記録にも、苦闘の跡がうかがえます。

オンラインやバーチャルがはやりの昨今ですが、
こうして実際に自分の体を動かして学んだことは、実感として残ります。
そして、「えーっと、小学校のろう下が103mだったから…」と、この体感が大人になった時の一つの自分自身の指標になるのです。
それが大事なのです。

全校朝会とタブレット端末

今年度、毎週月曜日の全校朝会は、月始めだけ外で全校児童が集合して行い、他の週は放送朝会にしています。
多学年の接触を少しでも減らすためです。

今週は、放送による全校朝会でした。
代表委員会の司会→校長の話→週番担当教員の話→連絡
という順で朝会は流れていきます。

児童が担当する部分は、もちろんしっかりと原稿が作ってあり、
全校児童の前で話したり、全校放送で話したり、
慣れないことでも緊張することなく、滞りなく進めるために必要です。

「連絡」になったとき、図書委員会の児童が、タブレット端末を取り出して画面を読みながら話し始めました。
原稿をタブレット端末の「ロイロノート」というアプリで作り、それを読んでいたのでした。
 

タブレット端末上で原稿を作れば、大勢でその原稿を確認することができますし、高学年であれば家のPCなどからログインしての加筆修正、推敲も可能です。
そして、基本タブレット端末は学校に保管していますから、「持ってくるのを忘れる」といった心配もありません。
(もっとも、どの端末からも自分のIDを入れれば見ることが可能ですが)
利便性、ペーパーレスといったICT機器の使用は、着実に進んでいます。
いや、むしろ、子供たちの方が教員よりもはるかに上手く活用している様子もあります。
図書委員会の児童の皆さん、素晴らしい~~~!!!


小学生のころ、やはり全校朝会で委員会で決まったことを発表しなければならなかったとき、自分の書いた原稿に先生が赤でたくさん修正を入れてくれました(ーー;)。
その後、清書することなく、そのままその原稿を使用しました。
朝礼台の上に立ったとき、あがってしまい、どこをどう読めばよいのか焦った記憶が蘇りました(~_~;)。

加筆修正が容易な電子原稿だったら、そういう緊張感もなくなるなぁ・・・なんてことを考えました。
「失敗をして学ぶ」という機会は減るのかもしれません。
しかし、原稿を作る手間を考えた時、確実に電子媒体を用いるほうが省力化できます。
それは、ICT機器の本来のメリットでしょう。
他の部分に力を割けるということにつながります。
同時に、失敗して強くなれるタイプの児童(人)と、そうでないタイプの児童(人)がいます。
失敗体験を減らすということも、教育上、必要なときがあります。

「子供を育てる」視点をブラさず、必要に応じて紙と電子を使い分けて教育活動を進めていくことが大切です。