校長日記

2020年12月の記事一覧

終業日のお話

令和2年12月25日(水)終業日
   
頑張った一年!これからの一年に勝利を

   今年は2学期制のため、いつものような終業式ではありませんが、冬休みを迎える最終日なので校長先生から少しお話をします。

 今年の思い出と言えば、もうコロナのことしか頭に浮かばないと思います。楽しみにしていた行事が出来なかったり、毎日体温を測ったりマスクをして不便な思いをしたりと我慢をすることが多かったことでしょう。

 しかし、当たり前のことが実はとても大切なのだということがわかりました。普通に暮らすことがどんなに大切なことなのかということもわかりました。そして、できることをどんどんやろうと考えて、様々な工夫をしてきたことも事実です。

 そんな中、今回急でしたが、医療従事者の皆様に対して「感謝の気持ち」「応援メッセージ」を全校児童で書くことになりました。校長先生は、今日までに書いてくれたみなさんのお手紙、メッセージを読みました。自分のこととしてしっかりと受け止め励ましや感謝の言葉を書いている人が多くいて感激しました。

 残念ながら「新型コロナウイルス」のために、今も世界中の人たちが苦しんでいます。
 
 日本でも同じです。コロナに感染した人は5万人にもなり、そのうち、578人もの方がすでに亡くなっています。
 有名なしむらけんさんもお亡くなりになりましたね。
 数が大きすぎてわからないかもしれませんが、もういつどこで誰が感染してしまうのか分からないほどです。

 そんな中、病院で働いている方々は、自分が病気になってしまうかも知れないという恐怖と闘いながら、お休みもあまり取れずに、一生懸命に患者さんを助けています。
 すばらしいことです。ありがたいことです。

 そんな病気の治療のために頑張ってくれているお医者さんや看護師さんたちに対して、信じられないことですが心ない言葉をかけている人もいます。人として、とても悲しいことで残念です。

「温かい心」は誰にも見えません。けれど「温かい心遣い」は見えます。
「やさしい思い」は誰にも見えません。けれど「やさしい思いやり」は見えます。「行い」によってはじめて見えます。
 みなさんは、正しい行いのできる子どもに育ってほしいと願います。今日、この心のこもった皆さん方の「お手紙」を届けさせていただきますね。

 さて、明日からは、約2週間の冬休みに入ります。大晦日やお正月もあります。いつものように自由には出かけられないかもしれません。
 しかし、楽しいことはいっぱいあるはずです。気を抜くことなく、健康に気を付けて、令和3年の年がすばらしいものになるようやさしい行いができるよう、正しい行いができる自分になるよう、新年のスタートを切ってください。

 最後の最後に、この1年間お世話になった方々やうちの人にも「ありがとう」の言葉と感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。
 今ここに自分がいるのは、自分以外の人たちの力や応援があるからです。

 来年1月8日始業日には、この場所で今のように、東寺方小の全員が1人も欠けることなく元気な笑顔で集まりましょう。どうぞ良いお年をお迎えください。

 これでお話を終わります。