校長室から

校長室から

無意識の力

  野田市は、前後期制ですので、半分を過ぎた今週から後期に入りました。土日祝の3日間のみでしたので、新たな気持ちでスタートするのは難しいかも知れませんが、後期を新たな目標を持ちスタートさせたいものです。
学校の持つ独特の「空気」を学校で生活する生徒職員みんながいつも楽しげに過ごしている、充実して過ごしている「空気」にしていきたいと思っています。
無意識に吸っている「空気」。それぞれの家庭にも特有の空気が流れているかも知れません。
その親や地域が作り出す環境という空気を何年も何十年も吸いながら育っています。我々の学校もしかり。関宿中学校の環境が作り出す「空気」が流れているのを無意識の力として大きく影響させていることでしょう。なんとなく勉強に励みたくなる空気。みんなが元気いっぱいで部活や特別活動に取り組みたくなる空気。みんなが夢や希望を持てる空気が出せると良いと思います。
関宿中学校は今、市内音楽会、文化祭、東葛駅伝大会、関小中フェスティバル等に向けて皆が多忙な日々を送っています。もちろん、受験や学力向上は一番の課題です。
何でもやる関宿中、小さな事でも全力で取り組む姿勢、そして多様な体験が豊かな人間性をつくると確信しています。無意識(空気)の土壌がよく耕され、肥沃な土地になり、すばらしい実をつけることを願っています。

和太鼓部フェスタ

9月30日和太鼓部によるフェスタが行われました。
和太鼓部は千葉県でも関宿中独特の取り組みで、地域の行事、文化祭等で発表します。
それぞれが、部活動を2つも持っていて、更にこの和太鼓部を運営・活動しているわけですから、練習時間の確保も難しいところです。
今日の発表では、創作和太鼓のみでなく、踊り、ゲーム、和太鼓体験コーナー等もあり、楽しい企画となりました。
お茶のコーナーがあり、お客様には生徒手作りのお手紙付きコースターセットが全員に渡され、至れり尽くせりでした。部員の表情からにじみ出る充実感を見ていると皆さんが幸せな気持ちになった時間でした。
特に、3年生の和太鼓部の人たち3年間の活動ご苦労様でした。ありがとうございました。

もうすぐ10月。残暑がなくなり、空の高さや夕方に吹く風に変化を感じます。また、秋と言えば
「月」が美しいとき。今年の中秋の名月は10月4日です。日本人は、花と並んで月が好きですね。
徒然草(吉田兼好)で
「花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ、見るものかは(花は満開の時だけを、月は曇りがないのだけを見るものであろうか、いやそうではない」
この文に続けて、兼好法師は、「降っている雨を見ながら、見えない月を慕うのも、しみじみと趣深い」と独特の美意識を展開しています。
人それぞれの感じ方ですね。
自分の経験を積み重ねることで感覚がみがかれ、自分の言葉を持つようになります。
獲得した言葉の数だけ感情を細かく分けることが出来、多様な視点を持つことが出来るものです。
様々な教育活動の場を捉えて、自分の思いを言語化する習慣をつけていきたいと考えています。
読書の秋の到来です。古来より、花や月を歌に詠み、文章を表した日本人に思いを馳せながら、あまり読まないジャンルの本を開いてみたらいかがでしょうか。

和太鼓部フェスタ

何度も書きますが、9月30日は、和太鼓部による和太鼓部フェスタが行われます。
他の部活動を中心に行っている生徒達、時間を見つけて練習を重ね、関宿中学校独特の伝統を繋いでくれています。
そんな生徒達の演奏を是非、是非ご覧下さい。

時     9月30日(土)   10:30開演

場     関宿中学校体育館

人権講演会

1:30から本校格技場に於いて人権講演会が行われます。
野田市人権・男女共同参画推進課の事業で3年に1度行われます。
講師はNPO法人ジェントルハートプロジェクトの小森 美登里さんです。
小森さんは、いじめが原因で自殺をした娘の事を中心にお話をされます。
人間が人間らしく生きる権利・いじめ・集団生活・人間関係づくりについて考える良い機会となることでしょう。