校長室のひとりごと
校長室のひとりごと「個人情報の保護」
本校もそうですが学校のホームページ更新には気を使っています。「個人情報」に関してです。 ご承知の通り個人情報とは「生存する個人に関する情報」で、その情報により特定の個人を識別できる情報のことを指しています。
ホームページに生徒の様子、写真をアップするときは特に気を遣います。顔写真だけであれば、特定の個人を識別できませんが、その写真にもし「〇年〇組 △△」など名札が写っていれば、完全に個人を識別できる個人情報にあたります。また名札は写っていなくても、写真の説明で「〇〇部の△△さんが見事優勝しました」なんていうのも個人情報になってしまいます。生徒だけではありません。かつては学年末や学年はじめに、転勤される先生や着任された先生の顔写真とともに紹介文をアップしていましたが、それも個人情報、今はできません。
先日、校外学習に行ってきた1年生の写真をホームページ上に載せてありますが、エプロンをつけたマスク姿、顔や名札が写っていても、解像度をわざと下げているため拡大しても画像が荒くわからないようにしています。これなら特定の個人を識別できません。
「開かれた学校」への一つの手段としてホームページを活用し、広く学校の様子、生徒の活動を広報したいと思っています。保護者の皆さんなら「生徒の活動の様子」「写真」を楽しみにしており、もっとたくさんの写真を…と思っていることでしょう。
しかし、様々な情報が過剰なまでに氾濫し、画像を無断でアップしたと殺人事件にまで発展する昨今です。悪用されるリスクは避けながら、生徒たちの安全、個人情報の保護を第一に考えて今後も学校の様子や生徒の活動を紹介していこうと思います。