学校の様子

2016年10月の記事一覧

短歌に挑戦(4年・5年)


 子どもたちが、短歌に挑戦しました。時期は夏の話題ですが、子どもならではの表現がとてもほほえましく感じたのでご紹介することにしました。

【4年生の作品】
*海行って ビーチボールを 高く上げ 波におわれて にげる子どもら  (しょうや)
*かみなりが ゴロゴロ光り とこの中 なかなかねれず 夜がふけゆく (とおま)
*たなばたの みあげる空は 星いっぱい おりひめひこぼし あえるといいな (ももか)

*ゆめの中 ぐっすりねたい 夏の夜 セミの合唱 暑さ倍ぞう  (せな)
*川遊び 家族みんなで おもいきり 夏をたのしみ 思い出つくる (このか)
*水遊び きもちいいよと 子どもらが きていた服も びしょぬれになり (ひびき)
*夏の日に セミがミンミン 鳴きはじめ プールに入り 暑さをしのぐ (るい)
*夏が来る プールにはいって つめたいと きれいなおよぎ みんなにみせる(だいき)
*リンリンと 風りんなって すずしいな 庭をいろどる せん光花火  (ゆうは)

*巨大ザメ 海にあらわれ 大ニュース ほかくにいどむ サメとり名人 (かい)
*たなばたに 夜空にかがやく キラキラと 星があつまる 天の川かな (ゆうたろう)
*夏休み 最後の日には 遊びたい 宿題終わらず 頭にハチマキ (せな)

*きれいだな まど見えし 天の川 七月七日 たなば日より (かずと)
*ひこぼしと おりひめふたり 出会う日は 星がきれいに 見えるといいな (ほなみ)




【5年生の作品】
*夏休み プールにキャンプ よていがね いっぱいあるよ たのしみだな (にこ)
*カンカンと 音聞きながら ひるねする いやしてくれる ふうりんの音 (あおば)
*ミンミンと なくセミのこえ またなけば なつのこえが きこえるよ(あやか)
*夏休み みんなで遊ぼう 水遊び 暑さふきとぶ 笑顔なら (りみ)
*夏休み 外は暑すぎ もうイヤだ 宿題が 進まない (ひより)
*なつまつり たいこの音が なりひびく すごくたのしい なつまつりかな (まなと)
*夏休み ジリジリ暑い 日本じゅう かきごおりでね 元気がでるよ (しょうた)
*夏休み あつさにまけず すいかわり すいかを食べて げんき百倍 (かつや)
*空を見て ふうりんの音 静かさや 虫の音色も 空までとどく (こうき)
*なつやすみ アイスたべたい あついひに まだまだつづく 真夏の日 (あいみ)
*ミンミンと 泣いて笑って セミの声 いさましい声で 鳴いている (はるな)
*かき氷 ガリガリガリと 聞こえるよ いちごやレモン どれにしようか (なみか)

どれも力作です。読んでくださったあなたはどの作品がお好きですか?


子どもたちの作品は、しおり ”ブックマーカー” となって、子どもたちへプレゼントされます。

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その4)

 子どもたちに絵画指導をしてくださった絹谷先生にお手紙を書きました。一部を紹介します。
【1年】
*ともだちのかおのかきかたをおしえてくれてありがとうございました。いろんないろをつかってかおをかいたことがとてもたのしかったです。  れん
*2ほんのくれよんでかくのがたのしかったです。かいたえをほめてくださったのでうれしかったです。 かりな

*いろんないろがつくれてたのしかったです。じぶんのえをほめてくれました。うれしかったです。  ゆづき
*かみにいろをぬってから、かおのえをかいたことがおもしろかったです。 りゅうせい・せいあ
*きぬたにせんせいにえをほめてもらって、えがすきになりました。  るな
*えがだんだんじょうずになってきて、たのしくなってうれしくなってきました。  すみれ
*かおのかきかたをおそわってえがすきになりました。ともだちのかおをかいてたのしかったです。せんせいのえがすごかったです。  はるき
*いろをたくさんぬってともだちのあかりちゃんのかおをかきました。たのしかったです。 しょうご


【2年】
*絵をかくのが大すきになりました。いろいろな色をつかって絵をかいてたのしかったです。これからもいろいろな絵をかきたいと思いました。  まおり
*絵がとくいじゃなかったけど、おかげで絵がすきになりました。じゆうにかけてたのしかったです。 まお
*わたしもきぬたに先生みたいな絵をかけるようになりたいです。  はるな
*先生の絵はとてもじょうずです。びっくりしました。だって先生のふじ山のえがきれいだったからです。 なゆた

【3年】
*ぼくは絵の具をまぜる時に、同じりょうをいつもまぜていたので、少しずつまぜることも大切なことだとわかりました。 れお

*「考えないでどんどんぬっていい」と言われたので考えずにぬってみたらパレットがくらい色になってしまって、これでいいのかなと思いました。でも新しいことを学んでうれしかったです。 ちさき
*わたしは絵をかくのがとくいじゃないけど、教えていただいて少しうまくなったように感じました。わたしがかいた顔は、みんなで考えて「しあわせ友だち」という題名をつけました。とても感動しました。  じゅりあ
*色のつくり方のときに、「りょうりのようにやっていいよ。」といってくださったので、じょうたつしたと思います。 ぼくがまよっていた時に、どうやればいいか教えてくださったので絵がかけました。ありがとうございました。  ひろゆき

*さいしょは、すごくへんな色ができてしまったのですが、「なんにも考えなくてもいい」と言われてびっくりしました。家でかく時もそうしようと思いました。楽しい色のつくり方を教えてくださってありがとうございました。  いろね

*ぼくは絵はとても好きだけど、考えずに絵をかくのはむずかしかったです。  りゅうき
*「てきとうに色をつくれ」と言われ、わたしは少しこまりました。でも絹谷先生のいうとおりにやってみたら、なかなかむずかしかったです。  りん
*色をまぜた時、色は全部くらい色でした。べつの色をまぜてみたら、とてもきれいな色ができたのでうれしかったです。 また楽しくかきたいです。  ゆいと

【4年】
*(先生の)いろいろな絵の中でも、富士山の絵が気に入りました。迫力があってすごかったからです。  しょうや・だいき・とおま・ゆうたろう

*色も料理も同じでちょっとしたスパイスがいるというのが印象に残りました。  このか
*先生の絵をみたら、ぼくは「ピカソをこえているんじゃないか」と思い、先生を絵の神とよびたくなりました。ぼくもげいじゅつがすきで有名なげいじゅつかの絵がすきです。ぼくも先生みたいな絵を描いてみたいです。 かずと
*絹谷先生の「げいじゅつこそ人生 人生こそげいじゅつ」という作品に感動しました。富士山の絵にはくりょくがあったからです。プラチナや金などもつかっていてきれいでした。 先生の
おかげで絵がうまくなったきがしました。  ひびき

*先生のおっしゃった「たくさんの色があると、人は元気になる」ということばを聞いて、本当にそうだなと思いました。先生の作品は本当に色合いがいいと思いました。先生の作品をもっと見てみたいなと思いました。   るい
*絹谷先生の「色がいっぱいあると元気になる」ということばがとても心に残っています。最後にみんなの絵をみていたらとても元気になりました。色がいろいろあったからです。先生の絵をもっと見たくなりました。  ももか
*「りょうりや色には、ちょっとちがうものをいれる」と言われ、そうするといい色になりました。
ゆうは
*先生がかいたオリンピックのポスターで人のかみの毛が人がきょうぎをしている絵でできているのがすごいなとおもいました。先生は、はいゆうのわたなべけんににていてかっこいいなと思いました。  かい

*ぼくもしょうらいげいじゅつかになってみたいです。  だいき

【5年】
*「白い部分がなくなるまで絵の具でぬってね」と言われたのでぬると、今度は「その上に顔をかいてね」と言われたとき、正直「え~」と思いましたが、かいてみるときれいな絵ができました。よかったです。 りみ
*最初はいろんな絵の具を混ぜて色をつくるのは好きじゃなかったけど、教えてもらって色を作るのが好きになりました。  なみか
*わたしはあまり絵をかくことが得意ではなく、自信がありませんでした。でも、全員の前で私の絵をみせたとき、「友だちの顔によく似てるよ。友だちは将来こんな顔になりそうだね。」と言われてとてもうれしかったです。 ひより

*先生に「青には、はんたいの色の赤をちょっとだけ入れるといい色になる」と聞き、やってみるといい色ができて、さすが画家の先生だなと思いました。絵がすきになりました。 こうき
*ぼくは、今回で色は作ればむげんにあるということがわかりました。  まなと

【6年】
*教えてもらう前は、赤に少し青や緑などを入れてかいていなかったけど、今度からは、たくさんの色を使って絵をかこうと思います。ふだん友だちの似顔絵をかいたけいけんがなく、すごくむずかしかったです。  いつき

*ぼくは色をつくる時にすごくなやんでしまうけど、この色を入れたらいいなと思ったら入れるということをやったら、いい色ができるということがわかりました。  たつや
*絵などそこまで好きじゃなかったけど、色を作ったり、友だちをかいたりすることは楽しかったです。いろんな色がつくれるのがすごいなと思いました。  やすたか
*先生がかくし味に何をいれるとよいか、わかりやすく教えてくださったので、よくわかりました。かくのはむずかしかったけど、芸術はきれいだなと思いました。 ゆりあ


 子どもたちの手紙には、絹谷先生のあたたかいお人柄を感じさせる文がたくさん書かれていました。子どもたちにどんなふうに接してくださったのかもわかりました。今回のご指導のおかげで子どもたちは絵(芸術)に興味関心をいだいたようです。ほんとうに丁寧なご指導ありがとうございました。校長

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その3)


子どもたちの絵が完成しました。みんなの前でお披露目です。学年ごとに自分の作品を持って体育館のステージ前にならびました。子どもたちの絵をみながら、絹谷先生がコメントを一人一人にくださいました。

【6年生】


  

【5年生】


   

【4年生】
  


「だれの顔をかいたのかよくわかるねえ。」と絹谷先生が話しかけると、「それはぼくです。」と せなさん(左側)が絵と同じ顔をして見せました。よく特ちょうをとらえていたので、みんなもナットク(!)でした。

【3年生】
 

みんなに自分が描いた絵をみてもらい、絹谷先生にほめられ、うれしいようなはずかしいような・・・・。

【2年生】






【1年生】
 「ダイナミックな絵だねえ、いいねえ。」と絹谷先生。


こうして、全員の絵の紹介が終わりました。どの子の絵も雰囲気のあるいい絵に仕上がっていました。絹谷先生の一人一人に対する丁寧であたたかみのあるコメントが印象的でした。

洋画家 絹谷幸二先生による絵画指導(その2)

 絹谷先生による絵画指導のつづきです。

 前回は、黒色以外をつかって、自由に色をつくる作業でした。子どもたちの画用紙は、自分で作った色で、思うままに埋め尽くされています。
 絹谷先生「今度は二人組(または三人組)になって、相手の顔を黒色を使ってで描いてみよう。みんなが今、色をぬったその上に描くんだよ。」

お互いの顔を真剣に見つめて、観察し合っている二人です。

「笑ってみて」

どんな顔してるのかな?

「そうそう、いいねえ。自由に描いていいんだよ。口はどうなっているかな?上がってる?それともさがってる?大きく描いていいんだよ。」

低学年の子どもたちが描く絵は、ダイナミックです。
 
「ちょっとこっち見て」などと声をかけあって描いていました。
 全学年が体育館で一斉にとりくみました。

 
 
これは、誰の顔かな?わかりますか?とてもよく特徴をつかんでいます。 子どもらしい絵です。
 
こちらは6年生。低学年とはちがって繊細です。細かいところまでよく観察しています。
学年相応の絵が仕上がりました。