2022年度 給食の献立紹介
11月2日(水)の給食
『牛乳 ご飯 鰆のねぎみそ焼き 切り干し大根のラー油炒め 白玉汁』
今日のおかずは「切り干し大根のラー油炒め」です。みじん切りにしたにんにくと豚肉を炒めて香りを出し、そこに、切り干し大根や「もやし」、彩りに、流山産の「青ねぎ」も加えました。今回は、仕上げに「ラー油」を加え、ピリッとした辛さがあり、味のアクセントになっています!「ラー油」は唐辛子の辛味とごま油の香りが特徴の、液体の香辛料です。唐辛子のピリッとした辛味、鮮やかな赤色と、ごま油の香ばしい風味が合わさっています。お家でも、餃子のタレに加えたり、中華風の味付けにしたいときに、使ったりすることがあると思います。ご飯との相性がバツグンなので、ご飯と一緒によく噛んで、味わって食べましょう。
11月1日(火)の給食
『牛乳 梅ちりめんご飯 だし巻卵 きんぴらごぼう なめこみそ汁』
今日は栄養バツグンの「梅ちりめんご飯」です!今年の秋に収穫された流山産のコシヒカリを170kg使い、ふっくら、ツヤツヤの「ご飯」を炊き上げました。そこに、乾燥させ、細かくきざんだ「梅」やオーブンでカリカリに焼き上げた「ちりめんじゃこ」、ごま、大根の葉などを加え、ご飯と一緒に混ぜ合わせました。ちりめんじゃこは、いわしの稚魚を水揚げし、食塩水を入れた釜でゆで上げ、天日干しにして乾燥させたもののこと。セイロに広げて干しあげる様子が、絹織物の「ちりめん」に似ており、ちりめんじゃこと呼ばれるようになりました。
栄養面では、骨をつくるカルシウムが非常に多く、成長期のみなさんに欠かせない食材の一つです!体に大変良いので、「梅ちりめんご飯」をよく噛んで食べましょう。
10月31日(月)の給食
『ライスのホワイトソースがけ、ツナサラダ、パンプキンプリン、牛乳』
ライスのホワイトソースがけは、ホワイトソースをごはんにかけて食べてください。ホワイトソースには、鶏肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、マッシュルームの具材と、小麦粉とバターで作ったルウを牛乳と煮込みました。それぞれの具材から出るうまみがとけこんだホワイトソースはごはんとよく合っておいしいです。
ツナサラダは、給食室で特製のドレッシングを作って、サラダに和えてもらいました。和えるときに野菜から水がでてきて、水っぽい味になってしまうので、ていねいに水をとりながら作ってもらいました。調理員さんのひと手間で、シャキッとおいしいサラダになりました。感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。
10月28日(金)の給食
『ごはん、さんまの薬味ソースがけ、きんぴらごぼう、かきたま汁、牛乳』
さんまは漢字で書くと、秋、刀、魚と書きます。漢字の由来は、秋に旬を迎える魚であること、細くて銀色に輝く姿が刀のように見えることです。給食では、片栗粉をつけて揚げたさんまに、にんにく、しょうが、ねぎなどを使った薬味ソースをかけました。脂ののったさんまと、薬味ソースの香りが白いごはんと合って、とてもおいしいです。たくさん食べましょう。
10月27日(木)の給食
『キムタクごはん、チキンチキンごぼう、坦々豆乳春雨スープ、ヨーグルトレーズン、牛乳』
キムタクごはんは、韓国(かんこく)の漬物(つけもの)であるキムチと、日本の漬物であるたくあんを使った、まぜごはんです。長野県(ながのけん)塩尻市(しおじりし)の給食で作られるようになり、今では全国的に知られるメニューになりました。長野県は伝統的に漬物文化が発達している地域でありながら、子ども達の漬物離(ばな)れが進んでいました。そこで、子ども達に漬物をおいしく食べてもらいたいという想いから生まれたそうです。
チキンチキンごぼうは、山口県の郷土料理です。学校給食から広まり、山口県民の郷土料理になりました。鶏のからあげと揚げたごぼうを甘辛いタレで、からめた料理です。最近は、昔よりも噛む力が弱い人が増えているのを知っていますか?そして、それは昔よりも食べるときの噛む回数が減っているからです。よく噛むことで、脳や筋肉の働きをよくしてくれる効果もあります。噛むことを意識して食べてみましょう。
10月26日(水)の給食
『ぶどうパン、キキの肉団子のトマト煮、ポトフ、牛乳』
キキの肉団子のトマト煮は、『魔女の宅急便』という本に出てくる、キキという魔女が作った肉団子のトマト煮をイメージして作りました。
『魔女の宅急便』のお話は、映画でもおなじみだと思います。13歳になった魔女の子キキが相棒の黒猫ジジと一緒に、独り立ちの旅に出て、いろんな人と出会いながら成長していくお話です。キキのふるさとでは、大みそかに家族で食卓を囲んで「大きな肉団子のトマト煮込み」を食べながら、1年間の思い出を語り合うそうです。給食では、大きな肉団子は作れないので、小さめの肉団子をトマトソースで煮込みました。『魔女の宅急便』は、とてもおもしろい本なので、ぜひ読んでみてください。
10月24日(月)の給食
『きのこピラフ、鮭とポテトのチーズ炒め、さつまいもとかぼちゃのスープ、牛乳』
きのこピラフは、しめじとマッシュルームの2種類のきのこを使って作りました。しめじは風味を出すために、調理員さんに30分炒めてもらいました。炒めることで、しめじの水分が出て、しめじのうまみを感じることができます。
鮭とポテトのチーズ炒めは、下ゆでした鮭とじゃがいもを、炒めた玉ねぎやベーコンと合わせて、最後にチーズを加えました。
かぼちゃとさつまいものスープには、かぼちゃとさつまいものペーストを合わせて102kg使いました。ペーストを使うことで、野菜の甘さが感じられる、濃厚なスープになりました。旬の食材を味わって食べましょう。
10月21日(金)の給食
『カレーうどん、大根と豚バラの煮物、原宿ドッグ(メープルカスタード)、牛乳』
カレーうどんは、豚肉、にんじん、玉ねぎ、長ねぎ、小松菜などの野菜を、和風だしで煮て、3種類のカレールウと、うどんを加えて煮こみました。給食室の大きなお鍋である回転釜を6個使って作りました。うどんを入れると、釜の底がこげやすくなるので、30分以上大きなヘラを使って、混ぜていただきました。混ぜる作業は、とても力のいる作業です。感謝の気持ちをこめて残さず食べましょう。
大根と豚バラの煮物は、豚バラ肉の角切りを使いました。豚バラ肉は、胸と腹の部分の赤身と脂肪が層になっている部分で「三枚肉」とも呼ばれます。加熱したときに出る脂のうまみを生かして、しっかり味の煮ものや炒めものに使うとおいしいです。今日は大根と一緒に甘辛い味つけの煮物にしました。
10月20日(木)の給食
『ごはん、鮭ふりかけ、肉豆腐、豆乳みそ汁、牛乳』
肉豆腐は、京都府の郷土料理です。京都府では、牛肉、豆腐、九条ねぎを使って作りますが、給食では、豚肉、豆腐、玉ねぎやにんじんなどの野菜を使って作りました。味つけには、お酒、砂糖、みりん、しょうゆを使いました。豆腐は、木綿豆腐の水気をしぼって固くした、しぼり豆腐を75kg使いました。75kgのお豆腐を、調理員さんに食べごたえのある大きさに、ていねいに切っていただきました。感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。
10月19日(水)の給食
『鶏ごぼうごはん、角揚げとじゃがいものそぼろ煮、かぼちゃのみそ汁、牛乳』
鶏ごぼうご飯は、鶏肉、にんじん、ごぼう、油揚げ、しいたけを甘辛く煮て、ごはんと混ぜました。ごぼうやしいたけの香りがおいしいご飯ができました。ごはんは、150kgのお米を、9時から炊いています。具は反転機という機械を使って混ぜています。炊飯器の釜は、とても重く、移動するのも、洗うのも、とても大変な作業です。調理員さんに感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。
かぼちゃは、夏に収穫できる野菜ですが、収穫したての夏よりも、時間をおいた秋から冬にかけておいしくなる野菜です。かぼちゃは甘みが強いので、そぼろ煮やみそ汁などの料理だけではなく、プリンやケーキに使っても、とてもおいしいです。また、おいしいだけではなく、風邪を引きにくくしてくれるビタミンが多く含まれているので、体にもよいです。たくさん食べましょう。
10月18日(火)の給食
『豚肉どんぶり、いも団子汁、フルーツのマスカットゼリー和え、牛乳』
豚肉どんぶりは、豚肉やたまねぎ、しらたきなどを甘辛く(あまからく)煮た(にた)具(ぐ)を、ごはんにかけて一緒に食べましょう。
いもだんご汁には、北海道の郷土(きょうど)料理(りょうり)である「いももち」が入っています。「いももち」は、おもちを作るためのお米が手に入らない時代に、お米のかわりとして当時(とうじ)たくさんあったじゃがいもを使ったことがはじまりといわれています。じゃがいもには、エネルギーのもとになる炭水化物(たんすいかぶつ)が多く含まれているので、「いももち」は貴重(きちょう)なエネルギー源(げん)としてよく食べられていました。戦時中(せんじちゅう)や戦後(せんご)の食糧難(しょくりょうなん)の時代にも食べられていて、現在は北海道の定番(ていばん)おやつとして、大人から子どもまで広い(ひろい)世代(せだい)に親(した)しまれています。給食では汁物(しるもの)にいれましたが、つぶして焼いて食べてもおいしいです
10月17日(月)の給食
『抹茶揚げパン、ジャーマンポテト、きのこの米粉スープ、牛乳』
抹茶ミルク揚げパンは、抹茶を使って風味(ふうみ)よく仕上げました。ミルクはスキムミルクを使っています。スキムミルクは脱脂(だっし)粉乳(ふんにゅう)ともいい、牛乳から脂肪(しぼう)と水分を取(と)り除(のぞ)いて粉にしたもののことです。抹茶とまろやかなミルクの風味がとてもよくあっておいしいです。
ジャーマンポテトは、102kgのじゃがいもと、102kgの玉ねぎを使いました。ウィンナーと玉ねぎをオリーブオイルで炒めて味をつけたところに、ゆでたじゃがいもをあわせました。
きのこの米粉スープは、しめじ、マッシュルーム、しいたけの3種類のきのこを使いました。小麦粉は使わず、米粉でとろみをつけました。米粉とは、お米を細かく砕(くだ)いて粉にしたものです。きのこの香りがつまった優しい味のスープになりました。たくさん食べましょう。
10月14日(金)の給食
『ごはん、さばの文化干し、切干大根の煮物、さつまいものみそ汁、牛乳』
サバやイワシ、ブリなどの、見た目の青い魚を、青魚(あおざかな)といいます。青魚の油には、DHAとEPAという、体にいい油が多く含まれています。DHAやEPAには血液がドロドロになってしまうのを予防する効果があるので、健康な体を守るために、積極的に食べるようにしましょう。
切り干し大根は、大根を長い期間、保存しておくために、細長く切って乾燥(かんそう)させた保存食です。乾燥させることで、長く保存しておくことができるほかに、味がよくしみたり、生の大根とは違った食感を楽しんだりすることができます。
さつまいもは、やせた土地でも育てることができて、たくさん収穫できることから、食料がない時代に多くの人々の命を救う食料とされてきました。 エネルギー量が高く、炭水化物(たんすいかぶつ)はごはんと同じくらい含まれているため、主食(しゅしょく)に近い食材です。
10月13日(木)の給食
『菜めし、さんが焼き、青ねぎの彩り炒め、秋野菜の豚汁、牛乳』
菜めしは、大根やかぶの葉っぱなどの青菜を、ごはんとまぜた料理です。今日は乾燥の青菜を使いました。
千葉県の房総(ぼうそう)半島(はんとう)の近くの海ではアジ、イワシ、サンマなどの魚がたくさんとれます。漁師(りょうし)たちはとれた魚を船の上でみそといっしょに細かくたたき、「なめろう」という料理を作りました。漁師は山へ仕事に行くときには、“アワビのカラ”にあまった「なめろう」を入れて持っていき、山小屋(やまごや)で蒸(む)したり焼(や)いたりして食べました。山(やま)の家(いえ)で食べた料理ということで、この料理を「山(さん)家(が)焼(や)き」と呼ぶようになりました。
青ねぎのいろどり炒めには、流山で農家をしている中山さんの育てた青ねぎをたくさん使いました。青ねぎは炒めると、甘みが出て、やわらかくなって、とてもおいしいです。生産者の方に感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。
10月12日(水)の給食
『舞茸ご飯、里芋のみそがらめ、豆けんちん汁、黒糖ビーンズ、牛乳』
きのこは、木に生(は)える菌(きん)類(るい)の仲間です。現在、日本では3000種類から4000種類のきのこがあるといわれています。その中でも、食べられるのは約300種類です。スーパーなどで手に入るのは約15種類ほどです。きのこには、ビタミンやミネラルが多く含まれていて、おなかの中をきれいにしてくれる食物(しょくもつ)繊維(せんい)や免疫力(めんえきりょく)を高めてくれるビタミンDが多く含まれているのが特徴です。料理に使うと、独特な香りや食感をつけてくれて、とてもおいしいです。今日のごはんに使ったまいたけは、「見つけると、舞(ま)うほどうれしい」「カサがヒラヒラしていて舞(ま)っているようにみえる」ことから名前がつけられたといわれています。ごはんだけではなく、お鍋や汁物、天ぷらにしても香りや食感を楽しむことができて、とてもおいしいです。
里芋のみそがらめは、里芋にでん粉をつけて揚げて、甘じょっぱいみそと合わせました。甘みそと、里芋のねっとりした食感がとてもよくあっておいしいです。秋の味覚(みかく)をたくさん味わいましょう。
10月11日(火)の給食
『高菜チャーハン、揚げ魚の中華炒め、鶏肉とキャベツのパイタンスープ、ヨーグルト、牛乳』
高菜は、小松菜などの仲間であるアブラナ科の葉野菜で、主な産地は九州です。九州の高菜は「日本三大漬け菜」の一つとして、長野県の野沢菜、広島県の広島菜にならんで有名です。今日は高菜を使った高菜チャーハンにしました。
揚げ魚の中華炒めは、たらの角切りにでん粉をつけて揚げたものと、玉ねぎ、にんじん、たけのこなどの野菜を炒めて、オイスターソースなどで味付けをしました。たらの角切りは、68kgもあり、揚げるときにはくっつきやすいので、調理員さんがていねいに揚げてくれました。感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう
10月7日(金)の給食
『コッペパン、ブルーベリージャム、インディアンポテト、チリビーンズ、牛乳』
10月10日は目の愛護デーです。この機会に目を大切にするように心がけてみましょう。今日は目によい栄養素を紹介します。1つめは、アントシアニンです。アントシアニンは、夜間の視力を高めたり、疲れた目を回復するのを助けてくれます。ブルーベリーやなすなどの紫色の野菜や果物に多く含まれています。2つめは、ビタミンACEです。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは健康な体を守ってくれる栄養素です。それらをまとめてビタミンACEといいます。ビタミンACEは、カラフルな色の緑黄色野菜に多く含まれています。
チリビーンズは、チリパウダーなどの香辛料を効かせて豆を煮込んだ、アメリカ・テキサス州発祥の家庭料理です。
10月6日(木)の給食
『ポークカレーライス、ビーンズサラダ、みかんゼリー(しらぬい)、牛乳』
今日は小学校が運動会なので、ぱくぱく食べられるカレーライスにしました。今日のカレーライスには角切りの豚肉を使いました。赤ワインでことこと煮こんだので、やわらかく仕上がりました。
ビーンズサラダには、いんげん豆、ひよこ豆、大豆の3種類の豆を使いました。豆には、日本人が不足しがちな食物繊維が多く含まれています。食物繊維には、おなかの中をきれいにしてくれる働きがあります。豆のほかに、野菜や果物に多く含まれるので、日ごろから意識して食べるようにしましょう。
みかんゼリーは、“しらぬい”という、みかんの種類のゼリーです。“しらぬい”の中でも、特に甘いものが、“でこぽん”とも呼ばれます。
10月5日(水)の給食
『ごはん、韓国のり、角揚げの辛みそ炒め、中華コーン卵スープ、牛乳』
今日は白いごはんの日です。お米は、甘みのもとである”でんぷん”が多く含まれているので、よく噛むと甘さを感じることができます。流山産のおいしい新米を、よく噛んで味わってみましょう。
角揚げの辛みそ炒めは、角揚げと豚肉と野菜を、中国のみそであるテンメンジャンとトウバンジャンなどを使って味付けしました。テンメンジャンは、甘い味がすることから、中華甘みそとも呼ばれています。ホイコーローやマーボー豆腐といった中華料理の味つけには、欠かせない調味料です。トウバンジャンは、強い辛味と塩味が特徴で、料理に加えると刺激的な味わいになります。四川料理にはほとんど使われる定番の調味料です。玉ねぎと長ねぎは、食べたときにシャキッとした食感を残すために、調理員さんにていねいに切っていただきました。感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。
10月4日(火)の給食
『いわしのかば焼き丼、浦上そぼろ、いも煮汁、牛乳』
千葉県の九十九里は、江戸時代からイワシがよくとれることで有名です。九十九里ではイワシを使った伝統料理も多くあります。今日はイワシを使ったかば焼きにしました。
浦上そぼろは、長崎県浦上地区が発祥の郷土料理です。1500年後半、浦上地区でキリスト教を教えていたポルトガル人が、肉を食べる習慣がなかった日本人に「健康にいい食べもの」として豚肉を食べさせようと作られたのがはじまりといわれています。
いも煮は、山形県をはじめとする東北地方の郷土料理です。いも煮は地域によって、みそ味やしょうゆ味などの味付け、豚肉や牛肉などの使う具材の種類が違います。東北地方では、いも煮を作って、地域の人たちで食べる「いも煮会」が秋に行われることが多いです。