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2022年10月の記事一覧

10月28日(金)の給食

『ごはん、さんまの薬味ソースがけ、きんぴらごぼう、かきたま汁、牛乳』

 さんまは漢字で書くと、秋、刀、魚と書きます。漢字の由来は、秋に旬を迎える魚であること、細くて銀色に輝く姿が刀のように見えることです。給食では、片栗粉をつけて揚げたさんまに、にんにく、しょうが、ねぎなどを使った薬味ソースをかけました。脂ののったさんまと、薬味ソースの香りが白いごはんと合って、とてもおいしいです。たくさん食べましょう。

10月27日(木)の給食

『キムタクごはん、チキンチキンごぼう、坦々豆乳春雨スープ、ヨーグルトレーズン、牛乳』

キムタクごはんは、韓国(かんこく)の漬物(つけもの)であるキムチと、日本の漬物であるたくあんを使った、まぜごはんです。長野県(ながのけん)塩尻市(しおじりし)の給食で作られるようになり、今では全国的に知られるメニューになりました。長野県は伝統的に漬物文化が発達している地域でありながら、子ども達の漬物離(ばな)れが進んでいました。そこで、子ども達に漬物をおいしく食べてもらいたいという想いから生まれたそうです。

 チキンチキンごぼうは、山口県の郷土料理です。学校給食から広まり、山口県民の郷土料理になりました。鶏のからあげと揚げたごぼうを甘辛いタレで、からめた料理です。最近は、昔よりも噛む力が弱い人が増えているのを知っていますか?そして、それは昔よりも食べるときの噛む回数が減っているからです。よく噛むことで、脳や筋肉の働きをよくしてくれる効果もあります。噛むことを意識して食べてみましょう。

10月26日(水)の給食

『ぶどうパン、キキの肉団子のトマト煮、ポトフ、牛乳』

 キキの肉団子のトマト煮は、『魔女の宅急便』という本に出てくる、キキという魔女が作った肉団子のトマト煮をイメージして作りました。

 『魔女の宅急便』のお話は、映画でもおなじみだと思います。13歳になった魔女の子キキが相棒の黒猫ジジと一緒に、独り立ちの旅に出て、いろんな人と出会いながら成長していくお話です。キキのふるさとでは、大みそかに家族で食卓を囲んで「大きな肉団子のトマト煮込み」を食べながら、1年間の思い出を語り合うそうです。給食では、大きな肉団子は作れないので、小さめの肉団子をトマトソースで煮込みました。『魔女の宅急便』は、とてもおもしろい本なので、ぜひ読んでみてください。

10月24日(月)の給食

『きのこピラフ、鮭とポテトのチーズ炒め、さつまいもとかぼちゃのスープ、牛乳』

 

 

 きのこピラフは、しめじとマッシュルームの2種類のきのこを使って作りました。しめじは風味を出すために、調理員さんに30分炒めてもらいました。炒めることで、しめじの水分が出て、しめじのうまみを感じることができます。

 鮭とポテトのチーズ炒めは、下ゆでした鮭とじゃがいもを、炒めた玉ねぎやベーコンと合わせて、最後にチーズを加えました。

 かぼちゃとさつまいものスープには、かぼちゃとさつまいものペーストを合わせて102kg使いました。ペーストを使うことで、野菜の甘さが感じられる、濃厚なスープになりました。旬の食材を味わって食べましょう。

10月21日(金)の給食

『カレーうどん、大根と豚バラの煮物、原宿ドッグ(メープルカスタード)、牛乳』

 

 カレーうどんは、豚肉、にんじん、玉ねぎ、長ねぎ、小松菜などの野菜を、和風だしで煮て、3種類のカレールウと、うどんを加えて煮こみました。給食室の大きなお鍋である回転釜を6個使って作りました。うどんを入れると、釜の底がこげやすくなるので、30分以上大きなヘラを使って、混ぜていただきました。混ぜる作業は、とても力のいる作業です。感謝の気持ちをこめて残さず食べましょう。

 大根と豚バラの煮物は、豚バラ肉の角切りを使いました。豚バラ肉は、胸と腹の部分の赤身と脂肪が層になっている部分で「三枚肉」とも呼ばれます。加熱したときに出る脂のうまみを生かして、しっかり味の煮ものや炒めものに使うとおいしいです。今日は大根と一緒に甘辛い味つけの煮物にしました。

10月20日(木)の給食

『ごはん、鮭ふりかけ、肉豆腐、豆乳みそ汁、牛乳』

  

 

 肉豆腐は、京都府の郷土料理です。京都府では、牛肉、豆腐、九条ねぎを使って作りますが、給食では、豚肉、豆腐、玉ねぎやにんじんなどの野菜を使って作りました。味つけには、お酒、砂糖、みりん、しょうゆを使いました。豆腐は、木綿豆腐の水気をしぼって固くした、しぼり豆腐を75kg使いました。75kgのお豆腐を、調理員さんに食べごたえのある大きさに、ていねいに切っていただきました。感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。

10月19日(水)の給食

『鶏ごぼうごはん、角揚げとじゃがいものそぼろ煮、かぼちゃのみそ汁、牛乳』

  

 

 鶏ごぼうご飯は、鶏肉、にんじん、ごぼう、油揚げ、しいたけを甘辛く煮て、ごはんと混ぜました。ごぼうやしいたけの香りがおいしいご飯ができました。ごはんは、150kgのお米を、9時から炊いています。具は反転機という機械を使って混ぜています。炊飯器の釜は、とても重く、移動するのも、洗うのも、とても大変な作業です。調理員さんに感謝の気持ちをこめて、残さず食べましょう。

 かぼちゃは、夏に収穫できる野菜ですが、収穫したての夏よりも、時間をおいた秋から冬にかけておいしくなる野菜です。かぼちゃは甘みが強いので、そぼろ煮やみそ汁などの料理だけではなく、プリンやケーキに使っても、とてもおいしいです。また、おいしいだけではなく、風邪を引きにくくしてくれるビタミンが多く含まれているので、体にもよいです。たくさん食べましょう。

10月18日(火)の給食

『豚肉どんぶり、いも団子汁、フルーツのマスカットゼリー和え、牛乳』

  

 

豚肉どんぶりは、豚肉やたまねぎ、しらたきなどを甘辛く(あまからく)煮た(にた)具(ぐ)を、ごはんにかけて一緒に食べましょう。

いもだんご汁には、北海道の郷土(きょうど)料理(りょうり)である「いももち」が入っています。「いももち」は、おもちを作るためのお米が手に入らない時代に、お米のかわりとして当時(とうじ)たくさんあったじゃがいもを使ったことがはじまりといわれています。じゃがいもには、エネルギーのもとになる炭水化物(たんすいかぶつ)が多く含まれているので、「いももち」は貴重(きちょう)なエネルギー源(げん)としてよく食べられていました。戦時中(せんじちゅう)や戦後(せんご)の食糧難(しょくりょうなん)の時代にも食べられていて、現在は北海道の定番(ていばん)おやつとして、大人から子どもまで広い(ひろい)世代(せだい)に親(した)しまれています。給食では汁物(しるもの)にいれましたが、つぶして焼いて食べてもおいしいです

10月17日(月)の給食

『抹茶揚げパン、ジャーマンポテト、きのこの米粉スープ、牛乳』

  

 

 抹茶ミルク揚げパンは、抹茶を使って風味(ふうみ)よく仕上げました。ミルクはスキムミルクを使っています。スキムミルクは脱脂(だっし)粉乳(ふんにゅう)ともいい、牛乳から脂肪(しぼう)と水分を取(と)り除(のぞ)いて粉にしたもののことです。抹茶とまろやかなミルクの風味がとてもよくあっておいしいです。

 ジャーマンポテトは、102kgのじゃがいもと、102kgの玉ねぎを使いました。ウィンナーと玉ねぎをオリーブオイルで炒めて味をつけたところに、ゆでたじゃがいもをあわせました。

 きのこの米粉スープは、しめじ、マッシュルーム、しいたけの3種類のきのこを使いました。小麦粉は使わず、米粉でとろみをつけました。米粉とは、お米を細かく砕(くだ)いて粉にしたものです。きのこの香りがつまった優しい味のスープになりました。たくさん食べましょう。

10月14日(金)の給食

『ごはん、さばの文化干し、切干大根の煮物、さつまいものみそ汁、牛乳』

  

 

 サバやイワシ、ブリなどの、見た目の青い魚を、青魚(あおざかな)といいます。青魚の油には、DHAとEPAという、体にいい油が多く含まれています。DHAやEPAには血液がドロドロになってしまうのを予防する効果があるので、健康な体を守るために、積極的に食べるようにしましょう。

 切り干し大根は、大根を長い期間、保存しておくために、細長く切って乾燥(かんそう)させた保存食です。乾燥させることで、長く保存しておくことができるほかに、味がよくしみたり、生の大根とは違った食感を楽しんだりすることができます。

 さつまいもは、やせた土地でも育てることができて、たくさん収穫できることから、食料がない時代に多くの人々の命を救う食料とされてきました。 エネルギー量が高く、炭水化物(たんすいかぶつ)はごはんと同じくらい含まれているため、主食(しゅしょく)に近い食材です。