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あおぞら学級 「ゲームの音づくりのお仕事にチャレンジ!」
今年度、あおぞら学級では、保護者のみなさんにご協力いただき、「お仕事紹介プログラム」を行っています。
子どもたちが将来、自分の力で生活していくときに、いろいろな仕事を知っていることは、とても大切です。そこで、実際にその仕事をしている保護者の方から、お話をうかがう時間をつくっています。
今回は、「ゲームの音」をつくるお仕事をされている白木さんに、あおぞら学級へお越しいただきました。
子どもたちにとって「ゲーム」はとても身近ですが、「ゲームの音を作る人がいる」という話を聞き、みんな興味津々で話を聞いていました。
白木さんからは、ゲームづくりについて、次のようなお話を聞きました。
・一つのゲームを作るのに、2000人以上の人が関わることもあること
・ゲームづくりには、いろいろな役割があること
・それぞれの人が、自分の得意なことで力を発揮していること
ゲームづくりと一口に言っても、たくさんの仕事があるそうです。
・全体の流れを考える人
・キャラクターや背景の絵をかく人
・キャラクターの動きをつくる人
・ゲームの中で流れる音楽をつくる人
・ドアの音や足音など、細かい音をつくる人
など、いろいろな人が力を合わせて一つのゲームを作り上げていることを教えていただきました。
その中で白木さんは、ゲームの中で聞こえる「音」をつくる担当です。
・ドアを開ける「ギイッ」という音
・キャラクターが歩く「トントン」という足音
・剣を振ったときの「シュッ!」という音
などを、場面に合わせて組み合わせていきます。私たちが何気なく聞いている音にも、一つ一つ「つくった人」がいることを知ることができました。
授業では、白木さんが実際に関わったゲームの映像と、そのときに流れる効果音も聞かせていただきました。
剣を振って技が出る場面の音は、とても迫力があり、子どもたちは画面と音をじっと見つめ、「こういうふうに作っているんだ」と感じながら聞いていました。
後半は、子どもたちも音づくりを体験しました。
・ビニール袋をクシャクシャする音
・段ボールを指でトントンたたく音
・プラスチックの板をこすり合わせる音
など、教室にあるものをつかっていろいろな音を出し、それを録音しました。
録音した音を、映像に合わせて流してみると、「これはこの場面に合うかな?」とみんなで相談しながら試していました。一見「この音で大丈夫かな?」と思ったものでも、映像と合わせてみると「おー!いい感じ!」となる場面がたくさんありました。子どもたちの目は終始キラキラと輝き、最後まで集中して活動に取り組んでいました。
授業のあと、子どもたちからは
・「とてもたのしかった!」
・「こんなふうに音を作っているなんて、知らなかった!」
といった感想が出ました。
「ゲームが好き」という気持ちが、将来の仕事につながるかもしれない。今回の学びは、子どもたちにとって
そんな気づきが得られる時間になりました。
お忙しい中、子どもたちのために貴重なお話と体験活動をしてくださった白木さんに、心より感謝申し上げます。