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共に育む官民連携教育(学校の特色ある教育)

文化庁 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ワークショップ

今年度、文化庁の「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」舞台芸術等総合支援事業 (学校巡回公演)に採択され、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんに公演をしていただきます。

その本公演を前に、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんによるワークショップが行われました。

ワークショップでは、オーケストラの仕組みや楽器についての説明、本公演のプログラムのひとつである市野谷小児

童とオーケストラとの共演曲の練習、さらには本格的なミニコンサートまで、盛りだくさんの内容でした。

普段間近で見ることのないプロの演奏・・・の前のチューニングの音にすら、児童は目を輝かせながら聴き入り、楽器の音色に心を弾ませていました。共演曲の練習では、指揮者の指揮に導かれ、みるみるうちに上達しました。

音楽を通じて団員の方々と心を通わせる貴重な時間となりました。

「本番がもっと楽しみになった!」という声も聞かれ、ワークショップを通じて児童の期待と興奮がさらに高まった様子です。

東京シティ・フィルの皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。本公演当日も、どうぞよろしくお願いいたします。

4年生 LIXIL 水の大切さと未来を考える

7月9日(水)本校4年生を対象に、株式会社LIXILによる特別授業「水から学ぶ」を行いました。子どもたちに水資源の大切さと、私たちの暮らしとのつながりについて考える機会を提供してくださいました。

社会科での「水とくらし」の学習、総合的な学習の時間における環境学習の一環として、生活に不可欠な水について、より広い視野で理解を深めることができました。水の循環や使用量、世界各地における水事情について、スライドや映像資料を用いて分かりやすく解説していただき、「世界には安全な水を使えない人がいる」という現実や、「1人あたりが1日に使う水の量」が思った以上に多いことに、児童たちは大きな関心を示していました。

また、発展途上国における衛生問題や、水の使用や衛生と健康との深い関係について学び、児童たちは水のありがたみについて改めて考えるきっかけを得ることができました。

この取り組みは、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」や、目標13「気候変動に具体的な対策を」とも深く結びついており、持続可能な社会の実現に向けて、児童が自らの暮らしを見つめ直す学びとなりました。

今後も本校では、官民連携の機会を通じて、子どもたちの思考を広げる教育活動を推進してまいります。ご指導いただいたLIXILの皆様に心より感謝申し上げます。

 

▼株式会社LIXIL

LIXIL × SDGs NEXT STAGE「水から学ぶ」

4年生 日本財団「海と日本プロジェクト」 笑いと学びで考える、海と私たちの未来

7月4日(金)、本校4年生を対象に、一般社団法人うみ落語協会による海洋環境の理解を深めるための学びの場「海の落語プロジェクト」が開催されました。この取り組みは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として展開されており、児童が日本の伝統文化である落語を通して、海洋環境について楽しく学ぶことを目的としています。

当日は、真打でらっしゃいます落語家・弁財亭 和泉(べんざいてい いずみ)さんをお迎えし、まずは海の環境問題を題材とした創作落語を披露していただきました。ごみのポイ捨てやプラスチック汚染など、日常生活の延長にある問題が、巧みな話術とユーモアを交えて語られることで、落語の面白さを子どもたちは自然と「自分にもできることがあるかもしれない」という気づきを得ていました。

続いて、環境専門家・井出迫義和(いでさこ よしかず)さんから、海の現状や持続可能な社会の実現に向けた考え方について、児童にもわかりやすくお話しいただきました。海洋環境の悪化が私たちの暮らしと深く関わっていること、そしてその未来を守る責任が私たち一人ひとりにあることが語られ、楽しく学びながらも真剣に受け止めている様子が感じられました。

今回の授業は、SDGs(持続可能な開発目標)と深く結びついた内容であり、特に目標14「海の豊かさを守ろう」目標12「つくる責任 つかう責任」の理解を深める機会となりました。落語という親しみやすい手法を通じて、海洋ごみや資源の枯渇といった地球規模の課題に触れることで、児童の中に「未来の海を守るのは自分たちの行動次第」という主体的な視点が芽生えたように感じられます。

本校では、こうした官民連携による特色ある教育活動を通じて、児童が社会とのつながりを意識しながら、持続可能な社会の担い手として育っていくことを目指しています。

ご来校くださった弁財亭 和泉様、井出迫義和様、ならびにディレクターの高田様に心より感謝申し上げます。

1年生 「ちーばくんダンスキャラバン隊」 ダンスを通して、千葉県の魅力にふれよう!!

7月4日(金)本校に千葉県が主催する特別プロジェクト「ちーばくんダンスキャラバン隊」が来校しました。

千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」とダンス専門スタッフの皆様が来てくださり、1年生児童に向けて「ゆめみるチーバくん」の楽曲音楽に合わせたダンス指導興奮・ヤッター!と交流活動にっこりを行いました。

活動の冒頭では、スタッフの方々が千葉県に関するクイズや準備体操を楽しく進行してくださり、児童たちは遊び感覚で千葉県の自然や特産品について学ぶことができました。クイズを通じて、ふるさと「千葉」への親しみも深まったようです。

続いて行われたダンスレクチャーでは、音楽に合わせて体を動かす楽しさを存分に味わいながら、元気いっぱいに「ゆめみるチーバくん」の振り付けに挑戦しました。キャラバン隊皆さんの丁寧なサポートと明るい雰囲気に後押しされ、次第に笑顔が広がっていきました。

活動の最後には、子どもたちお待ちかねのチーバくんとのふれあいタイムがありました。一緒に写真を撮ったり、手を振り合ったりするひとときに、児童たちの表情は一層輝きを増していました。

今回の体験を通して、児童たちは千葉県への理解と愛着を深めるとともに、体を動かすことの楽しさや仲間と協力する喜びを感じ取ることができました。本校では今後も、地域とつながるこうした貴重な機会を大切にし、子どもたちの豊かな心と体を育んでまいります。

ご来校いただいたちーばくんダンスキャラバン隊の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

【関連リンク】

ちーばくんダンスキャラバン隊(千葉県公式ページ)

ちーばくんダンスチャレンジ(Instagram)

5年生  資生堂 紫外線から肌を守る、未来のための健康学習

7月2日(水)、本校5年生を対象に、株式会社資生堂提供によるアネッサ日焼け予防教育学習セット晴れを使った「日焼け予防教育」を実施しました。

本授業は、未来を担う子どもたちに紫外線昼の影響と正しい予防知識を伝えることを目的とした学習キット活用授業です。紫外線が肌に与える影響や、日焼けが蓄積すると将来にどのような影響を及ぼす可能性があるのかについて、提供いただいた資料を使って担任が授業を行いました。

この取り組みは、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の観点とも深く関連しており、「予防の意識を高めることが未来の健康を守ることにつながる」というメッセージが、児童一人ひとりの生活習慣の見直しにもつながる貴重な機会となりました。今後も本校では、出前授業だけでなく、教材提供の機会も活かしながら児童の健康意識や生活力を育む教育に取り組んでまいります。

 

【参考リンク】

▼資生堂 サンシャインキッズラボ:https://www.shiseido.co.jp/anessa/kidslab/

6年生 日本臨床工学技士会 オレンジジュースを人工透析?!

6月26日(木)、本校では6年生を対象に、日本臨床工学技士会様による出前授業「いのちを支えるエンジニア〜臨床工学技士の仕事〜」を実施しました。

この授業は、医療機器を操作・管理し、命を守る専門職「臨床工学技士」について学ぶとともに、医療と科学技術、そして命の大切さを深く考える貴重な機会となりました。

授業の前半では、まず腎臓の働きや尿がつくられる仕組みについて学びました。ボールなどの身近な教材を用いたわかりやすい説明により、老廃物を体外に排出する腎臓の重要な役割や、体の中の“ろ過装置”としてのはたらきについて、児童たちは興味をもって理解を深めていました。

続いて、腎臓の機能が低下したときに必要となる「透析」について学習を進めました。透析とは、腎臓の代わりに体内の老廃物や余分な水分を取り除く医療処置であり、それを支えるのが臨床工学技士と医療機器の存在です。児童は透析用の針の太さにも驚いていました衝撃・ガーン

この仕組みをより直感的に理解するために、「オレンジジュースの透析実験」も行いました。ジュースを透析膜に通すことで色や成分の変化を観察し、人工透析のしくみを視覚的・体験的に学ぶことができました。児童たちは実験の変化に驚きながらも、医療技術の大切さを実感していました。

本授業は、理科の「ヒトや動物の体」の学習でありながら、児童たちの学びを社会の課題や将来の進路とつなぐキャリア教育としても、非常に意義深いものとなりました。

本校では今後も、官民連携を通じて、子どもたちが実社会と出会い、未来を切り拓く力を育んでいけるような学びを大切にしてまいります。

ご協力いただいた日本臨床工学技士会の皆様に、心より感謝申し上げます。

講談社 本とあそぼう 全国訪問 おはなし隊

6月24日(火)、市野谷小学校に講談社「本と遊ぼう 全国訪問 おはなし隊」の皆様をお迎えし、1年生を対象とした読み聞かせと、全校児童対象のキャラバンカー(移動図書館)体験を行いました。

1年生には、1クラスずつ読み聞かせの時間を設けていただきました。猪口隊長の素敵な読み聞かせに、子供達はあっという間に、お話の世界の中でした。笑う子、気づきを友達に伝える子、じっくり聞き入る子。絵本にじっくりと向き合う一時が、言葉を味わい、心を豊かにする貴重な体験になりました。

また、市野谷広場には、ピンクの可愛いキャラバンカー(移動図書館)が到着し、1年生だけでなく、昼休みには全学年の児童が自由に本を手に取ることができました。

本校ではこの機会を大切にしたいという思いから、今週のロング昼休みをこの日に合わせ、たっぷりと読書を楽しむ時間を確保しました。本をページをめくる音があちこちから聞こえる中、子供達はお気に入りの本に出会い、思い出の本と再会し、思い思いに読書の時間を満喫していました。

大好きな本との出会いは、子どもたちの心にそっと寄り添い、優しさや想像力を育ててくれます。学びだけでなく、心を育てる教育も大切にしていきます。

心あたたまる時間を届けてくださった「全国訪問おはなし隊」の皆様、貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

本校でも -おもしろくて、ためになる- 読書の機会をたくさんつくって参ります。

 

▼講談社 全国訪問おはなし隊(https://ohanashitai.kodansha.co.jp/)

「おはなし隊日記」でも紹介していただきました興奮・ヤッター!

5年 ファーストリテイリング(UNIQLO / GU) “届けよう、服のチカラ”プロジェクト

6月24日(火)5年生はFAST  RETAILING(UNIQLO / GU)による「"届けよう、服のチカラ”プロジェクト」を実施しました。

本授業は世界規模のSDGs課題としての衣服リユースを学び、自校で取り組む予定の衣服回収活動へと繋げる意義あるスタートとなりました。

当日は横山様、磯部様による講座が行われ、衣服のリサイクルが難民の生活支援や環境保護(廃棄物削減)に繋がること、さらには私たちが衣服を選ぶ行為がSDGsの目標達成に関わることを、映像や資料と共に学ぶことができました。冒頭では「なぜ服を着るのか?」という問いかけを通して、衣服の役割に立ち返って考えるプログラム教材も活用されました 。

授業の後半では、今後の回収活動に向けて児童たち自身が主体的に動き出せるよう、呼びかけの方法や回収ボックス設置のアイデア出しを行いました。ポスター制作や校内放送など、実践的なプランをグループグループごとに考え、役割分担も明確にしながら、主体的に準備を進めていく意欲的な時間となりました。

本プロジェクトは授業後に児童自らが衣服回収を行い、集めた服をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)へ送付、最終的に難民支援に繋がる仕組みです。

今回の授業は知識だけにとどまらず、児童たちが「自分たちにできる社会貢献」を実感する出発点となりました。今後の回収活動の実践を通じて、衣服が持つ価値や繋がりの意味を深く体感できるよう取り組んでまいります。

ファーストリテイリングの皆様には、このような形で本校の児童にグローバルな視点と実行の機会を提供していただき、心より感謝申し上げます。

▼MAKING THE WORLD BETTER FOR FUTURE GENERATIONS
子どもたちのためにできること(次世代教育活動)

スターツCAM株式会社 起震車体験と免震技術を学習

6月23日(月)5年生を対象にスターツCAM株式会社様のご協力のもと、社会科、防災教育の一環として官民連携授業を実施しました。

昨年度に続いて2年目となるこの取り組みは、より深みのある学びへと発展しています。

本年度は、起震車による地震体験に加え、安全主任である本校職員が動画を作成し、児童が地震や免震構造に関する基礎的理解を深められるよう、オリジナルの映像教材も用意しました。小学生にとって理解しやすいように教員の視点を取り入れ、2年目であることを活かして、児童にとって、より良い学びにすることができました。

今回体験させていただいた起震車は最新型NEWで、過去の大震災の揺れを再現するだけでなく、映像と連動した演出により、児童一人ひとりが自分ごととして災害を捉えることができる設計となっていました。指導員の方の説明も大変分かりやすく、起震車が再現する「1階で感じる揺れ」よりも、マンション8階であると「1.5倍の揺れ」を感じることなど、マンションで暮らす児童も多いので大変ためになりました。

また、スターツCAM株式会社八潮・流山営業所の角田所長による講義では、免震技術の仕組みやその社会的意義について、わかりやすく学ぶことができました。今後も児童の主体的な学びを支える仕組みづくりに努め、社会とのつながりの中で学びの意味を深めていく教育活動を継続してまいります。

4年生 千葉ロッテマリーンズ ベースボールチャレンジ

6月12日(水)、4年生を対象に千葉ロッテマリーンズによる訪問授業「マリーンズ・ベースボールチャレンジ」が行われました。当日は、2006年のWBC日本代表として活躍された藤田宗一コーチをはじめ、小川直人コーチ、宮川颯斗コーチの3名が来校し、プロ野球界での豊富な経験に基づくご指導をいただきました。

授業は、ベースボール型スポーツに必要な基本動作を中心に構成されており、児童たちは「捕る」「投げる」「打つ」といった技術を一つひとつ確認しながら、全身を使って取り組んでいました。単なる技術習得にとどまらず、プレーの合間には「相手のことを考えたボールの投げ方」や「礼儀正しい声かけ」の大切さについても繰り返し指導があり、心と体の両面に働きかける学びの時間となりました。

後半には、ルールをアレンジした「キャッチ&ランゲーム」が行われ、フィールド上には協力し合い、仲間を思いやりながら動く児童たちの姿がありました。勝ち負けを超えた一体感の中で、スポーツを通じた連帯感や責任感が自然と育まれている様子が印象的でした。

また、当日は千葉ロッテマリーンズの帽子が全児童に配布され、子どもたちは帽子を被ることで、プロの選手のような気持ちで取り組むことができたようです。ユニフォームの一部を身につけるという体験が、学びへのモチベーションを高めるきっかけとなったように感じられました。

この取り組みは、本校が教育目標として掲げる「自ら学び、考え、未来を切り拓く子」の育成と方向を同じくするものです。また、千葉ロッテマリーンズが掲げる「すべての子どもに、夢をあきらめない力を。」という理念とも深く共鳴しており、児童一人ひとりの「挑戦する心」や「他者への思いやり」を育む貴重な機会となりました。

今後もこうした実社会との連携を通じて、児童の成長を支える教育活動を積極的に展開してまいります。千葉ロッテマリーンズ・ベースボールアカデミーの皆様に、心より感謝申し上げます。