2025年7月の記事一覧
2年生 国語 講談社 ひろがる読書の世界
7月16日(水)2年生を対象に、国語の単元「ひろがる読書の世界」の学習の一環として、講談社の編集者・杉原様をお招きし、特別授業「本ができるまで」を行いました。
この授業では、児童が普段親しんでいる絵本や物語が、どのようにして生まれ、書店に並ぶのかを、スライドを使ってやさしく紹介していただきました。1時間ずつ各学級をまわって授業をしてくださり、どの教室でも児童の目はきらきらと輝いていました。編集の工程を詳しく解説するものではなく、1冊の本ができるまでにたくさんの人の思いが込められていること、そして「誰かに伝えたい気持ち」から本づくりが始まるというお話を中心に進めてくださいました。児童は、自分が好きな本の背景にも物語があることに気づき、これまでの読書をあらためてふり返る良い機会となりました。
この単元では、「次に読みたい本を見つける」ことも大きな目標の一つです。授業を通して、本の世界がより身近に感じられるようになった児童たちは、新たな興味や好奇心を胸に、これからどんな本に出会いたいかを楽しそうに話していました。
本を読むことの楽しさに加え、作り手の思いに触れたことで、読書の世界がさらに広がった特別なひとときとなりました。ご講演くださった杉原様、そしてご協力いただいた講談社の皆様に、心より感謝申し上げます。
文化庁 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ワークショップ
今年度、文化庁の「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」舞台芸術等総合支援事業 (学校巡回公演)に採択され、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんに公演をしていただきます。
その本公演を前に、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さんによるワークショップが行われました。
ワークショップでは、オーケストラの仕組みや楽器についての説明、本公演のプログラムのひとつである市野谷小児
童とオーケストラとの共演曲の練習、さらには本格的なミニコンサートまで、盛りだくさんの内容でした。
普段間近で見ることのないプロの演奏・・・の前のチューニングの音にすら、児童は目を輝かせながら聴き入り、楽器の音色に心を弾ませていました。共演曲の練習では、指揮者の指揮に導かれ、みるみるうちに上達しました。
音楽を通じて団員の方々と心を通わせる貴重な時間となりました。
「本番がもっと楽しみになった!」という声も聞かれ、ワークショップを通じて児童の期待と興奮がさらに高まった様子です。
東京シティ・フィルの皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。本公演当日も、どうぞよろしくお願いいたします。
4年生 LIXIL 水の大切さと未来を考える
7月9日(水)本校4年生を対象に、株式会社LIXILによる特別授業「水から学ぶ」を行いました。子どもたちに水資源の大切さと、私たちの暮らしとのつながりについて考える機会を提供してくださいました。
社会科での「水とくらし」の学習、総合的な学習の時間における環境学習の一環として、生活に不可欠な水について、より広い視野で理解を深めることができました。水の循環や使用量、世界各地における水事情について、スライドや映像資料を用いて分かりやすく解説していただき、「世界には安全な水を使えない人がいる」という現実や、「1人あたりが1日に使う水の量」が思った以上に多いことに、児童たちは大きな関心を示していました。
また、発展途上国における衛生問題や、水の使用や衛生と健康との深い関係について学び、児童たちは水のありがたみについて改めて考えるきっかけを得ることができました。
この取り組みは、SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」や、目標13「気候変動に具体的な対策を」とも深く結びついており、持続可能な社会の実現に向けて、児童が自らの暮らしを見つめ直す学びとなりました。
今後も本校では、官民連携の機会を通じて、子どもたちの思考を広げる教育活動を推進してまいります。ご指導いただいたLIXILの皆様に心より感謝申し上げます。
▼株式会社LIXIL
4年生 日本財団「海と日本プロジェクト」 笑いと学びで考える、海と私たちの未来
7月4日(金)、本校4年生を対象に、一般社団法人うみ落語協会による海洋環境の理解を深めるための学びの場「海の落語プロジェクト」が開催されました。この取り組みは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として展開されており、児童が日本の伝統文化である落語を通して、海洋環境について楽しく学ぶことを目的としています。
当日は、真打でらっしゃいます落語家・弁財亭 和泉(べんざいてい いずみ)さんをお迎えし、まずは海の環境問題を題材とした創作落語を披露していただきました。ごみのポイ捨てやプラスチック汚染など、日常生活の延長にある問題が、巧みな話術とユーモアを交えて語られることで、落語の面白さを子どもたちは自然と「自分にもできることがあるかもしれない」という気づきを得ていました。
続いて、環境専門家・井出迫義和(いでさこ よしかず)さんから、海の現状や持続可能な社会の実現に向けた考え方について、児童にもわかりやすくお話しいただきました。海洋環境の悪化が私たちの暮らしと深く関わっていること、そしてその未来を守る責任が私たち一人ひとりにあることが語られ、楽しく学びながらも真剣に受け止めている様子が感じられました。
今回の授業は、SDGs(持続可能な開発目標)と深く結びついた内容であり、特に目標14「海の豊かさを守ろう」、目標12「つくる責任 つかう責任」の理解を深める機会となりました。落語という親しみやすい手法を通じて、海洋ごみや資源の枯渇といった地球規模の課題に触れることで、児童の中に「未来の海を守るのは自分たちの行動次第」という主体的な視点が芽生えたように感じられます。
本校では、こうした官民連携による特色ある教育活動を通じて、児童が社会とのつながりを意識しながら、持続可能な社会の担い手として育っていくことを目指しています。
ご来校くださった弁財亭 和泉様、井出迫義和様、ならびにディレクターの高田様に心より感謝申し上げます。
1年生 「ちーばくんダンスキャラバン隊」 ダンスを通して、千葉県の魅力にふれよう!!
7月4日(金)本校に千葉県が主催する特別プロジェクト「ちーばくんダンスキャラバン隊」が来校しました。
千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」とダンス専門スタッフの皆様が来てくださり、1年生児童に向けて「ゆめみるチーバくん」の楽曲に合わせたダンス指導
と交流活動
を行いました。
活動の冒頭では、スタッフの方々が千葉県に関するクイズや準備体操を楽しく進行してくださり、児童たちは遊び感覚で千葉県の自然や特産品について学ぶことができました。クイズを通じて、ふるさと「千葉」への親しみも深まったようです。
続いて行われたダンスレクチャーでは、音楽に合わせて体を動かす楽しさを存分に味わいながら、元気いっぱいに「ゆめみるチーバくん」の振り付けに挑戦しました。キャラバン隊皆さんの丁寧なサポートと明るい雰囲気に後押しされ、次第に笑顔が広がっていきました。
活動の最後には、子どもたちお待ちかねのチーバくんとのふれあいタイムがありました。一緒に写真を撮ったり、手を振り合ったりするひとときに、児童たちの表情は一層輝きを増していました。
今回の体験を通して、児童たちは千葉県への理解と愛着を深めるとともに、体を動かすことの楽しさや仲間と協力する喜びを感じ取ることができました。本校では今後も、地域とつながるこうした貴重な機会を大切にし、子どもたちの豊かな心と体を育んでまいります。
ご来校いただいたちーばくんダンスキャラバン隊の皆様に、心より感謝申し上げます。
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