子ども達を共に育む官民連携教育(学校の特色)
明治大学 石田先生特別授業「模擬裁判をしてみよう」
5月12日(月)6年生は、社会科「政治や裁判のしくみ」の学習の一環として、明治大学法学部教授 石田倫識 先生による模擬裁判授業を体験しました。
石田教授は刑事訴訟法の専門家として、冤罪事件の研究や法教育の普及に長年取り組まれており、これまでにも多数の中学校・高校で模擬裁判を指導してこられました。今回の授業は、小学生を対象とした法教育としても大変意義深いものでした。
授業では、被告人役を本校の教職員が務め、それ以外の裁判官、検察官、弁護人などの役割を児童が担当し、模擬裁判を展開しました。児童は、事前に示された証拠資料や状況設定をもとに、自ら被告人への質問内容を考え、当日はその質問をもとに尋問を行いました。証言の矛盾点を見つけ出そうとする姿や、納得いくまで議論を深めようとする姿から、法の仕組みを理解しようとする意欲がうかがえました。
こうした体験を通じて、児童は「証拠に基づく判断の大切さ」や「公平性」「正義」など、法の基本的な考え方に触れるとともに、教科書で学んだ「三権分立」や「司法の役割」について、より実感をもって理解することができました。
本校では今後も、社会とつながる学びの機会を積極的に取り入れながら、児童が自ら考え、判断し、社会の一員として行動する力を育んでまいります。