ほごログ(文化財課ブログ)

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しめ縄講座準備中

郷土資料館では12月18日(土)、19日(日)に開催されるしめ縄作り講座の準備を進めております。(定員に達したため受付は終了しています)

 

今日はそんな準備風景をパシャリッ!

しめ縄準備風景

しめ縄を綺麗に仕上げるには思いのほか力も必要です!

毎年12月のみの開催なので、私どもも毎回久しぶりの作業になってしまいます。若干作成に手こずる職員もいました。

・・・私のことですが(笑)

 

それでも一同、受講される方にスムーズに教えられるよう、準備物・手順・ポイント等を再確認し、当日に備えております!

 

今年は例年にも増して参加希望のご連絡を多くいただき、一部の方はお断りすることになってしまい、申し訳ありませんでした。

しかしそれ以上に、郷土資料館事業に関心を持ってくださることに深く感謝しております。

 

ご参加いただく皆さま、当日まで体調を崩されませんようお過ごしください。

お待ちしております!

 

【体験ワークショップ】パタパタをつくろう!

12月26日(日)に体験ワークショップを開催します。

体験ワークショップでは、紙芝居、蓄音機の上演、昔のおもちゃづくりをします。

今回つくる昔のおもちゃは「パタパタ(板返し)」です。

パタパタ

パタパタ遊び方1

こちらが今回作る昔のおもちゃ。

一面朱色の模様ですが、持ち手の棒を捻ると、、、

 

 

パタパタ遊び方2

おっ?

 

パタパタ遊び方3

おぉっ??

 

パタパタ遊び方4

なんということでしょう!緑色に変わりました!

そんな不思議なカラクリおもちゃ、一緒に作ってみませんか?

 

申し込み不要、おもちゃの材料も資料館で用意しております!

当日の午前10時30分と午後2時からの計2回開催しますので、お時間までに郷土資料館にお越しください!

 

【体験ワークショップ】

日時:令和3年12月26日(日)午前10時30分~・午後2時~

場所:春日部市郷土資料館(春日部市粕壁東3-2-15)

内容:紙芝居と蓄音機の上演

   昔のおもちゃづくり(パタパタ)

費用:無料

申込:不要(開催時間までに郷土資料館におこしください)

※参加者多数の場合、人数制限をさせていただく場合がございます。当日はマスクを着用いただき、体調が優れない場合は参加をお控えください。

 

 

郷土資料館体験ワークショップを開催しました

令和3年10月17日(日)に、郷土資料館体験ワークショップ「ピョンピョンかえる・糸でんわを作ろう」を開催しました。

 

まずは蓄音機でのレコード鑑賞です。

蓄音機鑑賞

デジタル音源が当たり前となり、アナログな音に触れる機会も少ない昨今、聴こえてくる音の質の違いに興味を持ってくれているようでした。

 

おもちゃ作り風景

次に、粕壁地区に伝わる伝説「火事よけ天狗」の紙芝居を朗読し、

昔のおもちゃ作りではピョンピョンかえると糸でんわを作りました。

遊び風景

糸でんわの糸の長さは約5メートルです!資料館に糸が張り巡らされたような風景に♪

マスクをしたままでもよく通じる様子で、「ママきこえる~?」と楽しそうに遊んでくれました!

 

バッジ写真 

最後に資料館オリジナルの缶バッジ作りをして、あっという間の1時間弱でした。

次回の体験ワークショップは令和3年11月21日(日)に開催予定です。詳しくは広報誌等でご確認ください。おもちゃは「紙でっぽう」と「ぶんぶんゴマ」を作るのでお楽しみに!

郷土資料館は適宜換気や消毒を行っておりますので、お時間の都合の良い方はぜひお越しください。

【常設展】プチ展示替しました【樋籠村の #村絵図 】

今回展示替したのは、常設展示室の最奥「江戸時代の村々」と「水とのたたかい」のコーナー。地味なコーナーですが、現代の春日部の暮らしに直結する重要な展示です。陳列したのは2点。いずれも近世文書です。しぶ~い展示ですが、どちらも新出史料で、史料集などに掲載されても不思議でない良き史料です。 #かすかべプラスワン

写真:展示風景

今回は、そのうちの「水とのたたかい」コーナーに展示した、武蔵国葛飾郡樋籠村の村絵図を少し紹介。地名は「ひろう」と読みます。

展示した資料は寛保元年(1741)9月の絵図です。中川低地に位置した、江戸時代の樋籠村の景観が見て取れ、低地の村落の人々が水害の脅威といかに対峙していたかが読み取れます。また、絵図中には、かつて葛西用水として利用されていた「悪水堀」「小古堀」が描かれ、村の西端に描かれた倉松落には「葛西用水堀」と注記され、江戸時代の中川低地の灌漑を支えた葛西用水の変遷を考える上でも重要な資料だと思います。

樋籠村絵図

大変興味深い資料ではありますが、これまで展示公開されたことがありませんでした。この機会にぜひご覧ください。

機会があれば古文書講座のテキストにして、市民の皆さんと読んでみたいとも思っています。