ほごログ(文化財課ブログ)

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【復活!出張授業】「でばりぃ資料館」in備後小学校

令和4年8月31日(水)に備後小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、学校への訪問も難しく、令和4年度当初から中止を余儀なくされていたでばりぃ資料館ですが、このたび再開と相成りました!

 

本日は総合的な学習の時間の一環として出張ってきました。

1学期に市民の方に、戦争についての話を聞いたとのことで、昔の備後小周辺の空中写真や、家庭で使われていた道具、また郷土資料館で展示している太平洋戦争期の道具などを用意していきました。

備後小には郷土資料室があるため、教室と郷土資料館の二手に分かれて入れ替え形式で学習しました。

 

教室での講義風景

教室では、1974年(昭和49年)・2019年(令和元年)の備後小周辺周辺の空中写真をみながら、今と昔の変化などを比較してもらいました。

タブレットPC使用中

空中写真の観察では、これまでラミネート加工した大判の空中写真を床に敷いて見てもらうのが定番でしたが、ICT教育の一環として一人一台用意されたタブレットPCを使用して見てもらいました!

 

郷土資料室での講義風景

郷土資料室では、昔の生活道具や戦争期の道具について学芸員が解説し、自由時間に触ったり観察したりしてもらいました。

電気が普及していなかった時代の生活の一端と、平和の尊さを感じてもらえたでしょうか。

 

本年度も10月~2月に小学校第3学年の社会科地域学習に対応した展示「くらしのうつりかわり」展を開催します。団体見学で郷土資料館に来ることが難しい学校さんはぜひ「でばりぃ資料館」をご活用ください!

また、今回のように社会科に限らず内容や日程の調整をさせていただければ随時出張いたしますのでご相談ください。

【出張授業】「でばりぃ資料館」in桜川小学校

令和3年6月24日(木)に桜川小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。

 

今回は社会科“わたしたちのまち みんなのまち”の授業の一環として、桜川小周辺にある文化財の紹介や、航空写真を利用して町の様子を学習しました。

 

 文化財解説

桜井小のすぐ近くにある県指定有形文化財の花蔵院の四脚門や、同じく県指定有形文化財の香取神社本殿を写真で紹介させてもらいました。

児童からも「見たことある!」「知ってる!すぐそこ!」などの声が聞こえ、身近に文化財があることを知ってもらえた様子。児童にとって「文化財」という言葉はまだ聞きなれないものですが、歴史のある貴重なものだということは伝えられたかと思います。

 

紙芝居

紙芝居では“生きている彫り物”という花蔵院の四脚門に纏わる伝説の読み聞かせをしました。みんなじっくりと集中して聞いてくれましたね。

 

地図での学習

航空写真を広げて、桜川小や自宅、周辺の施設など色々なものを探しました。航空写真を読み取るために方角を意識するようにもしましたね!

目印となるところにシールをペタペタ貼るのも楽しかったようです。

 

自由時間

自由時間には児童自ら紙芝居の読み聞かせ!

なかなか感情を込めて読む児童もいました。将来は役者さんでしょうか♪

みんな楽しそうに学習してくれたようで何よりです!

 

多くの学校からご好評いただき、おかげさまで“でばりぃ資料館”もだんだんと認知度が増してまいりました!

これからも随時ご依頼、ご相談お待ちしております!

 

【出張授業】「でばりぃ資料館」in備後小学校

令和3年5月7日(金)に備後小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。

今年の3月にも3年生向けにでばりぃ資料館で訪問させていただきましたが、新年度となり3年生の顔ぶれも新たになりました。

 

今回のでばりぃ資料館は社会科ではなく、総合的な学習の時間「備後のカルタ作り」の一環として、身近な地域の様子を学習してもらうという趣旨でのご依頼でした。

また、GWあけということもあり、長期休暇から日常の授業へ急に戻るのではなく、体験的な楽しさを取り入れた授業を行うことで、緩やかに通常授業に戻してあげたいという先生の計らいでもあるようです!

 

紙芝居の上演

地域学習風景

授業は体育館と郷土資料室で行い、体育館では武里地区にまつわる伝説の紙芝居の上演や、

武里地区の航空写真、郷土かるたを用いながら身近な文化財について学びました。

 

郷土資料室風景

郷土資料室では、展示してある昔の生活道具を学芸員が解説し、自由時間には実際に触ったり、昔の体重計に乗ったりして体験学習をしました。

 

昨年度から実施しているでばりぃ資料館は、主に10月~3月の小学校第3学年向け社会科郷土学習のために生まれた事業ですが、社会科に限らず内容や日程の調整をさせていただければ随時受付可能です。

私どもとしても、児童にもっと郷土資料館を知ってほしい気持ちがありますので、ぜひお気軽にご相談ください!

【出張授業】「でばりぃ資料館」in備後小学校

令和3年3月4日(木)に備後小学校出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。

 

備後小学校では教室、低学年学習室、高学年学習室の3つの教室を利用して、それぞれ「60年前の春日部+昔の学校の道具」「昔の家の道具」「昔の農業」のコーナーを展開して開催しました。

 

60年前の春日部+昔の学校の道具コーナー

「60年前の春日部+昔の学校の道具」コーナーでは、近年と60年前の航空写真を用いて、現在の備後小学校の周りやイオンの周辺が、60年前にはどうなっていたかなどを比較しながら学習しました。

 

昔の家の道具写真

昔の家の道具コーナー

こちらは「昔の家の道具」コーナーです。

児童には黒電話や手回し洗濯機がいつも人気なのですが、アンケートを見ると意外にも「火のし」が印象に残ったと書いてあることも多いのです。「火のし」は穴に木炭を入れて金属部を熱し、現在のアイロンのように布のしわ伸ばしに使われていた道具です。

上の写真の左から2番目の道具が「火のし」なのですが、水をくむための柄杓にみえるという児童が多いようで、アイロンと同じ役割だったという意外性が印象に残るようですね。

 

昔の農業コーナー

「昔の農業」コーナーでは昔の米作り体験です。

稲の状態から手作業で玄米・白米にするには昔はどのようにしていたかを説明し、千歯扱きを使った脱穀体験や、籾摺り・米つき作業を簡易的に体験をしてもらいました。

 

「でばりぃ資料館」はまだまだ受付可能となっております!

早いもので今年度も残り1か月となり、学校の方も年度末で忙しい時期かとは思いますが、お電話と簡単な書類のやり取りのみで大掛かりな準備をしていだだく必要はございませんので、ぜひともご用命ください!

 

【出張授業】「でばりぃ資料館」in中野小学校

令和3年2月26日(金)に中野小学校へ出向き、第3学年の児童に向けた、『でばりぃ資料館』を開催しました。

 

中野小学校では図書室を利用して「昔の家の道具」「昔の農業」の2コーナーを、3年生の各教室を利用して「60年前の春日部+昔の学校の道具」コーナーを展開して開催しました。

 

昔の道具コーナー写真

図書室の「昔の家の道具」コーナーですが、道具のみならず、60年前・80年前の小学3年生の平均身長と比べられるパネルも持っていきました。背比べをしてみると、パネルよりやや大きい児童が多いようですね。

 

昔の農業コーナー写真

「昔の農業」コーナーでは、昔の米作り体験をしました。

説明の中で現代の米作りについて触れる部分もあったのですが、すでに学習済みの内容を含んでいるため、思い出してもらって復習することもできました。

でばりぃ資料館も開催後にアンケートをお願いしているのですが、やはり一度学習したことを思い出すことで記憶や知識の定着に繋がるので、復習する機会を与えることも大切にしていきたいと思っております。

 

昔の学校の道具コーナー写真

教室での「60年前の春日部+昔の学校の道具」コーナーは、2時間目は3年2組、3時間目は3年1組、といった具合で休み時間に資料を移動させて各教室で開催しました。

教室を活かして黒板に板書しながら解説し、耳から聞くだけでは頭で整理することが難しいことも、黒板に書いてあることで理解しやすくなったようです。

 

先生方からも「見学に行くのと違い、資料館が出張に来てくれることで、次の時間の授業がすぐに始められる」など感謝の言葉もいただき、ありがたい限りです!

コロナの関係で学校としても授業時間の確保が難しいことかと思います。だからこそ、“1時間でできる資料館体験”「でばりぃ資料館」をぜひご活用ください!