ほごログ(文化財課ブログ)

ほごログ

手作り季節展示を展示してます

冬の寒さを感じる毎日ですね
1年経つのは早いもので、もう年末です
郷土資料館では、小さな手作り門松をかざり、新年を迎える準備をしました♪
皆さま、ぜひご来館ください


季節展示

郷土資料館は、12月29日(日)から1月3日(金)まで休館となりますので
ご注意ください

郷土資料館体験講座「しめ縄を作って新年を迎えよう」第2回を開催

令和元年12月21日、先週に引き続き、しめ縄作り第2回目を開催しました。私も、参加者の方と一緒にしめ縄を作らせていただきました。
しめ縄づくり1
2人一組になり1人が元をしっかり押さえた状態で、わらの束を3つに分けて、それぞれ右にねじります。

しめ縄づくり2
右にねじった2つのわらの束を、「左まき」でまき合わせるのですが、「左まき」がわからず2回失敗しました。
写真は間違っているまき方です。


しめ縄づくり3
3回目にして、ようやく正しい方向に巻くことができ、完成しました。
皆さん他に輪飾りなども作ってお持ち帰りになられました。
来年もまた暮れの時期に実施しますので、ご興味がある方はぜひご参加ください。

【ミュージアムトーク】春日部市の2019年

12月も残すところあと10日ばかりになり、テレビや新聞では、今年のニュースや出来事が振り返られています。
2019年の春日部市のニュースでは、以下のようなものがありました。

●2019年主な春日部のニュース(「広報かすかべ」他より)
2月8日 株式会社ジェイコム北関東越谷春日部局と市が包括的連携協定を締結。
2月14日 豊野町のプラスチック工場で火災。
2月26日 国交省が首都圏外郭放水路を次年度よりインフラツーリズムのモデル地区とすることを発表。3/23より有料施設見学開始。
3月8日 春日部駅付近連続立体交差事業都市計画決定。
3月23日 第91回選抜高校野球に春日部共栄高校。1/23初日高松商業に敗退。
3月29日 4/7埼玉県議会議員選挙告示、春日部市選挙区は無投票。
3月31日 住基カードによるコンビニ交付サービスの新規登録受付が終了。
3月31日 谷原中、中野中、宝珠花小、富多小、江戸川中廃校。
4月1日  春日部南中、江戸川小中学校開校。
5月3日  大凧あげ祭り、大凧文字「令和」「元年」(5/5も)。
5月7日  匠大塚株式会社と市が包括的連携協定を締結。
5月18日  資料館春季展示「指定文化財でめぐる春日部」(7/7まで)
6月30日  市のAR動画サービス(HP Reveal)サービス終了。
7月23日  資料館夏季展示「元祖成金!鈴木久五郎」(9/8まで)。
9月11日  葛飾中学校で熱中症19人が緊急搬送。屋外の最高気温35.8度。
10月1日  「アンタッチャブル」の山﨑弘也がかすかべ親善大使になる。
10月1日  資料館小学校地域学習展「くらしのうつりかわり」(R2.3/22まで)。
10月6日  イオンモール株式会社と市が包括的連携協定を締結。
10月13日  台風19号(10/13~)による避難勧告。水害に備えて避難所設置。
10月13日  ジェフユナイテッド千葉の春日部市出身、佐藤勇人現役引退。
11月15日  神明貝塚、国史跡に指定の答申。埼玉古墳群も特別史跡と答申。
11月29日  「クレヨンしんちゃんのなるほど春日部マガジン」が日本タウン誌フリーペーパー大賞で全国4位。
12月 3日  旧庄和町が2001年に埋設したタイムカプセル公開。1月に返送。


さて、12月28日(土)は、ミュージアムトークを行います。
春日部のニュースに限らず、2019年の様々なニュースを振り返りながら、関連する展示について、皆様とトークしたいと思います。

ミュージアムトークに向けて、一部展示替えを行い、皆様をお待ちしております。

【ミュージアムトーク】春日部の歴史と2019年をふり返る
日時:令和元年(2019年)12月28日(土)10:30~、15:00~
   各60分程度
場所:郷土資料館常設展示室
*ミュージアムトーク中の入場、退場は自由です。

郷土資料館体験講座「しめ縄を作って新年を迎えよう」を開催しました

令和元年12月15日(日)、郷土資料館体験講座「しめ縄を作って新年を迎えよう」が開催され、多くの方が参加してくださいました。

しめ縄つくり

最初に、半紙を使い紙垂を作成した後、しめ縄本体の作成をしました。
しめ縄は、2人の共同作業になり、2人が藁の両端を持ち、ねじって作成します。

しめ縄つくり

しめ縄つくり

新年を迎えるのにふさわしい立派な物が完成しました。
参加者からは、「毎年参加しています!」「楽しかった」と感想をいただきました。

神間村文書を読む勉強会

令和元年12月15日(日)古文書勉強会を開催しました。今回も、前回に引き続き、嘉永2年(1849)「小金原御鹿狩ニ付手控帳」を、18名の市民の方たちと講読しました。今回読んだ部分には御鹿狩の勢子人足として動員された神間村の人々が、酒井根村(現柏市)や逆井村(現柏市)で野宿する場面でした。

酒井根村の焚き出しでは、夜飯に「にぎり飯壱人前三勺宛被下、其外茶酒抔迄も送り来」との記事があり、握り飯が3勺(1合の3分の1)では少ないのではないかとの意見があり、「勺」の字をめぐって様々な意見が飛び交いました。同様に「茶」という字も「薬」と読めるのではないか、「寝」の異体字の書き損じではないか、という意見もあり、あるいは「来」も「直」ではないかとの意見もあり、この一文の翻字と解釈をめぐって、皆さんで検討を深めました。
白熱(?)していたこともあり、今回はみなさんの写真を撮り忘れてしまいました・・・
「小金原御鹿狩ニ付手控帳」は、未だ読み終わりませんが、古文書勉強会のこれまでの成果はこちらからさかのぼって御覧になれます。

次回は、1月19日(日)14時~となります。