校長日記

2021年1月の記事一覧

1月の避難訓練

令和3年1月21日

 避難訓練(煙体験)の話

 今日は火災による煙が発生した時に避難する方法を知るという訓練でした。
実際に校舎内で火災が発生すると、非常ベルが鳴ります。
ベルの音にびっくりしないで、素早く先生の指示を聞きながら避難することが大切です。

 地震が起きた時の火事も、また、放火や火の不始末で起きた火事も、火災はとても怖いです。火も煙もどちらも恐ろしいのです。

 校長先生は、子どもの時になぜ火事で人は死んでしまうのだろう、大人のくせに早く逃げればいいじゃないかと不思議に思っていました。でも、その考えは間違っているということがわかりました。
 なぜなら、火事が起きると、煙が発生し、前が見えなくなってしまうからです。逃げようにも逃げ道がわからなくなってしまうのです。また、煙によって発生した有毒ガスを吸い込んでのどをやけどしたり、息ができなくなってしまうのです。だから、逃げ遅れて亡くなってしまうのだということが大人になって分かるようになりました。

 この、「煙に巻かれることの恐ろしさ」を知るために、この後、2年生と5年生は煙体験をします。3年生以上の人たちも一度は煙体験をしていると思いますが、その時の体験をきちんと思い出してください。

 煙の中をどうやって逃げたらいいのか、ポイントがあります。覚えていますか?
まず、低い姿勢を保つこと、濡れたハンカチ等で口を押え呼吸を確保すること等です。
 このほかにもきちんと多摩市防災安全課の方々が教えてくれますのでしっかりとお話を聞いてくださいね。
 いつも言っている言葉、「自分のいのちは自分で守る」ことを忘れないでください。

 これでお話を終わります。