ブログ

献立紹介

1月10日(金)

【メニュー】菜めしじゃこごはん 肉じゃが 雑煮汁 牛乳

 今日は、明日1月11日の鏡開きにちなみ、汁物に小さな紅白のもちを入れました。「鏡開き」は1年の家族の健康を祈り、お正月の間、神様にお供えしていた鏡もちを割ってお雑煮やおしるこにして食べることをいいます。鏡もちを飾る風習は、室町時代頃から始まったと言われ、魂が宿っているとされています。また、2段のもちは、太陽と月を表し、「福が重なる」「円満に年を重ねる」という意味があります。ちなみに、もちを鏡と呼ぶのは、昔の「銅鏡」というものに似ているからといわれています。もちを割るときは、刃物を使うと切腹を連想させるため、刃物を使わず木づちなどで割ります。また、「割る」という言葉は縁起がよくないため「鏡を開く」といわれるようになりました。

このように、鏡開きには色々な意味があります。古くから伝わる行事について理解を深めて食べましょう。

 

0

1月9日(木)

【メニュー】ごはん メンチカツ 五目煮 白菜と油揚げのみそ汁 牛乳

 今日はみそ汁に入れている野菜、「白菜」について紹介します。白菜は、甘味とうま味がたっぷりと詰まった冬野菜の一つです。水分が多く含まれますが、免疫力を高める「ビタミンC」や、高血圧を予防する無機質である「カリウム」も含まれています。白菜のうま味成分は、「グルタミン酸」という成分で、特に芯の部分に多いです。このグルタミン酸は、昆布やトマトにも含まれているものです。浅漬けなどのイメージから、日本では昔から食べられていたのではと思われがちですが、意外にも歴史は浅く、今からおよそ120年から130年前に、中国から持ち込まれたものといわれています。

 今日はみそ汁に入れていますが、白菜は洋風のクリーム煮などの料理にもよく合います。今が旬の白菜を色々な料理で味わいましょう。

 明日も箸の日です。忘れないようにしましょう。

0

令和7年1月8日(水)

【メニュー】チキンカレーライス 海藻サラダ マスカットゼリー 牛乳

 今日から3学期の給食が始まりました。初日は定番の人気メニュー、チキンカレーライスです。今までも紹介したことがありますが、カレーの日は調理員さんが朝からたくさんの野菜を切っています。その中でも、今日はカレーをおいしく作るために欠かせない材料の一つである、玉ねぎについて紹介します。

 玉ねぎは、生で食べると辛味が強く感じられますが、加熱することで辛味成分が分解され、甘味が引き出されます。カレーに玉ねぎを加えるのは、甘味と香ばしさが加わるためです。そのため、給食のカレー作りでは、2種類の玉ねぎの切り方をしています。1種類は「あめ色玉ねぎ」と呼ばれる、炒める玉ねぎ用、もう1種類は具材用です。「あめ色玉ねぎ」は、玉ねぎを炒めることで玉ねぎに含まれている「アミノ酸」という成分と、糖分がくっつき、香り成分が引き出されるので、香ばしさがあります。

 今日は1400人分のカレーに、玉ねぎを合計85kg、およそ420個分使いました。玉ねぎを味わいながら、しっかりと食べて元気に過ごしましょう。

0

12月19日(木)

【メニュー】コーンピラフ タンドリーチキン ミネストローネ チョコクレープ 牛乳

 今日は、来週のクリスマスにちなんだメニューです。クリスマスカラーといえば、赤、緑、白、そして金、銀などがあります。今日の献立には、赤や緑などを取り入れました。また、タンドリーチキンは、朝からにんにく、しょうが、玉ねぎ、ヨーグルト、ケチャップ、カレー粉を混ぜたタレにしっかりと漬け込み、香り良く焼きました。焼きたてを届けらないのが残念ですが、味がしっかりとなじんでいるので、冷めてもおいしく仕上がっています。

今日で2学期の給食も最終日です。元気に過ごせるように、給食のない日も食事をきちんととりましょう。

0

12月18日(水)

【メニュー】梅ちりめんごはん 肉豆腐 かぼちゃのみそ汁 牛乳

 昨日に引き続き、今日の給食は、今週の土曜日、12月21日の冬至にちなんだ献立です。冬至は暦をあらわす二十四節気の一つで、北半球で太陽の位置が一年で最も低くなる日のことを指します。このため、1年の中で最も昼が短く、夜が長くなります。昨日は冬至の行事の一つである柚子湯について紹介しましたが、冬至に食べると良いと言われている食べ物にはどんなものがあるでしょうか?冬至は太陽の力が一番弱まった日ですが、翌日からは再び強まる、ということから、太陽がよみがえる日ともいわれます。そのため、運が向いてくるようにと、冬至には「ん」のつく食べ物を食べます。そこで、今日の給食には、みそ汁にかぼちゃを入れました。かぼちゃは漢字で書くと「南」の「瓜」と書き、「なんきん」とも読めるためです。これらの食材は、縁起担ぎだけではなく、栄養をつけて寒い冬を乗り越えるための知恵でもあります。ぜひ、冬至の21日にも、家で「ん」のつく食べ物を食べてみましょう。

0